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今日も、ボチボチ参りましょう。
日野原重明先生の最後のメッセージ、朗読後編でございます。
これまで本当に辛かった。でもその辛さの中に、やっぱり本当のものが与えられた。
それを皆さんと一緒に私は静かに考えたい。感謝をどう言葉に具現化するかということ。
そのことをもっともっと真剣に考えて杖を持って歩く四国のお辺路さんのように旅に出るようなそんな感じがして。
長い人生の旅を、私はここからまた出発していかなきゃならない。
その時の杖が感謝の言葉。
感謝が私のシンボルであります。そしてその旅の中には、思いもよらない苦しみがあるに違いない。
それは必ずある。しかし苦しみがあって初めて、その旅が報われるのではないか、そのことを深く感謝したい。
今、私は新たな旅立ちの心意気を感じています。
言い尽くせない感謝の気持ちと言い尽くせない喜びを胸に、修行のような私のこの旅を静かにとぼとぼともう少し続けたいという気持ちがしています。
これ以上ない感謝の気持ちでもう少し歩いていこうではないかと、イエスキリストは手を開かれ、ここに来たれとおっしゃった。
手を開いて来たれと言われた。イエスキリストが来たれというあの強い静かな言葉。
イエスキリストの御心を私の生涯の中でどのように受けるべきか。
我に来たれと言われたイエスキリストの言葉と、あの手を開かれているジェスチャーと、
自分がさらに本物となるために手を開かれたイエスキリストの姿を静かに思い描いているのです。
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なんとこれは感謝をすべきであろうか。これ以上感謝することはない。
私の長い人生が終わろうとしているけれども、この手を開かれたイエスキリストの招きを
私の人生だけではなくて、これからも人生をまだまだ長く続けていくあなたたちと一緒に
どのように受け継いでいくか。 それが静かなる私の修行の心を
皆さんの前で語り続けることだと思うのです。 皆さんとご一緒に同じ旅路を私は旅しているんだ。
そのためにこうして集まってきたんだ。 私たちの本当の友はこういう修行の中にこそ生まれてくるんだと
私はしっかりと認識して生きていきたい。 そのことをどんなに私は感謝すべきか。
今皆さんと一緒にここにいる。 辛さ以上の喜びはそこにある。
クラークさんはボーイズビーアンビシャスという言葉を残して北海道を
去っていったけれども、 私は
keep on going この言葉を若い人と一緒に皆さんと一緒に口にして
皆さんと一体化して行動すること。 感謝に満ちた気持ちで keep on going
keep on going さらに前進また前進を 私たちは続けなくちゃならない。
喜びと感謝で keep on going 私も皆さんとともに人生の旅をまだまだ続けていきたい。
そう思っているわけであります。 心からそう感じているのが今の私の大切な心情だということを繰り返しお伝えしたい。
私の一番好きな言葉は エンカウンター
私の人生での皆さんとの出会い。 皆さんの思いと私の思いを合わせてなおこの旅を続けていこうではありませんか。
行きましょう keep on going 以上ここまで2017年1月31日東京多摩川田園町府のご自宅リビングルームにて
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記録したインタビュー記事 あーインタビューより
ほぼ えーっと
日野原先生の 語られた言葉をそのまま収録した
ご本人の後書きに変えて のここからでした
それでは今日はこの辺で バイバイ