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講義ビデオに代わる文字起こし付き音声教材についてお話しします。
私は、授業で講義をする際、ライブで講義をするのではなくて、あらかじめ作った講義ビデオをオンデマンドで視聴させています。
これは、とても学生から好評なのですが、ちょっと心配なことがあります。
それは、学生がそのビデオをきちんと見て理解しているのかということです。
ほとんどの学生は、ちゃんと勉強していると思うんですが、
中には、早送りで十分な理解をせずに見たことにしているとか、あるいは飛ばし飛ばし見て、それで終わりにしてしまう、そういう学生もいるかもしれません。
そこで、この講義ビデオを文字起こし付きの音声として提供したらどうだろうかというふうに考えました。
これでももちろん、飛ばしてしまう学生はいるでしょう。文字がありますから文字を流し読みしてしまう、それで終わりにするという学生もいるかもしれません。
けれども、文字を見ながら聞くという学習方法が、とても理解を深める上で有効だということに気づいた学生は、その利点を生かして、しっかりと学んでくれるのではないかというふうに思うんです。
私はもうすでに講義ビデオを持っていますので、その音声をLISTENで文字起こしし、その音声と文字起こしをLISTENで学生に提供するということができます。
また、ビデオで見せているスライドは静止画のスライドファイルとして学生に提供すれば、情報としても講義ビデオと何ら変わらないと思います。
また、講義ビデオの中で見せているテレビ番組の一部などは、これはそのままビデオとして学生に見せればいいかと思います。
さらにこのLISTENでは、各エピソードの下のところにコメント欄がありますので、そこを利用して学生に質問をさせたりコメントを書かせたり、そういったこともできます。
この音声を聞いた直後にすぐに質問やコメントが書けるというところも利点になっているかと思います。
ということで、このLISTENを大学の授業で教材提供の場として使うというのが、なかなかいい考えなのではないかなというふうに思いまして、ここで話してみました。
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それではまた。