マサさんとの交流の始まり
正直FPの本音しか言わないトーク!イエーイ!
どうもみなさん、こんにちは。また、こんばんは。
金融商品を売らず、顧問料だけで稼ぐトップ1パーのコンサルティングFP、
家事と経営コンサル、コーチングも手掛ける個人投資家、ジェラナ二人でお届けします。
このラジオは、金融商品を販売しないからこそ、各業界や金融機関に
忖度なしの正直意見が言える現役FPがぶっちゃけ投稿する暇つぶしいコンテンツとなっております。
テラさん、今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日は、月に一度のマサ3回ということで、マサさんにもお越しいただいています。
マサさん、今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
マサさんには、ちょうど1年前に、私とテラが話せないような、
特に社法とか税についての話をわかりやすく、面白くお伝えしてくれる方ということで、
月に一度お招きして、お話を聞かせていただくということをやってきましたが、
一旦1年間お呼びしてお話しいただいたので、今回が一旦一区切りということで、
マサ3回は最終回ということになります。
オーバーブッキングの実体験
マサさん、1年本当にありがとうございました。
こちらこそ面白おかしく喋らせていただいたので、こちらも楽しかったです。ありがとうございます。
ありがとうございます。よかったです。
一旦一区切りということで、今回はマサさんの経歴の特徴として、非常に海外でのお仕事の経験が多いということなので、
これはなかなか聞けない貴重な話だなというふうに思ったので、
今日はマサさんの海外経験の中から、マサさんセレクトで、これは面白かったよという話を聞かせてもらえたらなというふうに思っています。よろしくお願いします。
はい、ありがとうございます。改めましてマサでございます。
会計士・税理士として、会計とか社保とか、そんなあたりをこの1年喋らせていただきました。
会計士・税理士なんですけれども、私の特徴って実は海外のところでして、
30代の時に海外飛び回ってましたので、当然日本では発生しないようなことがいっぱいあるんですね。
なので、そういうところも含めて、最終的には何とかなっているから、やれや何とかなるんじゃないかというのが今の私の感覚なんですけど、
それのベースとなった30代のいろんな経験とかをお話しできたらなと思っております。よろしくお願いします。
はい、お願いします。
よろしくお願いします。
そうですね、じゃあまず一般的なところからという話なんですけど、
テラさんとかカジさんとか、オーバーブッキングってくらったことあります?
オーバーブッキングって。
いや、僕はないな。
オーバーブッキングって要するにオーバーだから、二重で予約されちゃってるとかそういうこと?
そうです。ダブルブッキングっていうのは存在するんですよ。
要は同じ席に2人入っているという話なんです。
オーバーブッキングっていうのは、もともと100%の座席に対して125%の予約を取ることを言うんですね。
私ね、1回だけあるかもしれない。それをオーバーブッキングという風に言うかわからないんだけど、
普通に海外行くのにエコノミーで航空券取ったんですよ、ずいぶん昔。
そしたら、エコノミーが満員ですって当日言われて、なんとビジネスに無料で格上げしてもらったっていう経験が一緒あります。
それはオーバーブッキングじゃないです。
違うのか。
たまにでも言ってるよね。
飛行機場で言ってますよね、次の便に移動してくれる人募集中みたいな。
それもあるんですけど、オーバーブッキングっていうのは、例えば100席しかないところに対して120席の予約を取るんですよ。
で、20席はキャンセルが出るだろう。
わざとやってるってことね。
そうです。
なるほど。
キャンセルが発生したときに航空会社の考えからすると空で飛ばせるほどもったいないことはないんですよ。
だったらフルで運びたいよねと。
でもキャンセルは出るんです。
で、このキャンセルを見込んだ上で多めに取るっていうのをやってる航空会社があるんですね、意図的に。
で、それをもしキャンセルが予定通り出りゃ100なんですけど、出なかった場合は105人が空港に集まるわけですよ。
乗れないよね、天王堂。
乗れないんですよ。
で、これをまともに受けたっていう話が一個ありまして、
トルコのイスタンブールでですね、名前出しますけど、トルコ航空に乗ってですね、
韓国のインチョンに帰ろうとしてたんですけど、
そのときにですね、オーバーブッキングだという話で、
トルコ航空のですね、事務室がですね、もう人でごった返してたんですね。
で、なんだなんだみたいな話になったらですね、
オーバーブッキングで乗れないと。
要は、あなたたちの席はないって言われたんですよ。
で、席ないって言われても、俺航空券持ってんだよっていう人たちが、
インチョンなので、韓国人の人も多かったんですね。
で、私も行って、
日本のアナとかジャルとかだと通常そんなことないので、
ちょっとマネージャーに駆け寄ったわけですよ。
で、そしたらですね、そこのマネージャーは冷静にですね、
トルコ航空は経済合理性で動いてるんだと。
100の予約を取って、20人キャンセルさせて、80人で飛ぶよりも、
100人の枠を125人予約入れて、20人キャンセル出て、
5人にキャンセル料を払った方が利益が高いんだと。
だから、君たち5人は残念だったね。
運が悪いんだね、みたいな?
そう。
まともに言われた。
やばいね。
日本だと考えられない対応だね。
考えられないですけど。
それでどうしたんですか?
経済合理性は、私も会計士なので、その名の通りだったんですけど、
でも俺は帰らなきゃ、日本に帰らなきゃいけないんだと。
韓国経由ですけどね。
帰らなきゃいけないんだという話をしてですね、
とりあえず、もしかしたらキャンセル待ちが出るかもしれないという話だったから、
一旦、イミグレーションを通って、東上ゲートまで行けって言われたんです。
で、普通に荷物を預けてですね、東上ゲートまで行って、
で、案の定、私の前でフルになっちゃったんです。
で、乗れませんでした。
ここまではよかったんですけど、問題がありましてですね、
私は一回出国したみになってるんですよ。
イミグレーションを通って。
だから、出国できなかったんですね。
なので、私の人生で初めてですね、パスポートにキャンセルっていう犯行がされまして、
出国したんだけどキャンセルっていう形になったんです。
で、問題があってですね、私はもう荷物を預けてしまったんです。
荷物だけ行っちゃった?
で、荷物はどうすんだという話をしたら、
大丈夫、大丈夫、明日の便で乗せるからみたいな話になったんですね。
それは、マサさんを乗せるから、人間の。
いや、荷物も一緒に乗せるから。
なるほど、預かっとくは預かっとくけど、大丈夫だよって一緒に乗せるからってことね。
で、一応ホテルとかは用意してくれたので、
で、あとは一人250ユーロかな、の便証金みたいな、ごめんなさいフィーがチケットでもらえたんですね。
で、私はちょっとその時嫌な予感がしたんです。
こいつらの考え方からすると、明日も絶対125人のオーバーブッキングを入れてるはずだと。
ということは、明日も乗れねえじゃねえかっていう。
翌日のトラブル
なので、とりあえず理屈はわかったけど、航空券だけ今よこせる。
そこだけは確約しろという話をして、その日のうちにちゃんと航空券はもらっといたんですね。
それはもうチケットでもらっといたんで、オーバーブッキングの対象にならないようにしたんです。
オーバーブッキングの対象になるのは運ってことなんですか?
それともそれを回避するチケットは別にあったりするわけではなく?
先に入れるしかないです。
要は席にボンとぶっこむしかないです。
それで早い者勝ちみたいな感じだったってことですか?
そうですそうです。トルコ航空のシステム上にぶっこむしかない。
さっきの僕の海外行った時だと思うんですけど、
次の便に移動したらこれぐらいお金あげるから、それを希望者が募ってた時があったんで、
それだと選択的じゃないですか、ある程度。
お金もらえるけど別に予定詰まってないし、次の便でいいよとか、そういう人を募ってた例を見てたんですけど、
そういうわけじゃなくて、強制的にここからここまではもう乗れないよっていうことだったってことですか?
そうですそうです。
1日1便しかないので。
なるほど。じゃあ翌日にみたいな。
翌日なんですよ。
翌日案の定、また行ったらオーバーブッキングの方々で揉めてたわけですよ。
日常なんだねきっとね。
予想通り揉めてたんです。
私は航空券は持ってたんですけど、問題があって、250ユーロの便償金みたいなやつは、
そこのマネージャーのサインがないと監禁できませんって言われたんですよ。
こぎってっぽい感じなんだ。
こぎってっぽい感じなんですよ。
そこのマネージャーは、要は今日のオーバーブッキングの人たちのクレームを受けまくってて、
もう全然相手してくれないんですよ。
結局彼らもどうしてくれるんだみたいな話なんで。
で、いくら時間がたっても相手してくれないので、
私人生多分初めてだと思うんですけど、
もう人を押しのけて、そのマネージャーの首根っこをつかんで、
お前ここにサインしろ、じゃねえと今すぐ殴るって。
いやすごい、そんなことマクさんがするなんて信じられない。
って言って、問答無用にサインさせたんですよ。
で、250ユーロは受け取って、無事に乗れました。
めでたしめでたしで終わればよかったんですけど、
まだなんかあるの?
インチョンに着きました。
荷物か!
そう、本能上荷物がねえ。
で、どこにあるんだって言われたら、
イスタンブールにあると。
やばいね。
1日1便しかないので、明日の便で飛ばすって言われたんですね。
で、私問題があってですね、
その時イスタンブールからインチョンに行って、
韓国国内で移動して、
翌日に銀広から羽田で日本に帰る予定だったんですよ。
で、明日飛ばすって言われても、
俺明日日本だよっていう話をして、
韓国いねえよっていう話をしたんですよ。
で、そしたら日本に送るからみたいな、
でもそれ以上はなんともできないので、
そういうふうに手配していただきました。
で、私は翌日もチケットが日本だったので、
銀広空港から羽田に帰ってきました。
で、羽田に帰ってきた時にですね、
これこれこういう理由で別荘便があるから、
それをなんとかしてほしいみたいなのが、
羽田がJALの窓口だったので、
JALの人にお願いをしました。
JAL安心感ある。
で、帰ってきました。
で、その時に今度、
インチョンのトルコ航空のスタッフから電話がかかってきて、
荷物きたけどどうすればいい?
なんで日本じゃないんだよ。
って言われて、
荷物紛失のトラブル
いやもう俺は日本だから日本に飛ばしてくれと言われたら、
インチョンからはインチョン羽田便はねえって言われて、
インチョン成田便した。
なんか嫌な予感してたんだよね。
で、トルコ航空が提携しているのが足穴航空だから、
足穴航空の成田便なら2時間後にあるから、
それで乗せていいかって言われて、
とりあえず韓国にあるよりは日本の国内にあったほうがまだなんとかなりそうなので、
じゃあいいよ、とりあえず成田に飛ばせと言う話で、
荷物は成田まで来ました。
で、今度成田に来た時にですね、
当然受け取り人がいないので、
ミッシングのほうに入るわけですね。
ロスト&ファウンドのほうに入って。
じゃあこれをどうやって集荷するかという問題があって、
私はなぜなら羽田で入ってるわけですよ。
でも荷物は成田で入っちゃったんですよ。
で、誰に拾わせるっていう話があって、
まずさっき言った足穴航空で来たので、
足穴航空の日本会社に電話したら、
それはうちの問題じゃないので、
あなた足穴航空で入国してないんですよね。
はい、そうです。
じゃあうちの問題じゃないんで、
他の会社に当たってくださいと言われて。
うちのお客さんじゃないと。
で、今度は日本のJALに羽田の時に言ったので、
JALに電話しましたと。
で、同じこと、あなたJALで来てないんですよね。
私はその時、穴で飛んでたので。
あくまで航空スタッフがJALだっただけなので、
うちで飛んでないんですよね。
じゃあ別のとこにしてくださいって言われて。
羽田と成田の感性等にもお話をして、
最終的にダメダメで、
トルコ航空にお前どうしてくれるんだってクレームをかけたんですよ。
そしたら最終的にはトルコ航空のスタッフが拾うという形になって、
成田で?
成田で拾うという形になって、
とりあえず送ってもらいました。
これで本当に自分の手元に戻ってきたので、
めでたしめでたしと行きたかったんですけど、
まだ先がありまして。
実はその時、私は今の嫁と一緒に旅行をしてたんですね。
ここからは笑い話なんですけど、
私の荷物の中に、嫁の友達にあげるお土産が入ってたんです。
本当は韓国で渡すはずだったのに、
日本まで来ちゃったから、
これをまた韓国へ返さなきゃいけないみたいな話になって、
U-Packというか国際便で送ることになって、
すごい高いとか思いながら、
重いものだった?
チョコレートだったんですよ。
重いものだったので、それで送って、
ちょっと高いから量を減らすかと思って、
俺が食ったことにしてしまえみたいな感じで減らしたら、
私の分のお土産がちょっと足りないんだけど、
どこいったって言われて、
えらい怒られたっていう。
最後に変なオチは落ち着きましたけど、
言いたいことはですね、海外そんなことは山のようにあってですね、
やるやるって言っても、やらんって言うケースは多々ありますので、
自分で結構ですね、
ケツをくくらなきゃダメだなというふうに思ったっていうのがこの話ですね。
怖い、ロストバゲッジの話とかもよく聞くし、
荷物は本当怖いよなって。
でもあれ、予防する方法ってないよね?
ないっす。
運なんだ。
それか、アウトは航空会社をちゃんと選ぶっていうのは?
多分ダメだと思いますよ。
そうなんだ、もう嫌だ。恐ろしい。
でもなんつーんですか、
これの教訓って私にとって見ると、
ロストバゲッジって怒りうるもので、
怒った時にちゃんと番号を控えて、
航空スタッフと着いたところでですね、
ちゃんと打ち合わせをしとくという形でなんとかなる。
なるほど。
あと最後は暴力ですよ。
暴力。
ながら掴むっていうことを聞かすのが多分。
それはさ、男性はいいけど女性はなかなか使えない技じゃない?
いやもう平手打ちでいいですよ。
なるほどね。
私は目力あるからめちゃくちゃ目に睨んでやろうかなと思って。
こいつはやべえって思わせるのが。
なるほどね。
だからそれもやればなんとかなるっていうふうに思いますし、
逆に言うと誰もやってくれないので、
自分でやんなきゃいけないなっていうところですかね。
だから日本ってすごく恵まれてる国なんですよ。
なんかさっきほど言ったように、
ジャルに任しとけば安心だとか。
そう思っちゃうよね。
アナに任しとけば安心だっていう話なんですけど、
一方外出るとそんなことは全くなくてですね、
大手の航空会社だろうがそんな感じなので、
自分のことは自分で守る。
逆に言うとそれができれば世界中どこでも渡り歩けるので、
ぜひ今後海外は多分出ていかなきゃいけない状況になると思いますので、
皆さんですね、海外に飛び込んでですね、
やればなんとかなるというふうに思っていただければなと思います。
クロスボーダーM&Aの実務
そうか。大変でしたね。
それででももらった金額が250ドルでしたっけ?
ユーロですね。
250ユーロか。
240円とか分かんないけど。
3万円くらいですね。
そうだよね。ぜちばりに合わないね。
ほんと腹正しいね、それね。
そうなんだ。なるほどね。
他にももう一エピソードくらい。
ありますよ。
ちょっと仕事の話のほうが面白いかなと思ったので、
ちょっと会計師っぽい話をしますけれども、
クロスボーダーのM&Aを私担当してまして、
香港の会社を買いますという日本の会社のお手伝いをしたんですね。
で、こういうビジネスでこのぐらいの期間で買いたいと思ってて、
向こうのCEOとは話がついてるから、
じゃああといくらで買うよみたいなところの株価算定書と、
あとはデューデリーレポートを作ってくれみたいな話があったんですね。
で、現地に行きました。
現地に行く前にですね、
あの時はまだコロナ前だったんで、
あんまりズームとかが活発にはなくてですね、
現地で行って調査するみたいなのが主流だったんですね。
今はもうオンラインでデューデリーやるのが通常なので、
海外のデューデリーであれば現地調査もやりますけど、
基本的にはデスクトップでオンラインの中でデータもらってですね、
いろいろやるという形だったと思うんですけど。
で、現地に行きましたと。香港に行きましたと。
で、CEOと話をしましたと。
で、我々は会計士なので、
その数字を見せてもらわないと困るんですね。
なので、BSPLを見せてくれと。
よくテラさん、カジさんが言われるBSPLです。
当然会社にはあるはずですので、
BSPLを見せてくれと言われたらですね、
ないって言われたんです。
ほう、ないと。
なんでないんだって言ったら、お金かかるからって言われたんです。
今、BSPLを作るのに会計会社にお金を払わなきゃいけないわけですよね。
彼では作れないので。
だからお金払いたくないから作ってないって言われたんです。
ちょっと待って、納税とかどうしてたの?
納税してなかったんです。
会社を買おうとしてんの?やばくない?
ビジネス的にはすごい良い会社だったんで、
ちょっと周比義務で言えないですけど、
そこにしかない権利を持ってたんですよ。
世界中でそこにしかないんですよ。
なので、その権利が欲しかったっていうのがあるんですね。
ただ、BSPLがなかったんですね。
ビジネスレポートみたいな、
売上がこんぐらいあるとか、クライアンターこんぐらいいるとかっていうのは、
CEOがビジネスやるにあたって、いろいろまとめてたんで、
それはもらえたんですけど、BSPLはないと。
って言われて、でもBSPLない会社買います?って話で日本の。
買ったら子会社になるわけですよ。
連結しなきゃいけないんですよ。
BSPLない会社って、基本日本の会社は買えないはずなんですね。
我々も受け負ってしまったので、
そういう意味ではやらなきゃいけなくて、
とりあえずそれが香港の、香港島のほうで、
私の会社のオフィスが香港島のほうにあったので、
香港島でCEOと打ち合わせした後に、
お前の会計事務所はどこにあるんだ?みたいな話。
金払ってないけど、可能性のある会計事務所はどこにあるんだ?って聞いたら、
それは対岸のクーロンのほうにあると言われたんで、
そのミーティングの後の予定を全部キャンセルして、
そこの会計事務所に今すぐ電話しろって電話してもらって、
そのまま部下連れて、その会計事務所に行ったんですよ。
そこはもう部下が関東語をしゃべれるので、
その部下と私は英語でやりとりをして、
関東語でBSPLが必要なので、作ってくれって言ったんですね。
そしたら、作れるけどどのぐらい期間あるの?って言われて、
当然、デューデリってあんまり時間ないんですよ。
なので、このぐらいかかるとか言って、
それじゃ間に合わねえみたいな話になって、
どうにか早くやれみたいな話を一応こぎつけたんですね。
でも、BSPLが出てくるのがギリギリなんですよ。
なおかつ日本人みたいに、
事前にできたから送るとかっていう習慣、彼らないんですね。
契約はここまでなんだから、ここまでにやればいいっていう考え方なので、
ギリギリにしかBSPLが出てこないっていう状況になったわけですよ。
期日までに間に合うか間に合わねえかわかんねえぐらいっていう感じですね。
で、その中でデューデリのレポートは作んなきゃいけなくて、
だから、もう本当に試行錯誤しながら、
CEOにマネージメントインタビューして、
こうだろうとかつって、仮想BSPLみたいなの作ってですね。
ここはこういうふうに収益があるはずだとか、
PLはこうなってるはずだとかつってですね。
僕も信用ならないですよ。
で、最終的に出てきたBSPLがまた間違ってたりするわけですよ。
そりゃそうだろうね。
いや、だって彼らもさ、全然やってなかったのもさ、
原預金の流れからだけで作るから、
日本みたいに発生主義が産んだみたいな話は全くないわけですよ。
とにかく原預金でここで減ってるから、これはこの経費に違いないとか、
入金があるからこれは売り上げのはずだろうみたいな感じで作って、
いや、違うだろうみたいな話が山のようにあってですね。
最終的にBSPL自体も信用はできませんっていうレポートにしたんです。
まあ、そうなりますよね。
作ってもらいましたかって。
で、最終的にでもですね、その会社を買うのか買わないのかっていう話が一番重要なんですね、M&Aは。
だから、会計士だとあんまりそこって、
M&Aにおけるリスクと責任
例えばビッグフォーとかで勤めてるとですね、ディスクレーマーって付けるんですよ、レポートに。
要はですね、ディスクレーマーって何ものかっていうと、
我々がんばってチェックしましたけど、限界ありますと。
責任はあなたが取ってくださいっていうのが簡単に言うとディスクレーマーってやつなんですよ。
買うか買わないかの責任はあなたにありますと。
最後は決めてねっていう話なんですね。
ほぼほぼ最終段階までレポートを作って、
当然うちのレポートにもディスクレーマーが書いてあるんですけど、
そこで日本の会社のCFOからミーティングをしたときにですね、
松本さん、すみません、まささんこれ買ったほうがいいですかねっていう話をされたんですよね。
そのときに言ったのが、
わかんないですけど、たぶんこの案件は買いですよっていう話をしたんです。
なぜならこういう案件でという話をしたんですけど、
最終的にやっぱりどんなレポートよりもその一言が欲しかったって言われて。
それもどうかなと思うけど。
でもやっぱりCFOからしてみると、
いろんなこと書かれるよりは結局こいつを買ったほうがいいのか買わないほうがいいのか、
それっていうのが役員として問われることなんですよね。
それを買ってちゃんと業績を伸ばすっていうのが求められることで、
そのM&Aの責任者としてそのCFOがいるので、
そういう意味ではそこのCFOのところに責任を負わせる。
当然彼がCFOなので責任は負うんですけど、
やっぱり後押ししてほしいんですよ。
買ったほうがいいよとか。
でもそれをやってくれるコンサルはいないんですね正直。
みんなリスク取りたくないもんね。
逆に言うと私は買ったほうがいいよって言ったんで、
すげー感謝されたんですよ。
責任は俺が取るんだけど、その一言が欲しかった。
この会社BSもPLもなくてどうしようとか思ったんですけど、
最終的にはマサさんが言ってくれるならいいと思うよっていう話で、
最終的に買ってビール自体はすごい成功したんでよかったんですけど、
そういう意味ではそんな会社も世の中にはいっぱいある。
でも買わなきゃいけないときもあってですね、
そのときにですね、頼まれたほうとしてはどうするみたいな。
って言ったときに、これも結局最終的にはやればなんとかなるかなっていうのは結論ではあるんですけれども、
最初はですね、本当にどないしようっていう。
この案件受けて失敗したなとか思いながらですね、やった覚えはありますね。
例えばなんかそのMAした会社が昔大納とか納税してなかったっていうことが、
買収した後に税務調査入って、
そういう指摘がもしあったとしたら、そこの責任って買収会社に来るの?
もちろん買った後は子会社ですから。
過去の買収前の大納でも?
はい。
そうなんだ、こわ。
それを母外債務と呼んでるんですけど、母外債務がないっていうのが、
一つそのM&Aでデューデリー会計士とかがデューデリーをやるときに一番気をつけなきゃいけないことなんですね。
カジさんが言われるように、買ったんだけど、こんな債務知らねーよっていきなり税務当局からいくらいくらの追徴があります。
債券もついてくるわけでしょ、だって。
そうそう、債務です。
だから当然あるんですよ。それを防ぐためにデューデリーをやるんですけど、
でもBSPLなかったらもう賭けだよね、もうね、怖すぎる。
でも実はこういう会社は特に東南アジア、南アジア、アフリカ系はざらにあります。
いやだからクロスボーダーとか怖くてさ、できないよね。
まあだから今回ですね。
すごいリスクとってるな。
だから結構やっぱ海外のM&Aってリスク高いんですよ。
買うときはですね、もう買い先のCEOはですね、バラ色です、将来バラ色ですって言ってくるんですよ。
そりゃそうだろうね。買ってほしいもんね。
私の見た中で一番すごかったのが、3年で売り上げ10倍になるっていう計画があってですね。
でそれを何の疑いもなく通していたので、いやこれはやめたほうがいいっすよって。
僕嘘つきですって看板下げてるのも。
最終的に1.2倍ぐらいにしかならなかったですね。
まだ伸びたからいいけどね。
まあなので本当に、でも彼らが悪気があるわけじゃないんですよ。
悪気があって嘘を言ってるわけじゃなくて、彼らはそのタイミングでは本当にバラ色を描いてるんですね。
思い込んでるわけね。
ただ残念ながら現実はそんなに甘くねえっていう話なので。
まあやってみて初めてわかることではありますけど、だからクロスボーダーのMAをやめろっていう話ではなくて、
今回の新日鉄がUSチール買うのも、あれ倍になっちゃったんですよね、投資額。
医療分野における決断
1兆ドルが2兆ドルになっちゃったので、たぶん計算合わないはずなんですよ、あれ。
1兆ドル分だけ。
なのでちょっとリスクあるよなーっていうのは見ながら思ってますけど、
ただやんなきゃダメなリールもあるので、どうなるのかなーっていうふうには思ってますっていうところです。
これからますますでもそういうクロスボーダーのMAって出てくるし、やってかなきゃいけない局面もあるからね。
あるんですよ、全然あるんですよ。
その時に大事なのが、情報がないから買わないっていうスタンスが1個あるんですけど、
特に日本の企業さんはこれが多いんですけど、やっぱそれやっちゃうとビジネスチャンスも逃しちゃうので、
ある程度リスクテイクするしかないんですね、特に海外は。
これって株の投資も一緒じゃないですか、100%上がる株はなくて、
それに対してある程度リスクテイクしてやるしかないじゃんっていう話なので、
似たようなものかなというふうには思うんですけど。
経営者ってすごいよなーっていつも思いますよね、企業家とかね。
すごいリスクとってるよね。いろんなリスクあるじゃん。
今回の話で教訓というか身近な話でも全然これ適用できると思ってて、
例えば医者の話にも聞いてて思い浮かんだんですよ。
例えば病院行って手術とかするじゃないですか、
僕もここ何年かで手術はしてるんだけど、
その時に客観的な検査の結果とかいろんな分析をした上で、
こういう選択肢がありますよってことは医者は言うんだけど、
最終的に手術するかしないかは患者次第みたいな話になるじゃないですか。
その時は分かったと。
先生が僕だったらどうするっていうことを聞くのよ、僕結構。
じゃあその先生、自分だったらこうするねみたいな、
この条件だとっていうことを言って、
じゃあやりますっていう話をしたりするんですね。
それをちゃんと言える医者が多いと思うんだけど、
例えばそこで責任介しじゃないけどさ、
条件はあるから後はあなたが決めてくださいしか言えないやつだったら、
信頼はできないよねって思うし、
自分みんな万能ではないからさ、
自分の知らないとかさ、
よくわかんない分野でその決断を迫られた時に、
やっぱりそこに馴染んでて、
やっぱ直感とかあるじゃないですか、今回の正さんも、
これはいけそうだっていけるっていう話で後押ししたというか、
ところもあると思うんで、
その感覚がある人がやっぱりサポートしてくれてるかどうかっていうのはだいぶ違うよねって思う。
経験と決断力というか、
その直感をちゃんと持ってる人が後押ししてくれるっていうのはすごく大事なことだと思います。
継続的な学びの重要性
なんで、仕事をする時に私も今心がけてるんですけど、
やっぱり誰とするかっていうのがすごく大事で、
やっぱりその信頼がおけない人だと、
たとえお金いっぱい積まれたとしてもですね、
多分やってて何か不幸になるケースの方が多いかなっていうふうに思うんですよね。
なのでやっぱりその仕事をするにしても、
友達と遊ぶにしても、何かやるにしてもですね、
誰とやるかっていうのはすごく意識してるっていう感じですね。
全く同感です。
好きな人と一緒に仕事をする人は、
私はちょっと違う気がするんだよね。
一緒にいてただ楽しいんじゃなくて、
背中任せられるかみたいなところ、特に仕事は。
その人には背中任せられるなみたいな人と一緒に仕事をすると、
やっぱりうまくいきやすいかなって気はしますね。
と思います。
なので、今まで20代、30代の時は、
結構その人のスキルとか、
FPで言うとBSPLが作れるかとかですね、
前回ちょっと話されてましたけど、
私的には、
カジバーがある、カジさんのバーがある。
スナックカジですよ。
バーよりランクが低いから。
スナックカジっていうのが重要なのかなと思ってて、
スキルも大事なんですけど、
カジさんだったら背中任せられるよというのが、
顧問料がもらえる理由なんかなっていうのは、
前回の放送を聞いてて思いましたね。
ありがとうございます。
前回のあれは、客観的な実力はまず土台に必要だよねっていうところではあるので、
それがなくて、キャラクターだけだったら、
結果も出せないよねっていうところもあるので、
土台の上にそれは必須だと思いますよ。
それをやらないと、ビジネスマンとしてどうなのっていうところはあると思うので、
価値を埋めないですよね。
なので、確かにBS作れる、キャッシュ、ローシキング、利票作れるっていうのは、
FPとして最低限必要なんだろうなっていうのは私は思ってますけど、
その上でスナック価値が必要なんだろうなっていうのが私が考える。
多分ね、マサさんが想像するよりも、
もっともっと私や寺が見てるFPの業界ってレベルが低いんですよ。
土台じゃねえよ。
もうね、本当にびっくりすると思う。
なので、スナック価値とか人間性とかもちろん大事だけれども、
それ以前の話だよね。
プロとしてあまりにも最低限の知識が持たないまま市場に出すぎじゃない?みたいな話なんですよ。
逆に最初からスナック価値を目指そうとしてる人が多すぎるんですよね。
お気持ちというか、自分のキャラクターとかそういうところで行こうとしてる人が多すぎるんだよね。
まあオシャレとかはそうだと思います。
人的なところは、人柄というかキャラクターがやっぱり大事だと思うし、思いが大事だと思います。
そうですね。
マサさんが1年やってくださったので、
皆さんに、リスナーの皆さんに伝えたいこととか、
ご自身でこれからやっていきたいこととか、
含めで出ていただいてるんで、あんまりないのかもしれないですけど、もしなんかあれば。
そうですね。
継続は力っていう言葉は、私はすごく意識してて、
今できなくてもいいんですよ、正直。
先ほどのBSPLも今作れないじゃないか。
まあそれはいいんじゃないですか。
大事なのは作れないっていうのを分かった上で、継続的に勉強するっていうふうに。
挑戦と成長
私はもう100年人生生涯勉強し続けるっていうふうに決めたので、
それをやり続けたら、いつかできるようになるんですよ。
リスナーの方々も、私はまだFPとしてBSPLも書けないわっていうのは全然構わない。
誰でも最初はそうですね。
結局最初から書ける人はいないので、
書けないわっていう現状を認識した上で、書けるように努力する。
それが1年後なのか2年後なのか5年後なのか知りませんけど、やってたら必ずできるようになるので、
それを続けるっていうのが大事なのかなと。
この正直FPも私も毎週聞かせていただいてますが、
この正直FPを毎週聞くっていうのもその勉強の一つなんかなっていうふうには思ったりするので、
今後も私もリスナーの一人として毎週聞かせていただこうと思ってます。
ちなみに、テラにはBSPLとか財務産票を基本としてベースで抑えるのにどうしたらいいと思うって聞くと、
テラは株式をやれって、個別株をやるのが一番近道だと思うっていつも教えてくれるんですけど、
会計資税理士のマサさんから、どうします?
近いと思いますよ。結局、自分が興味のある会社、上場会社をまず見つける。
それが株の投資先なのかどうかわかりませんけど、
その会社が好きだっていうふうになったら、その会社のBSPL見てみりゃいいんじゃないですか。
そしたらいろいろ書いてあるんですよ。
まず、BSPLから入ろうとするからちょっと借り方貸し方みたいな話になるのであって、
まずビジネスから入って、俺この会社のビジネス好きだ。
このビジネスがどう現れるのかっていうのを見たら、
こんな項目あるんだ。これ何?みたいな。こんなに利益出てるんだ。さすが。
そういうふうな観点で見ていくと、数字がもうちょっと数字じゃなくなるという。
商品が目に浮かんで、自分の好きな商品とかだとなおさらそうなりますよね。
だから、そういう商品を思い浮かべながら、それがこうなるんだっていうふうになっていくと、
ちょっととっかかれんじゃないかなっていうふうには思います。
そこに対して投資をしてみて、そうすると株主なので毎年BSPLとかが送られてくるようになるので、
それを継続的に見てたら、成長してんじゃん。成長してたら、だから株価上がってんのかみたいな話がわかってくるのかなっていう気がします。
どっかのグロービスのサイゼリヤはやっぱすごいイメージしやすかったですもん。
サイゼリヤのBSとPLは。すごく知ってるからよくね、商品も知ってるし、
価格もわかるし、店舗数もイメージできるじゃないですか。だからすごいBS見やすかったらおすすめかもね。
だからやっぱりBSPLっていうのは後付けの話なので、どちらかっていうと、
まずはビジネスがあって、そこで売ってる商品とか活動があって、
それの結果がBSPLなので、BSPLを勉強しようっていうんじゃなくて、
まずはそっちの興味あるビジネスのほうを見てもらって、
それの結果がどうなのかみたいな感じで見ていったほうが面白いんじゃないかなと。
ほぼテラと同じことを言ってますね。
ということで、2人の意見も一致したんで、やっぱりそうなんだなって改めて思いました。
マサさん、じゃあ1年間本当にありがとうございました。
またね、どこかでスペシャルゲストで来てもらうこともあるかもしれませんので。
ぜひお願いしたいところですね。
じゃあ今後ともよろしくお願いします。
ありがとうございました。
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それでは今日のラジオはそろそろ終わりのお時間とさせていただきます。
今日もここまで聞いてくれてありがとうございました。
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それでは今週も正直に生きていきましょう。バイバイ。
バイバイ。