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2025-07-08 13:25

935.吉村貴幸さん(Breeder Families)

【“どこから迎えるか”が、ワンちゃんの未来を変える】

ワンちゃんを家族として迎え入れるとき、本当に大切なのは「どこから迎えるか」という選択です。

「ワンちゃんに優しい世界を創りたい」——
吉村貴幸さんが運営する『Breeder Families』は、そんな想いから生まれました。

いま、営利を優先したブリーディングや販売が横行し、その裏で犠牲になっているワンちゃんたちがいる。
一方で、命に真剣に向き合っているブリーダーも確かに存在しますが、その姿がユーザーに十分に伝わっていない——
吉村さんは、そうした課題を強く感じてきたといいます。

そうした課題感から、『Breeder Families』では独自の評価基準をつくり、ブリーダー一人ひとりと丁寧に対話を重ね、本当にワンちゃんを家族のように大切にしている方だけを厳選して掲載しています。

誠実なブリーダーが正しく評価される仕組みを通じて、ワンちゃんに優しい世界を創ること——
それが、『Breeder Families』の理念です。

この理念の背景には、ペット流通の歪みに対する強い問題意識と、命に対するまっすぐな責任感があります。

利益ではなく、信頼と愛情で築く関係のなかに、本物のブリーダーと飼い主をつなぐ未来があると、私自身も強く感じました。

ペットを迎えるすべての人に届けたい、あたたかくて力強いストーリーです。
ぜひ、番組でその想いに触れてみてください。

【今回のゲスト】 Breeder Families 運営 吉村貴幸(よしむら・たかゆき)さん Web: https://breederfamilies.com/
Instagram: https://www.instagram.com/breederfamilies/

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サマリー

ブリーダーファミリーズの吉村貴幸さんが、ワンちゃんとブリーダーを繋ぐサービスを運営しています。現在の日本におけるペットショップやブリーダーの課題を浮き彫りにし、より良い環境で育てられたワンちゃんの重要性を強調しています。ブリーダーファミリーズは、ミックス犬の健康や問題点についての理解を深め、ブリーダーの支援を目指す取り組みを行っています。吉村貴幸さんは、ブリーダーたちの未来を背負う思いでこの事業に取り組んでいます。

00:01
声を思いを世界中に届けるこえラボ
経営者の志
ブリーダーファミリーズの概要
こんにちは、こえラボの岡田です。今回は、ブリーダーファミリーズ運営されていらっしゃる吉村貴幸さんにお話を伺いたいと思います。
吉村さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
まずはですね、御社の事業内容から教えていただけるでしょうか。
弊社はワンちゃんを家族のように大切にしている、有料ブリーダーだけを厳選して紹介するマッチングサイトブリーダーファミリーズを運営しております。
ワンちゃんの紹介をされていたり、ブリーダーさんを紹介されていらっしゃるということですけど、今このペットの業界、ワンちゃんの業界って今どんな現状があるか、その辺りから教えていただいてもよろしいですかね。
そうですね、まず日本ですとワンちゃんを迎えるという風になると、基本的にはペットショップが主流になってくるかと思います。
大体7割から8割ぐらいのペットショップになってまして、あとはその他保護犬という選択肢もありますが、もう一つ主な選択肢としてブリーダーさんから直接迎えるという、そういった選択肢がある状況になりますね。
その中で、有料なブリーダーさんを紹介するサイトを運営しているということですかね。
はい、おっしゃる通りです。
どういった基準で良いブリーダーさんというのは判断されていらっしゃるんでしょうかね。
そうですね、そこが弊社の一番のポイントでして、世の中にいろいろ直販サイトというのがあるんですけれども、有料ブリーダーを厳選していますと訴えつつ、ほとんど審査をしていなかったりですとか、基準をちゃんと定めていない、ぼやかしているみたいなところが結構あるんですけれども、
我々は6つの絶対基準というものとか、12個の総合基準というものを、こちらは主にアニマルウェルフェや動物福祉を観点に考えた基準というのを作りまして、実際にブリーダーさんにヒアリングをして、飼育環境を前によっては確認をした上で掲載している、そんなような特徴になります。
そうなんですね。しっかりとそこはチェックして、本当にその基準を満たしているかっていうのは、ブリーダーさんのところ、確認もしたりとかするんですか?
おっしゃる通りです。
やっぱりそういうふうにして厳しい基準を設けているっていうのは、理由としてはどういったところがあるんですかね?
そうですね。やはり今、そもそもまず取り巻く課題として、ペットショップっていうのがあると思うんですけれども、そもそもペットショップ自体が長距離移動で小犬がストレスにさらされたりですとか、長い間狭いところに一人きりでいられて、すごく寂しい思いをしているという。
基本はあまり小犬にとって良い環境ではないという現状があります。なので、ヨーロッパでは基本的にはこの展示をして販売するというのは禁止をされている。
そうなんですね。なかなかそういう情報も知らないですね、我々の方。
そうですね。ペットショップは当たり前だというので育ってきている。日本だとそれが現状なので、なかなかそれが良いのか悪いのかすら考えた機会というのはないなというふうには思います。
じゃあ、やっぱりヨーロッパとかそういったところで基準となっているようなものも取り入れていきながら、小犬に負担のかからないような環境をちゃんと提供するということが大切なんですね。
おっしゃる通りですね。なので、ヨーロッパではブリーダーさんから直接お迎えするというスタイルが主流になっているんですよね。
そうか、やっぱりね。そこにストレスかかっているかどうかというのは一見したところ可愛くていいなって見えるんですけど、実はすごくストレスになっているんだよというわけなんですね。
おっしゃる通り。なので、ブリーダーサイトというのはそういう課題を解決するものだなというふうには思ってはいたんですけれども、
実際やっぱり蓋を開けてみると、厳選していますと言いつつ繰り返しになってしまいます。ほとんどまともに審査が行われなかったですとか、基準もすごく緩いという状況になっていて、
そうすると結果として本当に真面目にワンちゃんのことを考えて、環境を用意してしっかりケアしているブリーダーさんと、
基本的な流行りに乗ってカズを売る、鋭利優先のブリーダーですとか、すごく劣悪な環境で育っているブリーダー、一緒くたになってこのブリーダーサイトに乗っているという状況になっていて、
もともとその子犬に優しいというところを目的とするブリーダーサイトが機能していないという現状があるところが大きな課題として捉えております。
吉村さんはなぜこういったペット業界、ブリーダーさんとかの業界でビジネスをやっていこうと考えられたんですかね。
私は元々銀行ですとか、あとはコンサルの会社で長く働いてきておりまして、自分でももう少し社会課題を解決するような事業をやりたいと思う中で、
昔犬を飼っていたりですとか、動物が好きだというところもありましたので、動物の社会課題ってなんだろうというのを調べてみたというところですね。
その結果として今みたいなペットショップの話ですとか、ブリーダーの置かれている現状みたいなところを深く知るようになって、
これは根深い問題だなと思ったので、自分で解決したいということでこの事業を立ち上げました。
そうなんですね。やっぱりそういったまずは現状を皆さんにも知っていただくというのがすごく大切なのかなというのを感じますね。
そうですね。おっしゃる通りで、やっぱりペット業界そのものが鋭利というか売りたいですね。
かわいいワンちゃんを売っていくところに就任しているので、本当にこの子犬にとって何が大事かとか、そういった情報って基本ユーザーに提供されないというか隠されていくというか、
ブラックボックス化されていたというのがあると思うんですよね。なので日本の処死者の方々は、別に知ったらちゃんと選んでるんですけど、知らずに
そういった行動を起こしてしまうというところがあるなというふうに感じてますので、我々はそういうブリーダーを厳選して紹介するっていうのはもちろんやるんですけど、それに加えてペット業界で取り巻く正しい情報を
ブリーダーの基準と情報提供
ちゃんとユーザーに知ってもらうということで、インスタですとかサイトとかからそういった情報も提供していっております。
先ほどおっしゃったようにワンちゃんが飼育されている環境だったりとか、どういうふうにして販売されているのか、そういったところもより知っておくと、ここはしっかりと運営しているところかなというのが判断できるので、やっぱりちゃんとしているところから購入した方がいいですよね。
そうですね。今ですと、やはり例えばブリーダーさんから買うってなった時も、ブリーダーさんの現地に行かなきゃいけないんですけど、ある見学の部屋で子犬だけ30分見て終わりみたいなケースがあって、ほぼペットショップとあんまり変わらないですよね。
そうすると、ブリーダーさんが何をしているのかとか、どんな環境で子犬が育ったのかとか、親犬はどんな感じなのっていうのは、見えずに意思決定をしてしまうみたいなところもあるので、少しでもそういった基準があると思えば質問もできますし、インスタとかブリーダーさんがやっているサイトやインスタを見たりとか、その中で判断するみたいなこともできるのかなと思います。
あとは研修によってもこれはね、結構負担があるというような、そういうのもあったりとかするんですかね。
そうですね、今ミックス研と言われる、よくトイプードルとチュアを掛け合わせたものとか、ポメラニアンとトイプードル掛け合わせたものというのが、実は今年人気研修のナンバーワンになったんですね、ミックス研というものが。
実はミックス研、弊社のユーザーアンケートを取ったときに、8割ぐらいの方がミックス研は健康だとか丈夫だみたいな感じで選んでいる人がいたんですけれども、
ミックス研ってそれぞれの準研種の、例えばトイプならトイプ、チュアならチュアの、どっちの遺伝子を強く引き継ぐかわからないので、結局それが本当に健康になるのか、逆にすごく弱いところを引き継ぐのかわからないというものです。
あとは逆に、それぞれの体格っていうんですかね、骨格みたいなものが違うもの同士を組み合わせているので、すごくアンバランスな組み合わせになってしまって、健康に問題があるということで、中医師の本当に7割8割の方はミックス研自体で反対をしているというぐらい。
立場が違うと専門のお医者さんとか見ると良くないものも可愛かったりとかするといいんじゃないかっていうので、意見が変わったりするので、やっぱり正しい情報っていうのはすごく大切ですね。
そうですね。中医師も純健守って長い期間かけて、歴史があるんで大体こういう病気になりやすいとか、これぐらいの大きさが普通だよねってわかるんですけど、ミックスになるとこれが普通なのかがわからない、診断が難しいみたいなことを言うお医者さんも、中医師さんもいます。
なるほど。いろいろな課題がある、そんな業界なのかなという感じましたが、この番組では経営者の志ということで、ぜひ吉村さんの志についても教えていただけるでしょうか。
吉村さんの志
はい、ありがとうございます。正直この取り組み自体はですね、数を絞ったりとか、資産をあえて縮小するような取り組みになるので、利益がすごく出るわけでもないですし、売り上げが大きくなるものもないと思っていますと。
だからこそ誰もやらないことですし、実はやろうと思ってもすぐに儲からずに辞めてしまったという事例も過去にあったようなんですね。結果として、いつまでも解決されない社会課題として応急されてしまっているんだろうなと考えています。
なので、私が自分でやるしかないと思って、その事業をやってますし、やっぱり真面目なブリーダーさんほど、こういうサイト待ってましたとか、絶対有名になってほしいということで、最初無名の我々にも共感して登録をしてくれていたというところがありました。
なので、私自身はそういったブリーダーさんたちとか、背後にいるワンちゃんとか、これから生まれてくる未来のワンちゃんの未来を背負っていると言ったらちょっと大げさですけれども、そういう気持ちでこの事業を取り組んでいきたいなというふうに思っています。
ぜひね、こういう思いに共感していただける方は、まずはサイトをチェックしていただいて、どういったことが良いことなのか、基準があるのかというところもチェックいただきたいなと思います。
このポッドキャストの説明欄にホームページのURLと、あとインスタグラムでも発信されていらっしゃるということなので、インスタグラムのURLも掲載させていただきますので、ぜひそこからチェックいただけたらと思います。
インスタグラムではどんな発信されていらっしゃるんでしょうかね。
そうですね、インスタグラムではブリーダーに限らずですね、様々な、主にワンちゃんの課題を発信をしております。
例えば、先ほどのミックス犬の話もそうですけども、そういったリスクのこととか、あとは、最近実は保護犬を迎えたいという方が多いんですけれども、保護犬の中にも悪徳な保護団体がいたりするので、
保護犬を迎えたい人でもそういうところには注意したほうがいいよということで。
広くワンちゃんを飼うときの環境というか、課題みたいなものを情報を発信しているというものになります。
ぜひまずはそこからチェックいただくと、どういったところがあるのかなというのはわかると思いますので、ぜひチェックしてフォローいただけたらなと思います。
はい。
今回はブリーダーファミリーズを運営されていらっしゃる吉村貴之さんにお話を伺いました。
吉村さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
声を想いを世界中に届ける。
ぽえラボ。
13:25

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