1. 起業のデットファイナンスplus
  2. #102 融資の審査基準「与信」..
#102 融資の審査基準「与信」とは?金融機関が本当に見ているポイント
2026-08-26 19:32

#102 融資の審査基準「与信」とは?金融機関が本当に見ているポイント

今回は、融資審査のブラックボックスとも言える「与信」をテーマに、金融機関が企業のどこを見ているのか、その実態とプロセスについて詳しく解説します。一般企業とスタートアップでは、金融機関が「与信」を判断する際の目線や評価モデルが決定的に異なります。本エピソードでは、金融機関側のアクションとしての与信の本質から、スタートアップが「良い与信」を得るための具体的な対策まで深掘りします。・「与信」の本来の意味:信用とは似て非なる「信用創造」という銀行業の真髄と、与信・与信枠の基本概念・金融機関は企業のどこを見ているか:一般的な企業融資における、決算書3期分から読み解く財務の健全性と銀行格付けの仕組み・スタートアップ与信の特殊性:なぜスタートアップの「赤字」は融資対象として説明可能なのか。Flex Capitalと従来型銀行の審査モデルの決定的な違い・「良い与信」を引き出すベストなタイミング:自己資本が最も厚く、第三者評価も得られている「エクイティ調達直後」にアプローチすべき戦略的理由・変わりゆく銀行の格付け:過去の実績だけでなく、担当者の思いや将来性を加味する「フォワードルッキングな評価制度」の最新動向銀行やFlex Capitalがどのように企業の将来性を評価しているのか、融資での資金調達を検討している起業家・経営者の方は必聴です!※次回は、融資を受けた後の「返済方法」について深掘りします。お楽しみに!-----起業のデットファイナンスplus、この番組は「デットファイナンスをもっと身近に」をテーマに、起業家と金融の架け橋となる番組です。ベンチャーデットのFlexCapitalと、デットファイナンス支援のINQがお送りします。起業家の皆さまにとって金融がより身近に感じられるよう、デットファイナンスの最新トレンド、事例、インタビューなどをお届けします。■番組ハッシュタグ#起業のデットファイナンスplus■無料ご相談・お問い合わせファイナンスのご相談、番組への感想やリクエストは以下のURLからお気軽にお問合せください。

【INQ】https://sites.google.com/inq.finance/podcast/podcast

【Flex Capital】

https://flex-capital.jp/inquiry/■パーソナリティー▼若林哲平(株式会社INQ 代表取締役)デットファイナンスのハンズオン支援を中心に、様々な領域のスタートアップのシード期の資金調達を支援。累計1,300件96億円超の資金調達を支援するチームを統括。▼菅井 佑允(株式会社Fivot)京都大学文学部卒業後、2007年三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)入行。入行より約10年間に亘り、東京・ニューヨークにて日系法人営業に従事。その後、グローバルCIB事業本部において非日系企業向けビジネスのグローバル戦略の企画・運営・管理を担当。同業務経験及び米国西海岸への留学経験を通じ、スタートアップエコシステムにおける日米格差を実感。スタートアップ支援を通じ、日本経済の構造変革、成長・発展に貢献したいとの思いから2024年11月、Fivotに入社。▼植野さつき(株式会社Fivot)大学卒業後、複数の事業会社でのキャリアを経て、ビジネススキルを磨くべくイギリスの大学院へ進学。留学中にスタートアップの熱量に触れ、日本のエコシステムへの貢献を志す。その想いを実現すべく、日本のスタートアップを最前線で支えるFivotに参画。■編集・制作制作管理:植野さつき

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

本エピソードでは、融資審査の核心である「与信」について、金融機関の視点から解説します。信用創造の概念から、一般的な企業とスタートアップにおける与信判断の違い、そしてスタートアップが良い与信を得るためのタイミングや戦略までを深掘りします。特に、スタートアップの赤字を将来の成長のための投資と捉える評価方法や、過去の実績だけでなく将来性も加味する銀行の新しい格付け動向についても触れています。

「与信」の基本概念と信用創造
起業のデットファイナンスplus。この番組は、デットファイナンスをもっと身近に、のテーマに、起業家と金融の駆け足となる番組です。
みなさんこんにちは。INQの若林です。 FlexCapitalの菅井です。 菅井さん、本日のテーマなんですけども、融資における
与信とはについて伺いたいと思います。与信ですね。与えるに信じると書いて与信ですね。これよく融資の現場では出てくるワードかなというふうに思うんですけど、これ、与信ってそもそも何ですかってことなんですけど、信用とはちょっと似て非なるなんですよね。
そうですね。まさにおっしゃっていただいた通り、信を与えるということでいうことなんですけれども、以前もお話したかもしれないですけど、銀行に入るとまず最初に信用創造という言葉を学びますと。
信用創造。 すごく壮大なテーマのように聞こえる。まさに信用創造はクリエイトの方ですね。作るの方ですけど、すごい壮大なテーマのように聞こえるんですけれども、これも銀行業の真髄のことを説明していて、まさにお金を持っている人は銀行にお金を預けますと。
で、銀行はその預け入れられたお金をお金を貸して欲しい人に与えますと、貸しますと。で、それによって欲しい人と余ってる人の間をつなぐっていうことが実現できていて、それで資金の溝を埋めていくと、よりお金が大きく動きますよね、という話がありまして。
で、それがまさに信用創造そのものということになります。なのでまさに与えると言っているのはそういうところで、与えるためにどうするんだっけというと、この人に貸してもいいんですかっていうまさに信用力を見ているので、信用力を見て信用を与えますというか、あなたの信用を信じてお金を貸ししますということをもってして、与針というふうに言っているという。
あ、わかりました。そうすると与針っていうのは金融機関側のアクションなんですね。そうです、はい。金融機関側のアクションなので、よくその有志をする際に銀行員は与針判断というふうに言いますけれども、要は信用を与えてお金を貸すことができるかどうかを判断するっていうのがまさに有志業務の一つのコアになっているという感じです。
有志審査そのものというか入り口という感じです。よく与針枠とかって言い方もしますけど、それは与針が与えられる上限というか範囲みたいな捉え方であってますかね。
そうですね。与針の付け方って大きく分けると2種類あって、もう紐付けで、それこそ期間5年で1000万円みたいな感じで、もう期間も金額も決まっているものもあれば、例えばあなたに対しては1億円の枠をお渡しします。
だけれども、それは場合によっては閉じるかもしれませんよみたいな感じで、1億円の枠の中で自由に引き出すことができるんですけれども、それはまさに信用状態を見てその枠の増減って変わりますよっていうふうにしているのを与針枠というふうに言っていたりします。
金融機関における与信のプロセス
その企業のコンディションって常に変化するじゃないですか。ということはその与針枠っていうものも必ずしも一定ではないってことなんですかね。
そうですね。与針枠については大きく分けると、コミット型というものとアンコミット型というものがありますけど、これちょっとまた別の場で頭を動かせると思うんで言っておくと、そのコミットかアンコミットか別として、この会社に対してマックスいくらまで与針を与えられるであろうかっていうことを計算した上で、その提供するというのが与針枠という考え方になります。
具体的に融資をしますっていう段階においての与針という金融機関側のアクションについてもう少し掘り下げて伺いたいんですけど、与針っていうのはどういうプロセスで行われるものなんですかね。
基本的にはまず資金需要があるかどうかっていうことが第一にありまして、変な話需要がないところにお金を貸しているってこれめちゃくちゃUS的地位の乱用になると思ってるんで、まずはお客様の資金ニーズがあるかどうかっていうことが前提になります。
そういう意味ではそれこそ何か設備を導入したいとか土地を買いたいとかそういう紐づきの需要がある場合においては今お話したような枠みたいな考え方ではなくて、その紐づきの資金に対して必要な資金を余剰にならないように提供するというのが紐づき与針の考え方でこれが一般的です。
一方で企業って事業活動をしているとまさに売りかけ金と買いかけ金の差を埋めるみたいな資金繰りを支える運転資金みたいなものは必要で、これは突発的に必要かというと常時必要な資金になるので、そういう資金に対しての対応という観点でいうと余針枠で差し上げる方がお客様にとってはすごく小利便性が高くなるみたいなことはあるかなと思います。
なるほど。校舎の方は例えばコミットメントラインとか呼ばれるようなものだったりってことですね。
そうですね。
難しいですね。一般的な企業の話とスタートアップの視点で微妙に異なるんだろうなとは思うんですけど、まずどうしましょうか。一般的な企業の話ですか。
そうですね。ちょっとジェネラルな話から。
そうですね。一般的な企業に関してはですね、まずその決算書を3期分とかお預かりをして、まずバランスシートの財務の健全性みたいなものを見ていきます。
一番分かりやすいのは自己資本比率がどれぐらいあるかとか、借りれの負担が重くなりすぎていないかとか、あとは先ほど申し上げた運転資金の部分でいうと買いかけの回転期間と売りかけの回転期間が適正水準にあるかとかこういうところを見たり。
あとはPLですね、創意決算書のほうでちゃんと利益が出ているのかどうか、あるいは利益構造が各利益率水準あるある利率、営業利益率、最終利益率みたいな感じで、どれぐらいの水準にあるのかみたいなものをまず見てですね。
一般的な銀行はそれをベースに格付けというものを付与して、この会社の信用力が企業ポートフォリオの分散の中でどのぐらいの位置に位置しているのかということをまず評価するというところからスタートするという感じですね。
まず格付けがスタートラインになって審査していく、そのプロセス全体がもう余信という感じなんですかね。
格付けに関しては基本的にはもう余信を取る企業について毎年年一回やっている。その上でお借り入れしたいですっていうニーズがあったときにはそのニーズに沿ってですね、少しいろいろな余信の取り方というか判断が変わってくるのかなというふうに思います。
この余信の仕方っていうのがまさにその金融機関のその信用創造のそのものというかエッセンスだと思うんですけど、これって金融機関たくさんありますけど、共通しているものとか金融庁とか決めてるやり方があるとかそういうことなんですか。
そうですね、すいません私は有識学というところにあまりいなかったので細かいところまではわかんないですけど、何かこう金融庁によって必ずこうしなければならないということが決まっているということではなくて、むしろそのポリシーベースというかしっかりと各銀行各銀行ともにしっかり余信を取る上でのポリシーというものを持った上でそれをルール化して運用してくださいということになっています。
今お伝えしたその格付けみたいなものも全て同じ基準で見ているかというと必ずしもそうではない。銀行によって微妙にパラメーターも違えば評価のポイントも違うっていうのが真実の姿ではあると思うんですけども、基本的に銀行の格付けって統計に基づく投算確率で出している部分があるので、
何か大きく何かそれが異なるということはないという、銀行業界としての制御というのは入っているかなと思います。
スタートアップと一般的な企業の与信の違い
またその金融機関、銀行さんとフレックスキャピタルさんの余信の仕方ってかなり大きく違うのかなと思っていて、フレックスキャピタルさんの余信で言うと銀行さんの今の一般的な企業向けのその余信っていうところだと何か大きく違う点ってどのあたりにありますか?
そうですね、一番端的な例で言うと、私たちの場合はスタートアップに優勝しているので、先ほど申し上げた格付けを取りますみたいなものを多分銀行目線の格付けで取ろうと思うと、多分ほぼすべての銀行において優視するの危険だよっていうゾーンに入るお客様の区分、よく債務者区分っていうふうに言うんですけど、
優勝に入ってくるというところをまさに発射台にしていて、僕たちはそこからより将来の成長性とか収益性とかっていうのを定量的にも訂正的にも評価していくという観点で大きく違うなと思っています。
なぜこれができるかというと、これは本当に銀行業法の内側にいるか外側にいるかの違いにおける足回りのすがるさみたいなところによる部分があって、僕たちはそういう意味では外側にいるので、業法上求められる格付けみたいなものっていうのは付与していなくて、独自のスコアに基づいて会社を評価して優勝しているということになるので、そこはちょっと大きな銀行であるか銀行でないかの差の部分
ありがとうございます。ちょっと順番が前後するんですけども、先ほど一般的な企業の良心についてまずは伺ったんですけども、特にスタートアップであることによって異なってくる良心の違いってどのあたりにあるんですか?
はい、そうですね、まさに成長性をどう評価するかというところかなと思ってます。まずそのまずもって資金使徒みたいな話をした時に、大半のケースが赤字資金ですって言われるんですね
僕も銀行にいた時の経験でわかるんですけど、銀行員からすると赤字資金って資金使徒じゃねえっていうふうに言われるんです。何で赤字なのかの方が資金使徒なのであって、赤字だからお金貸してくださいっていうのは資金使徒じゃないよっていうふうに言われるのが一般の企業における常なんですけど
そこがやっぱりスタートアップと一般企業と全然違うと思っていて、スタートアップは赤字なんだけれどもそれは将来のより大きな成長を取るための赤字という意味での赤字資金としての使徒なので、これなんか十分に使徒として説明されるなというふうに思っていて
そうするとこの赤字は将来の成長を実現するために適切に吐き出している赤字なのかどうかっていうことを評価することが大事です。それがよく俗に言うユニットエコノミクスが成立しているのか良い水準なのかみたいなところに跳ねてくるわけですけれども
なのでそういう意味では我々は従来型の銀行が重視してきた営業利益率とかそういう部分ではどうしても評価ができないのでその背後にある顧客獲得の効率性であったりとか顧客単価であったりとかそういうKPIの部分をより深く見に行っているという形になります
なるほど。ゆえに先ほどおっしゃってたようなフレックスキャピタルの予診モデルと言いますか予診方法があるっていうことなんですね
そうですね。はい。わかりました。ありがとうございます 一旦その金融機関を主語にして金融機関のアクションとしての予診っていうものをここまでお話ししてきたんですけども
スタートアップが良い与信を得るための戦略
最後にスタートアップを主語にしたときにスタートアップが良い予診を得たいと思った場合にどのあたりに注意すればいいかこれもまた抽象的な話ではあるんですが
はい。そうですね。まずいくつかあると思ってるんですけどまずは融資を受けるタイミングを考えるというのはすごく大事だと思ってます
私たちみたいなエクイティとエクイティの間をつなぐとかランウェイが短い間を支えるというプレーヤーについては何かいつご相談をいただいても大丈夫なんですけれども
銀行の場合は先ほど申し上げている通り最初にまず財務を見ますというときに自己資本があるかどうか財務超過ではないかどうかみたいなところって
結構入り口のスレッシュホールドというか結構重要なポイントになりますそれによって結構評価の分岐が発生してしまって
それこそ銀行によってはちょっと財務超過だとちょっと難しいですって最初に断りになっちゃうケースもあるので
例えばそういうケースで言うと銀行から有償を引きたいみたいなことを考えたときにそれが必要な資金であると考えるのであれば
エクイティ調達をした直後で財務が良好な状態のときにご相談をするのが交渉するタイミングとしてはベターなのかなというふうには思ってます
タイミングというのはエクイティの直後であることによって自己資本のところは厚くなっているし第三者の評価も得られているというところで対策対象の方が良いコンディション
ゆえに融資としても予信しやすいという状態ですね
なるほどありがとうございます
そのタイミングっていうお話で言うとスタートアップってある時突然伸び始めるみたいな
巻いてた種が急に花開くというようなことが起こり得るかなと思っているときに特に一般的な融資だとそうですけどやっぱりこの月商規模とか年商規模っていうところがある程度融資金額に影響する部分とかもあると思うんですよね
そういったときにエクイティはBS側の話でしたけど同時型PL側の話で言うとあともうちょっと後の方がより成長する事業として評価してもらえるんじゃないかちゃんと実績が出ている方がより審査しやすいんじゃないかみたいなタイミングもありそうかなと思ったんですけど
そうですねまあやっぱり黒字化の概念性がどれだけ見通せるかによって銀行側の自信度って変わってくるので銀行においてベンチャーデッドをやられているプレイヤーは少しスタートアップ向けの余進ということでかなり柔軟に物事を考えるようになっていますけれども
一般的な銀行のものの考え方は債務超過ではなくて黒字であってキャッシュフロー返済が可能であるという企業に対して成長資金を提供していくっていうのが一番やりやすい
その余進の取り方になるのでそこに近づいていくにつれて余進がしやすくなるという意味ではそこに近づける絵が描ける状態の方が当然ということだと思います
その意味では銀行のこれまでの余進の取り方って割と実績ベースの定点の実績ベースでその実績を元にまさに企業の信用というのを見定めて優勝しているっていうことなんですけれども
スタートアップの対象ももちろんそうですし世の中変化が激しくなっているので過去3年分の実績だけを見て将来3年養殖できますかっていうと
それはそれで難しいよねっていうスタンスになってきていて銀行の中のいわゆる格付けの取り方も少しフォワードルッキングな要素を取り入れるということを銀行によっては始めています
それはまさに過去のデータパラメータを入れて自動的に弾かれた格付けの数値に対して担当者が思うこの会社の将来性ってこうだよねっていうその担当者の思いによってその格付けののっち調整であったりとか格付けを少し上げていくみたいな調整をして
それをセンササイドと合意すればそれは将来性に対する評価ということで正当な格付けとして認めるっていう制度自体が存在していてそういう形で企業を評価するっていうのは銀行の中では少しずつ始まってるかなというふうに思います
次回予告と番組紹介
なるほどありがとうございますここまで余信という与える信じる信用を与えるという金融機関のアクションについてですね
伺ってまいりました次はですね有刺を受けた後の返済方法といってはいろいろあるなと思っていてどれを選べばいいのかまた選ぶことそもそもできるんだっけ
という問題についてですねはい菅谷さんに次回教えていただこうと思っておりますはいじゃあ菅谷さん一旦今日のところは余信について教えていただきましてありがとうございました
ありがとうございましたお聞きいただきましてありがとうございましたventure debt のフレックスキャピタルとdebt finance 支援のインクがお送りいたします
企業のdebt finance プラス毎週水曜日朝8時に配信しています 企業家の皆様にとって金融がより身近に感じられるよう
debt finance の最新トレンド事例インタビューなどをお届けします 是非フォローをお願いいたしますそれでは本日はこの辺でご機嫌よう
19:32

コメント

スクロール