大東流合気武道の特徴
朝のコーヒー、夜のビール、ときどき武術。
こんばんは、Takeです。
今日も楽しく話をしていきます。
またしても夜になってしまいましたが、今日は久しぶりの武術会です。
今日は大東流合気武道の稽古に、次男と一緒に行ってきました。
大東流の特徴ということで、今日思いついたことをお話ししてみようと思います。
ズバリテーマは、柔術は関節ではなく筋を取るんだよ、ということですね。
今日の稽古で、すごく強く意識したことがあったので、その辺の気づきをお話ししたいと思います。
私がやっている大東流合気武道というのは、
合気道の祖先にあたる武道で、いわゆる合気みたいな技が随所にあります。
もう少し原始的な技がいっぱいあるんですが、柔術の類になりますね。
日本の古流柔術ということで、いわゆるブラジリアン柔術とは違って、
柔道の祖先でもあるような、そんな感じでしょうか。
投げたり、関節を決めたり、相手を無力化する、抑え込むといった技が豊富にあります。
一部、当て身なんかもありますね。
大東流の稽古で今日やっていて思ったのが、
柔術というと相手の関節をガシッと決めて動けなくするみたいなイメージがあるんじゃないでしょうか。
でも実際は関節を決めるわけではないんです。
重要なのは、相手を無力化することであって関節を決めることではないんですね。
結果として関節が決まっていることはあるんだけれども、
相手が動けない状態にしてしまう。
どういうことかというと、死にたいと言われる状態ですね。
具体的に言うと、つま先立ちで反り返ったような状態って何にもできないんですよね。
その状態であれば、死にたいので相手から攻撃を受けることもないですし、
相手が逃げ出すこともなかなか難しいような状態です。
そういう体の姿勢を作るのが大統領の基本であり、おそらく最後まで重要なポイントになってくるはずです。
どういうことかというと、人間の体って骨と筋と筋肉、筋っていうか筋肉も含めた筋ですね。
そういったものがつながってできているんですけれども、
関節の可動域って何で決まるんですかね。
関節が動く方向というんですかね。
よく考えるとですね、体中につながっている、
肩だとか筋肉だとか人体だとかそういったもので決まってくるんですね。
例えば、手のひらを自分の顔の前に持ってきて脇を締めて、
手のひらを小指を外へひねるような形。
小指を、手のひらをどっち回りだろうね。
小指側を外へ、上から見て時計回りに回すようにひねるとですね、
肘が内側にきて、小指が体の外にきますよね。
この状態ってどうなっているかというと、
筋ですね、小指側の筋がピンと伸びた状態になります。
つまり体が突っ張った状態になるんですね。
この突っ張った状態を維持しながら、相手の手を誘導していくようなことをすると、
その突っ張りって背中の筋肉までつながってしまって、
その突っ張りをうまく利用すると、相手の重心がスルッと崩れると。
重心が足と足の間から外へ出てしまえば倒れますよね。
というのが基本であり応用であり、扇に近いところになるんだと思います。
だから関節技を決めて相手を抑え込んでいるのではなくて、
技術の重要性と学び
相手がギリギリ不安定な状態ですね。
おっとっとっとみたいな状態を維持する。
それを利用して倒したり、抑え込んだりということをする技術なんですね。
こういった人間の体の突っ張った状態とか、崩れてしまう状態っていうのを意図的に作り出す技術体系ですね。
これが合気道もきっと同じ原理を使っていると思います。
これを利用することで相手が動けなくなるので、
人によって相手によってかかる具合は変わってきますね。
体が大きい人、小さい人、関節や人体が柔らかい人、そうでない人によって
技がちょっとずつアジャストしないとかからなくなります。
そして実際はですね、肩を覚えるんですけども、
もん切り型に肩をやるだけでは相手にかからなくて、
もちろんね、ある程度基本を抑えないといけませんけれども、
相手の状態を見極めながらギリギリ重心が崩れるか崩れないかギリギリのところを見極めて
技をかけていくということが必要になるんですね。
なので今日もそういう稽古をやってたんですけれども、
ものすごい熟練が要ります。
おそらくビデオで見ただけでは手順しかわからなくて、
本当に重要な手の内と呼ばれたりするところとか、
相手とのバランス関係みたいなものはわかりません。
これはおそらく数限りなくいろんな人を相手にして稽古することで、
体に自然に入ってくるようなやり方をするしかないかなと。
人体、自分の体をセンサーとして相手との釣り合いを常に感じながら技をかけていく。
それをしかもできるだけ短い時間でかけていくというのを
繰り返しやっていくことでできるようになるんだと思います。
私は今その域には全く達していませんので、
これは一筋縄ではいかないんです。
だから五感を鍛えて相手を感じて、
微妙にアジャストしながら相手に技をかけていく。
このプロセスが楽しいですよね。
もちろんマスターするまでにものすごく時間がかかるんですけれども、
これで得られる自分のセンシング能力というんですかね、
センサーですかね、
これには何かいいことがあるんじゃないかなと思っています。
五感を鍛えるということで、ちょっと今日感じたところでした。
台刀流はですね、関節を決めるんじゃないということを
今日はお伝えしたかったところです。
相手の体の突っ張りを利用して重心を崩していくと。
他にも技術はあるんですが、
そういった面が結構いろんな技にあるよと今日は思いました。
今日はここまでです。
明日明後日はあんまり天気が良くないようですので、
ちょうどねリフォーム終わりましたので、
家の中の片付けをしていきたいと思います。
ではおやすみなさい。
バイチャッ