-
-
はるか
前回からの続き
ひとし
はい、ということで、『スポーツをする』、『リーダーになる』、『非認知能力を高める』の、『非認知能力』の話でしたね。
はるか
ですね。
ひとし
もともとのテーマは、将来、年収を高めるための。
はるか
将来、収入を上げるためには何ができるのかというところで、ぐっと狭めてみて、お話をしているところです。
で、今日は、前回リーダーシップとかスポーツをするっていう具体的な話だったんだけど、
今日は、前回もちょくちょく出てきていた、非認知能力の話をしようかなと思っていて、
非認知能力ってのは何なのっていうことと、もう一個は、非認知能力を高めるためにはどんなことができるのか。
というか、収入を上げるためにはどんな非認知能力が必要なのかっていうところまで書かれていたから、そこを紹介しようかなと思っております。
ひとし
非認知能力もね、いろんな能力があるけどね。
はるか
いろんなものがあるからね、そこを3つ絞ってお話ししたいと思っております。
で、非認知能力ってのは何なのかっていうと、IQみたいに数値化できる、偏差値みたいに数値化できる能力以外のものであるということで、けっこう広いんやっぱり。
ひとし
非認知能力ってどんな定義なの、確かに。
はるか
いっぱいある、いろんなものがあるんだけど、その中でも将来収入を上げるためには重要なスキルが3つ大きくありますよっていう話があって、
前回はね、自己効力感とか社会性とか自己コントロールとかっていう話をしたんだよね。
ひとし
そうだったね。
はるか
だけどこの収入を上げるためにっていうところの見方で言うと、『『忍耐性』』、1発目『忍耐性』、『『自制心』』、『『やり抜く力』』、これが三つ重要だというふうに言われていて、
やっぱ『忍耐性』とかさ、なんか今の時代の流れとちょっと逆行してる感じあるよね。
ひとし
逆というか。
はるか
でもさ、これ大事なんやなと思うのは、これはね、なんでも「根性で頑張れ」とかじゃなくて、中室牧子さんが言うには、忍耐っていうのは筋肉のように鍛えられるんだっていう話をしている。
で、この考え方が大事やなと思ってて、筋肉ってさ、いきなり100キロのダンベル持ってって言われても無理やん。
だけど、ちょっとずつ自分のあった重さを持っていって、ちょっとずつダンベルの重さを増やしていくわけ。
そんなイメージで、さらには忍耐っていうのは、そういうふうに育っていくんだよという見方があるかどうかがすごく重要で、
「今回はどこまでいける?」っていう風に言って、「ここまでいける」「いけたね。
じゃあ次はどれだけ頑張る?」っていうふうに、ちょっとずつ自分で意思決定して、筋トレしていくことがやっぱ重要なのかなっていうふうに思ってて、
自分でどこまで頑張れるのかっていうのを決めて、それをスモールステップで増やしていくっていうのがすごくいいんじゃないかなって俺は思ってるんだよね。
ひとし
なるほど。
なんか前回、思春期の回でもあったよね、3本目の後編で。
その抑制脳を育むために、なんか自分の目標を持つってことが大事だよねって話をしとったよね。
それによって抑制していく。『サッカー上手くなりたい』っていう強烈な目標があるから、じゃあこのドリブルの練習しなきゃとか。
自分で意思決定する目標に対して、ちっちゃく目標を作るみたいなことを言ってたような気がして。
それに近い。
はるか
そうね。『忍耐性』と『自制心』ってすごい近い気はする。
ひとし
そっか。今回話そうとしているのが『忍耐性』、『自制心』、『やり抜く力』っていう非認知能力で、その忍耐力と『自制心』も近いし、『やり抜く力』も『忍耐性』があるからやり抜けるみたいな、かなりその3つは近いような感じもするね。
はるか
『忍耐性』って何なのかっていうところで、天神っていうデジタル教材があるんだけど、そこが出しているサイトで子どもの忍耐力をつけるには親が取り入れるべき6つのアイディアっていう記事を出していて、そこで忍耐力ってどうやって育っていくのかっていう話があったんだよね。
面白かったのは、我慢と忍耐の違いについて話している内容があって、我慢と忍耐で違いますっていう話があるよね。
ひとし
いや、一緒です。
はるか
違いますというお話があるのは事実で、ひとしは同じだと思ってるかもしれんけど。
ひとし
同じです、はい。
はるか
違いがあるんですという。
ひとし
ああ、あるんですね。
はるか
それが頑固ですね。
でね、この違いは何なのかということなんだけど。
ひとし
なんやろ、なんやろね。わからんな。
はるか
これ俺は面白かったんだけど、我慢…
ひとし
あ、わかったかもしれん。我慢は目標はない。
はるか
お!
ひとし
ただ冷たい水に手を入れて我慢する。
はるか
お!
ひとし
忍耐は冷たい水に手を入れて10分耐えたら500円もらえるっていう目標があってやるのは忍耐。
はるか
お!
ひとし
お、お、お、どうだ。
はるか
すごい!
ひとし
あ、まじ?
はるか
うん、もうまさに本当にその通りでございまして。
ひとし
ああ、そうなんや。
はるか
我慢には目的がありませんと。
ひとし
ああ、嬉しいな。
はるか
うん、一方で忍耐にはその先に目的があるんですという話があって。
だから子どもにとって目的がない状態で耐えなさい、耐えなさいっていうのは我慢なんだと。
ひとし
うわあ、それ全然違うわ。
はるか
全然違うよね。
ひとし
我慢を強要するのはあんまよろしくないなあ。
はるか
だからもうここがなんか面白いよね。
『忍耐性』っていうのを鍛えるためにひたすらなんかこう子どもにとって我慢させるというよりは、
子どもがその目的を知った上で、じゃあここまで行こうかっていうふうに、
ちょっとずつ『忍耐性』を鍛えていくというイメージを持つのかはめっちゃ重要やねん、この感覚って。
ひとし
めっちゃ重要やね。
はるか
これって、いま伝わってるかなリスナーさんに。
ひとし
俺は子育てはしてないけど、俺の場合はやっぱり仕事とかがイメージしやすいよね、そういう時は。
「これをやりなさい」みたいな感じで、目標わからず修行として仕事するみたいなスタンスも世の中にはけっこうあったりするけど、
自分の目標設定できた上で、自分でそれをトレーニングとしてやるみたいなことと、
強要されて我慢してやるはだいぶ違うけん。
俺は仕事だったらイメージできる。
はるか
そうよね。この感覚、すごい子どもたちと関わる上で重要やなってやっぱり思ってきた。
子どもがトレーニングとか、例えば漢字練習とか、言ったら修行みたいなことってあるわけやん、学校の中で。
これをね、修行みたいなのを生き生きとやってる時と、「最悪やん」ってやってる時、全然子どもの姿が違うわけやん。
ひとし
違いそう。
はるか
生き生きとやってる時ってのは、子どもが明確に目標、なりたい姿を持ってる状態で負荷をかけると、負荷を喜ぶんよ子どもたち。
ひとし
そうか。
はるか
「うわー」とか言って。「頑張るぞー」って言って。「楽しい」って言って。
この姿を、本当にこれはたまにしか俺の中でも見れないんだけど、これを見れた時に、これはうまくいったと言っていいんじゃないかと思う時があって。
これは我慢と忍耐の違いを見た時に、そういうことが違ったんだなって、いまは分かってきた。
ひとし
そうか。むずいね。とはいえね、どうやったら忍耐に変わっていけるんだっていう。
はるか
うんうん。だからこっちから「20分やりなさい」って言ってやるのか、『忍耐性』というメガネを持って、「どこまで頑張れそう?」って聞いて、それを自分で決めさせて、それをちょっとずつ増やしていくっていうのはすごくいいのかなって思ってるよね。
ひとし
そうね。ちょっと俺の振り返りなんやけどさ、ちょうど思春期ラストの回の音源を聞き直しよって、俺がR君に「今日の目標を聞いてみよう」みたいなくだりがあったやん。あれをやったんよ。
はるか
おー。「今日どんなこと頑張りたい?」って。
ひとし
そうそう。まあバスケ、ほぼバスケみたいな練習を一緒にしたんやけど。やっぱすぐには出てこなかったけん。ドリブルとシュートとパスがあって。
はるか
おー。選択肢、提示したん。もう名人先生やん。
ひとし
で、これで「今日、どれをどこまでやりたい?」って。
はるか
おーどこまで。あ、すごい。『忍耐性』の軸まである。
ひとし
そうしたら、ドリブルとかシュートっていう話をしてくれて。
はるか
言ってたね、何メートルしたいって。
ひとし
うん。「何メートルをドリブルついてやれるようになるんだ」みたいなことを言ってくれたりしたけん。おー、これが目標かって思った。
で、それを決めたら、ほんと自分でずっとそのドリブルの練習とかしよったんよ。
はるか
はー。生き生きしてた?
ひとし
生き生きしてた。ずっと生き生きしてる。
はるか
ひとし、やっぱあれやね。学んだことを実行する力があるね。
ひとし
あー。うわー生き生きしそう。
はるか
やっぱこの感覚よね。この感覚とか言って伝わんのかな。やっぱ非認知能力ってフワフワした話になりがちだけど、具体的なアクションとしては、目標を決める。
前回は、自分で決めたことを実行して振り返るっていう、この『自制心』みたいなところの話をしてたんだけど、実行機能のところね。
だけど今回は忍耐力っていうのもつけると。大人になった時に「それは役立つんだよー」とか「将来、大事な力なんだよー」とかいう話をして、「じゃあここはどこまでいけそう?」っていう話をする。
それこそ数字でね、現在地は「今は10mできてるけど、今日はどこまでいけるようになる」っていうふうに、数字で目標を立てるとか、そういうふうにして目標の質を上げていくことも一つ、できるのかなって思ったりしたよね。
ひとし
ただ一個、次のアクションだなと思ったのは、振り返りをあんまりやれてなかったなっていう感覚があって。
はるか
あー、振り返りね。
ひとし
「じゃあ今日練習してみて、何が楽しかった?」とか「何できるようになった?」とかっていう問いかけが、音源聴いてて思い出したんよ。
はるか
あー、そっかそっか。
ひとし
あー、目標立ての方だけやったなと思って。振り返りちゃんとやれてないなっていうのを持って、また次回ですね。
はるか
いやーこのね、振り返り大事なんよね。
ひとし
うん。やろうね。
はるか
いや、この振り返りがすごくて。
ひとし
自分にヨイだしできるしね、振り返りしたら。
はるか
そうね。で、「どこがうまくいった?」って言ったら「今日はこんなことができた」って言うやん。で、「逆にうまくいかなかったこととかあるの?」って聞いたら「ここがうまくいかなかったんだよね」って。
ひとし
うん。
はるか
で、「なんでそれ、うまくいかなかったのかな?」とかって言ったら、内省が始まるわけやない。
ひとし
うわー。貴重な機会を逃してしまった。
反省が起こってる。
はるか
そうなんです。ということで、本当は勉強どうやったら苦にならないのっていう話もしたかったけど、それは紹介しすぎたら中室牧子さんに怒られそうやから。
ひとし
そうなの?
はるか
なんかもう、買ってっていうこと。本、こんな新刊出てさ、新刊そんな詳しく解説されたら、全部されたら嫌やろうからさ。
ひとし
嫌か。
はるか
1時間も2時間もかけてさ。今日は本当、内容の10%くらいしか扱ってないから。だけど心に響いたところを話しましたというところで、最後に非認知能力の中で『やり抜く力』っていうのもあってね。
グリットっていうふうに言われたりとかしてすごく有名になったんだけど、最後まで『やり抜く力』っていうのも一つ、重要な力として挙げられていて。
ひとし
そっちもあったね。
はるか
これをどうやって伸ばすんだっていう話も、最後にコラムとしてあったんだよね。
ひとし
うわー、ちょっと話したいな。それ『やり抜く力』、自分がついたなって思う瞬間とかある。
はるか
ある。
ひとし
先に中室さんの話、聞く。
どうやろう。
はるか
でね、この『やり抜く力』っていうのがどうやってつくのかっていうと、一つこの研究者が言ってたのは「厳密には、こうすれば間違いなく上がるだろうっていうのはわからん」ってTEDトークで話をしてたんだけど、
「だけど一つ重要なものがあるとしたら、『やり抜く力』を持っている人は『成長マインドセット』を持っている」っていう話があって。
これ一回紹介したよね、Teacher Teacherでも。
ひとし
そうやったっけ。
はるか
そう、つまり成長マインドセットっていうのは「努力することで、自分の能力を向上させることができると信じることです」と。
ひとし
ああ、そこを信じてるのか。反対は、努力しても成長しないと思ってるみたいな。
はるか
うまくいかないときに「俺、才能ないけんやん」って言ってしまうのが、『硬直マインドセット』って言って逆なんだけど。
ひとし
そうだ。言ってたわ、なんかで。
はるか
うまくいくのも自分はこの才能があるからだって才能のおかげにするし、うまくいかない理由も才能のせいにする。
この状態だったらやり抜こうとしない。なぜなら、もううまくいかないと決めつけるから。
だけど、そのきちんと努力していくとコツコツコツコツ積み重ねていくときっとスキルは身につくし自分の能力で向上するんだって。
この能力を向上させていこう成長していこうというこのマインド、結果を通して成長するというマインドを持つことがすごく『やり抜く力』を伸ばす上で重要で。
じゃあ、親は何ができるのって具体的に。先生は何ができるのってことで声かけの方法を変えたんだって。
ひとし
声かけの方法。だから、才能を褒めるとかってことではなく努力を褒める。
はるか
そうそうそう、声かけを褒めるときに「100点取れたじゃん」とか「95点取れたじゃん」って結果についてフォーカスしていくというよりも
「この時に毎日宿題頑張ってたもんね」とか「授業中にいい質問してたもんね」とかっていうこのプロセス行為、行い自体に声をかけていく。
「目標を達成するためには努力が必要だもんね」って「その努力を頑張ったんだね」っていう声かけをすることで、この成長マインドセットは、ついていくってこと。
であったりポイントとしては、「失敗とか挫折っていうのは、これからの成長のチャンスなんだよ」とかっていう建設的に考えることが重要であるとか。
あと「人間の能力というのは生まれつきのもんじゃなくて、努力によって変わるんだよ」とかっていうことを伝えていく。
これをした結果、『やり抜く力』を測定したときにこの声かけをされた側の方が高かったとかっていう研究もね紹介されていて。
はるか
大事なんよね。
ひとし
大事やね。
俺の感覚だとやりきれたなっていう経験は、自分ってより、やっぱり周りの人が応援してくれるからとかあるなと思ったりはしたね。
はるか
『やり抜く力』。
ひとし
いや違うか。
自分が『やり抜く力』あるってよりも、周りの人たちがすごい自分を応援してくれるような接し方をしてくれたけん、やり抜けたなみたいなことを思うことは多くて。
はるか
やり抜けたという結果を分析したときに、そこにはやっぱり周りから認められるような関係性のある人たちがいたっていうのは、すごく要素として重要だったんじゃないかなと思うし。
今回その『やり抜く力』、自分で『やり抜く力』を育てるためにはこの成長マインドセットっていうのを持つことが一つ大事なんだなってことが中室さんは言っていたけど、結果やり抜けたかどうかっていうところには周りの力は大きそうね。
ひとし
まぁでも、それだけでもないか。一人で本気の目標に向かって頑張るみたいなのもあるもんね。
いろいろ考察しがいがあるね。
はるか
例えば、受験勉強とかさ、けっこうもうあんなん持久せんやん。
ひとし
そうやね。
最後までやり抜いたかどうかがけっこう大事になってくるやん。
そうやね。やり抜かんやったらもう2月3月のあそこで出し切らんやったら負けちゃうみたいな戦いやもんね。
はるか
でも今考えると逆に、受験という目標について3年間勉強し続けるみたいなのって、相当すごくない?
ひとし
うん。
はるか
なんでやり抜けたんやろって。
ひとし
あー確かにね。
はるか
俺も受験期最後の1年間とかも、毎日一日中勉強しよったからね。
ひとしとかもそうじゃない?
ひとし
そうやね。
はるか
今考えたら、なんであんなことできたんっていうのがすごいあって。
ひとし
2つ今思ったのは、やっぱり1こは、周りの関係性よね。先生とか親がすごい褒めてくれるし。
「お前は絶対ここ行けるよ」っていう信じてくれてるみたいなのが1こあったのと。
あともう1個これの方がストレートかなと思ったのは、あえて視野が狭かったっていう。
視野を広げる機会が少なかったけ、目標固定化しやすい環境やったかなと思った。
「ここの大学行くんだ」っていうのが、外の情報あんま入れないからぶれないみたいな。
はるか
なるほどね。
ひとし
逆にそれもあるのかなとか。
はるか
それはめちゃくちゃ1つ重要だと思って。実は俺もそうで、周りと全く比較してなかったよ自分は。
順位っていうのは結果的に周りと比べてるんだけど、結局自分が過去からどれぐらい順位が上がったのか。
どれぐらい順位が下がったのかっていう。今考えたら相対的に比較しまくってる判断なんだけど。
結局横の友達じゃなくて、自分が上がったか下がったかとか。
自分が過去からどのぐらい成長してるのかっていう自分でやってたのが、すごく良かったのかなっていう風には思った。
ひとし
自分の目標に集中するみたいな意味ではそうかもしれんね。
はるか
例えば◯◯くんはすごい上がってんのに自分は下がってるみたいな周りとの比べ方だとすごい落ち込んでたりとかしてたのかやり抜けてなかったのかなとか思ったりするよね。
ひとし
いろんな要素がありますがそんなところだよね。
はるか
そうですね。
ひとし
ということで、メインのテーマは何の3選だったかというと。
はるか
将来収入を上げるために何ができるのか、ということでベスト3を挙げてみました。
ひとし
はいはい。スポーツと、リーダーになることと、非認知能力を高めることでしたと。
まあそうよねと思いながら、いろんな考察をしてきた回でした。
はるか
うんうん。非認知能力というメガネがあったことがすごくいいのかなと思って。
このスポーツをしたらオッケー、リーダーになったらオッケーというよりは、スポーツを通して例えば「『忍耐性』とかリーダーシップ、責任感、社会性がつくからだね」とか「リーダーになることによって、そういったスキルが身についていくからだ」とかっていうこの、どんな力がついていくかってところのメガネがすごく大事なのかなと思ってて。
教員の学習指導要領もさ、知識を使って何ができるのか、さらにはどんな力がつくのかっていうところでずっと教育は議論されるから、教育者として子どもに関わる大人としては、どんな力がつくのかっていうメガネで子どもたちの活動を考えると非常にいいのかなと思ったりもしていて。
その中で非認知能力では、ふわっとはしているけど、『忍耐性』・『自制心』・『やり抜く力』が重要だということは言われていますよね。
ひとし
だからそのメガネをかけると、デスノートを持った時に人の上に寿命が表示されるやつあるやん。
あんな感じで、そのメガネかけてスポーツしている子を見たら、『自制心』・『忍耐性』・『やり抜く力』、みたいなのがボヤボヤボヤって、そのスポーツして何に力がつくのかが浮かび上がるみたいな感じよね。
はるか
何のスポーツをするかとか何の習い事をするかっていうよりは、その手段を通してどんな力をつけるのか。
ひとし
そこよね。
はるか
目標を立てて、振り返りアクションを起こせるようなところを一緒に伴走していくことが重要なのかなっていうのは思ったね。
ひとし
いやもうこれはもう、手に入れました。
はるか
手に入れましたね。
最後もう一個だけ今勉強とかスポーツとかは手段的な要素は強かった。
それは非認知能力を高めるという指標ではその手段という話になりました。
はるか
だけど一方で、その教養が身についていることによって人生が豊かになっていくっていうのは一つあるし、
知識スキルがいっぱいついていることによって見えている世界は変わるし、学びが深くなったりとか創造性が豊かなったりとか
イノベーションを起こせるようになったりとかいろいろあるから、勉強とかスポーツそれ自体にももちろん意義とか価値はあって。
今回、非認知能力という軸でお話をしたというところだったかなとは思います。
ひとし
はい。じゃあ最後に感想を読みますね。
はるか
感想を。
ひとし
これね。
「子育て、もう辛いです。受験を頑張って入った高校に毎朝『休みたい』、学校の文句ばかり。
今は体育祭に向けた練習時間を『無駄。だるい。暑い』と言ってます。
中間テストの結果も悪く、提出物もほとんどやっていないとの告白。
4月からTeacher Teacherを聴くようになり、ヨイ出しに努め、気分を変えられるような話題を話したり、
食べ物を好物のメニューにしたりしていますが、毎朝『辛いしもう投げ出したい。それはできない』と言っています。
息子を助けてあげたいのに、わたしに能力がないのが辛い。
必ず結果につながると信じて、声をかけるしかないか。
ラジオを聴き続けます。」というご感想。
はるか
なんか珍しくね、こういう辛い状態をシェアしてくれたっていうのが、今までになかったご感想ですけど
言ってもらってありがとうございますよね、まずは。
ひとし
ありがとうございます。文章を書きながら最後は、「声かけるしかないか。聴き続けます」っていう決意表明に至っているという。
はるか
すごい。自分で自分の機嫌を取っていらっしゃるというかね。
ひとし
この文章の中で。
はるか
必ず結果につながると信じて声かけるしかないかというふうに前向きになっていらっしゃるから。
ひとし
応援しております。
はるか
もし良い変化があったら教えてほしいし。
ひとし
頑張っていきましょう。
はるか
頑張っていけたらと。
ひとし
頑張りすぎず、頑張っていきましょう。
はるか
頑張りすぎないことを頑張りましょうやね。
ひとし
そうね。
はるか
でもなんかこれさ、めっちゃいいなと思ったのが、毎朝休みたいって。
学校の文句いっぱい言って、だるい暑いって言って、そんな中頑張って行ってるんやね、この子。
ひとし
確かに。行ってるのか。
はるか
このだるいとか、文句みたいなところを、この気持ちを変えることはやっぱ難しいんだけど。
そんな中でも頑張って行ってるんやねっていうのはすごく思うし。
なんかまさに自分で頑張る力っていうのが育っていってる部分だと思うから。
そんな大変な中でも頑張ってるんやねっていうふうに、
なんかこの子にも声をかけてあげたいなっていうふうに思いましたね。
まあ思春期の回でも言ったけど、今この感情「寝たい、食べたい、休みたい」みたいな。
なんかそんな。
ひとし
爆発の時期。
はるか
欲が爆発する時期でもあるから、そこは必ず終わりが来ると思って、頑張れる時期がそれこそ来ると思って、一緒にポジティブな前向きな声かけをし続けていきたいですね。