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2021-11-09 09:48

267.千野郁子さん(さくら幼稚園)後編

【手塩にかけて未来を創る】

0歳から大人になるまでの成長を見ていると、我が子のような感じで嬉しいだろうなと思いました。
大人までの成長を見ているからこそ、自信を持って育てていらっしゃるんだと感じました。

これから子育てする親御さんは不安もあると思います。
不安を解消してもらえる園だと思います。

「いっしょにママになろう」というイベントも開催されているようです。
妊娠中から1才児までのお子様がいらっしゃる方を対象にされているので、興味ある方はホームページからチェックしてみてください。

special thanks to 山本光広さん

【今回のゲスト】
さくら幼稚園 千野郁子(ちの・いくこ)さん
http://www.nakayoku.com/

【こえラボLINE公式アカウント】
ポッドキャストに興味ある方、登録してみてください。
https://lin.ee/520R9bC
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声を思いを世界中に届ける、こえラボ。
経営者の志。
こんにちは、こえラボの岡田です。
今回も前回に引き続いて、さくら幼稚園の園長、千野郁子さんにお話を伺いたいと思います。千野さん、よろしくお願いいたします。
皆さんこんにちは、千野です。今日もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は、この番組のタイトルでもある、経営者の志ということなので、ぜひ千野さんの志、思いの部分も聞かせていただきたいなと思うんですが、この幼稚園、どういうふうな思いで今、運営されているんでしょうか。
教育理念が、手塩にかけて未来をつくるというものなんですけれども、この手塩にかけるというのは、自分でしっかり見て、目をかけ、手をかけ、育てるということなんですけれども、
この0歳、1歳、2歳、9つと言われる、つがつくまでの期間というのは、子どもってやっぱりちゃんと見てあげなきゃいけないんですよね。
ただ、年齢が上がってくれば手をかけるのではなくて、目をかけるということが大事になってくるんですけれども、それが人間形成の基礎だと私は思っております。
特に、012というのは本当に大事で、これはお母様たちがしっかり見てあげるということなんですよね。
そういった基礎ができて、幼稚園、小学校、中学校というふうに、年を重ねていけるっていうのかな。
その手塩にかけたことが、結果20年後、30年後の彼らの未来をつくっていくよっていう意味なんです。
なので、基礎をとにかく大事にしたいということが、一番の思いでこの理念があります。
本当に小さい頃にどういうふうに手塩にかけるかっていうことは、今後の成長にそれだけ大きく影響を与えるっていうことなんですかね。
そうなんです。特に自己肯定感の根付きっていうのを大切にしてまして、大人が何の気なしに言ってしまう、ちょっとからかってしまったりとか、あとは叱ってしまったりとか、強い口調でね。
そういったことって実は潜在意識の中に入って、子どもってずっと覚えてて、それが足枷になっちゃったりするんですよ。
なので、全体的な園の中でのルールは、なるべく肯定的な働きかけをするっていうことなんですね。
言葉かけも含めて。だから、静かにしなさい、ではなくて、お話を聞いてくれてありがとうって言うんですよ。
やっぱりその声かけの言葉一つ違うだけで、だいぶ印象が違うっていうことですね。
印象が違うのと、子どもが何をすべきかっていうことがわかるんですよ。
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否定じゃなくて、こうしてほしいっていう。そういう伝え方なんですね。
それで、否定欲しいことをしてくれたときに、ありがとうって言ってあげると、それが正しい行動なんだって子どもたちってわかっていくので。
なるほど。だから、ずっと否定して、これダメって言うんじゃなくて、どうしたらいいのか。
これをしましょう。
それはすごく大切なんですね。
あと、命令形を使わない。それから、優劣の言葉をなるべく使わない。
例えば、分かる人、できた人じゃなくて、やってみたい人。
だいぶそうすると、そういったちょっとした心がけで、大きく子どもたちにとって変わってくるんですね。
変わります。やっぱり自分は、もちろん人間なんて欠点があって当たり前ですし、
それも全部含めて、私自分のこと大好きなのって言える子どもたちになってほしいんですよ。
それで、そういう欠点がある人間だから、自分が持てる力は、それを持ってない子に分けてあげればいい。
だから、そうやって協力原理という形でクラス運営をしています。
なるほど。あと、学童でも、いろいろ高学年の方とか、いろいろ年代を追って見ていらっしゃると思うんですけど、
そういうふうにして成長していく過程を見れるのも、すごく素敵だなと思うんですが、
やっぱりそうやっていろいろ見れていくのもいいことですかね。
はい。ゼロ歳が始まったのが23年前で、その当時のゼロ歳の子たちが今23歳になってるんですね。
それで、ゼロからずっといる子どもたちっていうのは、家庭よりも長くここにいるので、第二の家庭なんですよね。
そうすると、学童が終わった後も、中学校になっても高校になっても大学になっても、しょっちゅう遊びに来るんですよ。
もうそういった場所になってきてるんですね。
そうなんです。それで、いまだに私と赤ちゃんの時こうだったよねって話をしたりとか、そうすると、
こんなふうに育ってくれてるのは、これが良かったのかなって、毎年毎年ベストな状態で保育はしてますけれども、
その振り返っての検証っていうことが、長い育ちを見ることができるので、それが私の縁の一番の魅力だと思います。
子どもの時に、こういった癖があったりとか、こういった子だったけど、将来どうかなって思いながら送り出していくのが多いと思うんですが、
そうじゃなくて、その後も見ていっていらっしゃる。
そうなんですよ。ずっと見ていられるので、すごく引っ込み次第な子が突然積極的になったことも見えるし、
となると、この子はこのままでいいんだなって思えるじゃないですか。それがわからないと、小さいうちに変えようとか、
もっとこうしてあげなきゃと思うんですけれども、長い目で見ていくと、やっぱりその子はその子で本当にいいんだって思えるんですよね。
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じゃあ、保育してたりとかしてても、今後こうなるからっていうので、自信を持って育てていくことが可能になってくるっていうことなんですかね。
はい、そうです。もちろんね、気をつけてあげないこともあるし、気をつけてあげなきゃいけないこともありますし、
あとお母さんたちの関わり方をこういうふうにしてみようっていうアドバイスはもちろんします。
でもそういった中で、ちゃんと彼らがたどる道、正しい道に行ってるっていうことを確信してます。
そうなんですね。だからそういった意味でも、長い間見てるっていうところはすごく大切なことなんだなと思いますね。
それにね、とにかく面白いです。ずっと見られるっていうのは本当に。
やっぱり成長した後、こういうふうになっていったんだっていうのは、見ていてもすごく楽しいというか、今後の成長こうなったんだっていう喜びにもなりそうですよね。
そうなんですよ。もうね、お酒を飲みに行ける年齢になってますのでね。
そうですよね、20歳こいつ。
そう、だからコロナが落ち着いたら飲みに行こうねなんて言って。
そんなこともね、すごく楽しいなと思うんですよ。
赤ちゃんのこと、これ知ってる子が一緒に飲めるようになるなんて、すごい素敵ですね。
みんな我が子みたいなもんです。
本当に素敵なお話でしたが、いろいろセミナーとかそういったこともやられてるというふうにお伺いしてるんですが。
10年前から子育てにとても悩んでるお母さんたちが多くて、妊娠期から0歳1歳までのお母さんたちと離乳食の作り方とか、
あとおむつの外し方とか、あとは絵本のどういう絵本を選んだらいいかとか、手遊びとか、そんなものを教えてます。
あと病気にならないにはどうしたらいいかとか、病気になった場合にはどうしたらいいかとか、そんなものを年に何回も教えてます。
そうなんですね。やっぱり今って結構インターネット見ればいろいろ情報はありますけど、でもやっぱりお母さんとか不安ですよね。
やっぱりどういうふうにしたらいいんだろうって、特に初めてのお子さんだと結構不安だったりするんじゃないでしょうかね。
インターネットを開けばたくさんの情報はあるんですけれども、もう情報が多すぎて、どれをとっていいかわからない。
我が子にどれが合ってるのかもわからない。それでまたね、みんな皆さん悩んじゃうんですよ。
だからそうではなくて、やっぱりやり方っていうのがあるんですよね。
私たちはそういう仕事をしているので、そういったことのちょっとしたコツを教えて差し上げるだけで子育てがスムースにいったりとか、あと子育てが楽しくなったり。
そんなきっかけにしてくれればいいかなと思ってます。
やっぱりお母さんが安心して子育てできるようになると、やっぱり子どもたちもそういった思いも伝わりそうですよね。
おっしゃる通りです。お母さんの心の安定っていうのが一番大事です。
やっぱりそうなんですね。そういったセミナーも定期的にされているそうなので、
ぜひこのポッドキャストの説明欄にはホームページのURLも掲載させていただきますので、そこからチェックいただければ、そういった情報もいろいろホームページには更新されているということですかね。
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はい、そうです。
ぜひそのホームページもチェックいただいて、アクセスいただければと思います。
はい、前回、今回と2回にわたってお話を伺いました、さくら幼稚園の園長、千野一子さんでした。
2回にわたりありがとうございました。
こちらこそどうもありがとうございました。
声を、思いを、世界中に届ける。
声ラボ。
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