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2023-05-14 07:41

フランフランのインスタ投稿が非常に参考になります #413

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フランフランの、ユーザーのインスタ投稿を増やすやり方が、非常に参考になります。|徳力基彦(tokuriki)
https://note.com/tokuriki/n/n7bf606864d7d
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フランフランのインスタ戦略
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっと企業向けの話になりますけど、フランフランのインスタの使い方が非常に参考になる感じだったので、ちょっとご紹介したいと思います。
元ネタは、日経クロストレンドの最高域更新のフランフラン、インスタマーケティブ、1億兆の良質UGCを生む秘訣っていう。
UGCっていうのは、ユーザー生成コンテンツのことで、フランフランのユーザーによるインスタの投稿が1億超えてるよっていう。
で、フランフラン最高域更新したよっていう記事なんですけど、フランフランは皆さんわかりますよね。僕はおしゃれなインテリアブランドぐらいのイメージしかなくて、お店にもろくに入ったことはないですけれども、
インスタ活用のやり方がすごい面白いなと思いました。結論から言うと、フランフランってインスタのアカウントが2つあるんですよね。
フランフランオフィシャルとフランフランライフ。フランフランオフィシャルの方が87万フォロワー。
これがいわゆる公式アカウントで、どちらかというとノウハウとか商品紹介みたいなインスタ投稿を、これはもうこれすごいおしゃれですし人気もある投稿されてるんですけど、
フランフランライフっていうインスタアカウントも、これまた35万フォロワーいてですね。
こっちは基本的にユーザー、顧客さんの方の投稿した写真をとにかく投稿している。それぞれの投稿に人気アイテムを使用した素敵な写真をご紹介します。
フォトバイ誰々様っていう感じで、ちゃんとインスタのアカウントにメンションする形で投稿されている。
ここまでやってるのは初めて見ましたね。
SNSの投稿って何かとネタ切れ問題っていうのが企業担当者の中では必ず存在しててですね。
ツイッター始めました、インスタ始めました、ノート始めました、でもネタ切れつらいです、毎週の編集会議が大変ですみたいな話をよく聞くんですけど、
僕前職の頃からよくお勧めしてたのが、それだったらユーザーの投稿を紹介すればいいじゃないですか、みたいなのが僕のスタンスだったんですよね。
特にツイッターとかだったらリツイートでユーザーの投稿をポンポンリツイートしてあげれば、当然投稿したお客さんも喜んでくれるし、
投稿するネタがなくてもリツイートでアカウント自体の更新がされていくのでいいですよね。
ノートでも、ノートプロだとユーザーの記事をマガジンに入れるとノートの更新をしたことになるって、ユーザーの投稿をピックアップして更新すればいいじゃないですか、みたいなのをよく言ってたんですけど、
インスタはリツイート的なオフィシャル機能がないんですよね。
多分リポストをストーリーズにすることはできるんですけど、他のユーザーの投稿をそのままリポストとかリグラムって言葉はあるんだけれども、
それをやるのは一応インスタの機能外で、普通は多分ユーザーの方にご連絡してこれリグラムリポストしてもいいですかって確認して、
外部アプリとか使ってリポストするフローだったと思うんですけど、もうフランフランさんは、このフランフランライフはユーザーを投稿紹介するアカウントって決めてるから、
多分もうこれを見てるファンの方々も多分これを参考に自分のインテリアの写真を自分のアカウントに投稿してるんだと思うんですよね。
それに採用されると喜ぶっていうサイクルがもう仕組みでできてるっていう。
こういうお客さんの写真投稿企画とかっていうのって、通常はキャンペーンで一時的にやることが多いと思うんですけど、
ユーザー投稿の活用
キャンペーンでやるとキャンペーンの手間もかかるしお金もかかるんで、このね、常設で文化にできるのがやっぱ最高だと僕は思うんですよね。
これ多分フランフランのある生活っていうのがオフィシャルハッシュタグなのかな。
それをつけて投稿してくれるとここに拾われやすいんだと思うんですけど、多分つけてない投稿も全部見に行ってるんだと思うんですよね、スタッフの方々が。
で、いい写真をキックアップして、もうこのフランフランライフに上がってる写真もなんかプロのコンテンツですかっていうぐらいオシャレな部屋ばっかりですからね。
これはだから当然これはフランフランならでは、フランフランのお客様はみんな家がオシャレにこうやってコーディネートするのが好きだからこういう写真が生まれてくるって話ではあるんですけど、
でもこれって多分食品メーカーさんがレシピでやるとか、ゲームがプレイ動画を募集するとかっていうやり方でいろいろあると思うんですよね。
それをこのフランフランさんみたいにも、アカウント1個作っちゃってもユーザーの写真紹介しまくるから皆さんあげてねっていうのを、
意外にねそうやってやってっていう説明ページとかないんで多分長年かけて培ってきたサイクルなんだと思うんですけど、
こういうふうにできたら理想だと思いますね。どうしてもSNSアカウントを開設すると担当者の人は自分たちのアカウントでいかにユーザーにメッセージを届けるかの方に集中しちゃうんですけど、
これはもう僕のポジショントークですけど、SNSソーシャルメディアの登場って企業にとって何が革命かっていうと、企業がただでSNSアカウントで発信できることじゃないと思うんですよね。
それはそれで従来に比べるとこうやって低コストで発信できる手段が増えたっていうのは企業にとっては良いことだと思うんですけど、何が最大の革命かっていうとユーザーがみんなメディア化しちゃったことなんですよね。
みんなそのフォロワーはそんなに多くないかもしれないけどこうやって発信できるようになっちゃった。当然こうやって公式アカウントで頑張って投稿するのも大事なんですけど、
でもお客さんが商品買ったら写真を投稿するとか商品買ったらレビューを投稿するっていうのをこうやって文化にできると、
フランフランのようにユーザー生成コンテンツが1億1500万件っていうね、当然何年間かで生成されたものだと思うんですけど、
これある意味お客さんがみんなある意味広報マン、宣伝マンになってくれてる状態ですからね。
インセンティブなしでの文化形成の理想
僕は前職でアンバサダープログラムってやってファンに投稿してもらうの増やしましょうってやってたら人間なのでポジション遠くなんですけど、
こうやってインセンティブとか出さずにこういう風に文化にできるのって本当の理想だなと思います。
ぜひ他にもこんなフランフランみたいにうまくいっているところをご存知の方がおられましたら、ぜひツイートやコメントで教えていただけると幸いです。
今日もありがとうございます。
07:41

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