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2024-07-09 18:29

のどかな風景の横にあるもの【前編】 #126

カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した映画『関心領域』についてお話します。
以前ご紹介した『胸騒ぎ』より、さらに底知れない人間の闇を見据えたホラー映画です。

『関心領域』
全国で絶賛公開中🎬
https://youtu.be/kk2H0CVbOG4?si=4ovVEq2hBweoWmFE

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お聞きの皆様、おはこんばんちは。現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。今日は、胸騒ぎと並ぶぐらいですね、怖い映画を見ましたので、それのご紹介をしようと思います。
この映画はですね、昨年度というか、この間3月にも行われたアカデミー賞、そしてその前に行われた観の映画祭のね、グランプリを取ったことで、大変話題になった映画なんですよね。
なので、映画好きの人だったらね、もう見ている方もいらっしゃるかもしれません。これは今ね、ホラー好きの間ではね、もうこの配給会社から出ている映画は間違いないと言われるA24という会社が配給している映画になります。
ここから出す映画は全部、今ね、アリアスター監督とかね、この人を出したことでも有名な配給会社になります。映画のタイトルはですね、感心領域というタイトルで、これは舞台はですね、第二次世界大戦中のドイツになります。
この映画もですね、あの前回あのね、あの胸騒ぎというね、北欧の映画をご紹介して、あのすごくね、あの好評をいただいたんですけれど、この胸騒ぎとやっぱり似ていてですね、あの音がすごいんですよね、音響がすごくて、なんていうんですかね、この画面で行われている、そのいろいろ映像よりもですね、
この音にやられるんですよね。だからこれはね、ちょっと今までにはなかった、新しいそのホラー表現でね、すごい画期的なアプローチだなと思いますね。あの単にあの爆音とかね、あのギュイーンとかね、あのそういう武器とか、そのなんか殺戮を行っている、あのビチャッ、ブシャッとかいうね、ああいう残酷な音とかね、そういったことでその人を怖がらせる。
っていう手法ではなくてですね、もっとあのなんて言うんでしょうね、不条理な、なんかこのよくわからないけれども非常にこう不穏なね、あの不安、不安な気持ちを掻き立てるような音とかね、あとその実際の画面の風景と全然関係ない音楽がね、音楽というのか音が響いていたりとかね、
とにかくこのね、誤感に訴えてくるんですよね。これがね、やっぱりその胸騒ぎの時もそれは感じたんですけれど、あのこれがね、やっぱりちょっと新しいなあっていうか、で実際これ音響効果書確か取っている、取りましたよね、アカデミー賞はね、まあこれはね、当然の受賞だなというぐらい音がね、ある種のこの主役の映画でもありました。
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まず映画がね、まああの劇場が暗くなって始まりますよね。始まってまあなんかこう配給会社のサインとかがね、あのパッと映った後ですね、真っ暗な画面がね、ずーっとね冒頭結構長い間続くんですよ。
で、その間ね、ゴーとかね、なんかゴンゴンゴンとかね、なんかこう、なんて言ったらいいんでしょうね、なんかこう、機械音のようなね、なんかそういうね、もうとにかく不気味な音がね、グワーって響いているだけの状態で、この暗闇の中に置き去りにされるんですよね。
で、これがね、本当に数秒どころではないぐらいね、あのちょっとこれもしかして映写機か何かに故障があったのかなと思うぐらいかなり長い時間、この状態でまあ観客たちは放置されるんですよね。
で、なんかちょっと大丈夫かなとね、もうやや不安になってきたところでようやくパッとね、明るい画面になるんですよね。
で、この明るい画面は、あのすごく綺麗なね、田舎の自然の風景になるんですよ。
で、あのすごいね、川のほとりで、綺麗な草むらがあってですね、ここにあのドイツ人のね、家族がピクニックに来てるんですよね。
で、みんな水着を着ていて、川でね、水遊びしたりとか、女の人たちはここでね、ご飯、あのね、ピクニックのサンドイッチとかね、あのパンとかを食べてね、楽しく談笑しているんですよね。
で、まあある程度時間が経って、あのピクニックのね、あの後片付けをして、ゾロゾロと家の方に帰っていくと、ここにはね、すごく立派なあの邸宅があるんですよね。
で、庭もあって、広い2階建てのお家でね、で、あのちゃんとこの使用人とかがね、ちゃんと何人もいて、あの料理も作ってくれるし、掃除もしたりとかね。
で、この主人たち、この家の家族たちの身の回りの世話をする人たちが何人もいるんです。
で、この立派なお家はね、温室とかもあったりね、あの本当に広い敷地の家なんですけれど、この家の横にはですね、非常に背の高い塀がね、ざーっとあるんですよね。
で、まあとにかくこの塀に囲われた、囲われたというか、塀の横に立っている立派な広いお家にこの家族は住んでいるんですよね。
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で、まあとにかくこの映画はね、こんな感じでね、もう淡々と特に何も大きなドラマも出来事もなく、淡々とね、この家族の日常を私たちを横からね、ただ見てるだけっていうような撮り方をしている映画なんですよね。
で、基本的にはね、なんていうかな、そんなまとまった音楽もかからないですし、俳優たちの大げさな芝居とかも一切なくて、日常の静かな暮らしぶりっていうのが淡々と続く映画なんですよね。
で、まずですね、このピクニックから帰ってきて、みんな家で着替えて楽しく普通に暮らしてるんですよね。
そうしたらね、わざとね、この兵隊の格好した人とかが来て、家に出入りしてくるんですよね。
で、こういう右手を高々と突き上げてね、軍隊の挨拶とかをしてるんですよね、みんなね。
つまりこの家の主人っていうのは、かなり軍隊で偉い役職に就いている人なんだなっていうことがここでわかるわけですね。
で、入れ替わり立ち替わり結構人が出入りする家で、使用人もさっき言ったみたいに何人もいるような立派な暮らしをしている家族なんですよね。
で、このさっきの部下のね、軍人がね、いろいろ荷物持ってきたんですよね。
で、それをほら、またいろいろ物が入ってきたぞ、みたいな感じでね、奥さんがそれを預かるわけですよね。
その中にはね、毛皮のコートとか、いろんな服とかね、靴とか、あと宝石とかね、貴重なものがいろいろ渡されるんですよね。
これは一体何なのかっていう感じなんですけれども、とにかくね、わりと高級品が運び込まれてくるんですよね。
で、また来たわね、なんて言って、家族でみんなワイワイ楽しみながらね、この奥さん含むね、女性たちがけっけけっけ言いながら、いろいろ服を試して試着したりとかするシーンが続くんですよね。
で、この中で立派な毛皮のコートが出てくるんですよね。
で、この毛皮のコートを着て、鏡の前でね、あ、私のサイズに合ってるかしらっていう感じでね、いろいろ見たりしてるんですよね。
で、なかなかいいじゃないっていう感じで、何気なくこの毛皮のコートのポケットに手を突っ込んでみるとですね、中からいろいろ出てくるんですよね。
で、まあそれ引っ張り出して、ふーんっていう感じで、それは口紅とかね、そういったものが入っているわけですよ。
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だからこれは古着というかですね、新品で購入されたものではなくて、さっきまで誰かの持ち物だったんだなっていうことがここでわかるわけですよね。
とにかくこんな感じでですね、この家の主のお父さんは立派な役職に就いている軍人で、これの奥さんが一応この家で一番偉い人たちになるわけですよね。
で、自分たちが、まずこの奥さんが、だから自分が気に入ったこの毛皮であったりね、宝石とかは自分がより分けてですね、余ったものは他の誰かにあげてちょうだいみたいな感じでね、使用人とか他の友達とかに渡したりとかしてるんですよね。
で、ちょっとシーンが変わってですね、この可愛い子供たちがいるんですけれども、この子供たちがね、ベッドでね、寝る前にね、みんなでゲームしてるんですよね。
で、なんかコロコロとサイコロみたいなもんで遊んでるんですけれど、このシーンがね、ちょっとアップになると、どうもね、サイコロではないもので遊んでるんですよね。
で、よーく見てみると、これがね、歯に見えるんですよね。人の歯ね。で、なんでだろうっていうね、こんな感じで、とにかく色々、裕福な恵まれた家族が、悠々自敵で暮らしているシーンがパラパラとずっと描かれていくんですよね。
で、このお父さんはですね、こうやって休みはこうやってね、ピクニックしたりとか、家族と過ごしてるんですけれども、朝になればですね、勤務に出かけていくんですよね。
で、あなた行ってらっしゃいっていう感じで、彼が出かけるときには必ずちゃんと何人かの部下たちが迎えに来てですね、馬に乗ったり、そういった感じで出かけていくんですよね、勤務にね。
ところがですね、出かけていくのがですね、この家の横にはね、背の高い兵があるわけですけれども、もうこのお父さんはどうやらこの兵の向こうが職場なわけですね。
で、これで行ってきますって言って、すぐその横の兵のね、入り口に入っていくんですよ。
で、まあね、こんな感じでね、決してこのカメラはですね、この兵の向こうを見せることはないんですよ。
我々観客はもう終始、この家の周辺、あと家の中だけを見てるんですよね。
兵の外、兵の内側がどうなってるかっていうのは、まあ一応基本的には映らないんですよね。
で、とにかく、まあこの家の中ではね、夫婦も仲良くて、夜寝る前にね、夫婦で談笑したりとか、子供たちがこうやってベッドでちょっと遊んでいたりとかね、
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そんな感じで和やかに過ごしているシーンがずっと続くんですけれども、その間もですね、ずっとね、とにかく音がずっとしてるんですよね。
これはね、外の音です。なんかね、犬が吠えたててる声であったりね。
あと、ラジオ放送って言うんですかね。この工場っぽいんですよね。この兵の向こうっていうのはね。
同じ建物、同じ形状の建物がわーっと並んでるんですよ。第1号棟、第2号棟、第3号棟みたいな感じでね。並んでて、ちょっと工場っぽいんですよね。
ここでのなんかいろんな号令とかね、ちょっとした放送の音とか、あとこの、ぼー、シュッシュッシュッシュッっていうね、鉄道が走ってくるような音も聞こえますね。
あとこの蒸気、鉄道の蒸気の音、あと犬の鳴き声、あとその、とにかくね、ゴーとかね。なんかね、そういういろんなね、とにかくね、工場の横にいたらもしかして聞こえるんじゃないかなっていうような音とかが、まあ終始聞こえるんですよね。
それとたまにね、あの赤ちゃんの鳴き声とかね、そういったのがちょっと遠くの方から聞こえてくるんですよ。うん。でもね、家の中で、家の中にもね、子どもがね、たくさんいるんですけれど、赤ちゃんもいますね。いるんですけれど、別にこの子たちが鳴いてるところとはだぶらないんですよね。もっと遠くの方から赤ちゃんの鳴き声が聞こえてくるという感じでね、終始、あの静寂なことはないんですよね。
あの、なごやかな家族が団乱している風景と、遠くの方からこういったちょっと工場で、もし工場のそばを通りかかったら聞こえてくるかもしれないようなね、そういう音が聞こえてくるっていう状態なんですよ。
だからね、なんかちょっと一種ね、おかしな音がずっと聞こえていて、なんかね、あの、想像しといえば想像しところなんですけれども、家自体はね、とっても立派で、で、この奥さんはね、この庭、ガーデニングがね、大好きで、すごく立派な庭を手入れしてね、これを生き甲斐にしているんですよね。
で、広い庭にはプールもあったりね、ここで遊んだりするシーンも出てきたり、とにかく自慢の邸宅なんですよね。
で、結構ね、この家にたまに、このお父さんのね、仕事仲間たちがね、やってきて、ここでなんかね、打ち合わせというかね、ミーティングみたいなこともしてるんですよね。
だから奥さんたちは、まあいろいろ、ここもね、本当優雅でですね、直接この奥さんがね、料理したりしてるシーンはほとんどなくて、主にね、この奥さんがやってることっていうのは、本当ガーデニング等、全体的なこの監視というんですかね、命令を下したりね、ここやっといてちょうだいとか、あれやっといてとかね、指示を飛ばすだけで、
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基本的には、使用人がね、いるんですよ。庭師もいるし、家の中のこのね、料理を作る調理係もいるし、子どもたちの面倒を見るね、何人って言うんですけれど、子守ですよね。子守もいるし、そしていろいろ掃除したり雑用したりする若いメイドさんみたいな女の子もいるんですよね。
だから総勢ね、4,5人どころじゃなかったな、結構な人数の使用人を抱えているわけですよね。なので基本的にこの奥さん、本当命令を出すだけで、優雅に過ごしてるんですよね。
で、お父さんがその横でですね、仕事仲間を家に招いてね、ここでみんなでこの男の人たちはミーティングしてるんですけれども、ここでね、ずっと話題が出ているのが、要するにね、焼却炉をね、増やそうっていうか、焼却炉のこの設計をちょっとうまく工夫すれば、
普通だったら1回焼却して、で一旦ね、これが止めて、冷却したりとかなんかして、でまた準備して、でまた次にっていうね、このタイムラグが生じるんだけれども、
このある方式を使えばですね、24時間どこの焼却炉も止めずに、効率よくこの焼却活動をずっと続けられる方式がありますよ、みたいなね、なんかこのエンジニアみたいな人招いて、この新しい焼却炉についてなんか打ち合わせしてるんですよね。
まあだからこのお父さんがね、働いている工場のような場所で、使う新しい機材というかね、機械について打ち合わせしている風景が淡々と描かれているんですよね。
はい、というわけで、まあこれね、だから淡々とね、終始この平和な、このごくごく平凡な家庭のね、描写がね続くんですけれども、
このお父さんが勤めている場所は何なのかとかね、この家族はどういったことでこうやって裕福な暮らしができているのかとか、兵の向こうがどうなっているのかとかっていったことは、またね次回お話ししようと思うんですけれども、
はい、あのね、もう何と言ったらいいのかというか、あのまあ怖い映画でしたね。また出たって感じですよね。いやー怖いですよ。
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というわけでね、何がどう怖いのかっていうのは、次回お話ししようと思いますので、まあお待ちください。ごきげんよう。
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