クマモン誕生秘話
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ニッケイ・クロストレンドさんにちょっと面白い記事が出てたのでご紹介したいなと思うんですけど、
元ネタの記事タイトルで言うと、クマモンはロゴのおまけだった。海の親が明かすプレゼン実。
これ実際はプレゼント特集の中に出てきたちょっと逸話なんで、プレゼン自体の記事は元記事をぜひ読んでいただければと思いますけど、
知ってました?クマモンはおまけだった。
クマモンってね、自治体のゆるキャラの成功事例の筆頭だと思うんですよね。ゆるキャラってもともとヒコニャンだったかな。
多分草分けというか、ひつけ役で、クマモンはゆるキャラコンテストが2回目の大賞受賞作だと思うんですけど、
ゆるキャラの流れで流行ってるからゆるキャラやろうぜってクマモンが始まったのかなって思い込んだんですけど、
元々はクマモトサプライズっていう企画があって、それのロゴが水野さんが依頼されたものだったそうですね。
水野学さん、すごい人ですね。
クマモン以外にもいろんな代表作があるクリエイティブディレクターの方ですけれども、
記事の該当部分を見上げると、水野さんが企画書を作成していたときにロゴの依頼があったんだけど、
このロゴマークを貼ったわけでクマモトが好きになってくれるだろうかと疑問になったので、もっとインパクトのある企画が必要だと思って、
宮崎県の東国原知事のヒントにPRキャラクターを作ることに思いついた。
都道府県名に動物の名前がついているのは4県しかなくて、動物の名前そのままに読むのはクマモトだけだから、
クマモンもロゴマークとは別に提案。
この水野さんのセリフ発言がすごい印象的です。
本当は何を求めているのか、クライアント自身も分かっていないことが多い。
誰もが見失っている問題点を発見し、その解決案を提出することが喜んでもらえるサプライズプレゼントになっている。
水野さんはこのプレゼンの時にサプライズ企画、サプライズプレゼントをつけるというのを意識されているみたいで、
すごいサプライズプレゼントですよね。
もともとのクマモトサプライズというところにサプライズをかけているのかもしれませんが、
クマモン躍進の背景
今やクマモンを知らない人は日本ではいないレベルだと思います。
海外にも認知されているらしいですからね。
インバウンドにも聞いているんじゃないかみたいな話もあるらしくて、
ツイッターのフォロワーは80万を超えていますし、
YouTubeにクマモンTVというチャンネルまでありますからね。
BTSのダイナマイトを踊ってみたみたいな動画もありましたけど、
これだからロゴのおまけで考えたやつが、
こんなにクマモトを代表する愛されるキャラクターになっているんですからね。
もともとクマモトサプライズというのが、
クマモトを全国に知ってもらうための企画だったみたいですけど、
今やクマモトサプライズを検索すると、
クマモトが踊っている動画のクマモトサプライズという、
クマモトの歌みたいなのも作られてるみたいで、
それの情報しか出てこないっていう。
完全に主役の座をおまけが奪っちゃった。
分かんないものですよね。
Wikipediaを見たらちゃんとWikipediaに書いてあったんで、
知ってる人は知ってるんだと思うんですけど、
てっきりゆるキャラブームに乗っかって、
クマモトも作ろうぜって作ったのかなと思ったら、
全然違くって。
クリエイティブディレクターの方がロゴのついでに、
おまけで提案したものが、
今やめちゃめちゃこの全国に。
サイトもすげーしっかりされたやつが作られてるんですかね。
これもう、なんだろうな。
こういうこと考えられる人ともすごいですよね。
知ってる人からすると、
もうよく知ってるよって話かもしれないですけど、
知らなかったのでちょっと。
こういうクライアント、
相談されたときに、
相談されたまんまの質問に対する返事をするんじゃなくて、
本質、本当にクライアントが抱えている問題解決ができると、
ちょっと憧れるなと思ったんで、
ご紹介でした。
他にもこんな話知ってるよって方がおられましたら、
ぜひコメントやツイートで教えていただけると幸いです。
今日もありがとうございます。
