1. 経営者の志
  2. 408.山岸慎司さん(企業経営と..
2022-10-19 13:19

408.山岸慎司さん(企業経営と人材開発のコンサルタント)

【次のキャリアを主体的に考える】

就職先を有名だからという理由で決めていませんか?
本当にやりたいことなのか、自分の能力を活かせるところなのか、しっかり考えた上で決めたいものです。

しかし、学生の頃はどんな職業があり、どんな会社があるかはまだまだ知りません。
山岸さんは学生に向けてキャリアのアドバイスをしたり、セカンドキャリアを考えている人の支援をされていらっしゃいます。

これから就職する方、キャリアに悩んでいる方、ぜひ聴いてみてください♪

special thanks to 山口智子さん

【今回のゲスト】
企業経営と人材開発のコンサルタント 山岸慎司(やまぎし・しんじ)さん
『40歳からの実践的キャリアデザイン』
https://amzn.to/3ejXrJf
『16歳の仕事塾~高校生と親・先生のためのキャリアデザイン~』
https://amzn.to/3T19r15

【こえラボLINE公式アカウント】
ポッドキャストに興味ある方、登録してみてください。
https://lin.ee/diyeIXKX
00:00
声を思いを世界中に届ける、こえラボ。
経営者の志。
こんにちは、こえラボの岡田です。今回は、
企業経営と人材開発のコンサルタント、山岸慎司さんにお話を伺いたいと思います。
山岸さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いいたします。山岸慎司と申します。
まず、自己紹介からお願いいたします。
はい、私は、企業経営と人材開発のコンサルタントとして、独立して6年目になります。
もともとは6つの会社で、約30年サラリーマンをしていたんですけれども、
50代半ばを迎えて、これまでの経験を
続く世代の方々に伝えていきたいということで、国家資格のキャリアコンサルタントという資格を取得しました。
それとともに、経営コンサルタントをしていた時期も長いので、
企業の主にマネージャー向けの研修の講師のようなこともやっております。
キャリアコンサルタントとしては、どういった方に、どんなことをお伝えされていらっしゃるんでしょうか。
ハローワークで再就職を希望される方、あるいはですね、大学生に就職の仕方をアドバイスしたり、
最近ではですね、スポーツをずっとやっていた方のセカンドキャリアの支援、そういったことにも広がってきています。
そうなんですね。学生の方で就職活動されている方もいらっしゃるかと思うんですが、
その時どういったことを注意して、就職活動を取り組むといいんでしょうかね。
そうですね。今現在は東京大学の理学部、工学部の理系の学生に就職のアドバイスをしていることと、
あと東京経済大学という国分寺にある私立大学の文系の学生に、それはキャリアの授業を持っています。非常勤講師として。
そういうところで共通して言えることとしては、自分がやっぱりやれることは広めに考えて、
やりたいこと、何に価値を感じるかということをよく考えて就職するようにというのを主に話しています。
やれることとやりたいことということですかね。どうしても有名なここの会社、大きな会社だし安定しそうかなとか、
そういうので結構選ばれがちなのかなと思うんですけど、やっぱりそれだけではないということですかね。
そうですね。学生さんどうしても世の中でまだ社会経験が短いので、ある有名な企業にどうしても目が行ってしまうんですけれども、
例として建設会社というのを例にしたときに、やっぱりいわゆる大手のゼネコンさんがどうしても分かりやすいんですけども、
03:05
それ以外にもその周辺には中堅の建設会社さんや不動産会社さん、あと仲介の会社さん、あるいは建設資材の会社さん、
いろいろあるわけですよ。その方が求めるものによって、例えば海外に行きたい方とかだとビルの空調の会社さんとかがすごく海外に出て行ったりしてるんですね。
例えばそういうのを知らないと、海外に行きたいでも建設関係がいいという方は、日本のビルの空調の技術って素晴らしいんですよ。
そういう会社に、なかなか有名ではない、そこまでですね、ことが多いので、そういう会社に目を向けない学生さんはこういうのもあるんだよということを教えたりしています。
なるほど、そうでしょうね。学生さんまだ経験も少ないので、情報量も少ないかもしれないですけど、世の中には仕事っていわゆる多岐にわたって、
本当に有名な企業さんだと、いろいろ皆さんも知ってるかもしれないですけど、それを支えているようないろんな企業があるので、本当にやりたいことを探していくと、実はそっちの方が向いてるんじゃないかということもあるわけですね。
はい、それといつも授業の中で、あるいは個別のアドバイスの中で言っているのは、世の中は変わっていくので、将来10年後、20年後の社会がどうなっていくかをよく考えましょうということを言っています。
で、例えばそこで引用するのは、内閣府が、国がですね、Society 5.0っていうコンセプトを打ち出してるんですよ。
インターネットが進化して、いろいろなものがインターネットでつながったIT化が、デジタル化が進む。
それは内閣府や経団連が動画をいっぱい出してるんですね。
それを見て、いろいろ自分の将来のですね、仕事のイメージを膨らましていくようなことをお勧めしています。
そうなんですね。じゃあそういったところを見ると、こういった仕事があって、こんな働き方ができるんだなというのは、いくつか事例がありますか?
そうですね、参考になります。
例えばですね、無人の自動車が普通になっていったり、オンラインの医療が進んだり、農業なんかもトラクターが無人で動いて、ITで操作したり、あるいはドローンで宅配をしたり、やっぱり世の中変わっていくわけですよ。
で、よく学生に言うのは、まだスマートフォンできて14年目です。パソコンが一人一台になったのはまだ25年前ぐらいなんですよ。
学生さんにとっては大昔なんですけども、10年前にまだスマートフォンってなかった、普及してなかったってことを考えると、今後10年20年で、まだものすごく世の中は進んでいくはずなんですね。仕事も変わっていくはずです。
ですから、そういうことを意識した上で仕事を選びましょうねと。
やっぱりそういうふうな感じで、本当に意識するところといろいろあるので、やっぱりそこを伝えていらっしゃるということですね。
06:07
そうですね。それは大学生とかだけではなくて、大学生に入る前の高校生のところからそういうことを意識していないと、どうしても多くの場合、高校生、大学に行くとしたときに、高校から大学に入りやすい、自分の得意な科目で入りやすい大学で、いわゆる有名校に行きたがるんですけども、
やっぱり仕事のこともちょっと考えて理系分系を決める、あるいは学部を決める、そこをやっぱり後で後悔しないように、そこも活動としてはやっています。
そうですよね。大学ではもう学部が決まっているので、その前の段階の高校の時から理系分系に分かれるぐらいから将来見据えておくと、その先も流れとしては作りやすい。
そうなんですよね。どうしても高校生の時、親御さんも含めて塾の先生も含めて、やっぱりなんとなく有名大学の分系に行けば安心みたいな感じがあるので、そこはもちろんそれで考えて納得してそれならいいんですけれども、後で後悔する大学生をいっぱい見ているので。
ぜひそうですね。あともう一つおっしゃっていたアスリートのセカンドキャリア支援もやられているということですが、こちらどういった活動なんでしょうか。
こちらはスポーツ庁がいわゆるトップアスリート、もしくはオリンピックなどの候補の選手たちの引退後、セカンドキャリアを支援する仕組みを作っています。スポーツキャリアサポートコンソーシアムという団体がスポーツ庁の下にあるんですけれども、そこでスポーツキャリアのサポートアスリートキャリアコーディネーターという認定資格を出して、
その仕事を2022年の後半からやってやろうとしています。やっぱりこのトップアスリートも、そのアスリートとして活躍しても、その次のキャリアをどうするかという、やっぱりキャリアコンサルタントとしての活動にも通じる部分があるということですよね。
はい、キャリアコンサルタントの資格がある方がほとんどなんですね。ですから私自身ソフトテニスを長くやっていて、一流選手ではないけれども選手、スポーツ選手の気持ちがわかるということで採用された経緯はあるんですけれども、どうしてもスポーツやっている時にはそれだけに目が行きがちなんですけれども、やっぱり最近ですとラグビーの日本代表だった福岡選手が
引退する前から自分は医学部に入り直すといって、医学部に入った経緯があります。あと別の女子柔道の選手も一人医学部に入りました。あるいはその有名なサッカー日本代表の本田圭介選手がすでに会社組織を作って、セカンドキャリアをもう始めている。
09:07
そういうのをデュアルキャリアと呼ぶんですけれども、自分のキャリアの後半には2つの仕事を持っていく。デュアルキャリアですね。そういう準備をしていくというのを国も進めてきています。
なるほど、そういった感じでキャリアのことをあらかじめ考えながらやっていくことは大切なんですね。この番組は経営者の志という番組なので、ぜひ山岸さんの志についても教えていただけるでしょうか。
はい、私自身30年くらいの、いわゆるサラリーマン生活の中で、いろいろな成功も失敗もしてきたと思っています。ですから、その経験を6つの会社で勤めて、5回ぐらい転職も自分からしたりせざるを得なくなったり、結構苦労してきました。
採用を大勢マネージャーとしてきました。ですから、その企業の視点はすごくよくわかっているつもりなので、そういう視点を経験をもとに、続く世代の方に是非ですね、納得したキャリアを歩んでいただくような、そのお手伝いができればいいなと思って仕事をしています。
そうですよね、なかなかそういった有名だからとか、成績がどうだとか、そういったところで選んでしまうと、本当にやりたかった仕事なんだろうかっていうのは、なんか疑問に残ることもあるかもしれないですが、そこを納得した形でっていうところがすごく大事。
そうですね、またその転職を進めるわけでもないんですけれども、今人生100年時代と言われていて、20代から80代まで60年ぐらい働く時代になってきているわけですよね。そうすると会社とか仕事とか技術とかが変わっていくので、やっぱり自分で積極的に次を考えていかないと、これはアスリートに限らずですね、やっぱりあのデュアルキャリアって言葉を国も言ってるんですけれども、
今やっている仕事の次を自分から主体的に考えていかなきゃいけないんですね。そのためには副業をしてみたり、あるいはその学校に行って学び直しをしたり、そういうのが自分で意識して10年ごとぐらいに次を考えていく。それが必要な時代になってきていると思います。
そうですね。本当に会社に務める方にとっても、やっぱりその後どうするかっていうところも考えながら、自分の次のキャリアについてもやっぱりつけていくことって大切だなと感じましたね。ぜひね、もっと山木さんのことを知りたいなという方いらっしゃると思うので、実は書籍も出版されていらっしゃるんですよね。
2冊これまでに出版しておりまして、1冊目は40歳からの実践的キャリアデザイン20人の先行事例に学ぶという本で、中央経済者から2年前に出しました。
12:02
これは、いわゆる中堅の社員の方がですね、今後40歳ぐらいから次を考えていくための参考になるかなという本です。もう一つは16歳の仕事塾、高校生と親、先生のためのキャリアデザインという本で、今年の3月に出しました。
これはもうタイトルの通りなんですけども、高校生が理系分岐を決める16歳の時にもうちょっと親や先生と一緒にも考えてねと将来の仕事のこともですね、そういう本です。これも同じ中央経済者から出ています。
はい、ぜひこのポッドキャストの説明欄に書籍のリンクも貼らせていただきますので、ぜひそこからチェックいただいていただければなと思います。本日は企業経営と人材開発のコンサルタント山岸真嗣さんにお話を伺いました。山岸さんどうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
声を思いを世界中に届ける、POELABOT
13:19

コメント

スクロール