いろんなものを持つ。できるだけたくさん持つ。できるだけ良いものを持つ。
持つ。例えば資格、ステータス、収入、健康、愛する人。そういうものを自分は持つんだと。
それが多ければ多いほど良い人生であるっていう尺度に、現代人は支配されてやしないかと。
そうじゃなくて、自分がどうありたいか。家族にとってどういう人物でありたいか。
世の中にとってどういう人物でありたいか。どうありたいかを中心に人間は考えていくべきじゃね?
っていう、戦略的幸福論です。イギリス系日本人のリチャードと、アメリカ育ちの日本人輝きです。
AIが社会の在り方を根底から変えようとしている今、私たちはどのように生きればいいのか。
この番組では、ウェルビーング、テクノロジー、農家学、仏教、心理学、哲学など、
個々の東西の書籍をテーマに、近未来の生き方を実践的に哲学していきます。
ということで、輝くん。
何でしょ。
僕らの新しい取り組みの話をしたい。
しよう。
したい。
しましょうよと。
うん。
ね、万を持して。
皆さんにもね、ご紹介するプログラムがありまして、宣伝みたいな入りで嫌だな。
嫌なんだけど、でも、なんか、やってることなんでね、シェアするんですけど。
僕ら、オンライン読書会のコミュニティを始めました。
ね。
はい。
その名も、スロースウィフト。
スロースウィフトですよ。
そうですよ。
スロースウィフト、どういう意味ですか。
スロースウィフトは、直訳するとゆっくりスウィフトに。スウィフトは、素早いとか、機敏だっていう意味なんですけど。
ゆっくりあることで、ゆっくり立ち止まったり、いろんなことを考えることで、それが結果的に自分の目的に早くたどり着くっていう。
そんな意味合いが込められてるってところで、補足お願いします。
あの、あれじゃないですか、現代人忙しすぎるじゃないですか。
忙しすぎますよ。
うん。
前回、前々回かな、政治の話をしようの回でも話した通りなんですけども。
はいはい。
うちのね、例えば妻は、いわゆるJTCで海外駐在に行って帰ってくるようなね、管理職ですけれども。
やっぱりこう、一息つく間もなく働いてるんですよね、平日は。
うん。
休日も、ママ業があってね、子供たちはほっとかないし、とにかく年がら年中忙しいと。
そういう中で、ゆっくり自分の将来のこと、キャリアをどうしていきたいかだったりとか。
うんうん。
横浜市長選は誰に入れようかなと。
特に終わってるけど、選挙の旅にどうするかとか、子供の教育の話とかを、ゆっくり腰を据えて考える機会ってあんまりないんですよね。
ないね。目の前の緊急なタスクに追われちゃうもんね。
まさに。緊急かつ重要なものが、我々現代人にのしかかっていて、追いかけてきて追い立ててると。
じゃあそういう状況っていつ整えられるのって言ったら、意識的に自分で歩みをゆっくりにして、意図的に減速をして、振り返るしかないよねっていうのを思っておってですね。
うんうん。
そういうことって、輝木くんはよく言ってるし、自分自身が朝に起きて瞑想をしたりだとか、1時間の散歩をして神社に参拝したりだとか、そういうことを意識的にやっているじゃない。
してます。
そういうのも、そういうのとってもいいなと思って眺めていたし。
私は今フリーランスだけれども、なんやかんやいろいろなものに追い立てられて、資本主義的なものに飲み込まれつつ、あるものをなんとかそうじゃない状態でありたいなと思ったときに、
とっかかりとして、何か行動はできないかなと思って、たどり着いたのが、みんなで骨太な本読もうよっていう。
自分じゃ選ばないような、でもたぶん人生が終わる前に読んどいたほうがよさそうな、そういう本を一人で読み進めるのってなかなか難しいから、
わからないなりに読み進めて、一緒にシェアして、最終的に読書会やって、理解を深めて、自分はこの本からこういうものが得られましたというのを振り返って、また次の本を次の月に選んで進んでいくっていう、そんな感じの会をやりたいなっていうのがことの発端です。
うん、ですね。
ということでね、7月から活動をしていて、メンバーは15人ぐらいですか。
15人ぐらいいますね、今は。
15人ぐらいで、7月はエイリッヒフロムの生きるということっていうタイトルの本をね、選びます。これが思いのほか何回で。
なかなかね、重ための。解読するのが難しめの。
参加者の8割は難しい、残り2割は難しすぎるっていうことで。
まあでも主張はすごくシンプルな本でね。
現代はto have or to be、要するに持つこととあることというタイトルで、人間の存在様式、基本に難しくなりますけども。
いろんなものを持つ。できるだけたくさん持つ。できるだけ良いものを持つ。
例えば資格、ステータス、収入、健康、愛する人、そういうものを自分は持つんだと。
それが多ければ多いほど良い人生であるっていう尺度に、現代人は支配されてやしないかと。
そうじゃなくて、自分がどうありたいか。家族にとってどういう人物でありたいか。
世の中にとってどういう人物でありたいか。
どうありたいかを中心に人間は考えていくべきじゃね?主張している。
だから言ってることはシンプルなんだけど、すごく理想に根差した話であり、持つことがなぜいけないかはたくさんいくらでも実例があるんだけれども。
あることに関しては具体的にはどうするかは分からんわみたいな結論になっていて。
これが難解さを助長しているのが、そういう構造にあるのかなと思うんですけど。
1970年ぐらいに書かれた本で。
人間のあり方にフォーカスした話、人間中心主義の話っていうのは、後の哲学の分野でいろんな人に影響を与えているし、
一つ読んでおく価値があるんじゃないかなってことで選んだんですけれども。
これみんなで読んでね。みんなで難しいっすねって言って。難しいけどこういうこと思ったよっていうのを話す読書会、すごい楽しかったんですよ。
なので8月以降も続けていきましょうということで。
8月は輝くんの推薦もあり、オムロンのサイニック理論についてという本を取り上げて、今まさにみなさんで読み始めてますという状況ですよ。
サイニック理論。
サイニック理論ね。ちょっとサイニック理論簡単に触れてくれませんか。
サイニック理論はオムロンの創業者の方が1970年頃かできるということが観光された頃の話ですな。
たまたまそれは意図せずそうだったんですけど。
もちろんデザインしてますよ。
デザインしてました。もちろんですか。
1970年代で未来予想の理論みたいなところですね。
ちょっとね細かいところは端折るんですが。
これからAI時代を生き抜く上でどういうふうに社会が変わっていくのかっていうのはちょっとね垣間見れるような形の本になってるんで。
どういうふうにその社会が大きく変わるか。
まさに我々はこの理論でいくと2025年頃からこのオムロンのサイニック理論から引用すると自立社会というものに突入していて
一人一人が自立的に動いていく。
かつオートアターナマスみたいな感じかな英語で言うと。
自立的に動くという意味では自動化していくっていうところでもあって。
AIでも使われてる言葉ですよね。
アトロミーみたいな。
だから結構ね、だいぶ未来予測してたなっていう感じですね。
僕の感覚からすると。こんなにAIが発達するっていうのも。
たまたま2025年頃からね、このAIの発達が劇的に進んでるわけで。
この理論も2025年頃からそういう時代が到来するっていう風に予測してるっていうのがまずすごいな。
なおかつそこから2033年ぐらいまでの、33年以降の社会もどういう風になっていくかっていうところを予言してるような予測してるような。
そんな理論の本なので。
どういう風に生きていけばいいかっていうところが、社会がどういう風に変わっていくかってところをちょっとね、未来予知することで。
なんとなく気が楽になるってところもあるし。
自分がどう動けばいいかっていうのも分かるかなっていう。そんな本になってます。
ちょうどですよね。
そのサイニック理論の話は過去回でもそういう理論があるっていう話とかは輝くが触れてくれていて。
番組の熱心なリスナーの人は耳にしたことがあって、もしかしたらその本読むわって僕が言ってたことも聞いたことがあるかもしれない。
まだ読んでないんですけど。
最近最注目されてるんですよね。
1970年に発表されて半世紀以上経っていて、半世紀以上経ってる時点でかなり言い当ててるぞってなって。
これによってさらに注目が集められていて。
すごい注目が集められてるっていうことで、じゃあオムロン側もこの理論をもう少し発展させて整理して書籍にしますっていうので刊行された本を今手に取って読んでいるわけなんですけれども。
ちょうど大阪万博、当時の1970年の大阪万博がこのサイニック理論の契機のようなタイミングになっている。
今まさに大阪で万博やってるので、私今度このエピソードが配信されてる週は万博に行くんですけれども。
行くんだね、万博。
そうなんですよ。なのでそれで未来を見ていきたいなと思いながらなんだけれども。
今の世の中がこうなってる理由っていうのが多分言い当ててるの背景にいっぱいあると思うんですよ。
仮説として提示されていたものが今実証されているっていう話だと思うんだけれども。
まさに今世の中がめちゃめちゃ急速に変わろうとしているっていう時に、こういう背景でこうなるって言える範囲のことなんだって思えることってすごい心を助けてくれると思うんですよ。
わけもわからず人間が技術の発展に振り回されてるっていうよりは、この技術の発展と人間の文明の発展と商売というか産業が発展していくっていうものがそれぞれ関連し合って世の中が前に進んでいくっていうのがサイニック理論の基礎的な考え方だと思うんですけれども。
そうやって文脈を分解して捉え直すっていうのがすごく大事なアプローチだと思っていて、この理論は多分そういう理解を助けることになるだろうなと思ってしっかりじっくり読んでね。
読んだ上で、月末にスロースイフトの参加メンバーの皆さんがどんなことを考えたかっていうのを読書会を通じて深めたいと思うんですけど。
この読書会はポッドキャストで配信しますので、皆さんも前半部分を聞いていただけるっていう仕立てにしていきたいと思いますんで。
もしこの活動もポッドキャストで読書会を聞いた後でもいいので、気になっている方はぜひ申し込みフォームを配信するところにつけておきたいなと思うので。
参加希望の方はぜひ詳細を見ていただきたいなというふうに思っておりますよってことですかね。
ぜひぜひお待ちしてます、皆さん。
まるまる宣伝だったじゃねえかっていう本編なんですけども。
まあそういう回もたまにはいいじゃないですか。
そうですね。
そういうことですよね。
じゃあお便り読んでいきましょうかね。
ちょっと一瞬トイレ行ってきます。
トイレは行ってきなさい。
お待たせしました。
おかえりなさい。
映像が分かれると投稿する手間があるので流し込んでおきましょう。
あ、そっかそっか。
ということでお便り読んでいきます。
お願いします。
はい、お便り見なさい。
いつもありがとうございます。
はい、今週は前々回ぐらいに取り上げたですね、
政治の話をしようのお便りをいただいた毎週楽しく聞いてますさんからですね、
あったたび返事暗殺などのお手紙をいただきましたんで。
超長文での連絡をいただいたのでかなりはしょってお届けします。
リジャーさん、輝木さんこんにちは。
先日はお便りをお読みいただき取り扱ってほしいテーマでお送りした参議院選の振り返りのご依頼に
いいエピソードを使っていただきとても驚きました。
想定ではたとえ取り上げていただくとしても参議院選ありましたねーくらいの話だと思ってたので
中学生の時にラジオ番組に投稿したFAXが読まれた時以来の感動を得ました。
ありがとうございました。
こちらこそお便りありがとうございました。
はい、とはいえこちらの言葉があまりに不足していて
かなりヤバそうな奴から取り上げたくない政治の話の依頼が来たと思わせてしまったかと聞いていて
AIの情報収集と使い分けですね。
どんな風にやってますかということでした。
はいはい、そうですよね。
まずどうですか、情報収集って意味は?
基本はXですよね。
Xが一番早いし、あとはXはこの場合はほぼAIの情報とかしか見てないって普段。
自動的にAIの情報に最適化されてるってところもあり
Xのそういう最新のAIの情報がX上に流れてくるっていう状態になっていますね。
そうですよね。早いっていうのは情報の鮮度が高いっていう意味があるんですよね。
鮮度は?
昔だったら海外の情報と日本の情報に若干のラグが1週間とか2、3日とかありましたけど
最近はほぼほぼリアルタイムなので、英語であろうと日本語であろうと。
深く調べるってなったら英語でまたもう一歩先調べるってことはありますけど
鮮度的な最新の情報って意味では、どっちの言語もまま変わんないなっていう印象がありますね。
そうですね。なんか注目してるアカウントとかあります?
XでAI情報を収集する上で。
いるかな。
なる先生とか?
そうですね。なる先生は最近あんま見てないかもしれないな。
深津さんとかは割とファンシス的な最新のことをつぶやくだけではなくて、
ちゃんとそれを噛み砕いてどう社会で影響を与えるかみたいなところまで視差深い説得をしてるので。
ノートのCTOの深津隆之さんですかね。
そうですね。
そうですよね。
深津さんはパワハラプロンプトで1年前ぐらいにバトってましたかね。
もしかしたらそのAIにもっと頑張れよと。できるだろうって言うとパフォーマンスが上がるっていうのを言っていて、
それがパワハラプロンプトだねって引用されて広まっていて、
深津さん自身はパワハラとかそういうのは言葉を使いたくないっていうことだったんですけど、
すごく素敵なおしゃべりをする人で、ギルドトークっていうポッドキャスト番組もやってますよね。
やってますね。
この前は3回にわたってチーム未来の庵野隆寛さんをゲストにして話していて、
その話もすごく面白かったので、深津さんは私からもおすすめです。
AIツールの使い分けっていう意味ではどんなふうに使い分けをしてますか。
使い分け、でもそんなに最近差が出なくなってきてるので、どのモデル使っても。
本当に綺麗な日本語の文章を使うときは書きたいときはとか、
書きたいときはクロードの最新版を使ったりとか。
あと基本的にはチャットGPTで十分ですね。
チャットGPTがiPhoneの中では常駐しておりますという感じですかね。
あと資料作りとかはマルスを使う。
それぐらいの使い分けかもしれないですね。
あとカレンダーの予約とか入れるときはジェミニを使うっていう感じですね。
カーソルとかそういう使い方はしてます?
カーソルも、それだけではObsidianを使って、
自分のずっと1日中録音してくれているAIペンダントを僕は導入しているので。
リミットレスAI。
今この首元に見えてるやつですね。
そうですね。サム・アルトマンも出資してるらしいですけど。
このペンダントで録音されたものが自動的に
Obsidianというメモを保存するツールに同期されるようになっている。
そこからObsidian上でコーパイロットみたいな
そういうAIを起動することができるので。
その中で議事録から機能の示唆を教えてとか、
機能の内容をまとめてとか、そういう使い方をしたりとかしてますね。
これはワークフローを組みさえすればずっと動くものだと思うので、
最初の構築の手間さえ惜しまなければ誰でもできそうですね。
ですね。その手間がちょっとあるっちゃあるんですよね。
心理的なハードルが。
心理的だな。多分うまくいかないですもんね。一発では。
一発を何回か試行錯誤して動画見ながらとかじゃないとしないでしょうね、最初は。
そうっすよね。ちょっと前でもAIでプログラミングのようなものを使って
スプレッドシートを自動化するとか、そういうのを試みたときに
コードでエラーが出たらスクショしてチャットGPTに聞き直せば
こういうエラーが出たらこう直せばいいですっていう解説を得られたし、
今なら画面の様子を動画に撮って動画で読ませる。
動画のまま相談をすることもできるし、ものすごく相談のハードルも
AIに対して効くハードルも下がってるので、いろんなものを自分で独力で
進む気概さえあればできるって時代になってきましたよね。
気合の問題ですね、多分。ほとんどのことはおそらく。
AI自体。学ぼうと思えばすごい簡単に学べるんで。
ちげーねーな。なので、お便りでいただいた。
情報収集に関しては、やっぱり鮮度からいってTwitterが一番いいですなと
Xですなというところ。おすすめのアカウントとしては、日本人だと
ふかつさん、ノートのふかつさんのアカウントがおすすめですと。
概要欄に貼っておきましょう、ふかつさんのアカウント。
使い分けに関しては、あんまり厳密な使い分けをそこに工夫をしている
というよりは、チャットGPTにいろんなことができるようになっているから
例えば、Googleカレンダーとの連携とか、そういうツールごとの都合で
使い分けをしていけばいいんじゃないですかっていうお話で
最後に何より大事なのは、AI自体を生き抜くためには