1. TanaRadio
  2. #24 授業内ラジオと講義のソー..
2023-12-21 10:34

#24 授業内ラジオと講義のソーシャル・リーディング | TanaRadio黎明期

1 Mention spotify apple_podcasts

TanaRadio黎明期では,TanaRadioの公開配信が始まった2024年2月以前に,ある大学教員のコミュニティ(MOSTコミュニティ)内限定で配信していた時期のTanaRadioのエピソードを(一部)編集して公開します。日付は,実際に限定公開した日付をつけています。

内容:
・来年度のオンライン授業の話,その後
・オンライン授業に向けて思いついた新たなアイデア2つ

#TanaRadio黎明期 #オンライン授業 #ラジオ #ソーシャルリーディング

サマリー

TanaRadioの第24回では、来年度できるかもしれないオンライン授業に向けて、授業内ラジオ講義と、ソーシャル・リーディングのアイデアが紹介されています。

00:01
約1ヶ月前のTanaRadio第12回配信で、私はとてもうれしいことがあったということをご報告しました。
それは、私が担当している一つの科目が、来年度オープン科目になるかもしれないということでした。
オープン科目というのは、私が所属する東京千住キャンパスと、それから離れたところにある埼玉鳩山キャンパスという、
2つのキャンパスの学生を相手にオンライン授業で講義をすることができる、そういう科目ですが、
私は前からオンライン授業がやりたかったので、このチャンス、とてもうれしく思ったわけです。
しかし、その後、その話が順調に進んだかというと、そうではなくて、
昨日の会議において、私と違うキャンパスの先生方が、この話にどうも反対しているようだということを聞きまして、
ちょっと実現が難しくなってきた雰囲気があります。
いずれオンライン授業というのは、一般的になるのではないかと思うんですけれども、
でも、なかなかすんなりとはいかないんだなというふうに思いました。
ということで、TanaRadio第24回始めたいと思います。
ということで、オンライン授業、本当にできるかどうかわからないんですが、
しかし、これができそうだということで、また新しいことをやってみたいという私の気持ちが高まってきまして、
2つ新しいアイデアが浮かびました。
今日はそのお話をしたいと思います。
授業内ラジオ
その一つは、授業内ラジオというもので、
これは前にもお話したかもしれませんが、私がこのTanaRadioを始める一つの背景にもなっていたことです。
私は授業の前半と後半で違うやり方をしています。
前半は普通の講義のような形で学生に向かって話をする。
しかし後半はオンデマンドの講義ビデオを見てもらうということで、
私自身は学生からの質問を個別に受け付けるということをしているのですが、
これも前にお話したように、学生はほとんど質問をしないので、
私は授業の後半、何もすることがなく、ただ学生の質問を待っているという状態が続いています。
この後半の時間はとてももったいない感じがするので、何かしたいなと思うんですが、
なかなか何をすればいいのか思いつきませんでした。
教室に行かなくていいオンライン授業ですと、その時間かなり自由に使えまして、
例えば私が授業時間内にラジオを行うということも可能なのではないかと思うんですね。
これは聞きたい人だけ聞くということにして、
そういうことにして、もちろんこれまでやってきたオンデマンド講義ビデオを見てもらうという時間ではあるのですが、
でもそれは別に講義時間中に見なければいけないことではありませんので、
私のラジオのほうを聞きたいという人はそれを授業中に聞いてもらい、授業外にビデオを見てもらうということも可能なわけです。
そのラジオでは何をやるかというと、今このTanaRadioでやっているような比較的短い私のトークをいくつも収録しておきまして、
授業時間中にそれを次々と再生していくというそういうやり方です。
これは普通のラジオ番組で音楽をかけたりトークをしたりというそういうやり方に近いものですね。
音楽の代わりに私の話が来るということになるわけです。
そうやって学生からのお便りを待っていて、お便りが来たらそれを短いトークが終わった後の時間に紹介して私からコメントする。
また私のすでに録っておいた短いトークを流すというようなことをすれば、全然質問が来なくてもそれなりに私の話が続きますし、
また学生から何かお便りが来ればリアルタイムでそれを取り上げて応答できるということで、かなり自由に時間が使えるのではないかなというふうに思ったんですね。
ですがこれ教室でやるとなかなか難しいです。
教室には講義ビデオを真剣に見ている学生がいますから、その教室で私がラジオをやっているというのはどうもおかしいですよね。
邪魔してしまうことにもなると思いますので、ちょっとそれはできないかなと思うので、来年度これができるかどうかはちょっと分かりません。
講義のソーシャル・リーディング
それからもう一つのアイデアというのは、ちょっと理解してもらえるかどうか分からないんですが、これ、講義のソーシャル・リーディングというふうに私は言っています。
まずソーシャル・リーディングですけれども、ご存知ない方もいるかもしれませんので簡単に説明しておきますと、
これは何らかのテキストをみんなで読んで、みんなでコメントしていくという、そういうある種のSNSのようなものなんですけれども、
しかしこれが一つのテキスト、文学作品でも何でもいいんですけれども、そういうものにみんなでコメントをつけていくという、そういうものなんですね。
で、これをですね、そのテキストに講義、私の講義の文字起こしを使ったらどうかというふうに思っています。
最近AIの発達によって、講義ビデオを動画配信サービスにアップロードしますと、自動的に字幕がつくんですね。
つまり文字起こしが自動的にできてしまうわけです。
ですので、そのテキストを使いまして、これに学生がコメントをつけられるようなシステムを作ればですね、
私の講義を聞いて、何かコメントしたいなと思ったら、その講義の箇所に該当する、その講義の文字起こしのところにコメントを書き込むということができると思うんです。
で、これをみんなで読み合って、学生同士が読み合ったり、もちろん教員の私も読んで、学生が私の講義をどう受け止めているのか、またどういうところがわかりにくくて質問をしてくるのか、そういったことがかなりこれまでよりも詳細にわかると思うんです。
講義を一通り聞いて印象に残ったことや質問などは今までも書いてもらってきましたが、その講義のある箇所に対してどう思ったかというようなことはなかなか聞くことができませんでした。
現在のシステムですと、講義のある箇所にコメントをつける、つまりビデオに直接コメントを書くということも不可能ではありません。
けれども話し言葉と書き言葉というのは、ちょっとこれはやはり同時に見られないわけですよね。
ですのでテキストの形になった講義にコメントがテキストの形で書かれていると非常にわかりやすいと思いますので。
こういった試みはあまりまだ聞いたことがないので、新しい試みになるかなと思うんですけれども、ぜひやってみたいなという気がしているところです。
そしてこの講義のソーシャル・リーディングはオンライン授業じゃなくてもできますので、来年度何とか実現したいなというふうに思っていることです。
ということで今日はこの辺で終わりたいと思います。それではまた。
10:34

このエピソードに言及しているエピソード

コメント

スクロール