1. タダの箱庭ラジヲ
  2. ♯35「デートの悲劇」
2024-12-28 08:07

♯35「デートの悲劇」

楽しく過ごしたデートの終盤「今日のデートはこれくらいお金使ったよ」と何気なく口にした途端、彼女の態度が冷たくなってしまいました。その理由とはー。

サマリー

エピソードでは、デートにおける金銭感覚と人間関係の影響がテーマになっています。特に、尊徳感情が恋愛にどのように作用するかについて深く掘り下げられています。

デートの悲劇
さあ、始まりました。タダの箱庭ラジヲ。本屋では買えず、増札もされない、読み手から読み手へとギフトされる1万冊の箱庭本についてお話ししていきたいと思います。
ということで、前回に続いて、今回も章ごとに挟まれているワークをリスナーの皆さんに聞いてもらって、ぜひ自分について深掘りしてもらえたらなと思っております。
ちなみにこれまでのエピソードは、2章のテーマ、尊徳感情が損なうものについてインタビューしたものだったのですが、もう一度おさらいしますと、
もしかすると、私たちがお金を買い財させた時にモヤモヤするのは、尊徳感情が働くかもしれません。あるいは見返りを求める気持ち、ギブ&テイクの関係と言ってもいいでしょう。
ギブ&テイクな関係は、私たちの何を損ねるのでしょうか、というテーマだったわけです。
なので、普段あまり意識しないけれど、私たちが日々の生活の中で必ずと言っていいほど使っている尊徳感情というテーマについて、リスナーの皆さんと深掘りしてみたいと思います。
はい、ということで今日のテーマは、つまりデートの悲劇です。
タイトルだけ聞くとちょっとね、ドラマティックに感じるかもしれませんが。
でもこれって実は、男の人だったらっていうか、みんなも経験したことがある人も多いのではないでしょうか。
特にお金と人間関係が絡む時、何か美容にずれてしまう瞬間ってあると思います。
今日はそんな話をしてみたいと思います。
あるカップルのエピソードです。
2人はデートを重ね、楽しい時間を過ごしていました。
ある日のデートでは、彼が一生懸命に計画を立てて、素敵なレストランでディナーを楽しみ、夜景の見える場所に行き、最後はちょっとしたサプライズで花をプレゼントしました。
彼女は喜んでいたし、彼もその反応を見てとても幸せな気持ちになったそうです。
でもその夜、男性が今までどれくらいデートにお金をかかったかみたいな話をしてしまった瞬間、空気が一変。
彼が今日のデート代これくらいかかったなぁってね、なんとなく何気なく口にした瞬間、彼女の態度が冷たくなってしまったそうです。
はい、これわからんでもないですけど、絶対言ったらいけないNGワードというかね。
彼もこんだけ尽くしてるんだから、今日は何かっていう期待があったんでしょうかね。もう帰りますみたいな雰囲気を彼女が出していたのかわからないですけども。
まあそんな背景は去っておき、どうして彼女が冷たくなってしまったのでしょうか。
彼としてはただどれだけ彼女のことを思ってね、ギフトしてきたかったのか伝えたかっただけかもしれません。
けれど彼女にとってはその言葉が自分の価値を図られていると感じさせてしまったのかもしれません。
私たちは意識していなくても尊徳感情が日常の中で深く根付いてしまっていますよね。この人のためにこれだけお金を使った、これくらいの価値がある、みたいな計算をねついついしてしまうことがあります。
でも恋愛や人間関係においてそれを尊徳感情を連想させるような発言を口にしてしまうと、どうでしょう、相手が感じるのはありがとうではなく無償の愛ではなく下心があるかもというふうな感覚を抱かせてしまうかもしれません。
もちろんデートにお金がかかるし、それを負担する側としてはね、分かってほしいっていうね、なんかね気持ちもきっともよくわかります。でも分かってほしいという気持ちがですね、純粋な感謝喜びをこもらせてしまうということもあるので要注意です。
このエピソードの中で浮かび上がるのは、尊徳感情が私たちの気持ちをどのように変えるのかということかもしれません。相手を大切に思う気持ちや純粋な喜びが、お金というフィルターをですね、連想させてしまった途端になんか重たく、全く別なものに変わってしまうという。
人間関係のつながり
これがすごい怖いですよね。何個か前のエピソードでもね、紹介しましたけど、デート代どっちが出すか問題とかね。今の若い子にもね、彼氏はどんな人がいいですかって言ったときに、数万円のディナーを月に3回4回ぐらいは連れて行ってくれる相手が理想ですみたいな。
そんなことを言われてしまうと、やっぱね、考えてしまいますよね。
僕もなんかね、経験として何かあるかなって言ったときに、確かになんかこう、下心があってじゃないけど、こんだけデート代出してるんだからこう、ね、今日はもうちょっといいじゃないみたいな。
男性はすごいこのラジオ聞きながらうんうんとね、あの首を振ってるじゃないかなと思ってるんですけれども、それをね、間違ってでも口にしないようにということは伝えておきたいところです。
それをもしね、口にしてしまった途端に相手はですね、言ったら尊徳感情なんてなく、二人の時間をね、ありがとうってこう楽しくいい感じになってたところに、その一言で彼女が、いわゆるこの尊徳感情フィルターが発動してしまってですね、なんてこうめめち男なのと思って冷えて冷めてしまうみたいな。
こういうの変えるか現象と言ったりもするのでしょうけれども、世の男性は気をつけていきましょうというところで、今日のエピソードはデートの悲劇という少しユーモラスなタイトルでしたが、その背景にあるのは人と人がどうつながるのかという深いテーマでした。
まあ私たちはついね、どれだけ得をしたか損をしたかと考えてしまいます。
でも本当に大切なのは、尊徳では測れない気持ちやつながり、もしくはそう感じさせないこのね、気配りだったり、こうジェントルメンな態度かもしれません。
はい、ということで今日はこの辺で、次回も皆さんの心に響くような話を届けたいと思います。
それではまたお会いしましょう。
ありがとうございました。
08:07

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