スパイスファクトリーのスパイストーク
みなさんこんにちは。スパイスファクトリーのスパイストーク
360度デジタルインテグレーターとしてDX支援を事業展開しているスパイスファクトリー株式会社がお送りします。
本日のパーソナリティは、スパイスファクトリー執行役員CTOのタイトー
パブリックリレーションズを担当している前田です。
この番組は、DXに携わるあなたにスパイスファクトリーの今とスパイスになるようなトピックを週替わりでお届け
日々のスパイスになるようなお話をテーマにした番組です。
毎週火曜朝10時にSpotifyとApple Podcastで配信しています。
みなさんからの感想や質問も大募集しております。
概要欄のフォームやXでハッシュタグスパイストークと付けて投稿してください。
それではですね、最初に今日はちょっとしたニュースがございまして一つお知らせしたいと思います。
実は11月13日木曜日に開催されるアジャイルジャパン2025にスパイスファクトリーが今年もですねランチスポンサーとして協賛します。
はい、どんなことをするのかというと一応出展予定でございましてランチスポンサーとついているぐらいなので
ご来場の皆様にカレーランチをですねお弁当として振る舞う予定でございます。
このカレーランチなんですけれどもアジャイルを食で体感できるテーマとしてですねランチをご用意しておりますので
イベント参加の皆さんはぜひアジャイルジャパン2025に参加した際はですねランチブースに立ち寄っていただけると嬉しいです。
それではコーナー紹介に入りますが第一週目はテックトークとしてお届けしています。
今回のテーマは計画と変化をどう両立させるハイブリッドアジャイルの実践になります。
ゲストはですねスパイスファクトリー株式会社でエンジニアを務めております
すなみさんをお呼びしてますよろしくお願いします。
それではですね簡単にすなみさん自己紹介をお願いできますでしょうか。
はいすなみじゅんと申しますスパイスファクトリーには5年前に入社させていただいて最初はエンジニアしてたんですけれども今もエンジニアなんですが
今はどっちかというとPM業務みたいな方が非常として多くなっているような感じかなと思っています。
秋田県飼ってるんですけれども犬派猫派で言うと犬派かなというような感じですね。よろしくお願いします。
秋田県はなんていうお名前なんですか飼ってるワンちゃんは。
バウミちゃんって言います。
あれ今日着てるスウェット?
バウミスウェットじゃないですか。
自家製オリジナルのスウェットを今日着てきております。
Tシャツもシリーズありませんでした?
ちょっと皆さんに見せられないのが残念だなと思いながら。
見せられますよ。いつもラジオのトークはSNSに展開する時に皆さんで写真撮ったやつを投稿するので皆さん見てください。
SNSでバウミスウェットを。
すごい可愛いんで秋田県のファンになっちゃうかも。
バウミのファンになっちゃうかもしれないですね。
それバウミなんですか?
これバウミです。リアルバウミ。
可愛い。皆さん是非写真貼っておくので是非是非見てください。ありがとうございます。
では早速本題に入っていこうと思います。
今回のテーマは先ほどタイさんからご紹介のあった計画と変化をどう両立させるハイブリッドアジャイルの実践ということで
アジャイルという言葉って社会的にはだんだん定着してきたんじゃないかなという認識で私はいるんですけれども
アジャイルのフレームワークの導入って最初は意外と守るべきルール。
フレームワークのルールとかこういう価値観を持って開発に臨むべきだよねっていう
そういったインプットの部分が結構多くて最初の導入って結構難しく感じられる方が多いかなという印象です。
特にメディアとか社会的論調として開発ってウォーターフォールvsアジャイルみたいな
どっちなんだみたいな論調がすごい多くて選択肢って本当にそれしかない。
その白黒させなきゃいけないんだっけとか本当にその2つしかないんだっけっていうところは
今日のテーマとしてぜひCTOのタイさんとエンジニアの実際この開発現場を見られている津波さんとそこについてですね
議論を深めていければと思っております。タイさんこの辺いかがですか。
そうですね結構二極論っていうのはよく聞きますよね。
わかりやすいところで言うと組織文化とかマインドセット的なところとかそういったところを触れられたりすると思うんですけど
もっと深いところで言うと実際契約形態どうするのかとか品質をどう見るかであったりとか成果物のあり方とか
結構いろいろな切り口で論争っていうのは起こりがちなんじゃないかなっていうふうに思っています。
この辺り現場観とか見ていただいている津波さんとしては何か感じるものとかありますか。
やっぱりアジャイル導入したいとかっていう風なところを何となく思っていらっしゃるお客さんもいらっしゃるんですけれども
どうしても一定規模の会社さんとかになってくると詳細設計だったりとかスケジュールを計画する上での準備をしっかりしない上で進めたときに
本当にそれで農機が守れるのとかそういったところの不安みたいなところはそもそもアジャイルに対して解像度がすごく高くないみたいなところもあったりするので
そういったところで不安に思われるようなお客さんっていうようなところは初期の段階ではいらっしゃるかなと思ったりはしています。
ありがとうございます。アジャイル開発では透明性っていうのも非常に大事にされていますけど
透明性を出すというか作っていく、一緒にプロジェクトで作っていくとかってやっぱりお互いの努力も必要でしょうし
難しさは一面あるんじゃないかなと思います。
ありがとうございます。そこで今回選択肢としてのハイブリッドアジャイルっていうワードに着目して今回は話を進めていきたいと思います。
ハイブリッドアジャイルですね。変化を受け入れながらも計画性を保てるそのやり方を今日は深掘りして掘り下げていきたいと思います。
実際のアジャイルの現場感みたいなところでやっぱり文化だとかアジャイルへの理解について話されることってよくあると思うんですけれども
他方でよりリアルなところで言うと先ほども言った契約形態とか予算管理とかプロセスをどう見るかとか
結構いろいろな観点出てくるとは思うんですけれども実際津波さんの経験だとどうですか。
割とその成果物前提の契約文化の中でどうしてもスコープを固定したくなるというか
お客さんとしても期日だったりとか年度内の予算とかそういうところは関心事としても高くなりやすいので
その上で実際に見たものとか自分たちが感じたものを開発の中で反映したいっていう風なものがどうしてもトレードオフになるというか
そこはできるだけ要望を組んでほしいけど本当にそういうことがアジャイルを取り入れた上でできるのかとか
一定の規模小規模案件だったらそこもまだわかるけれども
例えば月に10人月とか超えるような案件でそういった取り組みができるのかとか
そういったところの不安感というかそういったところはあるんじゃないかなと思ったりはしますね。
そもそもこのハイブリッドアジャイルだったりとかアジャイルを適用するとか
ウォーターフォールを適用するとかプロジェクトの特性に合った選択も結構難しそうですよね。
そうですね。契約形態としてアジャイルを特に推進しているようなプロジェクトだといわゆるその住人契約という風なところが多いのかなと思ってるんですけれども
昨今だと成果保証型というか住人契約みたいなところも契約形態としては出ている中で
アジャイルのマインドは取り入れたいけれども成果もしっかり出してほしいというか
成果物を守ってほしいというかそういったところのニーズという風なところも徐々に出てきているのかなと思っているので
選択肢としてそういったところがあるのかなと思ったりはしています。
今契約形態の話になりましたけど結局企業体としてというか法人としてやっぱり年度予算という概念だったりとか倫理を通す
やっぱりその開発って奨学の費用じゃないですから
そうですね。
やはりその倫理の文化とともにちょっと相性が悪くなりがちなんじゃないかなみたいなところはやっぱり伺っていて気になったなというところなんですけど
やっぱりアジャイルの特徴としてチームが自律的に判断するそこのアジャイルらしさみたいなところとは結構真逆の契約に結構縛られるというのは真逆の構造になっちゃうんじゃないかなというのがちょっと何か伺えるんですけどどうなんですかね。
そういう意味で言うとアジャイル開発の中の特に何か私が担当しているプロジェクトだとスクラム開発という風なものを取り入れているんですけれども
1週間のスプリントっていう開発イテレーションのサイクルの中で基本的には開発者の自律性みたいなものを意識をしていて
例えば要件等はお客さんに決めてもらったりはしますがそれをどう開発するかという風なところは技術的判断を含めて基本的には開発者に委ねるみたいなところをしていたりとか
実際お客さんに自分が作ったものを見せるこれをスクラムイベントの中でレビューっていうものがあるんですけれどもそこには実際お客さんにも参加してもらって
エンジニア自身が自分が作ったものを説明するっていう風なところの文化を自分たちのチームではやっていて
なのでタスクごとにどう作るかっていう判断軸の自主性だったりそれをどうこういう背景で作りましたっていう風な伝えるっていう風なところまで
割とそういう意味ではもらったものをタスクとしてこなすっていうものではなくてどういう背景で作るかっていう風なところを
エンジニア自身が考えてそれを発表するみたいなところまで進めていたのでそういったところで開発者としての自由度裁量みたいなものはあったのかなと思ったりはしています
ちょっと成果物っていうキーワードも出てきたかなと思うんですけれども
ウォーターフォールとかだと明確に実際の行動の成果物であるとか設計書だとかそういったいろんな成果物がやっぱり定義されることはあるかなと思うんですけど
ハイブリッドアジャイルだと実際スナミさんがやってたケースとかだとどういった形で定義したりとかお客さんに見せてたりみたいなのがありますか
私がやってたケースでいうと特にアジャイルの文脈の中の回し方スクラムの中で各チケットを基本的にはお客さん側に受け入れ条件だったりとかチケットを作成してもらうのは
今回お客さん側にPOが立ってもらってたんですけれども作成するのはお客さんの責務そこに基本的には受け入れ条件っていう風なものを入れてもらうんですが
それは元に開発者の方で開発ができる状態なのかっていう風なところを基準を明確化するために準備完了の定義とか
このチケットが完了したときに何が達成されてるんだっけ何の品質が担保されてるんだっけっていう風なところをきちんと品質として担保するために完了の定義みたいな
そういった一連の品質の計画みたいなものをお客さんと合意をするっていう風な成果物を作っていたりあるいはこういうアジャイルの方針でいきますっていう風なこと自体が
お客さんにとっても初めての取り組みっていう風なところもあったのでそもそもこれは合意目的でしますっていう風なプロジェクト戦略みたいなものは
お客さんに説明する上で作ったりしていました逆に言うとその要件定義書とか基本設計とか詳細設計っていう風なものは
基本的には初期段階では作るんですがある程度不確実性を許容した要件定義みたいなものを作っていました
これはどういうことかというとアジャイルに接合できるアジャイルの開発に回せればいいので要件定義をすべて作り終わらなくても
これでもう見積もりができて開発に行って進められるね先にもうできるものをお客さんに価値を見せられるねっていう風なサイクルが回せるのであれば
一旦そこで作って止めるで作りながらそこを修正していくという風なことも許容していました
なのでWaterfall的でいうところの詳細設計基本設計みたいなところも一部はプロジェクト管理ツールでジラとかバックログで回しているようなお客さんもいると思うんですが
PBIと呼ばれる一つのチケットユーザーストーリーの単位ごとに詳細を記入してもらうことでそこを詳細設計基本設計とするみたいなことで
チケット単位で進めていくっていう風なところでそれを成果物としていたりもしたのできちっとしたドキュメントを作るというよりは
早く動くソフトウェアを作るいわゆるアジャイルのマインドリングを取ったようなところで進めているようなところがあったかなと思ったりしています
結構そのアジャイルで進めてたはずのプロジェクトがやっぱり気がついたらハイブリッド寄りになってしまうみたいなケースも
失敗例としては出てくるかなと思うんですけど今の話とかだと結構ちゃんとお互いのいいところを計画的に練って計画的にそれらを適用しているという点ではすごいいい取り組みかなというふうには思いました
確かに柔軟性のある計画みたいなのを双方に合意するみたいなのが結構キーワードになってくるっていう感じなんですよね
そうですね
そこが透明性にもつながっているということですよねこの双方合意のもとそういったその進め方だったりとか内容を合意を得るみたいなところは
どの開発にも結構生きてきそうな透明性の概念かなと思っております
じゃあ続いてのテーマに移っていきましょうか
ちょっとここまででハイブリッドアジャイルのところに少し触れてしまったところはあるんですけれども
ちょっと改めてちょっとここからハイブリッドアジャイルについて深く話していければなと思っています
ハイブリッドアジャイルとか言い方によってはハイブリッド開発なんて呼ばれてたりするケースもあったりとか
あとはハイブリッドアジャイルの中でも結構表現されるプロセスが違ったりみたいなことが結構多くあるかなと思うんですけど
津波さんとして考えているハイブリッドアジャイルの定義ってどんな形になりますか
私も自分の開発手法をハイブリッドアジャイルと一応に言ってたんですが
改めてネットで調べてみたりすると
ハイブリッドアジャイルっていう風な定義の中でいろんなサイトで
ウォーターホールを先行して作るのかとか
ジャイルを先行して作って
いってできたものを見てそこから本格的に作ろうっていう
ジャイル先行型の作り方とか
そういったところでどうハイブリッドさせる
ウォーターホールのいいところとアジャイルのいいところを混ぜ込むんだっていう風なところは
割とバラバラだったりしてたんですが
我々がやっていたのは
どちらかというとウォーターホール開発を先行して進める開発手法のアジャイルを
混ぜてハイブリッドアジャイルとして進めていました
なのでウォーターホール先行になるので
要件定義だったり基本設計みたいなところは
割と一定手戻りがないよね
大きい手戻りはなさそうだねとか
見積もりができて開発に進められそうだねっていう
その接合部分がうまくいきそうであればOKみたいなところ
開発のところからいわゆる単体のテストぐらいまではアジャイルで回して
そこから横断的なテスト
実際のシステムテストだったりとか受入テストみたいな
そういったところの先のところは
しっかりとウォーターホールのV字モデルという最後の工程として紐づくような形で
しっかりとしたテスト計画みたいなものを組んで
進めていくっていうふうなところのやり方をしていました
それによってウォーターホールと比較すると
リリース対象のタスクに一定の柔軟性を持たされるっていうところがあったりとか
一方でアジャイルと比較しても
上流で全体アーキテクチャの要件とかが明確化できる
全体スケジュールとか予算管理っていうところも
比較的お客さんに透明化できるので
そういった意味でもこういったウォーターホール先行のほうが
お客さんにとっても受け入れられやすいっていうふうなところを感じて
そういったところの進め方をしていました
ハイブリッドアジャイルとはというよりかは
ハイブリッドアジャイルとして実践した一例みたいな形で
お話しいただいているかなと思うんですけど
今のお話聞いてたいさんどうでした
一旦形としては私も結構
ハイブリッドアジャイルっていうのを聞くと
ウォーターホール先行っていうところのイメージが湧いているので
プロセスとしては僕もイメージした通りかなと思っています
ちょっと1個聞いてみたいなと思ったのが