1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
  2. パフパフの家に人生の全てを注..
2024-05-29 18:42

パフパフの家に人生の全てを注ぎ込む持ち家信仰の恐怖⑥ #86


パフパフの家Part6です。
フラット35のような、人生の全てを注ぎ込むような莫大な借金をして不動産を購入する価値観からは解放されましょうというお話をして、シリーズはいったん最終回とします♪
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サマリー

彼女は不動産や家に振り回される人生を終わりにし、家に対して柔軟な考え方を持つべきだと提案しています。若者や中高年世代のリテラシーの低さに危機感を抱いており、さらにDIYが将来的に重要になる可能性についても言及しています。自分たちで作ったり触れたりすることで、天然素材の扱いの難しさやその味などを覚えることができます。パフパフ素材と本物の素材の違いに触れることで、物の価値についてのリテラシーを取り戻すことができるのではないかと彼女は考えています。

不動産や家に振り回される人生への終止符
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日もパフパフの、もうそろそろ総括に入ろうかなと思います。
いろいろね、家の買い方とか、パフパフって何のこっちゃ、みたいなこととか、あとリフォームのこととか、いろいろお話ししてきたんですけれども、
今のこの現状がどういうものかっていうのを、私なりにね、いろいろ考えてお話ししてきました。
はい、なので、また繰り返しですけれども、私はね、もうあまり今までのようにね、不動産とかその家というものにね、
それをね軸に、人生の一番大きな買い物をするみたいなやり方はね、もうやめるべきかなというのが、一番言いたいことかなという気はします。
とにかくね、昔に比べてもライフサイクルっていうのがね、一段と早くなっている気がするんですよね。
いつ、何時、どういうふうに自分のね、ライフスタイル、あとその家族構成、あと住む場所とかね、いろんなことがもう、ある程度フットワークよくね、暮らせるような生き方にすべきかなと思うんですよね。
本当にね、日本人は不動産が好きというかね、不動産を軸にね、土地を買って、そこに根を下ろすというかね、そういう価値観が本当に強いんですけれども、それほどね、執着するものでもないかなと。
執着すればするほど、がんじがらめになってね、すごく大変になるんじゃないかなっていうのも思いました。
やっぱりある程度、買おうが借りようが、それはそれぞれ皆さんの経済的な事情とか、自分ができる範囲のことをね、しながらどっちを選んでもいいと思うんですよね。
なので、前回お話ししたみたいに、過剰なローンでなければ、要するにフラット35のようなね、35年もかかって関西するような住宅ローンとかではなくてね、ある程度自分の貯金とか払える金額を見てね、
10年から10年、15年ぐらいで払い終われるような物件を買って住むと。また損しないうちにね、そこを売って、またもっとコンパクトな住まいに住みかえていくとかね。
いろいろそういうふうに、家に関しては本当にね、フレキシブルに考えられることが大事かなというふうに思っています。
そして、とにかくリフォームっていうのは、新しい家を買おうがね、中古物件を買おうが、必ず発生してくると。
今私たちが囲まれている資材、建材、そういったもののクオリティを考えると、もう確実に10年から20年の間には、いろいろ取り替えていかないとボロボロになっていくということもお話ししてきました。
なのでね、逆にね、がっつり不動産と家を買うほうにね、目いっぱいお金を使い切ってしまうと、この10年から20年の間に定期的に訪れるね、リフォームの予算がなくなってしまうっていうのが心配されるところなんですよね。
例えばね、本当に今って、うちの若い社員とかがね、今30代の女の子がいるんですけれどね、今夫と女の子とね、それぞれが共働きで、2人の、例えばわかりやすくね、年収が500万だとしますね。
2人が夫婦で1,000万。なので今ってこの年収のかける5倍ぐらいのローンが組めるわけですよね。なのでこの夫婦だと5,000万の住宅ローンが下りるんですよ。
今ね、まさにそれをやってるんですね。5,000万の住宅ローンを借りて、購入した、3,4年前にね、結構駅地下のいい中古マンションを購入してるんですね。
4,000万ぐらいの物件を買って、そこをね、やっぱり1,000万とは言いませんけれどね、7,800万ぐらいのリフォームをして、彼らは今そこに住んでるんですけれど、もうね、全く余裕がないですよ。
とにかくね、この住宅ローンを払うためにありとあらゆることがね、これが中心になって生活してるんですよね。なのでもうカリカリしてますね。
これはね、だから今はいいんですけれど、もうちょっとだから無理したんじゃないかなと思うんですよね。だから銀行がお金貸してくれるんでね、目いっぱいやっちゃうんですよね。
リテラシーの低さと危機感
こういうことはね、だからこれから、今まだ若いんでね、彼らが。だけどこれも何があるかわかんないじゃないですか。
旦那さんが仕事辞めたくなって、もっと違う仕事したくなったとかね、そういうことになった時に、もうこの住宅ローンをカツカツで払ってる生活してると、夫のね、そういうキャリアチェンジとかそういったことにも理解を示すことができないでしょうし、
自分自身もね、結局2人目の子供を産んで、2回目の育休で1年間彼女、去年まで休んでたんですけれどね、戻ってきてからもね、ずっとイライラしてるんですよね。
結局やっぱりまだね、赤ちゃんが2人いるっていうことで、本当はね、時短で働きたいんですけれど、それやっちゃうと給料が下がってしまうっていうね、時短勤務の給料になるので、それだとやっぱりちょっと苦しくなるっていうことで、すごい会社にも噛みついたりね、いろいろしてたんですけどもね、
会社としたらね、やっぱりその1人のためにね、ルールを変えるわけにもいけませんので、やっぱりその週5日勤務のところね、週4日勤務とかに帰ればね、当然やっぱり給料は下げざるを得なかったりするので、そういったことがね、もう全く受け入れられないぐらいね、もうパツパツで生活しちゃってるんですよね。
こういう若い世代を見てると、おやおやって思って、ずっとね、住宅ローンに追われてきたその前の世代、私の世代とかもそうかもしれませんけど、ちょっとね、もう時代を逆行してる気がして、ちょっとそれはね、すごい不安なんですよね。
もう若い人ほどね、こういった不動産に振り回される人生っていうのは絶対やめるべき。もうちょっと家に対しては柔軟な考え方をしていくべきだっていうふうに思っています。
こんな感じでね、余裕なく家に振り回されていると、ここでもし例えば給頭期がある日壊れたりって、これ本当によく起こることなんですよね。給頭期も変えたりするとね、なんだかんだって10万近いお金が飛んでいくわけですよ。
こういうね、突発的な出費がね、ポンって起こった時とかもヒーってなっちゃうんですよね。だからこういうね、予備予算みたいなものはね、ちゃんとやっぱり用意しておかなければいけないしね、家っていうのはね。
賃貸とかだとね、ずっとそういうことが起これば家主さんっていうかな、オーナーさんがいろいろそういったところはやっていくんでしょうけれど、持ち家の場合は全部自分でこれ準備しないといけないので、私が結構ね、徒歩って思っちゃうのが、
この間もね、ついこの間やったお客様がね、50代後半ぐらいのご夫婦なんですけれど、やっぱりその30代ぐらいの時にマンションをね、買って住んでるんですよね。
だけどその20年ぐらい今ちょうど経ってきたら、やっぱりボロボロになってきたと。で、もうこんなね、ことになるって誰も教えてくれなかったって言ったんですよ。だからもうね、彼らもカツカツでマンションをね、買って今もずっとローンを払い続けてるんですよね。
でも払い続けてる中でこうやってもう傷んできて、でまたそれにリフォームでね、何百万かお金を使わなければいけないってことに対して、もう痛々と思ってるっていうお話をされてたんですけれど、
普通にね、やっぱりこういうことがちょっと、私なんかが自分がね、リフォームの専門家だから思ってしまうのかもしれませんけど、やっぱりね、こういうその再三パフパフでお話ししてきたみたいに、
いずれいろんなところがね、また古くなってくるなっていう、そういう予測が立たないぐらい、もうそのパフパフ感度がね、低い人が多いんだなっていうことをね、その時も思ったんですよ。
だからもう、こんなに古くなるなんて誰も教えてくれなかったって、いやそれは誰も教えないだろうっていうね、その辺のね、やっぱりリテラシーの低さみたいなのがね、やっぱりすごい私は危機感を感じるんですね。
うちの会社のアップアップの若い社員にせよ、この50代の夫婦のまだ住宅ローンをね、まだ払い続けてる中で、もう払ってる間もどんどん家は古くなっていくっていうことに対して、最初に住宅購入した時に誰もそれを教えてくれませんでしたって言ってる、このリテラシーの低さもね、やっぱりね、日本人大丈夫かっていうふうにね、やっぱ思っちゃうんですよね。
DIYと物の価値の見抜き方
だからこういうところをやっぱりちゃんと分かっていく。これからはもうそういうもんなんだっていうことを分かってね、不動産や家と向き合いましょうっていうお話をずっとしてきました。
でね、私がね、これから多分DIYが中心になってくるというお話をして、これはね、おそらく10年後、20年後には本当に当たり前になってくるだろうなって思ってるんですけれど、これはこれでね、本当に大変な思いをすると思います。
だけど、これによってね、また日本人は物の価値をね、もう一回見抜く目を養うチャンスになるのかなっていう気もするんですよね。やっぱり自分で物を選びに行く。そしてまたその選んだ物を自分の力でも運んできて、例えば床材としましょうか。
自分で無垢のフローリングがいいなと思って、いろいろ選びに行ってね、材料とかね。それを実際に張ってみましたと。そしたら何年か経ってくるとやっぱり無垢の木っていうのはね、自然素材が何もかも良いって思うとね、意外にそうでもない部分があって、やっぱり無垢の木っていうのは反ってきたりするんですね。
私の年齢とかだとまだね、木造のね、小学校の頃とかね、木造工舎だったりしたんですよ。本当にね、贅沢にね、全てが無垢のフローリングだったりね、本当の天然石のね、壁とかね、アンモナイトとかが埋められてるね、石のね、壁とかが押し毛もなく使われてるんですよ。
本当に考えればね、文化財クラスの立派な木造工舎があったんですよね。これはあっという間にね、途中でね、もうただのね、パフパフの鉄骨の工舎に変えちゃったんですけれどね。
そういう天然のね、素材っていうのは本当に素晴らしいし、質感もいいんですけれど、やっぱりね、それなりの手入れが必要なんですよね。無垢の床材っていうのはだんだん反ってくるので、よく私たちの頃はつまずいてこけたりしました。
こんなのは今のね、パフパフ素材だとね、均一にできてるので、劣化してくるにしてもね、そんなに正直手入れは必要なかったりする楽な部分はあるんですよね。
なのでね、こういったこともね、自分たちで作ったり触れたりしてるとね、天然素材の扱いの難しさとか、逆にその味とかね、そういったことも覚える。
そういうパフパフ素材とね、本物の素材の違いというのはこういう形で触れていったりするということで、もう一度ね、物の価値についてのリテラシーを取り戻せるのかなって思ったりね。
あとは、こうやって自ら何でもかんでもやることの大変さを通してね、今まで無償で受けてきたいろんなサービスに対して、もうちょっとやっぱり敏感になってくるんじゃないかなと思うんですよ。
例えば、私がやっているような仕事がまさにそうですね。ちなみにこれ自慢じゃないですよ。そうじゃなくて、でもこれ20年30年近く仕事してきた私のこのキャリアを通してのスキル、知識、そういったことを、
例えば、私のリフォーム会社で仕事を頼んでくれた人は、私に特別なフィーを払わなくて、私のこういうスキルとか提案を受けれるんですよね。こういったこともこれからは別料金を払うみたいになってくると思います。
だから、Aリフォーム会社に仕事を頼むんだけれども、別口でね、いろんな、例えば本当に間取りを大きく触って、いろいろガラッと元の間取りから変えたいんだってなったら、別で私に設計料とかインテリアコーディネートフィーとかね、そういったものがね、やっぱり払わなければいけなくなってくると思うし、
今までこういう専門知識とか、専門家に対してあまりにも無自覚に、ただでこういうサービスを提供しすぎてきてるんですよね。
それこそ職人さんに対するお金もそうですよ。もう一律でね、こういうのもね、だいたい人工代っていうのが決まっちゃってるんですけれど、こんなのだってね、やっぱり職人にも腕の良い悪いがあって、やっぱり良い職人を雇うにはそれだけ高いフィーを払わなければいけないっていうね、そういう感覚をね、この消費者も持たなければいけないと思うんですよ。
これだけしか払えないんであれば、その程度の技術の職人さんしか雇えないとかね、この程度しかお金ないから、今回はこういうすごいインテリアコーディネーターにいろいろ内装の相談をしたりとかできないなとかね、そういうやっぱりコスト感覚っていうのをね、持たなければいけないと思います。
あまりにもね、なんでもかんでもね、やってもらうことに慣れすぎているし、このサービスを提供するね、我々こういうインテリア会社とかリフォーム会社とか公務店、ハウスメーカー、全部そうなんですけれど、こういったところもね、なんでもかんでも、ただでやってきてあげすぎてますね。
その結果が、ああいうモンスター顧客、カスハラ客を大量に生んでるっていうね、今のこの日本の状況があるのでね、そろそろね、こういったことにやっぱりもうちょっと我々全員がね、意識を変えていく。
もうとにかく笑っちゃうのがね、本当にヨーロッパとかで暮らしている知人とかの話聞くとね、もう本当にサービスを提供する側がめちゃくちゃ強いんですよね。
もう配管とかが壊れて困ってるんですけど、一体いつ来てくれるんですかって言ってもね、いやーまあ来週のどっかで来るわーみたいなこと言って、いつ来るか本当わかんないらしいんですよね。でもそれで許されちゃうっていうね、あの本当に羨ましいですよね。
日本の業者をボコボコに叩く、この今の風土から考えると、この欧米とかのこの大らかさっていうかね、やっぱりやってもらっている限りはあまり文句言わないっていうね、文句言うぐらいだったら自分で直そうっていう、そういう価値観がね、やっぱり日本にも必要になってくるんじゃないかなっていうお話をね、長々としてまいりました。
はい、でもね本当に今回ね、久しぶりに本業らしい配信をしてきたんですけれど、すごいたくさんね、コメントとかもいただいて、すごいやりがいがあって楽しかったので、またね、随時こういったリノベーション、リフォーム、住まいに関すること、インテリアとかもね、随時やっていきます。
中村津彦さんとかもめちゃくちゃインテリアにね、関心が高くなっているし、何やら家を物色したりっていうね、不穏な流れもありますしね、ぜひね、お力になれることがあれば、お力になるとか言っちゃダメなんですかね、人の役に立とうとかいう配信はダメだっていう、誰か賢人が言ってましたので、そういうね、上から目線で言っているつもりはないんですけれど、
またね、こういう住まいに関する話をね、配信する私で聞いてくださる皆さんとね、相互で楽しく話し合っていけたらなと思います。というわけでね、一旦パフパフは今日で終わります。お付き合いいただいてありがとうございました。ごきげんよう。
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