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働き方ラジオ始まります。このラジオは、誰もが情熱を持って働く、それを実現するために働くということの改造度を上げていくポッドキャスト番組になります。
今日も働き方エヴァンジェリスト、田中健士郎が、皆さんの眠りを誘うゆったりとしたトーンでお話をさせていただきます。
いつもお聞きいただきありがとうございます。はい、ということで、非常に毎日暑いですね。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
はい、今週は4連休ということもあって、僕も妻の実家に来ていましてね、もう暑いのもあって、だいぶゆっくり過ごしました。
やっぱり実家に来るとね、子育てもいつもは2人の子供を2人の親で見るっていうところが、おじいちゃんおばあちゃんを含めてね、4人で2人見るっていう形になるので、だいぶ助かっているかなという感じですね。
はい、そんな中ですが、今日は先週の話に少し関連して、本の紹介もしつつお話をしていければと思っています。
はい、先週はですね、個人の働く時代における居場所の条件という話をしましたね。
はい、今まさに個人で働くっていう人がどんどん増えてきている、そんな中でコミュニティ、居場所、そういったものが求められている、ある意味再定義されているような時代かなというふうにも感じていまして、
そんな時にどんな居場所が求められるのかっていうところを3つの観点で話をさせていただきました。
はい、これからね、自分のコミュニティがやっぱりあった方がいいなっていうことを思っている方も多いと思いますし、僕自身もですね、
過去にラジオでですね、自分資産を増やしていこうみたいな話をした回があったと思います。
その時に自分資産というのを定義していて、1つはお金、金融の資産、2つ目は学びの資産、3つ目は繋がりの資産、
この3つの資産を増やしていくことで、自分がより豊かに働くことができたりとか、自分が何か変化をしたいって時の大きなパワーになるよって話を考えていました。
で、まさに自分の居場所を作るっていうのは、その3つ目の繋がりの資産だなぁみたいなことをね、思いながら、なんかそういうこと言ってる本ないかなと思ったらちょうどありまして、
これがですね、結構有名な方らしいんですけれども、橘明という方の幸福の資本論っていう本なんですね。
はい、幸福っていうところでね、あーなるほど自己啓発本かなと思って読んだんですけども、結構いわゆるそのマクロ的な視点で世の中ってこういうふうになってるよみたいなところを解説した本だったっていう感じです。
なので、明日から使える幸福のためのポイント4つとか、なんかそういう話ではなかったので、割と読み応えある系のね本だったかなというふうに思っています。
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この本でまさに言っていたのが、幸せを実現する方法っていうのは人それぞれでいいと、だけれどもそれを支えるある意味柱のような幸せの柱みたいなものがあって、
3つの資本からできていますよ。それが金融資本と人的資本、そして社会資本ってこの3つですよって話をしてるんですね。
これがですね、前に話したお金の資産、学びの資産、そして繋がりの資産っていう話と結構近いなと思いまして読んでみました。
はい、で、まあまず3つの資産、それぞれの説明を軽くするんですけれども、金融資本っていうものは、前より金融資産っていうふうにも言いますけれども、
お金ですよね。お金があればあるほど自由度が増える。これが幸福につながっていく。
人はやっぱり自分で自由にいろんなことを決めて何かをやっていくっていうこと、まあ暮らしていくとか働くとか自分の人生を決めていくっていうことに幸福を感じる動物であるという中で、
やっぱりお金があると何か一つの組織だけに縛られることもないし、自分でやりたいっていうところに自分のお金を使うことができるっていう自由度っていうものが、
まあ得られますよという話ですね。で、ポイントはこの金融資本っていうのは、あればあるだけ幸せって思いがちなんだけれども、一定を超えると、まあその幸福度っていうのは上がらなくなってくるよって話でした。
この辺は面白いですよね。なので、まあ自分の中で幸福、まあ一つの条件として、金融資本っていうものを一定増やしていくっていうのは大切ですねって話。
で、二つ目は人的資本。人的資本って言われるとちょっとよく分からないと思うんですけど、分かりやすく言うと働く力なんですよね。はい。
まさに今、僕がクラウドワークスという会社でやっている教育系のサービスがクラウドカレッジって言うんですけど、クラウドカレッジは働く力を身につけるみたいなことをコンセプトにしてるんですけど、
多分はこの人的資本を増やすみたいなところをある意味コンセプトとしていると言ってもいいのかなと思います。
なので働く力。働く力があるとなんで幸せになるのっていうと、大きく二つあるって言ってて、富を増やすっていう、ある意味その金融資本っていう、お金を生み出す力っていうのが一つと、もう一つは自己実現っていうね。
お金では計れないもの。この二つを作り出す資本っていうのが人的資本なんですね。なので働く力、それこそ自分のスキルを上げたりとか、自分の経験を増やしたりとか、あるいは資格を取ったりとか、そういったことをすることによって自分の人的資本が増えていき、分かりやすく言うと給与が上がっていく。
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あるいはそれだけじゃなくて、自己実現っていう意味で、いろんな仕事を自分で挑戦できるようになって、そこでありたい自分に近づけるみたいなところですよね。
この自己実現ってね、結構わかりにくい概念だなと思うし、多分うまく完全に説明することは難しいと思うんですけども、僕的に解釈すると、かけがえのない自分になることとか、ありがとうと言われるとか、そういうことかなと思います。
新しい会社に入った時とか、フリーランスなれたての時とかって、周りと比べても全然自分って価値ないなって結構思ったりしませんか。
それって何でかっていうと、周りと比べて自分って全然特徴ないし、なんなら自分は他の人よりもできてないところばっかりだっていう風に感じてしまって、劣等感を感じたりとかね、そういったことがある意味自分の幸福度を下げている瞬間とかってあると思うんですよね。
一方で少し続けていった時に、自分ってこういうところ強いんだな、他の人よりもちょっと得意かもしれない、じゃあここをもっと頑張ってみようって深掘ったりして、気が付けば周りの人からたくさんありがとうと言われるようになったりとか、こういうところすごいよねって言ってもらえる。
人間的に言うと本当に少しの差らしいんですよね。けれども、その差を意識してそこを伸ばしていくっていうのが、まさに自己実現につながるっていう風に言ってました。確かにそうですよね。
僕なんかもね、そんなに意識してやってるわけじゃないですけど、こういった話したりする仕事をいろいろやってたら、働き方エヴァンジェリストって呼ばれるようになって、それで自分の使命感みたいな感じでいろんなところで働くについて話したりするっていうのが、ある意味自分の自己実現の一つにもつながったりすると思うんですよね。
やっぱり周りのフリーランスの方とか見てても、自分なりの個性みたいなものを見つけてやっていった人っていうのが、よりフリーランスとしての幸福度が上がったような、やっていく中で少しずつ増えていったりとかするものかもしれないんですけれども、そういうのは見ていて感じたりするので、これが自己実現なのかな。
だからこそ人的資本を増やしていきましょうっていうところですね。これが2つ目の資本。金融資本と人的資本。自由になるためのお金。2つ目は自己実現のための働く力ですね。
3つ目が社会資本。社会資本って言われてもこれわからないんですけれども、これがまさに人とのつながりの資産みたいなところなんですよね。これがコミュニティの話ともつながってくるんですけれども、人間においてはなってはならないもの。
むしろ幸福というものをもたらす一番大きなものはこの社会資本である。社会資本からしかある意味幸せは生まれないみたいなことも言われているらしいですね。
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どれだけお金があっても、あるいはどれだけ働く力があっても、周りに関係する人が一切いなくて、誰からもありがとうと言われなければ、そのお金も働く力も全く意味がないっていうところ。まさにそうですよね。
逆に言うと、金融資本とか人的資本が限りなく少なくても、社会資本さえあれば幸せな人たちっていうのが言っていますよっていう話をしていて、それも面白かったですね。具体例としてマイルドヤンキーって話が出てくるんですけど、
例えば地方都市とかで、地元の友達と省中からずっとつるみ続けて30、40になっても一緒にいるっていう人たちって言っているんですよね。結婚もして子育ても一緒にその仲間たちと協力しながらやっていると。
確かにお金は少ないけれども、その少ないお金の中で仲間同士うまく支え合いながら子育てもやったりとか、別に仕事で自己実現しようなんて思わないけれども、この仲間がいれば私たち幸せだって本気で思っている人っていうのは結構いるって言うんですよね。
これって金融資本とか人的資本はないけど、社会資本がすごく豊富にあるからこそ幸せを感じられているって言ってました。なるほどって感じですよね。ただ、この社会資本っていうものだけに頼ることのリスクっていうのも結構あると。
例えば、それこそ日本の旧来の会社組織って終身雇用制ですごく強いつながりだったんですね。なんで会社にいることがそれだけ社会資本になっていた一方で、その会社組織がなくなったときに一気に自分の持っている資本が消えると。
わかりやすい例で言うと、定年退職して会社を辞めたときにいきなり鬱になっちゃったりボケたりする方がいるって聞くじゃないですか。これっていうのはある意味その社会資本の大部分を会社っていうものに置いていた、つながりの大部分を会社というものだけに置いていたからこそこれがなくなったときに厳しくなったりとか。
あと、今は大きい会社でもやっぱり倒産したりとか、自分が働けなくなったりすることもあったりとか。場合によっては自分が何か病気とかそういったきっかけでそこを抜けなくちゃいけなくなったりとか。それは地元の友達とかでも一緒で、地元の友達の強いつながりっていうのは確かにあると思うんですけど、何かのきっかけでそれが崩れることってなくもないかもしれないじゃないですか。
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何かお金のことでトラブルになってしまって、それが大きな未来になってもう絶好してしまったとか。そうなったときに自分の幸福度がガクッと下がってしまう可能性があるんですよね。
だからこそ、今こういったインターネットもあって、いろんなつながりを作れるようになったからこそ、強いつながりだけにある意味その社会資本を投資するんじゃなくて、弱いつながりに複数分散投資するみたいな。
なんかちょっと投資の考え方に近いんですけれども、自分のつながりっていうのを分散していくことが、ある意味今後の幸福を作るためのひとつのヒントになるよっていう話をしていました。結構面白いですよね。
これは地元のつながりなくせとか、それこそ家族っていうのが一番強いつながりかもしれないけど、それをおろそかにしろとかっていうことじゃなくて、強いつながりっていうのは本当に一部だけに集中して、それ以外の部分をある意味弱いつながりを複数持っていったほうがいいんじゃないか。
分かりやすい話で言うと、例えばフリーランスとかで複数の会社で働くっていうことが今できるようになってるわけじゃないですか。いくつかの会社に所得するっていうようなイメージですよね。
僕も今副業っていう形で、本業以外にも会社で働いていたりとか、仕事にはなっていなくても少し手伝っている会社さんがあったりとか、いろいろあったりするんですけど、それもある意味、弱いつながりっていうのを分散しているっていうふうにも考えられると思いました。
実際にこの間もあった話なんですけれども、休日に妻が都内にちょっと仕事出なくちゃいけなくなって、休日なんで保育園もやってないんで、子供2人を1人で見なきゃいけない。なんとか頑張ろうかなって思ったりもしたんですけど、ふと副業関係の、あと図書のメンバーが割と多いスラックがあったので、
ちょっとそこで、今週末ワンオペなんですけど、もし子供連れでちょっと来てくれる人いませんか?みたいな感じでちょっと軽く声を掛けたら、2組ぐらい来てくれて、一緒に家で庭で遊んだりとか、ご飯食べたりとかしたんですけれども、まさにそういうところで、そのおかげで子供もすごい、他の子供も来てくれたりしたんで、すごく楽しそうにしてたし、
親同士もリフレッシュになったりとか、1人でワンオペでやるよりもすごく助かったっていう経験があったんですよね。こういった形で、すごいいつもつるんでるメンバーとか、会社の同期みたいなつながりとは言えなくても、そういった時にパッと声を掛ける時にたまに集まってくれるメンバーがいるとかっていうだけで、すごく助けられたりとか、それが幸せになったりするっていうのは確かにあるなって思うんですよね。
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強いつながりと弱いつながりの違いの特徴として、強いつながりの中にはあんまり金銭的な売買とか、過平的なやり取りとかって発生しないっていうんですよね。確かに家族間でお金をプレゼントするときにお金渡したりとか、あんまりしないじゃないですか。
そういったところは多分同期とかでもそうだと思うんですけど、弱いつながりっていうのは一定お金のやり取りがあってもいいっていうふうに言っていて、まさにフリーランスとかっていう場合に実際に仕事をもらって、自分の労働力を提供してお金をもらっている関係性では、ある意味お金の関係性ではあるんですけども、その中にもちろん、その中にも信頼関係とか、つながりっていうものは生まれていくし、
そういったつながりの中で、ふとしたときに助け合えたりするって全然あり得ると思うんですよね。まさに今僕がやっているオンラインサロンとかですね、ライターズみんなオンラインサロンやってると思うんですけど、それもある意味みんなお金を払って参加しているわけですよね。
なんですけれども、ちょっと困ったときに困ったというふうに言ったら、誰かが助けてくれるっていうつながりができている。かといって地元の、もう一生俺ら友達だよな、絶対抜けちゃダメだよっていう関係性ではないし、何なら別にお金はもう払うのやめます。一旦抜けますという形で抜けることもできる。ある意味弱いつながりなんですよね。
だからこそ、そういった意味では複数のそういったコミュニティに所属できるし、そういった弱いつながりが自分の社会資本になり、幸福につながるってことはあり得るのかなと思ったりしました。
なので実際にコミュニティやるときに、この本を読んで思ったことは、あんまりにも強いつながりにしすぎなくてもいいんだろうなっていう。会社の同期とか、運命共同体みたいな感じとか、地元のコミュニティとか、それこそ主婦コミュニティとかも結構それに近いところがあるじゃないですか。
ある意味仲間外れが生まれちゃったりとか、いじめがあったりとか、抜けたいけど抜けられないみたいなのっていろんなところがあると思うんですけれども、オンラインサロンの良さってある意味そのあたりのいい意味でのドライさみたいなところがあって、別に深くコミットする時期があっても良ければ、ちょっと距離を置くというか、忙しいからしばらくちょっと休憩しますみたいなのもあってもいいっていう。
そのつながりの緩さみたいなものが、ある意味多くの人たちにこれから求められるコミュニティの価値なのかなというふうに思ったりしました。
はい、ということで少しですね、今日は幸せへの話、幸福を作る3つの資本、金融資本、人的資本、社会資本という3つについてお話をしてみました。
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はい、ではまた来週お会いしましょう。おやすみなさい。