「知ってほしい」という言葉の意味
ちえラジチャット、木曜日始まりました。今回はですね、フリートークということで、
知ってほしいって対まん?という話をしようと思います。
SBCastなどで、いろんな団体の人に話を聞いていると、やっぱり結構皆さん、多くの人が口々に
〇〇についてもっと知ってほしい!っていうようなことをおっしゃるんですよね。
自分が持っている、自分が知っている課題についてもっといろんな人に知ってほしい!っていう気持ちは非常によくわかります。
ただ、本当にみんなそういうこと言うんで、一体一人はいくつのことを知ればいいのかな?って思っちゃうことって結構あるんですよね。
本当にみんなだいたいそんなこと言うんで、この言葉を信じるのであれば、全てについて知っていかなければいけない。
SBCastはもうすぐ100回なわけですから、このまま信じるのであれば100の課題を知らなきゃいけない。
それって無理だよね?って普通に思うんですよ。
そう考えると、知ってほしいって言葉は言いがちだけどある意味怠慢なんじゃないかな?って思ったりするんです。
少人数で行っているような団体はしょうがないですよ。やっぱり知らせるための活動をやっている暇がないんですから。
でも、対象地域の100人が、1000人が知らないことを知ってほしいって、告知とかもっとできることあるでしょ?って思ったりするんですよね。
本当にあなたたちは知らない人に知ってもらうための行為を全部試したんですか?その上でそれでも届かなかった人に知ってほしいって言ってるんですか?
意外とそうでない人たちいるんじゃないかな?って思ったりするんですよね。
やっぱ、人って自分の活動範囲外のことなんて知りたくないと思うんですよ。
自分事っていう言葉って自分はあんまり好きじゃないんですけども、自分事にしないと知ろうって思わない。
自分にこれ関係あるんだなって分かって初めて、ちょっと知ってみようかなって話になってくる。
じゃあ課題が知られてないのだとしたら、多くの人にこれ自分に関係あるんだなって思ってもらわなきゃいけないんじゃないの?っていうふうに思うんです。
IT業界における「知ってほしい」という想い
例えばSIDE BEACH CITY.で言うのであればITですよね。
確かにITはまあ誰もが使ってる。
でも自分に関係あるものだとして、ITの世界の中の出来事を認識してるっていう人って多分そんなに多くないんじゃないかなって思うんです。
名前も知らない新しいサービスが生まれたとか、名前も知らない古いサービスが終了したとか、
自分の知らないとあるサービスが障害発生していつも使ってるサービス動かないとか、
そういうような話、多分みんな他の世界の出来事?
でも今時たった一つのサービスだけで動いてるサービスってそんなないんですよ。
いろんなサービスが他のサービスと結びついて動いてる。
がんじがらめに鎖で縛られている。
だからそこまで辿ってみると、実は自分にすごく関係あるサービスだったりする。
でもだからみんなに知ってほしいって言うと、まあ知ってほしいんですけどね。
でもまだそういうふうに言えるもんじゃないかなって思うんですよ。
知ってほしいっていうのは簡単なんだけども、
その前に言うことがやることがあるんじゃないのかなっていうふうにも。
「知ってほしい」と発信する前に考えること
だから自分は安易に知ってほしいとはちょっと言えないかなっていうぐらいの気持ちです。
というところで今日のお話これぐらいにして終わりにしていきたいと思います。
明日は金曜日。週がありテーマ今回は地域についてですねお話ができればと思います。
ではでは。