#20 フリーランスが東京から大阪にいきなり移住してサバイブする方法
2026-06-03 12:03

#20 フリーランスが東京から大阪にいきなり移住してサバイブする方法

スモールビジネスやその周辺のカルチャーついての情報をシェアしていくポッドキャストです。

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サマリー

東京から大阪へ移住しフリーランスとして成功した経験を語る。移住当初は人脈もゼロだったが、既存顧客との関係を深め、紹介を通じて仕事を繋いでいった。また、クリエイティブ業界の集まりに参加し人付き合いを広げた経験も共有。大阪でのビジネスコミュニケーションは東京よりフランクで、人との繋がりを重視する文化があることを指摘し、移住を検討する人へエールを送る。

移住のきっかけと当初の状況
このポッドキャストでは、スモールビジネスやその周辺のカルチャーについての話題をお届けしていきます。
再生ありがとうございます。シララ株式会社の Ito Hiroyuki です。
今日は、東京から大阪にいきなり移住して、フリーランスとしてどうやって生き延びたかという話をしてみたいと思います。
というのも、弊社ブログの中でアクセス数が多いのが、
東京から大阪に移住して分かった住むところ・食事・言葉の違いというタイトルの記事なんですね。
東京から大阪に移住とかでGoogle検索すると、一応それが上位に出てくることもあって、
かなりニッチなテーマではあるんですが、一定のニーズというか需要を感じています。
ただ、今回は生活文化というよりも、もっとスモールビジネスよりのお話ができればと思っています。
私というサンプル1の話で恐縮なんですけれども、東京から離れた理由の一つに、
独立したらある意味でどこでも仕事ができるだろうと思っていたことがあるんですね。
ただこれは後ほど触れられたらと思いますが、半分正しくて半分間違っていました。
ネットがあれば確かに仕事そのものはできますよね。
でも仕事をすることと仕事をつないでいくことは実際にはかなり別の話だったなというふうに今振り返れば思っています。
自分の場合は生まれたのは関西だったんですけれども、子供時代からずっと関東で過ごしていて、
20代の頭から30代の半ばまでまるまる東京に住んでたんですね。
なので大阪に来た時点で土地勘もほとんどないですし、さらに当然お取引先はもう関西にゼロだったんですよね。
人間関係も東京で知り合ってたまたま転勤で大阪に来ていた友人が一人いるだけだったんですよ。
つまり仕事の土台になるものが関西にはない状態で来てしまったんですよね。
今振り返るとアホだったなというふうに思うんですよね。もうだいぶ危ない橋を渡ったと思います。
しかも当時はまだ今ほどリモートワークが当たり前ではなかったですし、オンライン会議もZoomじゃなくてSkypeの時代だったんですよね。
だからオンラインで全部完結するという感覚も今よりずっと弱かったんですよ。
これまでのつながりを大事に
じゃあどうやってなんとか生き延びてきたかというところなんですが、これは一つはっきりしてて、新しい出会いを増やすことよりも既にある仕事をちゃんと繋いでいくこと、続けていくこと、これをかなり意識しました。
当たり前といえば当たり前なんですけれども、東京時代からのお付き合いのあったクライアントさんとより真剣に丁寧に向き合うことを強く意識していったんですね。
どうしてかというと、やっぱり大阪に移った後も変わらずお仕事を発注してくださるという、これは本当にありがたいことで、単純に売り上げ云々とかっていう話ではなくて、絶対に満足してもらわなきゃっていう心情的な支えになって、そこでより踏み込んで仕事をするようになりました。
なので必要なタイミングで、もちろん実際に東京にも行ってたんですよね。
独立したばかりの頃って新幹線代も結構しんどいはしんどいんですけれども、そこはもう考えないようにしました。
結果としてそれで何とか続けて継続していただいて、そこから少しずつご紹介も増えていったっていう流れが取れていました。
ですので、僕の中ではどこでも仕事ができるというよりも、これまでの関係性をどこまで大切にしていくかっていうことの方が、実際は重要度としては高かったなというふうに感じています。
関西での展開
逆に言うと、完全に人とのつながりがゼロの土地で、オンライン中心に新規開拓をしていこうっていうふうな考えだと、かなり難易度が高いだろうというふうに予想はしています。
特にスモールビジネスだと、最終的には誰と仕事をするかっていうことがかなり重要になるので、単純に能力とか価格とかプレゼンテーションだけで決まるわけでもないと思うんですよね。
一方で、関西でそういったお仕事のつながりはどうやって増やしたのかというところになると、そこは今でもちょっと手探りなところはあるんですよ。
ただ一つ良かったことを挙げると、関西での同業者とか、私の場合はクリエイティブ業界ですね。クリエイティブ業界よりの集まりに参加させてもらうのが良かった気がします。
例えばなんですけれども、大阪だと公の期間でMEVICという組織があるんですね。そういったところに参加するとか。
そういう同業者とかの集まりに行くと、当然お仕事で頼れる方とか、あるいはバックグラウンドが近いからか、友達になってくれるような方とも出会うことができたんですね。
そうやって少数でも馬の会う方ができると、直接的に別に仕事につながらなくても緩やかなそういった仕事の紹介が発生することがあるんですよね。
どういうことかというと、僕の場合はふとした会話のときに、誰々さんのところでディレクターが必要みたいなんだけど伊藤くん入れますかみたいな感じで声かけをもらったりとか。
逆のパターンとしては、僕の方で受注をしそうな案件で、この案件に信頼できるエンジニアさんがあと一人ジョインしてくれれば成立するなみたいなときがあったりするんですよね。
そういったときにこっちから声をかけて、そういう信頼できるエンジニアさんにチームに入ってもらうとか、そういった人のつながりができてくるということが増えてきました。
異業種交流会の経験と貯金の重要性
その他に、一方で似て非なるものというか、同業者の集まりではなくて、いろんな業界の方が来る異業種交流会ってあるじゃないですか。
あれはあくまで個人的にはなんですけれども、あんまりピンとこないという確率がちょっと多めの印象ではありました。
もちろんどんな業界の人でも仕事相手となり得る、例えば行政書士さんとか社老師さんとかそういう私業の方とか、お店をやってる方とか保険関係の方とか、そういった方はすごく良いと思うんですけれども、
自分の場合はそういった業界ではないので、どちらかというと割と一方的にセールスを受ける側に立つことが多かった印象があるんですよね。
あとは変わったところでは、霊能者の方ですかね、かなりスピリチュアル寄りな方も異業種交流会に来られていたりとかして、やっぱりあんまりお話がかみ合わなかったりとかそういった経験もありますね。
今となってはもちろん良い思い出なんですけど、そんな感じで、やっぱりどうしても人との縁って運ゲーみたいな要素もあるので、そうなってくると独立とか移住する前にやっぱりそれなりに貯金を確保しておくことっていうのがよく言われることではあるんですけれども、非常に大事だなというふうに身にしみて思いました。
自分の場合も最初の2年間でやっぱり仕事が少なくて生活費がどんどん溶けていったっていうヒリヒリするような記憶があるので、やっぱり貯金超大事だなと思います。
ですので、交流会に行けば何とかなるということはもちろん全然なくて、むしろそういう会うところ、会うコミュニティを見極めて、会わない場からちゃんと撤退、離脱する判断力のほうが大事だなというふうに思っています。
大阪のビジネスコミュニケーションと市場
さらに皆さんもしかしたら気になるところかもしれないんですけれども、大阪のビジネス上のコミュニケーションのムードとか空気についてもちょっと簡単に触れたいと思います。
これはかなり個人差も業界差もある話なんだと思うので一般化しすぎるのは危険なんですけれども、やっぱり体感として大阪のほうが東京よりちょっと人と人との距離がフランクというか近いなというふうに感じています。
東京より全然ドライではなくて20%ぐらいウェットかなという感じがして、まず人として会うかを見る感じが少し強いような気はしますね。
なのでチャットツールではなくてコート、つまり通話でのやり取りの比率も東京よりは少し多い印象があります。
だからといって特殊ルールがあるわけでも全然なくて、基本的には普通に真面目にやるしかないという点は東京も大阪も同じだと思いますし、そういう意味では人が好きな人にとっては結構やっぱり関西は合うんじゃないかなという印象も持っています。
大阪のステレオタイプなイメージとして芸人みたいなリアクションを取ったりとかその巧みな和芸の人なんてもちろんそうそういないので、全然そういった意味では東京から急に大阪に来てもしんどいということはないと思うんですよね。
あとその案件規模で言うとやっぱり平均すると東京の方がもちろん大きいし単価も高いと思います。これはもう単純に市場規模の差だと思うんですよね。
とはいえ大阪も万博もありましたし、そこでかなり大きい仕事をした方も周りにいらっしゃいますし、これからIRですね、つまりカジノを含む統合型リゾートも来ますので、その他にも大阪が副首都になるとかそういう動きもあるらしいですから、その辺に強いビジネスパーソンであれば特に大阪はやっぱり刺激的じゃないかなと思います。
投資とかでもそうですけれども逆張りの思想ってあるじゃないですか。そういう意味で大阪って東京に対して一応逆張りだと思うんですよね。
なんですけれども経済規模としてはやっぱり大きいので、そんな極端なものじゃなくてちゃんと勝率を期待できる範囲での逆張りが成立するのかなというふうに思っています。
さらに言うと大阪に実際にいて感じるのが、東京と関西の両方の居住経験がある人ってそこまで多くなくて、そういった視点も結構活用できるタイミングがあるのかなと感じています。
例えば分かりやすいところですと、東京の地名が仕事で出てきた時にピンとくるかどうかというところとかですね、意外とそういったことも小さなことですけど役立つことがあります。
そこは移住したからこそ見えてきた利点かなと思います。
移住者へのエール
というわけで、もし東京から離れて土地感のない関西で独立して頑張ってみよう、でも躊躇しているみたいな方がおられましたら、ぜひ踏み出していただければなと思っております。
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