1. テクノロジーとカルチャーの種あかし
  2. #03 ネットで「権利」が売れる..
2025-05-29 16:26

#03 ネットで「権利」が売れる時代の到来|ブロックチェーンが変える未来

第三回はついに小畑の本領発揮。ブロックチェーンに関わる内容。でも安心してください、種市さんも「そもそも会員権ってなに?」というレベルからスタート。web3の専門家であるDecentier代表の小畑が、メルカリの例を引き合いにこれまで取引が難しかった「権利」をデジタルで取引できる仕組みについて解説します。

ゴルフ会員権からアイドルのファンクラブまで、複製不可能で透明性の高いブロックチェーン技術が、実は暮らしに密接に関わる利点があることが見えてきます。種市さんも「ちょっとワクワクしてます」と期待を膨らませながら、技術初心者ならではの率直な疑問をぶつけていく展開に。「なんとなく新しい技術が気になる」って思っている人、ちょっとだけ未来の解像度が上がるかも。


▼番組概要

ファッション、ウェルネス、食、スポーツ、web3──感度の高い大人がちょっと気になる “これから” を、日常目線で語るカルチャー×テクノロジーの雑談ラジオ。MCは、BEAMSで数々の企画を手がけ、『OCEANS』で連載を持つ種市暁。“格好良さ”を信条に、サーフィンを軸にした生き方を発信するスタイルの探求者。そして、web3シーンを駆ける次世代の仕掛け人、小畑 翔悟。bitFlyerやNOT A HOTELを経て、ブロックチェーンの社会実装を進めるDecentier代表。異色のふたりが、未来のライフスタイルを軽やかに掘り下げます。週1配信、1話20分。難しい言葉は抜きにして、今を楽しむヒントを。


▼ハッシュタグ

#種あかしラジオ


▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください

⁠https://forms.gle/Pej1sxhPaQGLjdeAA⁠


▼再生リスト

Spotify: ⁠https://shorturl.at/cSuep⁠

Amazon Music: ⁠https://bit.ly/4j73WdX⁠

Apple: ⁠https://bit.ly/4iZdgjT⁠


▼ 種市 暁

Instagram: ⁠⁠⁠https://www.instagram.com/taneichiakira/⁠


▼小畑 翔悟

X: ⁠https://x.com/shogoxx61⁠

Instagram:⁠ https://www.instagram.com/slaps_official/⁠

Website: ⁠https://decentier.co.jp/⁠


▼制作・ディレクション

NEXUS Studio: ⁠https://x.com/NEXUSStudio8

サマリー

このエピソードで、ブロックチェーン技術が会員権の取引をどのように変えるかについて検討しています。従来のアナログ手続きの煩わしさから解放され、デジタルの利便性を活かした新しい流通モデルの可能性について論じています。また、ブロックチェーン技術の会員権やデジタル資産の取引における革新性が掘り下げられ、特にメルカリでの取引やNFTに関するトピックに焦点が当てられています。デジタル商品における価値の変化についても言及されています。

会員権の定義と現状
こんにちは、小畑翔吾です。 種市明です。
この番組、テクノロジーとカルチャーの種あかしでは、ファッション、ウェルネス、食、スポーツ、ウェブスリーなど、感度の高い大人が気になるこれからの話題を日常目線で緩く語っています。
一緒にお届けするのは、Beams出身で今フリープランナーとして活躍する種市明さん。 それぞれの視点でちょっと先のライフスタイルを考えていきます。
ということで、3回目。 3回目、いいですか?
ちょっとね、いろいろ聞きたいところというか、いよいよ本題に入ってくると思うんですけど。
今日はブロックチェーンと会員権について話していこうかなっていうのを持っているんですよ。
いや、聞きたいよ。どうやったらね、俺、こういうのを使って儲かれるんだろう。
いや、そういう感じの話じゃないかもしれないですけどね。
そもそも、会員権って何だろう、自分のイメージだとお金持ちの人がゴルフの会員権を持ってたり、
知り合いというか先輩とかでもリゾートマンションの使える何たらみたいなのの会員権がどうたらっていうのをぼんやりは聞いたことあるけど、
実際どういう…
いや、まさにまさにありがとうございます。
まず、会員権って一般的に言うと、ゴルフの会員権とかリゾート会員権とかそういうものが思い浮かぶ人はすごく多いと思うんですよ。
で、プラスもうちょっと会員権っていう概念を広げると、ファンクラブの会員賞とか、アイドルとかスポーツスキルとかファンクラブとか。
会員賞会員権とか、あとはジム、スポーツジムの会員権とかあるじゃないですか、とか何かのサブスクリプションの会員権とかあると思うんですよ。
なんで要は、一般的に言われる会員権ってさっきのゴルフとかリゾートとかってすごい一口数百万とか数千万するような、まさにお金持ちの人が使ってるようなものだったり高いんですけど、
それの価値ってどうなのっていう議論があると思ってて、よく言われるのって会員権買ったと。
谷さんのお友達もそうかもしれないですけど、これ自分で使うように買ったんだけど売りたいとかっていうケースで結構出てくると思うんですよ。
あーなんか聞いたことあるような気がする。なんかゴルフ会員権を売っただろうなんだろうとか。
で、よくある話って、もちろんすごく人気なゴルフ場の会員権とかだと、欲しい人がいっぱいいるから、売りたい人って言ってブローカーとか入ってとかってあるんですけど、一般的には今言ったような会員権ってすぐ値段下がっちゃうんですよ。
そうなの?なんで?
結局売りたいときに売れないんですよ。
要は売りたい人探さなきゃいけないじゃないですか。当たり前ですよ。売りたい人が、僕がこのあるゴルフ場の関係を持っているとして、売りたいと思ったときに、買いたい人探してこなきゃいけないじゃないですか。
それ買いたい人がすぐ見つかんないと、もう値段をもっと下げていくみたいな。
あーそうか。土地とかと一緒?
取引の煩雑さとデジタル化の必要性
土地とかと一緒ですね。
要はつまり、結局値段って買いたい人と売りたい人のお互いの目線があった価格で取引されるじゃないですか。これ何でもそうだと思うんですよ。
で、それがやりやすいかやりにくいかによって、かなりそこの価格が売りたい人からするとちゃんとした価格で売れる。で、それがなかなかやりにくいとなかなか価値がつかない。
やりにくいっていうのは、外に出しづらいってこと?みんなの目に触れづらいってことが、やりづらいってことになるって意味?
そうです。みたいなのがあって。で、例えば、わかりやすい話で言うと、メルカリの話をすることが多いんですけど、
メルカリ、タニーさん使います?使いますよね。僕も使うんですけど。で、あれってすごい個人売買の、物の個人売買に革命を起こしたサービスだと思うんですよ。
あー、確かに。
例えば、僕がこの間、何だろうな、いらないスノーボードの板を売ったんですよ。それも、たぶん昔、メルカリなかったら、周りの数人の友達とかに、俺の板いらないから買ってよみたいな。
いやいや、お前のいらないよみたいな。そもそも身長違うしみたいなのが、インターネットにああいうものができて、で、簡単に売れるようになったから、
友達にほぼただみたいな感じで売っていたものが、値段がつくようになったと思うんですね。
そうだね。
ですよね。で、だから、最近すごく言うのは、例えばブランド物のバッグを買う若者が増えたってよく言われるんですけど、
それも、昔はメルカリみたいなやつとかがなかったんで、もう30万円のブランドのバッグを買った瞬間に、ほぼゼロになったんですよ価値は。売れないから。
だけど今はメルカリみたいなものがあるので、これワンチャンは30万円で買うけど20万円で売れるなとか、何ならレアなものだと値段上がるかもしれないというのが、すごくやりやすくなったと思ってるんですよ。
そうだね。今までなかったわけじゃないんだけど、もちろん。だけどそれをみんなが使いやすくして、誰でも気軽にできて、で、たくさんのユーザーがいてっていうところまでできたことがもう革命というかあれだもんね。
まさにまさに。フィジカルなものは、かなりそういうのが、概念としてももうみんな使ってるからメルカリとかヤフオクとか何でもいいんですけど、それはすごく想像しやすくなったと思うんですね。
じゃあ、かたやさっきの会員権の話に戻ると、そのゴルフの会員権、リゾート会員権、でファンクラブの会員権みたいなものがあるんですけど、これって今も売りたいと思ったら、実は売れる場所とか間に入るブローカーみたいな役割の人がいるんですよ。
一応いるんですよ。だけど、そんなにその取引がなかなか簡単にできるような環境にはないんです。で、なぜかっていうと、そもそもその会員権自体が、今までアナログだったんですけど、本当にたぶん紙をもらって、名前書いて、で、ゴルフ場に印鑑をしてお金払ってとかっていうのが、今までのその会員権の取引のやり方だったんですね。
それはゴルフの会員権もリゾート会員権もそう。で、これはかなりめんどくさいんですよ。要は僕が持ってる会員権を、ゴルフの会員権を種井さんに売りますと。で、そうするとゴルフ場にそれを言って、で、種井さん本人確認をして、たぶん本当にゴルフ場に行って、免許証出して。
まあまあ、本人反抗を見せてとかなんとかみたいな話だもんね。
だから、ゴルフの会員権とかリゾート会員権みたいな高い、金額が高いものだと、行ってそういうめんどくさい手続きをしても、一応経済的に合うんですよ。
いわゆる数百万のものだから、一回千葉に行ってサインしてぐらいやるかとか。でもそういうやり方取りがめんどくさいから、そこで取引できるような便利なプラットフォームみたいなのがないんですよ。もちろんメルカリでゴルフ会員権販売しようと思えばできるけど。
でもそれだと審議のほどというかいろんな。
そうですそうです。あと名義の書き換えとかできないんですよ。
なんかね、ちょっと分かってきたよ。
ちょっと分かってきました。
いや、それであれなんじゃない?あれなんだっけ?ブロックチェーンってあんまし分かってなかったんだけど、その技術を使うといいとかってこと。あれ違う?
本当にその通りで、今からその話したくて。いいんですいいんです。いい振りです。だから結局そういう、今まで権利って基本的に紙で表してたんですよ。紙と印鑑みたいな。
で、それをやっぱり今みたいにやり取りする、やり取り売買するみたいなことを本当に真面目にやろうとすると、ものすごい摩擦が生じて、結局めんどくさくてやんないんです。
これあれだよね。前に話したと、コーヒーの話と一緒だよね。東京会場の時の。そのインボイスがたくさんあって。
そうそうそうそう。
大変だったりなんだったりっていう紙がもう、紙と手間がとんでもなくなるっていう。
まさにまさにその通り。なので結局そういう会員権を取引するっていうことが、本当に高いものを除いて、ゴルフ会員権とかリゾート会員権を除いて行われてないっていうのが今の現状なんですよ。
ブロックチェーンによる会員権の可能性
はい。
それが、さらにその結局紙より、当たり前ですけどデジタルの方が便利じゃないですか。ただデジタルでそれを売買させようとすると、それはそれで結構難しくて。
なぜならデジタルのものっていうのは基本的に、例えばさっきのあるファンクラブの会員権というものがあるじゃないですか。
もっとわかりやすく言うと、アイドルのファンクラブの会員権があったとして、それをデジタルで、今普通に何でもそういうデジタルになってると思うんですよ。
どっかのアイドルのホームページに行って、そのアカウント登録して、メールアドレスとかパスワードを作って、そこでデジタルの会員権を作りますと。
ただそれって、そのアイドルのサイトの中に記録されているデータベースの中にあるものを、スマートフォンだったりPCで写してるだけなんですよ。
だからこれを僕が売りたいって思った時には、そのアイドルのサイトの中に取引できる場所があればできるんですけど、普通そんなの作んないからできないんですよ。
で、これをブロックチェーンというもので、そのアイドルの会員権を発行していたら、それ自体がアイドルのサイトの外に出て、
で、二次流通というかその売買できるマーケットで取引できるみたいなのが、ブロックチェーンで会員権を発行した時のメリット。
なるほどね。そのブロックチェーンというのを使うと、それが絶対に保証みたいなものなの、ブロックチェーンというのは。
そもそもそのシステムを使うと、単純にさっき言ったメルカリのデータのあれので会員権なんだとかの話じゃなく、
それで会員権みたいなのを作っちゃうと、絶対に複製ができないとか、そういうことの技術のことをブロックチェーンというのは。
そうです。複製ができない。で、あとはそのアイドルのサイトの中に閉じてないんです。
オープンなプラットフォームというか、インターネットのもう一個上のレイヤーと書くんですけど、
なのでアイドルのところで買った会員権が、メルカリのようなプラットフォームにも出品ができると。
で、仮に買われたらそのままそれがブロックチェーン上で移転する。
今、多分アイドルの会員権をメルカリに出品して売るみたいなことができないと思うんですよ。
はい、なるほど。
それができるようになる。
え、じゃあこの会員権がメルカリで売れるようになるってこと?
そうですね。
あ、そういうことなんだ。
まあまあ平たく言うとそういうことです。
大枠というか、分かりやすく。
なのでメルカリもまさに最近NFTの取引ができるようなサービスを始めたんですよ。
メルカリNFTって。
で、まだそういう会員権とか利用権とかではなくて、もう少しアートとかそういうものしかまだ扱ってないんですけど、
すぐなんかやると思うんですよ、多分。
で、そうするとその価値がつく。
これがポイントで結局その会員権に、まあ会員権以外もそのものに価値があるって何かっていうとほぼそれイコール売れるかどうかなんですよ。
価値があるとは何かっていうのは結局みんながそれを1000円だったら買ってもいいよねとか5000円だったら買ってもいいよねって思うからその価値がつくわけじゃないですか。
そうだね。
さっきのバッグと同じです。
確かに。
30万円だと僕は持って買ったんですけど、それ売れないともうゼロなんですよ。
まあただ一方、自分が個人的にそれが必要だったり道具として買えるものであれば、それには価値があるわけじゃない。
自分にとっての。
自分にとって価値がある、おっしゃる通り。
そういう価値っていうことと、まあ外に出て行ってこのもの、特定多数の人が見たときの価値っていうのはあれだよね、お金ってことだよね、確かに。
お金という定量的に、数字で一応みんなで共通してできるのが指標がお金だと思うんですけど、それがつくかつかないってところがほぼほぼ物の価値。
それはほぼにやりイコール、自分がいらないって思ったときに誰かがその価値価格で買ってくれるかっていうのがほぼ物の価値とほぼ同義なんですよ。
そうすると、物はさっきのC2Cでメルカリで売れるようになったよね。
デジタル資産の価値
ただデジタルな物は今なかなか売れないんですよ。
それができるようになったっていうのがこのブロックチェーンの技術のすごく革新的な。
すごいね。
そしたらじゃあまさにゴルフにしろリゾートにしろ何かの会員権みたいなの持ってますっていうときに遠慮なく買えるってわけじゃないけど、敷居がだいぶ低くなるというか、それを持っていることによってね。
そこはなんで、本当にそうなると思ってて。
すごいね。
なので、今はそういう概念言うと、いやよくわかんないと多分言われると思うんですよ。別にゴルフの会員権買ったらすいません。
いやでもなんか俺でも分かるっていうか、なんかそれすごい便利だなっていうのはぼんやり分かるというか感じたけどね、今めちゃくちゃ。
だからそういう技術がどんどん出ていくと、本当に例えば、さっきからアイドルの例であれなんですけど、アイドルが。
アイドル好きが。
アイドルね、あんま好きじゃない。
500個、500個その会員権を限定で発行したと。
で、それを欲しい人がいっぱいいますと。
で、今は欲しい人がいっぱいいる、そこで売るっていうのは今でもやってると思うんですよ。
だけどそれがより売却できるようになることによって、よりなんかみんながその価値を感じて買いやすくなる。
保証でしょ?あとはその偽物じゃないっていう、そのシステムでやってれば絶対にっていうことでしょ?
そうそうそう。
そこが俺なんか大きい気がしたんだ。
そうですね、まさにまさに。
安心じゃん。
まさにまさに。
安心でかついろんな人たちがみんなが取引できるっていうことだから、そのメルカリとかみたいな革命とは言わないけどな、なんて言うんだろう。
すごい便利でいろんなことができるんだろうなっていうのはぼんやり感じた。
そうですね。なんでその会員権っていうのがもっと民主化されて、いろんな領域でもっと安いものとかっていうものが結構世の中に流通していくっていうのがやりやすくなるし、
そういう市場が大きくなっていきそうだなっていうのを持って、僕の会社のリセンティアっていうところではそういう領域を結構やってるっていう感じですかね。
その辺今度具体的にもっと聞かせてもらおうかなって。
ぜひぜひ。
これがつなげられることもありそうな気がしてちょっとワクワクしてます。
ありがとうございます。
ということで、この番組テクノロジーとカルチャーの種明かしはスポットファイアップルポッドキャストアマゾンミュージックで配信中です。
毎週木曜日に新エピソードをお届けしているのでぜひフォローしてお楽しみください。
種市さんのインスタグラムもぜひチェックしてみてください。
搬送は種明かしラジオをつけてポストしてもらえると嬉しいです。
それでは次回もお楽しみに。
16:26

コメント

スクロール