タクシードライバーのプロフェッショナリズム
MCで、日本メンター協会オフィシャルパートナーのたまここと今井陽子がお送りする毎日がちょっと楽しくなる3分フリートーク。
この方はプロだなあ、そんなふうに思ったんです。
うちのすぐそばに、一方通行の補償店街があるんですね。
そこの中に駐車場があります。
それは個人経営の駐車場で、5台ぐらいかな、停められる屋根のあるこのあたりではとても立派な駐車場なんですね。
で、その真ん中辺にいつもタクシーが停まってるんです。個人タクシーですね。
で、見てるとですね、夜動き出して多分朝まで運転してお仕事をされて、
昼間はお休みしているっていうそんな感じなんじゃないかと思うんです。
昼間ずっと止まっているからね。
で、そこは立派な駐車場なので、野木屋根がこう出ているから大きくね、
そうするとちょっと雨宿りしてみんなその屋根の下を歩いたり、
あとまた雨ではなくてもなんとなくそこを歩く人っていうのはいつもいるわけなんですよ。
私もその一人ですね。
で、たまたま見ていたらちょうどね、そのタクシーの出勤のタイミングだったんです。
私が歩いていた時に。
で、車の運転手さんが車をそーっとこう動かした時に、たまたま駅の方からそれに気がつかないで歩いてきたサラリーマンの方がいたんですね。
背広の男性が。
で、その人がもう危うく車にぶつかってしまいそうな感じで、
多分ちょっと接触したんじゃないかと思うんですよ。
そんな感じで、ただすごく速度はそろーりと動き出したばかりだったんで、
特に何事もなく大丈夫だったんですけれども、
その時にですよ、運転手さんどうするのかなって思ったわけですね。
で、例えばすごく変な人だったら、注意して歩けよっていう人もいるかもしれない。
それから何にも言わないで何事もなかったかのように、そのままその方が通り過ぎたら、
すーっと運転して出ていくかもしれない。
でもこのどちらにも当てはまらなかったんです。
その運転手さんはちゃんと窓を下ろしてね、
あ、申し訳ありません。大丈夫でしたか?っておっしゃったんですよ。
で、私はそれを見ていて、あ、この方えらいなーって思ったんですね。
なんかそういう通行人を大事にするっていうところも、やっぱり運転手さんなんだな、プロだなって思いました。
皆さんがもしこのタクシードライバーさんだったら、こういう時どうしますか?
もしかして急いで行きたいなんていう時に黙って出ちゃうかな?
いやいやいや、ちゃんとこの方のように大丈夫ですか?申し訳ありませんっていう一声は掛ける人間でありたいな、そんな風に感じました。
今陽子がお送りしました。それでは。