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  2. 死を招くファッション【第94号..

映画やドラマで「忠臣蔵」をご覧になったことはありますか? 松の廊下で,浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかるのですが,ふたりともズボン(袴)の裾が長すぎると思いません? 実は裾が長すぎるファッションは,ヨーロッパでかつて公衆衛生上の問題を引き起こしていたのです.

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Photo by Martino Pietropoli on Unsplash

 

 

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[音楽]
1ですおはようございますこの podcast は僕が毎週メールでお送りしているニュースレター steam news の音声版です
steam news では科学技術工学アート数学に関する 話題をお届けしています
steam news は steam ボートの 乗組員のご協力でお届けしています
このエピソードでは steam news 第94号から死を招くファッションというタイトルでお送りをするのですが
こちらのエピソードですね2022年9月16日に 再収録をしています元々はですね
9月の8日に収録してお届けした内容だったのですが 海外で収録させていただいた関係で
いつも使っている機材が扱えなくてですね音質が あの
よくなかったんですよなのであの音声トラックだけねもう一度あの 録音をやり直しています
音声以外のねトラックの部分というのはそのまま使わせていただいています
コロナによるね出入国の管理というのが少し緩められてきたことでまぁ僕自身もね
今後また出張の機会というのが増えてくると思うので なんとかあの出先でもねこういったポッドキャスト収録できるような環境をね
作っていこうかなと思っていますのでまぁ試行錯誤しながらでえーっとまぁお聞き苦しいところ あるかもしれないのですが引き続きねお付き合いいただければと思います
でこのエピソードの話題に戻ります 死を招くファッションというタイトルでこちらはですね
2022年の9月9日 メールでお送りしているニュースデータの方では9月9日にお送りした内容です
先ほどもねあの海外出張という話をさせていただいたんですが僕長時間のね移動になるとなぜか時代劇
映画を見たくなるんですよね
実際にあの僕が行ったのはタイだったのでまぁ日本から6時間ぐらいの飛行だったんですけれども
6時間あるとね結構絵が見られますよね 今僕時代劇見たくなるんですけれども以前ね
新幹線で移動の時とかに超高速三勤交代とかね見ていたりとかあとねー やっぱり時代劇といえばやっぱり中心倉かなと思って
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で1958年という古い映画なんですが渡辺国を中心倉というのがね割と好きなバージョンだったりするんです
で8今回のね出張では結局決算中心倉というねあの吉本興行の作成された
映画は見てたんですけども面白かったですよ で中心倉といえば江戸城の松野廊下
これ本当は松野大廊下なんでしょうけれどもここでね 朝野匠の神が明光漕助の助に切り掛かるというのが前半のクライマックスじゃないかなと思うん
ですが あれ思いませんあの2人とも
まあ袴というかまあまあズボンと呼んでもいいのかもしれないんですけれども やたらこう裾が長くありません
裾引きずってますよねあれ裾踏んづけたらこけちゃいますよね まあなんかそのために裾長いのかもしれないんですけれども僕はのソーシャルディスタンスと呼んでるんです
けれども あの裾が長いでこれが今回のエピソードのメインのトピックに
なりますところでですねこれ三蔵法師 今あのさらしか現状というねお坊さんのお弟子さんの一人で
6世紀から7世紀の中国のお坊さん道線という方が 700下がって死の影を踏まずという言葉をね
言われているんですね 700これまあおよそ2メートルなので
現代のソーシャルディスタンスに非常に近い まあ人間のねちょっと遠慮してこう距離を測るというの
700とか2メートルとかそんなもんなんでしょうかね 日本だとまあ一軒という長さが
だいたいね2メートル弱ですから一軒の間合いっていうと まあ一軒の間ってねまったく書きますから間合いって言うとまあ2メートルぐらいのことかもしれ
ませんね この言葉日本では700が3弱あるいは3歩に変化して
3歩下がって死の影を踏まずみたいな言い方されてるんですけれども 僕がね和歌山大学に勤務していた頃
学部長とも僕の上司ですね 最近の学生は3歩下がって死のハゲを笑うだよがははって言われたんですけれどもね
学部長は見事にハゲあるあのハゲ上がって いらっしゃってそこなんかねあの空気をんで笑うべきなのか
笑うと失礼に当たるのか引きずった表情したことを覚えています でまぁ江戸城内の
松の楼か裾を引きずって歩くというのは皆さんねその一軒の間合いをとって 踏んづけないようにはしていたと思うんですけれども
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裾を引きずるファッションというのはいろんな問題があります これ実は西洋でも主に女性のスカートが流行としてね定期的に長くなったそうです
スコトランドではねあの男性の衣装としてのスカートもあるんですけれども まあこの話は女性のスカートの話です
書籍死を招くファッション服飾とテクノロジーの危険な関係によると 1800年代初期から1905年頃まで繰り返し裾を引きずるスカートが流行したそうなんですね
そういえばこの1800年代から1905年頃というと ビクトリア町イギリスではビクトリア町
ビクトリア町を舞台にした映画を思い浮かべていただきたいんですが まあ例えばシャーロックホームズですね僕も大好きな映画なんですけれども
裾がね地面にこうすってるような女性のスカート 描かれていますよねこれ何を意味するかというと女性が街を履いて歩いていたということになるんですね
宝器で履くの履くですね履いて歩いた なんかこう松の廊下のねあの墓間の裾もなんか廊下を履いたっていう風な陰口をね言われたことが
まあ嘘か本当かわからないんですけれども あるそうなんですが実際にこのヨーロッパでまあこの1800年代初期から1905年頃までの
長いスカート実際にこの外の
埃を入って回ってるに等しかったそうです 映画だとですねこの時代のヨーロッパまあそこそこね美化されて描かれていますけれども実際には
都会はかなり不潔だったそうです 犬馬そして人間の排泄物なんかも道に落ちていたそうです
でそれらの分尿とで分尿にくっついた病原性微生物 これがですねスカートの裾によって個人の家に
持ち込まれていたんですねこれ大変に不衛生な状況です でこれをねやゆするような風刺がなんかも当時の雑誌にね描かれていたりもしますこちら
メールでお送りしているニュースレターの中にはその写真の音ご紹介もさせていただいています 当時の先進的な医師は
外出するときは短いスカートを着用するように推奨したそうなんですね ただこれ
どうなんでしょうそのロベルトコッホーというねドイツ人科学者ドイツ人医師が病原菌を発見するのが19世紀後半 なんですあの細胞とかですね細菌というものは
そうですね17世紀にはあの見つかってはいたんですがそれが病気の原因になることがあると 病気の原因の一つに細菌というものがあるよということが見つかったのがロベルトコッホーによる発見19世紀後半なので
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まあねあの長いスカート危険だよといった医師は科学的な証拠があって言ったわけではないかもしれません ただまあかなりねご本人には根拠
ご本人的な根拠はあって言われたんでしょう 実際19世紀より以前というのはファッションは医学的な危険よりも
道徳的な危険を示すものとされていたそうです ここらへんですねあのまあ例えばイギリスのビクトリア町での
道徳 館というのはどんなものだったのかなっていうとこれをあの知るにはですね僕おすすめの小説があって
コニーウィリスというね作家さんの犬は感情に入れませんあるいは消えたビクトリア町カビンの謎というね これはタイムトラベルをテーマにした小説なんですけれどもとてもねコミカルでそれ
でいてとてもねロマンティックで面白い小説です これ僕大好きです
まあその時代ですからまあ科学的な根拠というよりは単にねその女性に短いスカートを進めた医師
まあきっと男性だと思うんですけれどもなんかこう足が見たいとか足首が見たいとか 足フェチだったとかそんなところかもしれません
まあとはいえねもしそんなドクターと目にかかることがあれば僕は一緒にうまい酒を飲めるんじゃないかなとかね 妄想をしています
でここからはですねまあ僕個人がまあファッションについてまあ学んだことというか そうですね僕自身ファッションのセンスってマイナス2万点ぐらいまあ何点満点だって話はあるんでしょう
けども めちゃくちゃねセンス悪いんですよ
なんですがまあそんな僕でも学んだことがいくつかあります 今回はその
僕自身が学んだことの中から3つねご紹介をしたいなぁと思うんです
一つ目の話は確かですね僕が高校3年生の時のことだったと思うんですが 当時ですね予備校で非正規に
受講するもぐり受講というものが流行っていたんですね今どうなんでしょうね まあもぐり受講というのが流行っていて
でまぁ僕はの理系のね授業まあ数学であるとか 物理学とか化け学とかの授業まあ英語の授業とかもとっていたんですが国語の授業とかね
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受験にいらないかもと思って 学費をねまあ払ってもらおうのもあるだしと思ってとってなかったんですけれども
興味があったので国語の授業とかね歴史の授業とかね 潜っていたわけですねでその時に国語の講師先生がですね
まあ僕高校生高校3年生だったので制服でね 予備校に行って受講してたんですけれども
君たち高校生はなぜ制服を着るのかという問いかけを されたんですねなぜ制服だって考えたこともなかったんですけれどもむしろね
服選ばなくていいし楽だなぁぐらいの意識だったんですが なぜ制服なんだろう高速で決まってるからでもなぜそんな高速があるんだろうなぜなぜなぜと思っ
た時に まあその予備校の先生は
静かに服装は自己表現だからというふうにね教えてくれたんです 僕は服装を昨日としか思ってなかったのでびっくりしたんですね
まあ僕当時山登り好きだったのでまあ今でも好きですけれども ポケットがね何個あるかとか
突然の雨から身を守るかとかまあそんなねそれからまあ 明るいオレンジ色で暗闇でも見えるかとかねそんな機能としてしか見てなかったんですが
服装は自己表現なんだっていうのがね まあ
なんか気づくの遅いですよね高校3年生ですもんね気づくの遅かったんですけれどもびっくりしました そういえば当時ね僕がこうハマっていた可愛い可愛い早尾先生ですね
あの文化庁長官もされた心理学者可愛い早尾先生の本に 自己表現してはいけない職業の人は制服を着るんだという話を書かれていて例えば軍人であるとか
警察官であるとかですね 規律を守らないといけない人々
そういう人たちは組織として制服を着ることになるんだということを言われていて ああそうかだから高校生が自己表現されたら学校の高校のね先生怖いから制服なんだ
ということをねその時こうおろけながら感じ取ることがね できましたもう一つ思い出したことこれ2番目の話なんですけれども
僕はね僕はね僕はね 僕はね僕はね僕はね僕はね僕はね僕はね
僕はね僕はね僕はね僕はね僕はね 僕はね僕はね僕はね僕はね僕はね僕はね僕はね
僕はね僕はね僕はね僕はね僕はね 僕はね僕はね僕はね僕はね僕はね僕はね僕はね僕はね僕はね
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ファッションというのがチャラいものだと思ってたんですけれども
特にロリータファッションというのがチャラチャラしたものって意識があったんですけれども
それはむしろ戦闘服であり防具なんだということをね
気づいたんですその学生の彼女から彼女の話から僕は学ぶことができました
で最後3つ目の話なんですけれどもこれはですねエジプトで調査をしていて
まあ長期間で調査するときっていうのは
まあ現地にね滞在されている
日本の大使なんかにねご挨拶にかせていただくんですけれども
ある日在エジプト日本大使と話をさせていただいていた時に僕ちょっと少しね格好つけて
まあそれもね20代か30代前半ぐらいだと思うのでまあ格好つけてたんですね
外交の本質は軍事による威嚇と外交交渉という名前の詐欺ですよねみたいなね
ちょっともうこれもチャラい話ですけれどもまあ格好つけて聞いてみたんですね
外交の本質は威嚇と詐欺ですよねっていう話をしたんですね
で彼はまあにこーと笑ってまあ彼はの外交官ですから詐欺担当だというふうに僕の中で決まってて
詐欺ですよねみたいなことを言った時に彼は
では詐欺に必要なものは何だと思いますかって聞き返してくれたんです
詐欺に必要なものは何だと思いますかって
これ僕なんかねあのびっくりして考えたことなかったなと思って度胸かなとか思って
んー度胸みたいなことを考えてお伝えしたら彼は舞台と衣装ですっていう風にねあと引き継いでくれたんです
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舞台っていうのはそういえばね大使館とかそれから大使がね住んでらっしゃる皇帝ってすごくまあいい建物であることが多いんですけれども
歴史的な建造物であったりとか非常にねこう重厚な建物であったりとかするんですけれどもこれはあのゲストにこの人は
小さな国から来た人であってもこれは大国の国の大国を背負って話をしてくれてるんだというね思わせる装置ですねこれつまり舞台ですよね
そして衣装まあさすがにね外交官が品質の加工できないですよねその国の品性疑いますよね で衣装これはまあパリッとしたスーツであったりとかドレスであったりとかそういったね
ものなんだと思います でそういえばまあ例えばハイブランドの店に入る時
例えば車屋さんとかね車買う買わない別にしても例えばレクサスとかね メルセデスベンツとかね高級店に入る時とか
まあお洋服なんかでもちょっとねいいところを入るときなんかは 度胸か衣装のどちらかが必要だということになりますよねそういうご経験ないでしょうかね
でこの在イジプト日本大使の話に比べると随分レベル低い話なんですけれども 僕も飛行機乗るときにはネクタイを締めることにしました
これはですねあの僕飛行機にね乗る時によくねー 別室に連れて行かれるということがねあったんですね
あの一番ひどかったのあれボストンの空港かな 全部服脱がされたぞあのパンツ一丁まで行きました
あのほら飛行機乗るときってセキュリティー検査があってまぁ荷物はもちろんのこと 服の中にね何か金属を隠してないかって調べるじゃないですか
靴脱げとかね色々ありますよね僕ねよくねー あの別室検査っていうのがあってまあ別室に行って
あの非常に細かく調べられることがあるんですけれども それがね一番ひどい時ねほんとねこう警備員の人と一対一でまぁ女性のね
警備員だったんですけれども
結構がたいのいい方で僕の前に仰立ちして で
脱げってね言われて 服脱いでで1枚脱いでこれでいいこれでいいってきて最後パンツ一丁までされてでそっから
さらに偶然でスキャンされてでよし 服着て行けって言われてで飛行機に乗る乗ろうとするじゃないですか
最後ねあの 飛行機の入口まで来た時にまあ僕の横ねあのアラブ系の男性たちがあの君たちすぐあの乗っちゃ
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ダメって横校で待ってる全員乗るまで待ってろって言われてまたされてまたボディチェック 受けてから入ってたんですよね
ボディチェックを受けてきたはずの彼らなのでまぁちょっとねもうそれ嫌がらせじゃないかなと思ったん ですけれども
で僕関係ないもんねって横通り過ぎようとしたら僕も係にねお前もじゃってね連れてかるその アラブ人たちの後ろに並ばされてまたボディチェックを受けてということが
まあ 時々あったんですけれどもネクタイ締めて飛行機乗るようなってからは一度もねそういうことがなくなり
ました なんかねそういうふうに外見でね人をね区別するというのはどうしてもあるんだなぁということをね
思った次第です というわけでエピソード94のリテイク聞いてくださってありがとうございましたまた次のエピソードで皆様とお会いし
ましょうsteam.fm の1でした ではまた
me
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me
(音声なし)
23:00

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