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はい、おはこんばんちは。早速続けます。 チェチェリアはですね、貴族の霊嬢エリザベッタにチェンバロのレッスンをしている最中にですね、将来ね、戦争が終わったら結婚することがチェチェリアは決まってるんですけれども、その結婚の話になっちゃうんですよね。
ここでエリザベッタはですね、あなたのね、結婚する予定の男性はとっても真摯的で立派な人だから、あなたの夫にはね、理想的な人よというふうに言われるんですね。
あ、じゃあ私の将来の夫をご存知なんですか?というふうにチェチェリアは聞くとですね、実はこの将来の夫はですね、エリザベッタのいとこだというふうに言うんですね。
ここでですね、エリザベッタはしげしげとチェチェリアの顔をね、じっと見てですね、あなたはね、とっても美人なんだけども、ちょっとね地味すぎるわっていうふうに言うんですね。もうすぐ結婚する年頃の女の子なんだから、もうちょっとオシャレしてもいいと思うわよって言って、
自分が持っていたね、この化粧品をね、ばらばらっとこのチェンバロの上にね、バサッと置いてですね、チェチェリアの顔にバッと化粧を始めるんですね。この時代のお化粧なんで、まずお粉、パウダーを顔中にパフでポンポンポンとつけてですね、白くして、
そして紅ですね、口紅とチークを兼用したようなクリーム状のチークをですね、この指でとって、で、このほっぺたのところに血色よく見えるようにぷっぷっぷっとつけてくれてですね、あと唇の上にもですね、この赤い色をぺぺっとつけるんですよ。
で、もうチェチェリアは生まれて初めて化粧されるのでね、すごい何をされるんだろうっていう感じでね、ゴワゴワと茄子がままになってるんですね。ほら綺麗になったわよって言って、で、あとはですね、最後に仕上げにですね、香水を出してきて、その香水をね、ポンポンとチェチェリアのね、この耳の後ろあたりにつけてくれて、さあ出来上がったわよって言って、このコンパクトのね、あの鏡をですね、こうやって見せるんですね。
で、その中にはね、真っ白な顔になったチェチェリア自身が映っていて、もうなんかすごい不快な表情をしてるんですね。で、レッスンが終わった後ですね、もうだーっと急いで、もう顔をね、みんなに見られないように下を向いて、うつむき加減でだーっと歩いていって、そしてね、このキッチンに入ろうとしたらですね、ちょうど出てくる人とね、ドーンとぶつかっちゃうんですよ。
で、ゴロンゴロンって、その相手がね、ぶつかった相手が持っていたカゴの中の野菜とかがゴロンと落ちるんですよ。で、これね、野菜売りの青年なんですね。
で、「あー、失礼しました。ごめんなさい。」って言って、お互いに謝るんですけれども、チェチェリアはもう顔をね、見られたくないんで、ずっと手で顔を隠しながらいるんですけれども、若い男性に自分の化粧してる顔を見られたくなくて、ところが、このぶつかった男性がですね、わーって、すごい可愛い子だなっていう感じで、で、ぶつかったのが僕でラッキーだなっていう風に言うんですよね。
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で、「君、誰?名前なんて言うの?」って言ってね、やつ際屋に口説くというかね、言ってくるんですよね。で、チェチェリアはね、「もう嫌、もう嫌だ。」っていう感じで、もうダーって男を振り切って、キッチンの中に駆け込むんですね。
で、そこにはですね、いつものハスッパな女の子がいて、彼女のところにバーっと行って、「お願いだから私のこの化粧を取って。」って言ってね、頼んでですね、ゴシゴシとこのちょっと濡れたタオルでね、ゴシゴシと拭き取ってもらうんですよね。
で、このハスッパな女の子はですね、ニヤニヤして、「どうしたのこれ?」って言って、「いやもう今、エリザベッダさんにメイクされて、もう気持ち悪いのよ。」って言って、「早く取って取って。」っていう風に言ってるんですね。
ところで今、野菜売りの男の子と喋ってたけど、「何?どうしたの?」って、「くどかれたの?」とかっていう風にね、聞かれて、「いや、なんかよくわかんないもん。」って言ってたら、「彼すごい可愛いじゃない?かっこいいじゃん?イケメンじゃん?」みたいなこと言われて、「いやもう、どうでもいいから早く化粧取って。」っていう感じで話してるんですよね。
当時の結婚なんですけれども、なぜピエタインの子児の女の子たち、親元もわからない人が、どうして貴族とかボルジョアの男性と結婚するようなシステムがあったのかっていう説明が必要なので、ちょっと話をすると、
これはですね、ピエタインの特にですね、この女の子、合掃団のね、合掃団の娘たちっていう風に言われていたんですけれども、この女の子たちは、もともとこのピエタインの子児たちはみんなここで洗濯や食事やね、そういった諸々の一般的な家事全般、及びですね、結構高い一般教養を身につけさせられてるんですよね。
さらにはですね、ここの合掃団の女の子たちはみんな最高級の音楽教育を受けてるんですよね。この当時のヨーロッパで文化的な教養、あと楽器が弾けるとか、音楽の才能があるとかっていうのは、とてもリスペクトされていたんですよね。
なのでピエタインの女の子たちっていうのは、ある種、男性から見てもですね、非常に結婚相手として望ましいというふうに思われていたんですね。かつ、このピエタインの中で非常に厳格に管理されて育っている娘たちなのでね。
貴族の霊嬢とか、ブルジョアンの金持ちの娘とか以上にですね、ずっとしつけも行き届いていて、さらにはね、厳格な管理の中で育っているんで、定層、純潔であるということはもう保証されているわけですよ。
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当然、ベネチアおよびイタリア、フランスとかね、カソリックの国なので、非常に女性が処女であるっていうことは、もう絶対条件なわけですね。結婚前の女性は絶対に純潔であるっていうことは、もう絶対的な条件だったんです。
これはね、非常に現代から見ると差別的にも聞こえると思うんですけれども、これはね、宗教上の倫理観ももちろんありますし、あとは家計ですよね。家計の血筋を純潔に保つという意味合いもありますし、
他のどこの男の血かわからない人が紛れ込んでですね、大切な家計の財産とかがそういった人の手に行くということを何より嫌います。徹底した過不調性ですからね。そういうのもありますし、あとは聖母マリア様に対する崇拝の念というんですかね。
そういったのもあって、女性の定層観念および女性のその純潔性みたいなものは非常に大切に重んじられていたわけですね。というわけで、このピエタインの、特にこの音楽をやっていたね、この合奏団の娘たちっていうのは特にブランドだったんですよ。
ここの女の子を嫁にもらえるということはね、一種男たちのある種のトロフィーワイフというか、そういった一面もあったみたいですね。
あと映画を見ている限りではね、若い男との縁組みっていうのはあまりなさそうで、みんなね、この貴族やブルジョアの男たちはみんな中年の男なんですよね。
この場合は最初の奥さんが亡くなったとか、そういった事情があって、次の5歳に若いピエタインの女の子をもらいたいみたいな、そんな感じもあったようです。
またある晩ですね、チェチェリアは一人になれる場所でね、母親手の手紙を書こうと思っているとね、そこにヴィバルディがやってくるんですよね。
話しかけてくるんですね。大切な一人になれる時間なんでね、また来やがったっていう感じなんですけれども、
ヴィバルディは機嫌よくですね、僕がどうして死債になったか知りたいかみたいなことを言ってきてですね、実は僕は非常に体が弱くて、生まれた時も死にかけて生まれてきたんだけど、奇跡的に生き延びたんだけども、とにかく虚弱で、
母親がね、ずっと僕のこと心配してくれて、毎日祈ってね、僕の丈夫に育ちますようにっていう感じでね、というわけで僕は、とにかく体が弱かったために、母親が僕を神に売ったんだよって言うんですよね。
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ヴィバルディはね、ベネチア生まれで、お父さんもヴァイオリニストとして有名なんですよね。かなり有名な名人だったらしいんですよね。
でも面白いのがですね、お父さんの本業、どっちが本業と言っていいのかわからないんですけど、三髪屋もやってたんですよね、理髪師。
そしてこの当時の理髪師っていうのは、ハサミとかね、刃物を使うからかもしれないんですけれども、簡単な病気とかだったら治す、マッチーシャーも兼任していたようなんですよね。
弦、ヴァイオリンもすごくできて、いろんな王公貴族の前で演奏したりとかっていうね、実績もあったりするような人だったそうなんですよね。
お母さんの方は仕立て屋さんだったそうなんですよ。職人の夫婦の間で10人ほど子供がいて、中にはね、死産だったり、途中で幼くして亡くなったりした兄弟もいたと思うんですけれども、たくさんいる兄弟の一番上の子として生まれてきたんですけれどね。
でもお父さんのヴァイオリンの才能を受け継いでいるわけですよ。ここに身体が弱いので聖職者になったっていう、そういう経緯があったようなんですよね。そんな話をしながら、新曲の、今作曲してるんだって言ってね、チェチェリアに楽譜を見せるんですよね。
僕はね、みんなに喜ばれる曲を作りたいんだっていうふうに言うんですよね。そうするとチェチェリアはですね、あなたは多くの人に賞賛されたいのねっていうふうに言うんです。
これはね、以前にですね、ビバルディがチェチェリアを第一奏者、第一ヴァイオリンに指名した時にですね、君はみんなから賞賛されたいと思ってないようだねと言ったことに対して言い返してるんですよね。ユーモアでね。
これに対してビバルディはね、まあまあっていう感じなんですね。その通りかもしれないなっていう感じで。まだ雑談したそうだったんですけども、チェチェリアは早く一人になりたいんですね。ずっと1日中朝早く起きて、いろんな家事やいろいろやって、かつ練習もして忙しいわけですよ。
だからもうこの時間って誰にも邪魔されたくない1人の大切な時間で、あなたにね、この場所を見つけられちゃったんで、またちょっと1人になれる場所を探さなきゃいけないわっていうふうに言うんですよね。そうするとビバルディがですね、わかった。ごめんごめんって言って、君の邪魔しないよって。だから別に他の場所を探さなくていいからって言って、別れ際にですね、楽譜を渡して立ち去っていくんですよね。
これがビバルディの新曲になるわけですよ。これをチェチェリアは手紙も書かずに楽譜を食い入れるように見て、むさぼるように楽譜を目で追ってるんですよね。
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だからね、だんだん彼女の中で、未来を夢見たり、自分が何か間違っても他の人生があるなんて夢見ないっていうふうに自分に言い聞かせてるんですけど、だんだんね、やはりバイオリニストとして、音楽家として、何かね、だんだん情熱が出てきてるんですね。
そして場面が変わってですね、偉い貴族がやってくるとピエタ院にね。それからデンマークの国王がピエタで演奏を聞きに来るということで、大変なこれは光栄なことなんですよね。国王がわざわざ訪問に来るっていうことなんでね。
みんなでも接待しようということで張り切ってるんですけれども、いよいよこのデンマークの国王っていうのが来るんですけれども、このデンマークの国王っていうのがね、明らかにもう結構なオッサンでですね、真っ白におしろいを塗って、チークとかも入れて、ほくろとかピッピってつけててね、この当時の17世紀とかに流行っていたファッションですよね。
くるくるのプードルみたいなカツラをつけて、白いタイツみたいな、膝丈までのハイソックスみたいなのを履いて、ヒールのある靴を履いているような、そういう感じなんですけれども、非常になんかね、俗物として映画の中では描かれてましたね。
本当のデンマーク国王がこんな人だったのかどうかわからないんですけどもね。ここで結構一緒に取り巻きのこのベネチアにいる貴族の人たちもみんな一緒に招かれていてですね、演奏会の前にわちゃわちゃと下品に馬鹿騒ぎしてるんですね。
このあたりはちょっとあの映画のアマデウスっていうね、モーザルトの映画がありましたけれども、あの時のなんか貴族たちの感じとかともよく似てましたね。
まあだから当時のね、身分は高いけれども貴族たちの非常に下品で、なんかあの馬鹿っぽい感じとかがね、ちょっと描かれてましたね。
いよいよですね、演奏会が始まるわけなんですけれども、一応デンマーク国王がどんと真ん中に座ってですね、周りにずらずらずらずらっとこのベネチアの貴族たちが立ったままですね。
ここでビワルディとこの合奏団の娘たちがバーッと入ってきてですね、演奏するんですよ。
ここでも娘たちはね、ちゃんと顔半分が黒いマスクで覆われている状態で演奏するんですよね。顔は見せないと。
ここで演奏するんですけれども、非常に美しい曲で、最初はね、なんか雑談しながらね、チャラチャラ聴いてたんですけれども、
ビワルディのバイオリンの音色、あとチェチリアのね、これね、バイオリンのね、2つのバイオリンが競奏曲というかコンチェルトのスタイルですね。
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2つのバイオリンがメインで弾いて、バックで弦楽だから、バイオリンとあとビオラと弦楽奏曲ですね。
弾いてるんですけど、非常に美しくてですね、みんなもう貴族の人たちも、デンマクココンもうっとりと聞き惚れるんですよね。
演奏が終わると、わーっと拍手喝采で素晴らしいって言って、賞賛されるんですけれども、
ビワルディはね、すごい得意そうに手書きの楽譜をくるくると巻いたものに綺麗にリボンを結んであって、
それをね、デンマクココンにうやうやしく差し出して、これはあなたに検定させていただきますって言ってね、自分の直筆の楽譜をプレゼントするんですよ。
これが、バイオリンソナタなんですけれども、そうしたらですね、デンマクココンはね、別に大して嬉しくもなさそうに、
ありがとうみたいな感じで、ところで、君君って言って、チェチェリアに手招きするんですね。
君は評判の名バイオリニストだけども、素晴らしい演奏だったよと思う。僕は本当に久しぶりに感動した。
ぜひ、あなたのこの素晴らしいバイオリンに感銘を受けたので、この美しい音色を出しているあなたの顔を見せてくれませんかっていう風にね、フランス語で言うんですよね。
で、みんな一瞬びっくりするんですよね。この場にはもちろん、委員長と漢字のピエタ委員の人たちもいるわけなんですけれども、
ちょっとそれは、国王様、娘たちは基本的にはお顔は見せないという風になっておりますので、
いやいや、そんなこと言わずに、僕に免じて、ぜひ彼女の顔をちょっと拝ませてくれよっていう風に言うんですよね。
国王に頼まれて断るわけにもいかないんで、委員長がチェチェリア、ぜひデンマク国王にお顔を見てもらいなさいって言ってね、
で、マスクを外させるんですよね。で、チェチェリアの顔が出てくるとですね、国王はね、まるで天使を見たかのような感じで、
君の演奏は素晴らしかった。君がこの音色を奏でていた本人だなね、みたいな感じで、
彼女の方をちょっと手で触ってね、素晴らしかったよとか言って、たたえて、
で、それに合わせてですね、後ろに控えていた貴族たちもバチバチバチバチって言ってね、チェチェリアの素顔をね、みんなが見て、
そしてみんながね、ずっとチェチェリアに拍手をするんですよね、国王に合わせてね。
でも、素晴らしかった、ブラボーっていう感じで、拍手を受けるわけです。
これをね、じっとビバルディがね、見てるわけなんですけれども、
曲を書いたのも、指揮をして指導しているのも全部ビバルディなんですけれども、
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自分よりもですね、チェチェリアがね、見ながら称賛されているので、
少しね、嫉妬が少し含まれているようなね、眼差しでチェチェリアをね、眺めてるんですよね。
なんですけれども、この演奏が終わってですね、ある日ですね、またレッスン室で、
みんな娘たちがこのレッスン室に入っていくとですね、どんと丸太が置いてあるんですね。
で、切り株というかね、置いてあって、で、なんかみんななんだろうという感じで、
自分たちの席に着くとですね、すごい常期限のビバルディがバーっと入ってきてですね、
これは選び抜かれたね、アルプスで撮れた、スプルースっていうね、松の種類なんですけれども、
この最上級の木材でね、バイオリンを作るんだよって言ってね、すごい熱心にいろいろ話をするんですね。
で、このビバルディの後ろにはですね、楽器職人と思われる人が立っているんですよね。
ここでですね、この木を使って、バイオリンを作ろうと思うんだっていう風に言うんですよ。
で、みんなへーっていう感じで見てるとですね、ビバルディがチェチェリアを手招きして、こっちおいでって言って、前に呼ぶんですよ。
で、オズオズとチェチェリアが前に行くとですね、いきなりもう楽器を構える時の姿勢になれって言ってね、手を広げさせるんですよね、左手をね。
で、そうするとね、その後ろに立っていたこの楽器職人がチェチェリアのね、この左の手のところから肩のところにメジャー当ててね、測ろうとするんですよね。
で、ビバルディがですね、君の体型に合わせた楽器にしようと思うんだって言うんですよ。
で、もうびっくりしてですね、チェチェリアはね、すごい困惑するんですよね。
で、そんな私の体型に合わせた楽器なんてって言って、オズオズとしているところにね、そこに突然ドーンっていうすごい大きな音がして、地響きがするような音がして、びっくりして凍りつくんですよね。
で、またドーンっていう音がして、みんなうわーってね、ビビっちゃって、で、もうなんか何何何って言って、で、慌ててね、なんか大砲がだから、大砲の音みたいな音なんですよね。
で、みんなびっくりして窓の方に駆け寄っていくとですね、外のね、あの空のところにポーン、ポーンってね、あの花火が打ち上げられてるんですよ。
で、これはいよいよね、戦争が終わったという印なんですよね。戦争が終わって勝ったよっていう、あの祝いの花火が打ち上がってるんですよね。
つまり、これはもう何よりもチェチェリアが恐れていた、戦争が終わるということね。
はい、というわけで続きは次回といたします。ごきげんよう。