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2024-04-03 09:51

生産技術回 木ではなく森を見るべし

会社員をしながら自家焙煎コーヒーをドリップバッグに詰めて売ってます。

大好きなコーヒーや、大好きなビールについて放送します。
不定期でライフワークの空手や古武道についても話していきます。

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朝のコーヒー、夜のビール、ときどき武術。こんばんは、Takeです。
今日も楽しく話をしていきます。
今日は、生産技術回です。
今日は、木を見るな、森を見て判断しろ、という話です。
生産技術の話なんですが、私の仕事は主に技術的な分野になります。
今まで話してきたような、生産方式とか物の流し方みたいなものは、大前提にあった上で、個別の技術というか、加工方法を開発したりとか、そういうことをやっています。
実際はどんなことをやっているかというと、結構地道なことです。
具体的に言うと、繰り返し同じことがちゃんとできているのかということを調査して、それを実際の工場の中に入れる前に、どんな条件で作ったらいいものができるかというのを調べるという仕事ですね。
そこでは、例えば何がいいかな。
単純に紙を二つに折るとしましょう。
鶴を折るときをイメージしてください。
一番最初に四角い紙を半分に斜めに折ります。
この工程を機械でやるとします。
そうすると、だいたい同じように、ほぼ同じようにできると思うじゃないですか。
ところが、厳密に細かく見ていくと、折り目の位置がちょこっとずつずれているはずです。
一つとして同じものはないはずなんですね。
つまり、同じことをやっているつもりでも、実際はばらつきというのは存在し得るわけですね。
完全に同じものは一つとしてないと言えるかもしれません。
これは、あるものを作るときに、折り紙でいいですかね。
紙を半分に折ったときに、ちゃんと真ん中で折れているかということを量る。
両端からの距離を何かで測ってみる。
そういうことをやってみると、距離がね、片方からの距離だけが長いみたいなことが毎回違うんですね。
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あるときは、10を半分に割るとしたら5なんですけども、理想的には。
5ではなくて、4.99998とかですね。
そんな寸法でできていたりするわけですね。
そしてそれは毎回違って、4.99999だったり、4.99996だったりするわけです。
毎回違うものができてくる前提なんだけれども、100回やればですね。
だいたい近い値のところにたくさん同じものができていて、時々ちょっと離れたところに離れたというか、ちょっと寸法が違うものが出てくる。
それをグラフで表してみると、富士山みたいな形になるはずですね。
平均値のところが富士山のてっぺんになる、みたいなグラフが描けるんですけれども、
これを正規分布といったりするんですけど、富士山とちょっと違うんですけれども、ベル型の形になります。
つまり一つ一つは違うんだけれども、だいたいこの辺の集まりでできているよ、みたいなことをしっかり把握して、
今回の設備の設定と変えた時の設定が同じになっているのか、ちゃんと再現するのか、みたいなことを丁寧にですね、繰り返し精度を確認していくっていうのが
生産技術の基本的な仕事の一つなんですね。
そして、その中でより効率のいい方法、より安定した方法、より安い方法っていうのをあらゆるアイディア、道具を使って考えていくというのが私の仕事です。
生産技術って言っても、データを取るだけっていうのもあるんだけれども、自由にですね、こんな機械入れたらもっと早く安定するんじゃないかと。
機械は高いから、手動でやる方法、半分人が手助けするんだけど、最後の男だけモーターでちょっと助けるよ、みたいなものを考えてみるとか、
そういったことを考えるのが、私の生産技術としての今の仕事です。
で、そのためには1個だけものを見たんではわかんないんですね。
何でかっていうと、たまたま作った1個が平均のものなのか、ちょっと外れた、平均値から少し外れたものなのかって判断ができないからですね。
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なので必ず繰り返しは20ぐらいはあるといいですね。
20ぐらいの繰り返しを見ながら、その塊の平均だとか、散らばり具合なんかを見て、いいものができそうか、安定しているかっていうことを判断していきます。
そして、これとこれ違う設定なんだけど、実は同じぐらいのものができてるよとかですね。
そういうこともある程度の数を打てば、統計的に意味のある差なのか、みたいなことが言えます。
なので、私の仕事っていうのは、たくさんのデータを扱う、統計を扱うっていうことが切っても切れない関係にあります。
なので、生産技術という仕事をやる限りにおいてはですね、統計の知識っていうのはすごく必要になってきます。
なので、1個やってうまくいった、うまくいかなかった、だからやめよう、すぐ変えよう、みたいな話ではなくて、少なくとも差がはっきりわかる数を繰り返して、それを地道に改善していくっていうことが必要になるわけです。
今日はですね、生産技術の話をだらだらとしておりますが、生産技術の必須スキルは、私は統計だと思っています。
これって、あんまりですね、日常生活の中で、普通の人は意識しないんだけれども、1個だけの結果を見て良かった悪かったって判断するんじゃなくて、少し引いたところからですね、離れたところから10個のデータを見て、
例えば10個、20個のデータの集まりを見て、それを比較していくみたいなことが重要だと思っています。
これは、そうだな、日常生活だとあんまり感じにくいんだけれども、農業の実験とかではね、フィッシャーさんっていう人が有名ですよね。実験計画法なんていう、すごい技を考えた人ですよね。
なので、すみません、話がそれましたが、統計というものを使って、つまり、木を見るんじゃなくて、全体、森を見て、森がどんな形かっていうのを見て、物事がうまくいっているか、差があるのかないのかっていうのを判断していくっていうのは結構、
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日常生活でも少し大事なことじゃないかと思っています。早とちり、早く判断していくのも大事なんだけれども、ある程度効果があったかどうかっていうのは、数がいるのかなというふうに思っています。
今日は久しぶりに9分話しましたね。生産技術と統計の話をしてみました。今日はここまでです。では、おやすみなさい。バイチャ!
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