ショート動画の魅力
いやー、ほんとショート動画って、もう毎日たくさん流れてきますよね。
ですねー。
で、こう、ついつい指が止まっちゃうやつと、なんか、あ、次行こうってなるやつ。
この差って、面白さとか、最初のインパクトだけじゃない。なんか、もっと根本的なところにある気がするんですよ。
あー、わかります。
今回は、あの、共有してもらった資料。
ショート動画、映像美の法則。これを元にしてですね、動画のレベルをこうグッと上げるための、その、映像自体の持つ力っていうか。
はい。
あと、映し方と映り方。この秘訣みたいなところを、ちょっと深掘りしていきたいなと。
いいですね。
キーワードは、えーと、引き算の美学でしたよね。
まさに。そこがほんと大事なところで。多くの人は、なんかこう、目立たせようとして、いろいろ足し算しちゃうんですけど。
うんうん、やっちゃいますね。
でも、ほんとに見られる動画って逆で、引き算なんです。
引き算ですか?
ええ。例えば、映像のブレとか、画質のなんか荒い感じとか。あと、背景がごちゃごちゃして生活感が出過ぎちゃうとか。
あー、ありますね。
そういう見てる人が多分無意識なんですけど、感じる違和感。これを、もう徹底的になくしていく。
なるほど。
それが、見てて心地よい。つまり、ほんとの意味での映像美につながるんですよ。
撮影技術と機材
なので、画質とかテロップ考える前に、まず映像の質。これが一番大事かなと。
引き算。いや、確かに言われてみれば、ついいろいろ入れたくなりますけど、逆なんですね。
そうすると、まず基本の写し方。技術的なところ、気になりますね。どうすれば、その違和感がない映像が撮れるんでしょう?
まずは、まあ、機材ですよね。
はい。
もし、iPhone使ってるなら、迷わず15以上がいいです。
15?
あるいは、GalaxyのSシリーズとか、Google Pixelとか、ああいう高能能なアンドロイド。
最近のスマホって、カメラの性能、ほんとに上がってるんで、これはもうある種の投資って考えていいと思います。
投資ですか。なるほど。
それと、これ意外に思うかもしれないんですけど、加工アプリでの撮影。これはできれば避けたほうがいいんです。
えーっと、そうなんですか。なんか手軽に綺麗になるイメージでしたけど。
手軽さはあるんですけど、代わりに画質が結構落ちちゃうんですよ。
へー。
例えば、スマホの標準カメラなら、4Kとか、あとフレームレートも60fpsとか、すごくすなめらかで綺麗な設定ができるのに、アプリ通すと、それがフルHDくらいまでガクッと落ちちゃうことが多くて。
あー、それはもったいないですね。
そうなんです。アプリの中でどうしても最圧縮がかかっちゃうんで、だからせっかくのスマホの性能を生かすなら、標準のカメラアプリ。これが鉄則ですね、設定は。
設定難しそうですけど。
もしなんか、よくわかんないなーってなったら、もう思考停止で大丈夫です。
思考停止ですか?
はい。カメラの設定画面開いて、解像度とかフレームレートとか、もう選べる中で一番高いやつを選ぶ。
あー、なるほど。
あと、HDRとか高効率モードとかも、オンにできるならオンにする。
HDRだと、明るいところと暗いところの差が綺麗に出て、より自然な感じになるんで、これで少なくても画質の面で、なんかうわーってなるような失敗は避けられます。
なるほど。標準カメラでとにかく最高設定。それならなんかできそうな気がします。
撮影中のブレはどうしたらいいですか?これもかなりの違和感になりますよね。
なりますね。最大の敵と言ってもいいぐらい。
うーん。
iPhoneなら、設定でグリッド線は絶対出してほうがいいですね。あとできれば水平の表示もオンにすると、傾き防止に役立ちます。
グリッドと水平。
で、iPhone14以降をお持ちなら、アクションモード。これかなり強力です。
アクションモード。
ええ。結構こう、歩きながら撮ったりしても、驚くほどブレを抑えてくれるんで。
へー。そんなに違うんですか?
全然違いますね。あと、ただ固定で撮るだけじゃなくて、カメラワークもちょっと意識したいところですね。
カメラワークっていうと、左右に振るパンとか、上下チルトとか、そういうことですか?
もちろんそれも基本なんですけど、もっといろいろ。被写体に近づいたり遠ざかったりするドリーとか。
ドリー。
あと、ぐるっと回り込むアークとか。カメラ自体を回転させるロールとか。
ほうほう。
あるいは、真上から見下ろす俯瞰とか、逆に下から見上げるローアングルとか。
いろんな動きとか角度を試してみるだけで、表現の引き出しがぐっと増えて。
なるほど。
映像表現とスタイル
単調さっていう違和感をなくせるんですよ。
技術的な写し方で、まず土台をしっかり作ると、でもいくら綺麗に撮れてても、着物、写り方、どう見せるかっていう表現の部分ですよね。
ここがうまくいかないと、ここにもさっきの引き算って考え方は使えるんですか?
もちろんです。まず大事なのは、自分をどう見せるかっていうスタイルをはっきり決めることですね。
スタイル。
演者型って呼んでますけど、カメラをちゃんと意識して役を演じるような感じでいくのか、それともナチュラル型。
あくまで自然体で、日常の一コマですよっていう風に見せるのか。
演者型とナチュラル型。
このどっちつかずっていうのが、一番見てて、ん?っていう違和感を生むんですよね。
なるほど。
だから決めたらもう徹底する。それが大事です。
ナチュラルに見せるっていうのも、実は結構計算されてるんですね。
なんか流行った玄関からただいまって入るシーンとかありますけど、あれも自然に見えて実は何回も撮り直してるみたいな話聞くと、奥深いなって。
まさに。自然さって、実は照明とかカメラの位置とか、いろいろ計算された演出の結果だったりするんですよね。
あと、どんなシーンでも必ず複数画角で撮っておくこと。これすごく大事です。
複数画角?
はい。同じ動きでも正面から撮ったやつ、横から、斜めから、ちょっと寄ったやつ、引いたやつ、みたいに角度とか距離を変えて撮っておくだけで、後で編集するときにリズムが生まれて飽きさせないんです。
なるほどな。
自分を撮る場合なんかだと、真正面からドンって撮るより、少し斜めから撮る。
斜めの美学って言ったりしますけど、その方が魅力的に見えることが多いですね。
自分の一番よく見える角度、スイートスポットを探す感覚です。
斜めの美学、面白いですね。
あと、資料には視点の使い分けも重要だってありましたね。主観と客観。
それめちゃくちゃ重要です。
主観視点っていうのは自分の目線ですよね。客観視点は誰か第三者が見てる視点。
最近のトレンドとしては、魅力的な客観視点のカットを増やして、その中に効果的に主観視点をポンと挟んでいく感じ。
特に客観視点の映像をいかに自然に見せるか。ここが結構視聴者を引き込む鍵になってる気がしますね。
なんか聞けば聞くほどプロの技って感じがして、ちょっとハードル高く感じてきました。
さっきの玄関シーン30回撮り直しみたいな話もすごい執念だなって。
そうですよね。でも最初から完璧な100点満点を目指す必要は全くないんですよ。
そうなんですか?
まず目指すのは60点から80点くらいの違和感のない映像。
これなら今日話したような基本、つまり引き算をちゃんと意識すれば十分可能なんです。
なるほど。まず60点から80点。
むしろ上手い人ほど、実は膨大な量の試行錯誤と撮り直しをやってるんですよ。
へー。
もうスマホのストレージがパンパンになるくらい素材を撮りまくる。
そのある種の執念みたいなものが最終的に質を高めるんです。
そっか、完璧主義にならずにまず違和感を減らすことから始めて試行錯誤を重ねると。
いやー、今日のお話すごく腑に落ちました。
まとめると、ショート動画で人を引きつける鍵っていうのはキャッチーな言葉とかだけじゃなくて、
映像そのものの質を高める引き算の美学がまず根っこにあって、
それを実現するために適切な機材とか設定、技術、つまり映し方と、
あとどう見せるかっていうスタイルとかアングル、視点、つまり映り方。
それにやっぱり試行錯誤を恐れない姿勢、これが大事なんだっていうことですね。
まさにその通りだと思います。
これらの法則ってきっとあなたの伝えたい世界観とかメッセージを
より多くの人にもっと魅力的に届けるためのすごくいい武器になるはずですよ。
最後に一つだけ皆さんに問いかけさせてください。
あなたが今もしかしたら無意識に自分の動画に含めちゃってるかもしれない違和感ってなんだと思いますか?
もしその違和感をたった一つだけでいいので取り除くとしたら、
視聴者の体験ってどう変わると思いますか?
ぜひコメント欄で教えていただけると嬉しいです。
それではまた。