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2024-05-07 16:56

あの地獄のような受験勉強って、全て無駄だったんじゃ‥という話③ #64

受験地獄からのバカ化シリーズPart 3。
文明開花で日本が失ったものは?スマホの功罪は?読書習慣は必要か?など、皆様のコメントも拾いつつ、日本の受験教育とバカ化についてお話をします。

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サマリー

日本の受験教育の問題について、教育が受験に偏ってしまい、暗記中心の学習になっていることが原因で日本人の知能が低下しているのではないかという意見があります。日本の受験教育の問題点は、暗記や計算能力の高さに重点を置いていることであり、意見を述べたり議論する訓練が欠けています。アメリカの教育では、多くの本や哲学者の書物を読み、意見を発表させる訓練が行われています。

受験教育の問題
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日も、受験地獄&バカ化の話の③になります。
バカ化って、日本人がどんどん受験戦争自体が激しくなっているにも関わらず、知能が落ちてきているんじゃないかっていう話をして、結構物議をかもすというか、
お子様を育てている方とかもたくさん聞いてくださっているように感じたので、ちょっと気を悪くする人とかも出てくるかなと思って配信したんですけれど、
結構コメントをたくさんいただいて、皆さんすごく好意的に受け取ってくれたので、すごくほっとしていました。
やっぱりさすがだなと、皆さん知的な方ばかりで、すごいやりがいがあるなって思いましたね。
例えば、日本人は江戸から明治にかけて、時代の転換点で大きく教育とか、国の動かし方が間違っていたんじゃないかという意見であったりとか、
あと、本を読む習慣が減ってきたから、それは良くなかったんじゃないかとかね。
結構多かったのが、スマホの影響は大きいんじゃないのかっていうね。
実際にスマホを使うようになると子どもさんの成績がすごく落ちるとか、そういったご意見とかもいろいろ寄せていただいて、私自身も勉強になりました。ありがとうございます。
もろもろ全部正しいと思うんですよね。
私のあくまでも試験でお話をしていくんですけれど、他の国と比べても日本の義務教育レベルですごくバランスよく学習ができていて、
色字力っていう、読み書きですね。言葉が読み書きできる能力っていうのはもうほぼ100%ということになっていて、こんなの当たり前じゃんというふうに思われる人もいると思うんですけれど、実際そうでもないんですよね。
読み書きができない子が何パーセントかいたりとかするのが、ほぼ100%っていうのはかなり優秀だと思うんですね。
国語能力がこれで、あと算数とか計算能力とかっていうのも、非常に欧米の子どもたちと比べても日本はかなりレベルが高いと言われているんですよね。
なので、義務教育レベルとかは、結構誇れる水準の教育をちゃんとやってるんだというふうに、私素人ですけれども、だいたいみんなどこもそういうふうに言ってるので、そうなんだと思うんですよね。
あと、いろいろご意見をいただいたスマホに関してなんですけれど、これは確かに使い方を間違うと、スマホっていうのは小さな手のひらサイズのコンピューターなので、もちろん探せばこの中にもいろんな娯楽が詰まってますよね。
スマホの影響
ゲームとかね。なので、こういったことで単純に勉強する時間であったり、脳の発育に大切な睡眠とか休息とかの時間を削って、こういう娯楽の方に走ってしまったり、
あと、不必要なまでの友達たちとのSNS上でのコミュニケーションとかね、そういったことに時間を使いすぎるために、多分成績が下がってしまったりとかっていうことにつながっているんだと思うんですよね。
なので、そういう使い方の間違いであって、必ずしもこのスマホ自体が脳を退化させるっていうか、馬鹿になっていくっていうことにはならないと私は思います。
むしろね、スマホっていうのはね、誰かが言ってたんですけど外部脳だっていうね、要するに自分の脳のキャパっていうのはすごく狭いんですね、実はね。
無限の可能性を秘めている臓器でありながら、平凡な人たちっていうのは、これはほんとわずか10%前後しか使えてないらしいんですよね。
天才であっても20%前後らしいんですよ。それぐらいありとあらゆる可能性を秘めているにも関わらず、実際にはね、やっぱり完全にこれを使い切ることってできないらしいんですね。
なんで、やっぱりものすごくキャパと限界があるものなので、何でもかんでもね、それこそ友達の電話番号とか全部覚えてる人とかたまにいますけど、こんなの意味ないわけですよね。
こんなのは別にスマホに全部覚えておいてもらって、自分は色んな知り合いの電話番号とかを覚える代わりに、もっと大切なことを覚えたり考えたりした方がいいわけなので、
これは別にスマホ自体はむしろ自分の脳の代わりに全部覚えておいてくれたり、ちょこっと調べたいことがあったらその場で調べて、インターネットでものを調べるっていう感じですよね。
これはいちいち全部が全部、それは覚えられるだけのキャパがあればそれはいいことですけど、そんなことは多分ほとんど天才の人であっても無理らしいので、
これは別に必要がないと思うので、もう分からないことはさっさとスマホで調べて、なるほどっていうこれでいいと思うんですよね。
それを覚えておく必要があるものは覚えるべきでしょうけど、覚える必要がなければもうさっさとデリートデリートでまた新しい情報に更新していくという使い方で全然大丈夫だと思うんですね。
いよいよじゃあなんでバカになってきてるんだっていう話なんですけれども、これはやっぱり日本の受験教育の一言に尽きると思うんですね。
受験教育、要するに教育が受験っていうのが前についちゃうわけですよ。
本来の目的である教育、教育をやはり高い水準の教育を施していくということで、小学校中学、義務教育から高校大学と進学してより高度な教育を極めていくっていう発想じゃなくて、
あくまでも受験が目的であって、受験をなんでするのかっていうと、これはもうより良い人生、だからより良い大学に入るっていうのは、より良い会社とか職業に就けると。
より良い職業に就くイコール、より実りのある人生っていう非常に単純な価値観ではあるものの、あまりにも短絡的すぎるものの考え方で、教育っていうものを結局ねじ曲げてしまったんですよね。
だから目的と手段がもう完全に入れ替わってしまったっていうのか、話を戻すとですね、受験教育っていうのは結局暗記、暗記、暗記で暗記の一言に尽きる教育、教育じゃないですよね。
とにかく何でもかんでも詰め込んで覚えさせて、試験に出そうなところを勉強して、試験でいい成績を取るっていう、ただそれだけのものになってしまってるんですよね。
ちなみにね、暗記っていうことなんですけれど、暗記ってね、才能もすごくあるんですけれど、訓練っていうこともすごくあって、ちょっとね、また例え話になるんですけれどね、ユダヤ人っていう民族がいますね。
この人たちはね、すごく迫害され続けてきている民族で、今ナチスドイツのね、ホロコーストのああいう悲劇は言うまでもなくですね、ずっと昔からですね、自分たちの国も持てないし、
社会的な情勢が悪くなると必ず迫害されたり、いろんな自分たちの資産をね、没収されてきたりしている民族なんですよね。
今のね、このパレスチナとイスラエルの問題っていうのは、もうちょっと本当につらいことなんですけれど、こういう彼らの民族的な悲劇が、今度自分たちがね、殺戮と侵略をする側になっているっていうのがね、もうちょっといたたまれないんですけど、それはちょっと置いといて。
ユダヤ人っていうのはね、このようにね、ずっと土地とかね、お金とかね、そういうものを持ってても、常に没収されたりとかするんでね、もうこの有形のものはね、持ち運びができないということで、全部ね、大事な情報とかね、データとかはね、頭の中に暗記させるっていうね、
そういう訓練をね、子供の頃からどうも、そういう理由でね、してきてるらしいんですね。
で、彼らってね、この、要するにヘブライ語っていうね、彼らの本来の言語ですね。このヘブライ語で、トーラーっていうね、ユダヤ経典なんですけど、これをね、もうすごいぶっとい書物なんですけど、これをね、10代の、本当に子供の頃にね、全部丸々暗記して、
で、これをちゃんと、あの、大きなね、公会堂みたいなところでちゃんと、あの、全部ね、1から10までちゃんと暗記したものを言って、ようやくこれで成人の儀式みたいなね、いう風になるっていうようなね、あの、民族なので、あの、暗記のね、訓練っていうのはもうめちゃくちゃしてるわけですね。
で、これをね、あの、フォトアイっていうらしくって、あの、要するにね、もう目でね、カシャってカシャって、このカメラのレンズみたいに、あの、もうページをね、丸々もう、あの、撮影してね、丸暗記してしまうみたいなことをね、するらしいんですよ。
で、これはね、まあ、訓練の賜物みたいで、うん、これでね、だからユダヤ人っていうのはね、みんなね、優秀な人が多いらしいですね。
で、まあ、ちょっと話を元に戻すとですね、あの、まあ、こういう風にね、あの、暗記っていうのは、まあ、大変、あの、あの、なんていうかな、この受験とかのね、勉強の時には、あの、とてもと、とても大切なスキルになってくるので、結局、学校の、あの、勉強ではね、不十分なのがここだと思うんですよね。
学校の勉強っていうのはもう教科書があって、ね、あの、ここまで、あの、この1学期にはここまで進んでおかなければいけないっていうね、ちゃんとノルマがあるので、ばーっとね、広く浅く、あの、授業でいろんなことをやっていくと。
日本の受験教育の問題点
そしてみんながね、塾に行く必要性があるのは、この暗記の訓練を、あの、上手にしてくれるのが、あの、塾だという位置づけなんだと思うんですよね。
ここで上手に、あの、勉強のね、あの、あの、効率よくね、暗記、暗記ものを覚えたりとか、あの、計算式とかのね、あの、うまく、この、計算をね、するスキルであったりとか、こういうことをね、教えてくれるのが、まあ、塾なんだと思うんですよね。
なので、今の、あの、この受験教育を、あの、ベースにした、今の、あの、やり方だとね、絶対両方必要なんだと思うんですよね。
うん。で、あの、結局ね、じゃあ、この、あの、他のね、先進国とか、今ね、やっぱ伸びてきてる国とかがどういう教育してるかっていうと、あの、結局ね、日本ほど、この、暗記とか、まあ、計算能力とかが高くなかったとしてもね、あの、かなりね、若いうちから、実は、あの、あの、議論したり、で、自分の意見をね、あの、みんなの前で発表したりっていう訓練をね、
めちゃくちゃ、子供の頃から実はやってるんですよ。で、これが、日本がね、全然できてないことなんですよ。うん。で、えっと、ちなみになんですけどね、私が、まあ、詳しいのはアメリカなので、アメリカがどういう教育してるかっていうと、もう、とにかく、まあ、インプットとしてたくさん本読んだりね、映画見せたりね、あの、そういうのはもちろん、日本と同じようにするんですけれど、
日本がこういうことするのは、あくまでも、受験で出そうな、あの、例えばこの、ね、あの、小説の、あの、なんか、1パラグラフが、全部ね、出てきて、で、そこが虫食いになっていて、空白欄にどんな単語が入りますか、みたいなね、あの、こういうのが出てくるために読んだりしてますよね。
そうじゃないんですよ。あの、もう、例えば、だから、欧米の教育っていうのは、もう、まるんまるんね、もうね、えげつないぐらい本読まされるんですね。もう、それがね、もう、プラトンとか、アリストテレスとか、うん、もう、ソクラテスとか、こういう哲学者の書物から、あの、いろいろね、その、あの、時代時代の小説家とかね、こういうのいっぱい読まされるんですよ。
で、これね、読んだ後に、意見を言わされるんですよ。これをあなたは読んで、どう感じましたかと。で、この時代に生きてた人たちは、あの、どういう気持ちでね、この時代を暮らしていたと思いますか、みたいなことをね、あの、ガンガン、みんなの前で発表させられるんですよね。
うん。で、この訓練が一つですね。で、あともう一つがディベート。これは議論です。で、こんなのはね、もう最も日本人がやってきてない訓練ですね。で、これはね、わざとね、あの、二項対立っていうかな、この、AのグループとBのグループっていうのに分けて、完全に真っ向から反対の意見のグループを、それぞれにね、あの、わざと議論させるんですね。
で、例えば、そうだな、えっと、よくあるのがね、忠誠、ね、あの、その、あの、妊娠忠誠ですね。で、これが反対の人と賛成の人とに分けるんですよ。で、なんでこれを賛成すべきなのか。ね、これは、あの、女性の体に、あの、やっぱり女性にもその、出産する権利があるとかね、あの、そういった子供を持たない権利もあるとかっていう意見の人と、いやいや、これはやっぱり、あの、赤ん坊にも生まれてくる権利があるんだとかね。
ということをね、わざと自分自身の持論はさておき、わざとね、この、あの、いったんね、あの、意見を、あの、あの、ちゃんと、あの、グループに分けてね。で、それでわざとその自分のその立ち位置から、いろんな意見を戦わせるっていうね、あの、訓練をね、ずっとさせられてるんですよ。
ね、だからこのいかに日本がね、海外から出遅れてるかっていうのは、ここの部分なんですよ。あの、だから意見を述べる。で、あの、たとえ自分の意見がどうであったとしてもね、あの、その、いったん自分の立ち位置を決めたら、そこでやっぱりその自分の立ち位置から、立ち位置から、あの、あの、こうする方がいいんだとかね、あの、こうすればこうなるとかっていうことをみんなの前で説得していくっていう訓練を延々とやらされてるんですよ。
なのでね、で、あとそのインプットの仕方ももっと深いんですよね。だって自分の意見としてみんなの前で発表しなければいけないので、あの、生版からね、その受験に出るから、その暗記するために読んでるんじゃなくて、ちゃんと、あの、自分の血となり肉となる意見をね、やっぱり構築しなきゃいけないので、もっと深く、あの、文献を読むんですよね。
で、この訓練がね、全くやってきてないのが日本なんですよ。
アメリカの教育の特徴
はい、というわけでね、今日は、あの、ちょっとね、日本の受験教育の問題点その1ぐらいで終わってしまったんですけれども、また、あの、次回、あの、続きは話をさせていただきます。
で、それに、それが故に、あの、バカ化が進んだんじゃないかっていう話をね、あの、またしていこうと思います。
お付き合いいただきありがとうございました。ごきげんよう。
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