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ちえラジチャット、金曜日始まりました。今回はですね、週替わりテーマ、アニメについてということで、「子どもにはわかんないだろ」は問題ないんじゃないかという話をしようと思います。
最近録画の番組を見る場合は、自分はニコニコ実況をつけてみるようにしていますっていう話は以前したと思います。
で、その中で結構目立つ感想として、特に日朝のセンタイモノとかの感想で多いんですかね。
これ、子どもにはわかんないだろっていう話が結構出てきたりするんですよね。
まあ、そこの感想がつく時には結構複雑な話をしてたり、すごく難しいシーンだったりをしてて、言いたいことがすごくよくわかるっていうものがあったりするんですよね。
でも、ここ最近そういうのを見てると、こういうのって関係ないんじゃないかな、問題ないんじゃないかなっていうふうに思ったりすることがあるんです。
以前ちょっと話をした、日朝番組は2階建てだっていう話もそうなんですけれども、特に子どもをターゲットとした番組って結構2階建て構造は多いんじゃないかなって思うんです。
1階層目は子ども向け。楽しいとか可愛いとか、あとはアクションが多いなとか、バトルシーンかっこいいなとか、そういう話。
そして2階層目はなんて言えばいいんですかね。それを見守っている親とか、全然関係ない大人とか、そういう人向けの視点。
割と濃いシナリオだったり、親御さんに向けたメッセージだったり、そういうようなエッセンスに富んだ部分がある。
その2階層構造、そういう2階層構造に分かれていてお互いがお互いを意識できるような関係になっているっていうのが、こういう子ども向けのアニメとか特撮とかそういう番組の特徴なのかなっていうような気が最近しています。
だから子どもにはわかんないだろうってことは問題はないんじゃないかな。
1階にはちゃんといろんなものを用意してあるんだから、2階層目を見えてる人は2階層目だけで楽しめばいいじゃんっていう話。
別に子どもは子どもで、1階層で違うものを見ているわけですから。だから問題はない。
同じものを見ているのに違う世界が見えてくる。これ意識してそれができるのって本当に客層の人すごいなって思うんですけれども、でもそれができないと子ども向けの番組とか作れないんでしょうねっていうふうに思います。
子どもが見るってことは大抵の場合親が見るわけですし、特に子ども向けの番組って半分くらいおもちゃのCMだったりするわけですから、おもちゃを売るんだったら親にも訴えかけていかないといけないよねっていうわけですよね。
そしてもう一つの意味としてやっぱり子どもは大きくなって振り返った時に2階層目にあったメッセージを受け取る。
あれってこういうことだったんだっていうふうに思えたり、あるいは子どもの時点でもなんとなくそのメッセージを受信して、あの時主人公はそう思ってたんだよね、だったら自分もこうしようかなっていうふうに思えたり。
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そしてふと別の階層が見えた時には親子の会話が生まれるきっかけにもなったりする。そういうパワーがあるのかななんていうふうに思ったりします。
だからこそ普通の子どもにも、あるいはちょっと背伸びしたい子どもにも、ちょっとゆったりしたい大人にも、本当にいろんな人に受けるんだろうなっていうふうに思います。
なんかね本当にそういうシナリオとか世界観を作り込んでいけるってすごいことだなと思うし、自分も何か作る機会には参考にしたいなというふうに思いますね。
はい、というところで今日のお話は終わりにしていきたいと思います。
明日は土曜日お休みです。ライブはするかもしれません。
週明け月曜日いつもの通り今週1週間のお話ししていこうと思います。ではでは。