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朝のコーヒー、夜のビール、ときどき武術。
この放送は、スマホの中の農村、トマジョダオの提供でお送りします。
こんばんは、Takeです。
今日も楽しく話をしていきたいと思います。
今日はコーヒーの話をしたいと思います。
まずは、話したいなと言っていた、原価の件を話していきます。
私はドリップバッグを作ってコーヒーを売っています。
その1つを1個で売る場合、だいたい1個300円で売っているんですが、その原価を公開していきたいと思います。
詳しい話の前に、まずちょっと最近思っていることなんですけれども、原価ってどういうふうに計算しますか。
私は製造業の生産技術をやっておりますので、原価計算というのは結構重要な仕事の1つになります。
物を作るにあたって、実際いくらで作れるかというのは、生産技術者は計算できないといけません。
その原価に含まれるものは、大体大きく3つあります。
1つは材料費、そしてもう1つは設備の原価消却費、投資したものについての原価消却費ですね。
そしてもう1つが人件費です。
労務費とも言いますね。
もちろん販売管理費とかそういったものもあるんですが、我々が関与できるところをまずは計算するのが多いものですから、
標準原価計算で一般的に製造業の中で使う計算は、材料と設備投資の割り掛け費、それが原価消却費ですね。
と、人件費ですね。
こういった計算をしていきます。
ただ、よくですね、ラーメン屋さんの原価は大体2割から3割だよ、みたいな話をよく聞くじゃないですか。
ヤフーとかのニュースとかにも出たりするような気がします。
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その時の原価っておそらく人件費を含んでいない形の原価になると思います。
これってちょっと違和感が私にはあります。
なぜなら、働く人はタダではないからですね。
実際は1杯のラーメンを作るのに必要な人件費というのがあります。
ただし、1杯1杯1杯ずつにどれくらいの時間をかけるかっていうのが、作り方の材料で結構変えられるっていうので、計算が面倒なので出していないっていうのが正直なところだと思います。
実際、標準原価計算を私の工場のような現場でどのようにやるのかというと、まず作り方を決めます。
標準の作り方というのを決めておいて、それで1つの製品を作るのにかける人件費とか材料費とかいうのをリストにします。
これを原単位と言います。
その原単位があって、あと人件費が1秒いくらかっていうのがわかれば、実際にその1つの製品を作るのにいくらかかったかみたいなことが計算で出すことができます。
もちろんね、たくさん作ってまとめて作ったりする場合があると、結果としてはずれてくるんですが、
その事業というか、その1個の製品の売り目を決める参考にはもちろんなるわけです。
その1個1個の製品が儲かっているのかなっていう指標というかですね。
例えば電気代が値上がりしたから、製品をどれくらい値上げしなくちゃいけないかみたいなことの判断の基準になるわけです。
そんなような計算を普段は、私は仕事ではやっています。
本題というか、後半は、じゃあ実際コーヒーいくらで作れてるのっていう話をします。
まず数字からいきましょうか。
300円のドリップバッグは、原価が155円です。
利益が145円ということになります。
ただし、155円の原価の中には人件費が含まれています。
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じゃあこれはどうやって出したのっていうと、
実際に1杯のコーヒーを作るために、必要な工数というのをもちろん前提を置きながら、
工数というのは、かける作業時間を計算してあります。
そしてその作業時間を最低賃金の1秒レートにかけて、人件費を出しています。
なので実際は、145円1杯売ると儲かるよってことになってますが、
手元に残るキャッシュで言うと、人件費が39円含まれてますので、180円ぐらいのキャッシュが残るということになります。
これはね、高いのか安いのかという議論ではなくて、
こういう計算をしておくと、この事業が人を雇ってやった場合に成り立つかということが判断できるよということが言いたかったわけです。
じゃあ実際、コーヒーを300円で売ると、原価が155円と。
その中に何が入っているかというと、原価焼却費が2円、材料費が35円、梱包品の費用ですね、ドリップバックとか外袋が30円、
人件費が39円、高熱費が2円、販売管理費、ウェブショップの手数料ですね、24円、消費税が22円ということで、一番大きいのが人件費なんですね。
なので、最低賃金で働いても人件費が一番高くなります。
コーヒーをドリップバックにして売るということは、つまり労働集約的な仕事ということですね。
この仕事を、時給を今の3倍取って3000円近く取っても、この製品は赤字になるのかどうかというと、40円ですから大体成り立ちますね。
あと80円原価が増えても、まだ60円ぐらい会社としては利益が出ることになりますね。
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ただし、この計算には送料全く入れてませんので、そのあたりはちょっとご注意くださいね。
ごちゃごちゃと計算しましたが、ドリップバック1個作るの結構大変ですけれども、それなりに利益の出る商品にはなっているかなと思います。
ただし、たくさん作るのにはものすごくたくさん時間が必要です。
もし、こういうのを作ってみたいなという方がいましたら、やり方はいつでもお教えしますので、連絡をくだされば、ドリップバックをどうやって作るか、もうちょっと丁寧にいくらでも教えますので、連絡をください。
今日はね、別に隠してるわけじゃないので、いつかは話したいなと思っていたコストについて話をしてみました。
この計算の前提とか、計算の具体的な内容なんかは、今日はしゃべってないんですけれども、
材料費って意外にかかってないんだけど、人件費がかかってるよねっていうことを今日はお話ししました。
10分になりましたので、本題はこれでおしまいにしたいと思います。
ここから少し雑談です。
昨日をもちまして、トマジョダオのGenerative Crypt JAっていうNFTのアローリストの登録というのが募集を終了しました。
これから少し集計したりとか作業はあるんでしょうけれども、何枚発行するかっていうのがこれで決まることになると思います。
もしアローリストをもらえている人いらっしゃいましたら、ぜひ当日忘れずに6月9日にトマジョダオの中にミントサイトができますので、入ってきていただいてミントしていただきたいと思います。
私も5枚か6枚アローリストもらえるはずですので、しっかりミントして。
1枚は自分でしっかりキープして、何枚かは持ってほしい人にあげちゃってもいいのかななんて思っています。
今日はここまでにしたいと思います。
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最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
では、おやすみなさい。バイチャ!