インスタグラム運用の課題
インスタグラム、あの頑張って投稿してるのに、なんかこう、なかなか集客とか売り上げに繋がらないなーって、そういう出口のないトンネルみたいな感覚ありませんか?
フォロワーさんの気持ち掴み切れてないのかなーとか、何が響くのかちょっとわからないなーって。
今日はですね、そのトンネルを抜け出すための魔法の地図ともいえる、株式会社Sライン代表、
ソウタさんの資料、インスタグラム戦略の成否を分ける羅針盤!カスタマージャー二ーマップの作り方、これを一緒に読み解いていきたいなと思ってます。
あなたの発信を成果に変える編と探っていきましょう。
はい、カスタマージャー二ーマップ、まさに顧客の旅の地図ですね。
これはお客様が、あなたの商品とかサービスを知って、興味を持って、そこから購入して、さらにファンになるまでの心の旅ですね。
それを可視化するものです。
心の旅ですか?
単にプロセスを追うんじゃなくて、お客様の感情にしっかり寄り添って、最高の体験をデザインするための共感の設計図みたいなものと言えるかもしれませんね。
共感の設計図。
旅行で旅のしおり作るじゃないですか。
あんな感じで、段階ごとの行動とか気持ちを描き出す、そんなイメージです。
なるほど、共感の設計図ですか。
なぜ今、特にインスタグラム運用で、この地図づくりが重要になってくるんでしょう?
それはですね、まず一つは、私たちがつい陥っちゃう売り手目線、ここから抜け出すっていう点ですね。
売りたいって、気持ちが先走っちゃうみたいな。
そうそう。そうじゃなくて、お客様が本当に求めていること、まだ言葉にはなってない本音とか、隠れたニーズ、これに気づけるようになるんですよ。
で、もう一つはですね、インスタグラムってやっぱり情報がどんどん流れていくじゃないですか。
うんうん、確かに。
だからこそ、お客様が今どの旅の段階にいるのか、それをちゃんと見極めて、
その心境にぴったりの情報を、タイミングよく届けるってことがすごく大事なんです。
ああ、なるほど。
認知、つまり知ったばかりの人に、いきなり買ってくださいって言っても、まあ響かないですよね。
確かにそうですね。売りたい気持ちはグッとこらえて、空いてる状況に合わせると。
ではその地図を描く前に、準備すべきことって何かありますか?
資料によると、まず最終目標、運用ゴールですね。これを明確にする。
はい、ゴール設定ですね。
それから理想の旅仲間、つまり届けたいターゲット層、これを具体化することがもう絶対不可欠だと。
まさに。
この2つが曖昧だと、地図そのものがなんかぼやけちゃうんですね。
その通りです。特にターゲット設定、例えば単に30代女性とかじゃなくて、もっと解像度を上げていくことが重要で。
解像度ですか。
ここがちょっと甘いと、後で描いていく地図自体もちょっと的外れな感じになっちゃう可能性が高いですね。
カスタマージャーニーの具体化
なるほどな。ではいよいよ地図作成のステップですね。資料では6つのステップが紹介されています。
まずステップ1はペルソナ設定。
ペルソナ、はい。
ターゲット像をまるで本当にいる友人みたいに具体的に描くんですね。
佐藤遥さん28歳、エビス在住のデザイナーでオーガニックコスメに関心があるんだけど、情報が多くてどれが自分に合うかわからなくなってるみたいな。
そこまで具体的に。
そのペルソナがじゃあどんな心の旅をするのか。
ステップ2ではその旅の大きな流れ、つまりフェーズ、段階を定義します。
フェーズ。
よくあるのは認知があって興味関心を持って比較検討して購入に至り、さらにファン化していくといった感じですかね。
なるほど。で、その各フェーズでペルソナが具体的にどんな行動をとるのか。
そしてあなたとはどこで接触タッチポイントするのか。
これがステップ3。
そうですね。
例えば、発見タブでリール動画を見る、これが行動で、タッチポイントはインスタグラムアカウント。
気になる点をDMで質問する、これが行動で、タッチポイントはインスタグラムのDM機能みたいな。
ええ、その通りです。
そしてステップ4がですね、これ非常に重要で思考感情の言語化です。
思考と感情。
はい。各フェーズでそのペルソナが何を考えてどんな気持ちでいるのかを想像して言葉にしていくんですね。
期待とか聴観だけじゃなくて不安とか不満、いわゆるペインポイントってやつですね。
あ、ペインポイント。顧客が解決したいその具体的な悩みとか困り事。
そうですそうです。これをしっかり洗い出すことが本当に深い共感につながる鍵なんですよ。
なるほど。そのペインポイント、つまりお客さんの困り事が見えてくると次のステップ5、課題の発見と試作立案につながってくるわけですね。
ええ。
お客さんが次のフェーズに進むのを何か邪魔してる壁、つまり課題を見つけてそれを乗り越えるための具体的な手助け、つまり試作を考えると。
そういうことです。例えばさっきのはるかさんがですね、興味のフェーズでフォローはしたんだけど情報が多すぎて選べないなーって感じている。これが課題。
だとしたら、失敗しない選び方ガイドみたいな投稿をするとか、ストーリーズで気軽に質問できるQ&A企画をやるとか、これが試作。そういうのが有効かもしれないですよね。
なるほど、具体的な手が見えてくるんですね。そして最後のステップ6がKPI設定と改善。
はい、KPI。
試作の効果を図る指標を決めて、ちゃんとデータを見ながら地図とか試作をどんどん良くしていく。これはまさに終わりなき改善の旅ですね。
そうですね。先ほどのはるかさんの例で一連の流れをちょっと見てみると、例えばリール動画で偶然アカウントを認知して、その世界観に共感して興味を持ってフォローする。
その後、ストーリーズとかでの丁寧なQ&Aを見て、ファン化が少しずつ進んで、信頼感が生まれてきたタイモングで、ちょうど無料送料キャンペーンをやってたから購入に至るみたいな。
あー、ストーリーが見えますね。
こういうストーリーを描けると、各タッチポイントでどんな試作を打てばいいか具体的に考えやすくなりますよね。
いやー、このカスタマージャーニーマップ作るの、確かに骨は折れそうですけど、でも勘とか思いつきに頼らないでお客さんの心を深く理解して、的確なコミュニケーションを設計するための最強の羅針盤になりそうですね。
まさに羅針盤ですね。
ちゃんとステップを踏むことで、どこでお客さんがこうつまずいているのか、じゃあ何をすべきなのかっていうのがすごくクリアに見えてくる。
ええ。しかもですね、このプロセスで得られるものって単なるマーケティング改善だけじゃないんですよ。
おっ、というと?
その、顧客の思考とか感情、特にペインポイントとか、まだ満たされていない潜在的なニーズ、つまり声なき声ですよね。
声なき声る。
これを深く掘り下げていく中で、既存のサービスの改善点が見つかったり、あるいは全く新しい商品とかサービスのアイディアが生まれてくる可能性も秘めてるんです。
へえ、それはすごい。
まさに顧客理解からイノベーションが生まれるその瞬間にもなり得る、と。
深いですね。マーケティングの地図作りが新しい価値創造のきっかけにもなるかもしれないということか。
あなたのお客様がまだ言葉にしていない声なき声、それは一体何でしょうか。
この地図作りを通して、ぜひ一度その声にじっくり耳をすませてみてほしいなと思いますね。