映画館ビジネスのコロナ禍
はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、ちょっとYahoo!にオワコンと呼ばれた映画館ビジネスは、なぜ復活を遂げることができたのかっていう記事を披露しましたので、ちょっと背景を説明しておきたいなと思います。
映画館って、コロナ禍でオワコンって言われたの、皆さん覚えてますかね?覚えてないですよね。
コロナ禍、本当にヤバかったんですよね、映画館自体。
それこそ、映画館の協会が観客動員数とかのグラフを出してるんですけど、2019年が2億人、国内ですね、2億人近くだったのが、2020年、2021年は1億人強ぐらいになっちゃった。
でも実は2022年は1億5000万を超えていて、2018年とほぼ同じ水準まで戻ってるんですよね。
今年も、やはりスラムダンクは157億を超えて、国内歴第13位になりましたし、
探偵コナンも136億円でシリーズだけでナンバーワンヒット、スーパーマリオも139億円で2013年公開の映画で1位と。
130億突破が3本出てるんですよね。
ファーストスラムダンクは去年12月公開なんで、正確には今年公開映画じゃないですけど、今年100億を超えた映画ですね。
で、君たちはどう生きるかも公開4日で21億円、今77億円とか言ってもらうんで、ミッションインポッシブルの最新作も工業収入50億円で、
前作を超えしてるんですよね。で、洋画の実写で50億円超えて去年は2本しか出てないんですけども、1本ミッションインポッシブル出てるよということで、
今年もどうも当たり年になってるっぽいっていう印象です。
で、コロナ禍の話ですね。コロナ禍ですげえ印象に僕残ってるのが、ディズニーがコロナ禍でディズニープラスを始めたのもあって、
映画館の放映よりディズニープラスの方を重視するっていうので、映画館の人が怒って看板壊す動画を上げたりとか、
日本でもブラックウィドウとかが映画館では公開されずに、東方系の映画館で公開されなかったかな。
結構あり得ない時代になったんですよね。日本でブラックウィドウ映画館で見た人ほとんどいないと思うんですけど、大手シネコンが聞いたんですよ。
結局ディズニーがあの時はディズニープラスと同時に公開してたんだったかな。
それで映画館側が怒って、ディズニーの作品は映画館でやらないみたいな感じになって、見れなくなった時期があるんですけど、
それも多分和解に至ったんだと思うんですけど、当時やっぱりこれで日本でも動画配信サービスが普及したから、
動画配信サービスで家で映画を見るの慣れちゃったら、わざわざ映画館に行くやついないんじゃないかみたいな過激なことを言う人も出て、
映画館は死ぬとか、映画館を沸かすみたいな記事が結構出たんですよね。
僕も正直さすがに映画館ビジネスのメインは動かれるのかなと思ったら意外に戻った感じだったね。
ただちょっとやっぱりトレンドは明らかに変わってるなと思ってたのをちょっと今回まとめてみました。
これは皆さんからもいろいろ議論いただいてそうだよなと思います。やっぱり体験だと思うんですよね、今の流行ってる映画って。
音楽ライブの映画館体験
今年本当に象徴的だなと思ったのが、ワンピースフィルムレッドがまた映画館でやるんですよね。
すごくないですか?今もう配信で見れるんですよ。
なんなら多分アマプラとかでも無料で見れちゃうと思うんで、
映画館の入場券払う意味ないじゃんって思いがちなんだけど、
やっぱり配信で見た人がこれは映画館で見るべきだったって言ってるらしいんですよね。
だってね、あれアドさんのライブコンサート映画みたいな感じですからね。
実際僕も映画館で見て、僕は多分久しぶりに2回見に行った映画ですね。
自分で見に行って、次男が見たいって言ったんで見に行ってっていう。
でも普通に本当ね、あれは映画館で見る映画ですよね、本当ライブですかね。
配信で、ただで、ただではないんだけど、配信で契約してるから無料で見れるのに、
映画館で見たい人がいる映画っていうのは、音楽ライブっていうのが一つ象徴ですね。
今年はもう一個ブルージャイアントっていうジャズ映画がスマッシュヒットしてですね。
これ10億円、工業収入突破で。
10億円って当然他の100億超えてるやつに比べると小さいんですけど、
多分いわゆる対策ではない映画が10億円突破っていう意味だと、
これ海峡だと思うんですよね。
特にジャズって、ちょっとファンの方には失礼な言い方になるかもしれないですけど、
あまり日本ではメインストリームではないカテゴリーの分野のものが10億を超えてヒットになったっていう。
これも本当に素晴らしかったんですよね。
たまたまツイッタースペースに演奏家の方が入ってこられたんで、
なんとなく運命を感じて初日に僕もいい映画館で見させていただきましたけど、
素晴らしかったです。
本当だからライブハウスで聴いてる感じになれる映画だった。
これは本当に映画館向けだと思いますね。
こういう大音量で見た方がいいライブの映画って、
家で見るとどうしてもやっぱり近所迷惑になったりするんで、
小さい音で聴いちゃうともったいないみたいな話だと思うんですよね。
これは本当に映画館向けだったなっていう。
本当はこれをメインで切り替えたかったんですけど、
今だからアーティストのドキュメンタリー映画みたいな、そういう文脈で実はヒットしてるんですよね。
テーマパーク化する映画館
ビーファーストがまだ結成2年予約経ったところですけど、
ビザワンっていうドキュメンタリー映画を公開しまして、
上映関数114巻なんですよ。
通常の映画って大作映画はたぶん310巻で日本だと上映されるんですよね。
114巻だからもう3分の1しかないんですけど、
にもかかわらず初週の興行収入で9位に入ってたんですよね。
2週間で興行収入3億円突破してるそうです。
これは本当ライブの代わりになってんだと思うんですよね。
だからライブチケット手に入らないんだけど、
映画館で大音量でライブの代わりにみんなで応援できるみたいな感じなんじゃないかなっていう。
本当ちょっとこれを見に行ってこれをメインで記事を書きたかったんです。
ちょっとうまくタイミング合わず。
ちょっとジャニーズ絡みとかね。
記事にエネルギーを消費してしまったんで見に行けてないんでちょっとまとめ記事にしたんですけど、
これがやっぱり海外でも実はでかいのが今度来るんですよね。
テイラースウィフトがツアー映画を10月から公開するらしいんですけど、
これは世界220億円以上の興行収入になるんじゃないかと言われてるそうです。
まあすごいですよね。
多分当然テイラースウィフトのファンは世界中にいるんで、
ツアー見たい人たくさんいるんだけれども、
映画でその雰囲気を味わってくださいっていう感じなのかなって勝手に想像してます。
ツアー映画で220億ですからね。
やっぱりこれは本当その、
多分コロナ禍の前から別にそういうものを見るっていうのは別に一定数あったんでしょうけど、
やっぱり明らかに映画館の音響が良くなったり、
映像のクオリティが上がったりしたことによって、
よりリアルに近い音楽ライブ体験を映画館でも感じられるようになってきてるっていうのが、
音楽のライブの映画であったり、
実際のアーティストのライブ映画みたいなもののトレンドに来てるのかなって。
日本でも嵐のドキュメンタリーがすごい活動休止もあって大ヒットしたらしいですけどね。
無理やりのちょっとこじつけに聞こえちゃうかもしれないですけど、
そうやって考えると大ヒットしてる映画って、
スラムダンクもある意味スポーツ観戦を、
ギリ大気、本当のバスケの試合を見てるような感じの音とリアルさを感じる映画でしたし、
スーパーマリオも映画の評論家はちょっと批判気味だったんだけども、
ゲームをやった人からするとゲームを実際に自分がやってるのを思い出したり、
ゲーム実況を見たりするような感じの映画でしたし、
去年137億円超えの日本でもヒットになったトップガンマーベリックなんかもやっぱり、
飛行機のGの感じがすごかったですからね。
やっぱり出演者もみんな訓練を受けて、
Gに耐える訓練を受けて実際にその飛行機で撮影をするっていう。
それが本当生々しく伝わってくれる映画だったね。
そういう飛行体験を、擬似体験でいうね。
体験するものっていうのがヒットする映画、
映画館で見る映画の中心に明確になってきたのかなっていう感じですね。
その分、昔は結構観客動員できたアパデミーショーを撮るようなストーリー重視の映画とかは、
どんどん人がちょっと集まりにくくなってるのかなみたいな感じはあるんですけど、
多分、そういう意味で映画館がテーマパーク化してるっていう感じなのかなと思ったりします。
本当スラムダンクとかも、
この会社の好きな人とかも5回とか見に行ったらしいですからね。
最終上映見に行こうと思ったら、映画のチケット取れなかったって言ってましたから。
最後はバスケの試合観戦並みのハードルになってるんですけど、
そういう意味で、いわゆるコロナ禍で心配されていた映画の和感化は起こらずに、
多分映画がテーマパーク的な体験ビジネスの方にシフトしてるんじゃないかなみたいなお話でした。
他にもこんな話ありますよっていうのはご存知でしたら、ぜひコメントやツイートで教えていただけると幸いです。
ありがとうございます。