サマリー
沖縄の那覇市で約1年間続けているシェア型書店、栄町共同書店の契約を終了しました。運営を通じて自分の好きな本を販売し、さまざまな工夫を凝らす楽しさを感じる一方で、利益を出す難しさも実感しています。
シェア型書店の契約終了
今日も一日お疲れ様でした。どうも、よざっちです。
さあ今日は、2025年10月31日、金曜日でございます。
いやー、今日でもう10月も終わりですね。明日から11月ということで。
いやー、1年過ぎるの早いなーって、ほんとに驚いてもいるんですけれども。
えーっと、去年のですね、10月からやっていたシェア型書店。
いろんな人棚書店、棚を借りてそこで自分の本、好きな本を売るというシェア型書店というスタイルがですね、
今、全国でいろんなところでですね、生まれていて、その中でも沖縄の那覇市でやっている
栄町共同書店というですね、シェア型書店で僕は1年間本を販売していたんですけれども、
その契約を今日で終わらせたというふうにですね、終わらせたんですよ。
いやー、本当にシェア型書店にずっと憧れていてね、もともと書店員だったっていうのもあって、
いつかこう自分で、自分の推し本というか、これを売りたい、これ手に取ってほしいっていう本を売りたいなーと思っていたんですけれども、
ただね、こう自分で書店を開くっていうのはやっぱりハイリスク、ハイリターンというか、
実際に売り上げを立てなきゃいけないっていうのがあるので、なかなか前に進めないところがあって、
そういう時に知ったのがシェア型書店ということで、気軽に自分の好きなものを売れるということですね。
沖縄にそれができるんだということで、初めて知ったときに、まだオープン前だったんですけど、
去年の10月に開店するということで、棚主、実際に棚が区切られていて、その一つの棚を借りて本を売るっていう形なので、
棚主って言うんですけど、これ募集していて、すぐ申し込んで始めたのが約1年前ということで、
あっという間に1年経って、もうちょっと続けたかったんですけど、
いろいろと生活費の見直しとか、子供も2人目生まれるので、
いったんいろんなものを整理してからまた落ち着いたらやろうということで、
今回1年続けていたシェア型書店を辞めてきました。
販売の工夫と楽しさ
実際ね、ここ1、2ヶ月ぐらいは忙しくて本の補充とかもできなかったんですけど、楽しかったですね。
やっぱり自分の手に取って欲しい本を売ることができるっていうのと、
あとは売り方っていうのを自分で工夫したり、レイアウト変更したりする、
あとはパッケージを変えて売ったりするとかさ。
そういう本という商品だけじゃなくて、本にまつわる物語だったりとか、
そういった付加価値を加えて売ることができるっていうのはすごく楽しくてね。
ブラインドブックって言って、本の表紙を隠してラッピングして、
そこにちょっと僕が実際読んだ感想文とかっていうのを貼って、
本の中身、タイトルはわからないけれども、これ読んだ人の感想を見て、
これが自分にビビッと来たら買ってもらうみたいな、そういうブラインドブックスやってみたりとかですね。
あとは旅にまつわる本とかっていうのを集めて、ちょっと旅特集みたいな感じでやったりとか。
あとは僕が大好きな同人誌で、何者かの手紙っていう手紙小説があるんですけど、
実際に封筒に入った手紙を買って読むっていうスタイルの手紙小説っていうのがあるんですよ。
これが結構好きで実際に買って読んでたんですけど、
これをシェア型書店で、自分の小さいながらもお店じゃないですか。
そしたらこの本、この商品絶対取り扱ってみたいなと昔から思っていて、
実際にその版元を作っている方に問い合わせをして、
沖縄でシェア型書店で参加しているものなんですけれども、
取り扱わせていただけませんかって聞いたら、取り扱わせていただけるっていう風にね、
そういった本を売ったりとか。すごく楽しい1年間でしたね。
利益の難しさと今後の展望
実際にやってみて、気づく楽しかったこともあれば、
もうちょっと改善できることもあったりしたななんてことも思ったりしたんですけど、
実際にないところで憧れて、やりたいな、楽しそうだなって思っているのと、
実際にやってみて楽しかった。でもこういうことがまた工夫できたなっていう、
いろんな気づきがあって面白かったですね。
本当に楽しかったのは、自分の好きなように棚をレイアウトして置ける。
売れるっていうのが本当に楽しくて。
昔書店員として働いていた頃は、やっぱりこのお店の方針とかっていうのがあるわけですよ。
もちろんお店は商売ですから、売れるものを置かなきゃいけない。
それで売れ行きはどんどんどんどん売り場、面積拡大していくし、
売れないものはどんどん返していく出版社の方にとかっていうのをやっていくので、
自分のやりたいようにはもちろん、お店の経営っていうのはすべてできないわけじゃないですか。
担当を持っていてもね。僕は担当を一応持ってたんですけど、好きなようにできなくて。
もちろん当時の店長さんとかに相談して、そういう工夫した売り方とかやってみたんですけど、
やっぱり売れなかったりとか、リッチとかそういうものもあったりするので、
なかなか手に取ってもらいづらいこともあったりして難しかったんですよ。
ただ今回このシェア型書店っていうのは、そういった棚を借りている人たちの個性も含めて楽しめる場っていうのでもあるので、
すごく僕がやりたかったこと、そしてお客さんが求めていたものがマッチしたんですかね。
結構売れたりとかしてね。それにまたやりがいが出てきて、これ楽しんでもらえるんだと。
SNSとかチェックした感想を投稿している人とかもいたりして、嬉しいなと。
自分が楽しいと思っていたものを楽しいと思って買ってくれる人がいるっていうことはね、
実際に自分で一から工夫してやったものが目に見えた結果として出てくるっていうのはすごく楽しかったですね。
いやー面白かったなぁ。
一方でね、改善点というかもうちょっと工夫するべきだったなっていうのは、
儲けが出しづらい。本当にこれが難しくてね。
古本屋、世の中にいっぱいあるじゃないですか。
ブックオフとかあとは個人経営の本屋さんだったりとかあると思うんですけど、
ああいうものって古物処っていう資格がないとできないんです。
古本っていうものを売るためには資格がないといけなくて、
それなぜかっていうと盗品、盗んだものとかを販売するとかっていう可能性があるので、
ちゃんとそういう資格を持った人じゃないと、
そういう古本とかそういう中古品とかって取り扱えないですよっていう法律で決まってるんですよね。
でもじゃあ、なんで今回このシェア型書店で古本とかって売れるのとか、
もしくはメルカリとかね、ああいうのもあるじゃないですか。
あれだって中古品を販売してるわけで。
なんでできるのっていうと、
自分が使う目的、自分が利用する目的で買ったものを処分するために売るっていうものは免許なくてOKなんですよ。
あくまで商売、利益を生むために仕入れてそれを売るっていうのが資格がないとダメなんですよね。
だからシェア型書店っていうのはグレーっちゃグレーだけれども、
自分が読んだ本を売ることはもちろんできるんですよね。
じゃあ自分が読んだ本を売るってなると、
プレミアものの古本とかだったらもちろんね、原価より高く売れるけれども、
基本的には原価より下になるのが普通ですよね。
だったら新品買うじゃんっていうふうになると思うので。
っていうところでなかなか利益が出しづらいっていうのがあってですね、
これが結構難しかったなっていうのと、
あとは新刊を実際に仕入れて売るっていうこともできるわけですよ。
それこそ今では一冊から取り扱いしてくれるっていう、
ちっちゃい出版社とかを取りまとめたサービスとかがあって、
それは一冊から自分でやり取りして新刊を取り継ぎ、
出版社とかから配本というか仕入れることができるっていうサービスもあるんですけど、
これもこれでまた仕入れ値がかかるし、
本っていうのはやっぱり一冊売って大きく利益が出るわけじゃないですから、
しっかりとしたコンセプトのもと、例えばその仕入れるとかさ、
そういうことをしないとなかなか本は売れないんですよね、
ほんと難しくて。
だから僕は結構そういう企画ものというか、
ブラインドブック、それこそ本のタイトルを隠して、
感想文だけ貼ってきれいにラッピングして売ったりとか、
あとは旅をテーマにした企画をやって、
どこに行きたいですかっていう旅のチケットを持って、
それが本の行き先だったりとかっていう、
そういう企画とかを作って結構売ったりとかして、
結構売れたんですけど、
そういうふうな工夫をして、
ちょっと実際の古本の料金よりも気持ち上乗せして売るとかね、
価格をっていうことをしたりとかしていたので、
そこそこ利益は出ていたのかなと思うんですけど、
それでも黒字にするっていうのはやっぱり難しくて。
本業とかがうまくいっていたりとか、
あとは生活に余裕があっての趣味として続けるには良かったんですけど、
ちょっと今厳しくなってきたときに、
ここにお金を割くことはなかなか難しいなと思って、
一旦今回契約をやめてみました。
本当はもうちょっと続けたかったんですけど、
まあまあこれは次回の課題ということにして、
なんかねうまいことできて、
また今度しっかりとしたコンセプトとかそういったものを考えて、
また趣味としてね、
そういう人棚書店、
しやがた書店参加できたらなのかと思ったりしています。
いやーでも、
ちょっとね自分が入ってたところに新しい棚主さんが入って、
また違う、本来僕がやっていた場所に、
あ、もう僕の本棚はないんだって思うのは寂しいですけど、
でもね、こういうしやがた書店っていう場を提供してくれた、
栄町共同書店さんに本当感謝だなっていうのと、
あと1年間、僕の棚にはファンも付いてくれたみたいで、
僕の棚から本を買い続けてくれたお客さんが、
本当に嬉しいなと思いますね。
また機会があれば続けてみたい、
今度ねまた再開してみたいなと思ったりしますが、
ちょっと今それまでの充電期間ということで、
ちょっといろいろとまた準備をしてね、
次楽しいしやがた書店やってみたいなと思ったりしております。
というわけで10月の最後に、
1年続けたしやがた書店をやめてみたお話でした。
今日はこれぐらいにしたいと思います。
最後までお付き合いいただいた方ありがとうございました。
与太地でした。それではまた。
13:26
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