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目指すは「DRAGON BALL」超え 集英社「少年ジャンプ+」が実現する究極のUGCと価値共創(徳力基彦) - エキスパート - Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/6adf1c608e63a69113b9b24154ef183cbac6f51e
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サマリー

集英社少年ジャンププラスは、副編集長の桃山さんのインタビューを通じて、究極のUGCと価値共創について紹介しています。記事後半では、読者が漫画の好きなコマをSNS上でシェアできる仕組みである切り抜きジャンププラスについて説明されています。

00:07
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、少年ジャンププラス副編集長の桃山さんにインタビューさせていただいた
記事の後半について、ちょっと感想とか裏話をご紹介したいと思います。後半の記事は、目指すはドラゴンボール越えっていうね、
集英社少年ジャンププラスが実現する究極のUGCと価値共創というタイトルをつけていただきましたけれども、
ちょっとね、このインタビューさせていただいてから本当に、このタイトルの意味がちょっと重くなってしまいましたけれども、
もともとは、ヘッダー画像にも入れましたけど、切り抜きジャンププラスをきっかけに実は桃山さんに話を聞きたいなと思ったのが背景なんですよね。
切り抜きジャンププラスの実装
前半は、少年ジャンププラスがなぜ初回無料で来たのかみたいな話をメインで聞いたんですけど、やっぱり個人的に衝撃だったのはこの切り抜きジャンププラスって、
その漫画の好きなコマを読者の方がSNS上にシェアできるのをオフィシャルにできる仕組みっていうのを、
集英社ジャンププラス自身に実装したっていう。
この機能自体はケンスーさんが提供されていた漫画コミュニティサービスがあるでも提供されていて、
僕はすごいこれいい仕組みだなと思ったんですけど、表の出版社はやっぱこうなんか著作権の問題でこれ難しいかなって勝手に思ってたんですよね。
そしたらもう本丸中の本丸のジャンプがジャンププラスが実装してくれたっていうので、インタビュー申し込んでいろいろ話を聞く中で後半はこの話をメインにお聞きした感じですね。
やっぱり本当にもみえまさんがPDCAをジャンププラスでいろいろ知っているっていうのも聞いてて本当に思いました。
初回全話無料もいろんな実験をしていた結果だと思いますけど、その結果僕みたいなずっとカチオドミで済ましていてコンビニで読めなくなってしまったから読まなくなったような人間もある意味ジャンプ読むのに復活できたんですよね。
僕が漫画ジャンプを読むようになったのを復活したきっかけはインタビューにも書いてますけど、ファミマのCMOのアダチさんが何かのイベントで文化放送さんと自テレさんの共同イベントとかですかねで横断されていて、
今の日本の企業の経営者とか管理職はトレンドを知りたいんだったらジャンプぐらい読まないとダメだみたいなことをおっしゃってて、やべえと思ったので立ち読みできないから読まないとダメだなと思ってサブスクで契約し直したんですけど、
その話をノートに書いたら実は未来カフェで教えてもらったんだったかな、コメントでもらったのちょっと忘れちゃいましたけど、徳井さん違うよと、今はジャンプよりもジャンププラスを見なくちゃダメだよと言われてジャンププラスも読むようになったみたいな流れなんですよね。
だからそれぐらいトレンドが映ってきてるのは何となく、やっぱり読んでみて改めてわかったみたいな話ですね。
現状は逆にこの記事書いたらジャンププラスの方がメインといつもやっぱりまだメインはジャンプだよねみたいなコメントもらいましたけど、若い世代からすると多分今後逆になっていくと思いますね。
昔日経ビジネスさんのイベントがなんかお手伝いしたときに、日経ビジネス雑誌と日経ビジネスオンラインって出てる記事全然違うんですけど、やっぱり若い人は無料の日経ビジネスオンラインばっかり見てるから紙の雑誌見たことなくって、
日経ビジネスオンラインって紙の内容が転載されてるんだと思ってましたって言われて、日経ビジネス側の人がびっくりするっていうのがあったんですよね。
多分今もうそうなり始めてると思うんですね。オンライン上でジャンププラスだけ読んでる人からすると、紙のジャンプ読んだことないから、ジャンプってのはこっちだと思ってたみたいな感じにだんだんパワーシフト起きてくと思うんですよね。
当然、世代によって全然違うと思うんですけど、それがやっぱりどういうふうに作られてきたかっていうのが、今回も宮本さんに色々お聞きして興味深かった世界ですね。
最初は本当その著者の方もいきなり電子版でやりたい方っていうのは少なかったんで、著者募集の仕組みもちゃんと組み合わせて始めてますし、
やっぱりジャンププラス側には今ルーキーでしたね。工房した人たちが漫画を連載して、それがまた人気になるとメイン連載に入っていく。
読み切りをやってそれがうまくいけば連載に入るっていう、ちゃんとエコシステムができてるんですよね、このピラミッド型の。
それをまた漫画プラスっていう海外向けにもされていて、これもまた上手く回ってるんですよね。
これも確か漫画プラスのその著者募集の仕組みを始めたら、海外でもすごい漫画家の応募があったっていうのをもみやさんが投稿してるのを見て、ちょっともみやさんと面白い人だなと思ったのを覚えてますけど。
で、切り抜きジャンププラスですね。で、切り抜きジャンププラスはその、これねもう仕組みができてしまえばやっぱこういうのあった方がいいよねって話なんですけど、これね。
著作権者である出版社においてこの企画通すってめちゃめちゃ大変だと思うんですよ。
その当然リスクある行為なので、やっぱその今著作権を持っている者はある意味その自ら手放す行為に見えちゃうんですよね。
でもそのBTSのARMYを含めファンが拡散してくれることによって絶対ファンがそのコンテンツの魅力を広げてくれるっていうのはネット側にいるとそうだよねって思うんだよね。
やっぱりこの従来側の著作権管理の側にいるとなかなかこう踏み切れないんですよね。
今あのFuture Newsがスタートエンターテインメントになってまだなかなかそっち側のデジタル側に舵を切れないのが象徴ですけど、
2Bのように新しい事務所だともうSNSガイドラインをシェア歓迎できたり、
BTSもやっぱりそのARMYにあんだけ権限を付与できたのはやっぱりBTSが後発の事務所配分だったからっていうことだと個人的には感じたりします。
なのでトップオブトップのジャンプがこれをやるのは本当にすごいことだと思うんですよね。
でもやっぱり小宮山さんが本当に丁寧に当然そのOKを出した漫画家の方だけでやるっていうのを決めて、
ちゃんとそこの確認を丁寧にとって理解も得て、だから大丈夫ですよねって多分反対意見もちゃんと受け止めて聞いて多分説明してっていうのを繰り返したのが
このインタビューだけで伝わるかどうかわかんないですけど、
多分ね、さらっとおっしゃってるんですけど、多分相当社内で丁寧にされてたんだと思うんですね。
当然今までのジャンププラスの実績もあるから、小宮山さんが言うならやってみようかって漫画家の方も思ったろうし、
編集部も会社も思ったっていうことかなと思いますね。
やっぱり面白いなと思ったのはこの切り抜けジャンププラスのアイデア自体も実はその前に
少年ジャンプアプリ開発コンテストっていう募集企画を2017年から開催していて、
お客さんのアイデアを募集されてるらしいんですよね。
この切り抜けジャンププラスのアイデアの原型もお客さんからのアイデアです。
だからパッと思いついてやったとかじゃなくて、前からアイデアがあったものを練りに練ってどうやったら実装できるかを
ずっといろいろ考えられるって話なんですよね。
いわゆるオープンイノベーションで読者の声を聞き、漫画家の声を聞き、
その中から何をやればいいかっていうのを考えるっていう。
ジャンプ2の話なんかもお聞きしたんですけど、
個人的にすごいなと思ったのは声を聞くっていう姿勢。
もう一つやっぱりライバルが週刊少年ジャンプにあるっていうところだと思いますね。
ジャンププラスの目標
最後にもみやまさんがジャンププラスの目標は、
毎週の更新日に1000万人が読んでくれる漫画を読むことですっていう目標設定をおっしゃっておられて、
ジャンプの黄金時代の実数で言うと解読率は3ぐらい。
要は回し読みをするので、ジャンプの回し読みのデータを考えると、
ドラゴンボールとか立ち読みとか回し読みを含めると
1800万人ぐらいが毎週読んでたんじゃないかっていう。
日本国民の2割ぐらいが読んでたんじゃないかっていう時代がある。
だからそこを目指そうと思うとやっぱり毎週の更新日に
1000万人が読んでくれるような漫画を生み出すのが、ある意味ジャンププラスの目標だっていう。
今はアプリのダウンロード数が2700万で、平均MAUは700万なんだけども、
漫画単体でいくと人気作品が毎週200万人から300万人。
絵画も含めると300万人から400万人。
もうね、相当近づいてきてるんですけど、でもまだ1000万人は届かないんだと。
これを達成しようと思うと、当然やっぱり初回無料で
入り口を広げないといけないし、
キリノギジャンププラスみたいな仕組みで話題をより高める仕組みっていうのが必要なんだっていう風に考えられるっていうことだと思うんですよね。
ジャンププラスと週刊少年ジャンプの競争
自分たち1位だからこの1位どう守ろうかとかって考えちゃうとこんなリスク取らないんですけど。
ライバルで何しろ週刊少年ジャンプだから、
ジャンププラスとしてはやっぱり敵がめちゃめちゃ強力な設定になったんですよね。
だからこそやっぱりあの漫画文化を日本でもう1回作ろうと思うとこうなるって。
実際今やっぱりそうなってますよね。
その漫画のジャンプが出た月曜日、日曜の深夜にはやっぱりその考察班が早速漫画の考察をしてみたいな。
YouTuberがみんな考察してみたいなのが起こってますし、ジャンププラスの場合にはそのジャンププラスの更新日にみんながそういうことをやるっていう。
本当にまみやさんがおっしゃっててなるほどなと思ったのはやっぱり僕らが子供の頃にはもうそれこそ中学校とか小学校とかでジャンプの発売日には誰かがジャンプを持ってきてくれて、
それをもとにクラス中でその話題をみんなで盛り上がるみたいなのが、
今はそれオンライン上でやってるんだからオンラインでそういう会話をしてもらうためにはジャンププラスを何をしなくちゃいけないのかっていうと、
ジャンププラスみたいな仕組みで、ネタバレにならない範囲で今週読んだ方がいいよってファンの人に言ってもらうにはどうすればいいかみたいなのを模索されてるんだなっていうのは非常に印象的でした。
ということで興味があればぜひインタビュー記事の方も読んでいただければ幸いです。
こちらのチャンネルでは日本のエンタメを密かに応援したいなと思っておりますので、
他にもこんな面白い話してますよって方がおられましたらぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日もありがとうございます。
11:17

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