1. そろそろ美術の話を...
  2. Art Watching 2023年7月号
2023-07-29 53:23

Art Watching 2023年7月号

リスナーさんのお便り紹介と、面白かった美術展について話をしました。

⁠⁠⁠⁠⁠https://sorosoro-art.vercel.app/ep/202307⁠ 番組の感想は、⁠⁠⁠⁠⁠#そろそろ美術の話を⁠⁠⁠⁠⁠ でお願いいたします。

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Show Notes

オープニングトーク

お便りコーナー

ニュースのコーナー

今月の展覧会

サマリー

Art Watching 2023年7月号では、フリートークや美術展の紹介、番組終了の発表などが行われました。ポーラ美術館の館長は交代し、新館長にホテル業界から野口博子が就任しました。国立西洋美術館ではおしゃべりOKのイベントが開催され、不登校に関する東京都現代美術館の展覧会の関連ツアーも紹介されました。また、武蔵野で行われたイギリス風景画や呪いの人形展、そして夏休みに特化した展覧会もありました。美術館はさまざまな作品を紹介する場であります。ご来場は18歳以上でお願いいたします。マルキ美術館では、原爆の図展と富谷津山影に臨む展覧会が開催され、それについて感想を述べたり、美術の役割や戦争の悲惨さについて考察しました。広島は遠くに位置しておりますが、新幹線や飛行機でも遠いですね。皆さんも夏休みには様々な場所へ足を運ばれると思いますので、ぜひぜひ行った先でのエピソードや感想を9月に発表できると嬉しいです。

トークと展覧会紹介
はい、アートテラー・とにのそろそろ美術の話を。この番組は、アートテラー・とにが、アートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるボットキャスト番組です。
本日は、Art Watching 2023年7月号をお届けしたいと思います。
さあ、始まりました。リスナーさんのお便り紹介と、面白かった美術展について話をする、Art Watchingの23回目となります。今月もマルさんと一緒に、美術について話をしていきたいと思います。
お願いします。
はい、よろしくお願いします。さあ、ということで、今日なんかフリートーク長めで大丈夫ですって言われました。
どうします?フリートーク。
何の話しましょうかね。
なんかあの、聞いた話だと、そのポッドキャストさ、この番組と他にマルさんがやってるポッドキャストもね、○○してみたいが、なんかウィークリーランキングになんか選ばれてた。ピックアップされてたっていう。
なんかそうみたいですね。ありがたいです。ありがとうございます。
もう13回ぐらいやってるんだって。
13回目が、かんみかさんの回が、昨日配信になりましたので、ぜひ皆さんも聞いていただけると嬉しいです。
かんみかさんはね、この番組を出てくださいましたけど、もうトーク力抜群だったので。
本当、全然私より話すの上手。
でもすごい回だったよね。
すごい回ですよ。
オリエント工業さんに行ってね、ラブドールの見せてもらおうって。
ショールームに行って、
あの、トニーさんの連動している連載コラムがアートークで読めるんですけれども、そちらにお宝写真を掲載してますので。
何お宝写真って。
トニーさんがラブドール抱っこしてる写真です。
そうそう、気づいたらラブドールをお姫様抱っこさせられてたの。
感覚がもうバグり始めてね。
誰にします?みたいな。
じゃあこの子で。
どういうシーンなんだろうって。
あともう番組聞いてもらえるとわかるけどね、まるさんが無言で触り始めるのよね。
ラブドールを。
気づいたらね。
感想ごとくに言わず。
目の前にあるとね、やっぱり手が伸びてしまいますね、あれは。
そうね、そうねって言いづらいし。
俺はすごく我慢しましたから。
そういう風に作られているものなんだ。
でもなんかそれを踏まえた上で、ちょうどあれだよね、かんさんの展覧会もやってたしね。
そうなんです。今開催中っていいのかな。
30日までやってます。
代々木の駅前のギャラリーでやってますので。
そちらもまた私のインスタグラムなどで。
あとトニーさんの連載コラムにも情報載ってます。
ラブドール3人が女子会をするっていうね。
新しいシリーズが。
ひとりで全部動かしてやっての大変だったって言ってましたよ。
すごいよね、新規軸なのも見れますので、ぜひ。
番組とともに楽しんでいただけたらなと思います。
ぜひぜひ。
あと僕があれですね、前回ちょっと匂わせたというか。
広島にちょっと行ったんですよ。
それが何なのかっていうのが発売されましたけど、日経大人のオフという特別版で、
実は4月に旅行かせてもらって。
ムック本で。
毎年出てるのよね、日本全国のアートなスポットに。
ありますよね。
あれの旅を担当したんだけど、正直俺は3番手ぐらいだと思ってたの。
もっといつものようにモデルさんとか、
あともしかしたらエグザイル系のちょっとイケメン男子とかが行ったりとか、
日向坂とかが行って、その3番目ぐらいでちょっと賑やかしでいるのかなと思ったら。
送られてきてびっくりしたけど、俺が関東特集でいて。
おーすごい。
日経大人のオフ。
読みます読みます。
今年売り上げ捨てたのかなと思って。
なんで俺に賭けたんだろうみたいな感じで、すごくびっくりしましたけども、そうなんです。
番組終了の発表
さすがです。
いやでもね、広島旅すごくよかったので。
俺もやっぱりちょっと旅がね、
これ言ってもいいのか、言ってもいいか別に。
紙面上は2日間ずつの旅、2つ。
だから4日間で回りましょうみたいな感じなんだけど、
スケジュールの関係で3日間で全部回んなきゃいけなくて、
結構ハードだったの。
もう西行ったり東行ったり、その関係。
ほとんどゆっくりできなかったので、
やっぱりちょっと広島市現代美術館本当によかったけど、
多分2時間も滞在できなかったのかな。
だからちょっと改めて。
広いですか?
広くなってたし、リニューアルしてすごく綺麗になってたし、
カフェとかもおしゃれになってたから、
改めて行きたいなと思いました。
それとあとあれですね、お伝えすることとしては。
3月、2月ぐらいからやってたアートサロン、
まるさんとね、2人でやってましたけど。
会員制のね。
会員制。
これが終わるっていうね。
終わります。
有程に言うと打ち切りです。
打ち切りです。
こうやってバラエティ番組って終わるんだなって思ったよね。
なんかこうスタッフさんみたいな人から、
2ヶ月後に終わりますんでって言って、
発表はちょっと待っていただいてみたいな感じで、
次の次の回の最後に言ってくださいみたいな感じで。
昨日ね、発表したんですよね。
番組からの重大発表ですって言うだけ言って、
みんなが期待してたら、
なんとあと2回で終わりますって言うね。
終わるのは寂しいけど、やっぱり皆さんがね、
チャットとかでも終わるの寂しいですとかね、
言ってくださったのはありがたかったよね。
ちょっと本当に嬉しかったですね。
また何か企画やりたいなと思いました。
リスナーからのお便り
そうね。
自分で言うのはマジで何なんだけど、
昨日の俺相当噛みがかってた気がする。
なんかこのネタの作り方とか、ちゃんと伏線とかも張ってて、
よくできてるなって自分でも。
最高でした。
私がね、昨日なんか声が全然出なかったから、
トニーさんがだいぶフォローしてくださって。
今日はだいぶ戻りまして、ほぼ普通ぐらい。
だからあんなに面白いのになって思うよね。
なんかね、ちゃんと2週間作り込んでね、お互いやってるのに。
今回は週刊誌のパロディーだったんで、
週刊誌風の中摺風のね。
中摺工房。
2時間かけて俺が作ったの。
なので新しいスポンサーさんがいればね、
いくらでも俺らは行きますんで。
スポンサーさん、お待ちしてます。
お待ちしてます。
お待ちしてます。
Podcastとは違うね、
パワーポイント使ったネタもちゃんとやりますのでね。
真面目にやります。
ということでよろしくお願いいたします。
この番組は終わりませんので、
続けていきたいと思います。
お便り紹介いきましょうか。
今月は番組を聞いて、
実際に美術展に足を運んでいただいた方のお便りが届いております。
まずツイッターからご紹介します。
かずみどいさんからです。
Podcast84回の千葉市美術館広報さんの話が面白かったので、
早速訪問した三沢厚彦展。
作品の大きさに圧倒されつつも、
展示室以外の隠れ作品もしっかり見つけてきました。
話し通り居酒屋が併設されていたのには本当にびっくりです。
今度電車で来たときはぜひとも寄ってみたいです。
ということで。
ありがたいですね。
言ってくださって。
磯野さんのね、回。
そう。
結構番組としては初の試みで、
広報さんに出てもらおうってしたんだけど、
やっぱり今回ね、
このかずみどいさんも面白かったって言ってくださったんですけど、
広報さん、美術館の広報さんたちからの反響に。
色々と回ってるじゃん、俺が仕事で。
聞きました、磯野さんの回。
広報さん同士で、やっぱり広報にスポット当ててくれてありがとうございます的な話とか。
美術館ごとに広報さんの仕事とか違うんですかね。
磯野さんは自分で色々勉強なさってやってるけど、
どうなのかなって気になります。
だからちょっとね、また他の美術館の広報さんにも出ていただけたら嬉しいかもと思ったし。
そうか、かずみどいさんにも言っていただいて。
居酒屋の話もしたからな、確かに。
セルフ居酒屋。
この話ばっかしてて、さすがに磯野さんも、
とにかくいつも居酒屋の話。
最近千葉市美術館と居酒屋セットで話しすぎてて。
いよいよ女性自身でね、週刊連載やってるんですけど、
それでも三沢厚彦展に取り上げて、
800文字しかないのに、そこにも居酒屋の話にねじ込んでるから、
ちょっとね、さすがにそろそろ良くないなって自分でね、
展覧会の話をね、しててあげたいなと思いました。
はい。さらに番組ウェブページからのお便りもご紹介します。
ペンネーム、せっけんさんからです。
四国に住んでいるのですが、先日東京へ行く機会があり、千億八個館へ行ってきました。
この番組で野次館長の話を聞いてからずっと行ってみたいと思っていたし、
しかもこの島王国展なのでワクワクして行ってきました。
空間も作品も素晴らしかったですし、ミュージアムショップで王国が描いた、
誰だかわからないおじさんの顔のスケッチを缶バッジにしたものがあり、大爆笑。
思わず買ってしまいました。
買っちゃったんだって言い方よくないけど。
京都の本館にもぜひ行ってみたいです。
そして千億八個館から歩いて行ける距離の菊地館実記念とも美術館でやっている川本五郎半骨の陶芸展もめちゃくちゃ素晴らしかったです。
結構前の回じゃない?千億八個館で。
ですよね。
オープンする前に出てもらってるもんね。
ですよね。
野次さんに。
でも野次館長の話は忘れられないですよね。
でもすごいね。四国で聞いてて、野次さんの話忘れられないから千億八個館に行ってみたいって。
多分この番組でしかありえないことじゃない?っていう気がして。
野次さんに報告しなきゃ。
そうだね。多分喜んでくださると思う。
喜んでくださる。
あと野次さんも出たがってしょうがないからね。
全然足りなかったみたいに言ってたから。
ずっといつもお話しされてますもんね。
ちょっとそろそろもう一回出ていただいた方がいいかな?オープンしてどうなったのかな?みたいな話だよね。
そうですね。
この島王国展もいい展覧会。
まーちゃんさん見られました?
見てないんですよ、これ。
これもとも美術館の向いてない。
赤羽本郷。
これはこの番組出てくれた島崎さんの成り物入りの展覧会ですね。
絶対見なきゃ。
京都の本館もね。本館にもすごい面白い人いっぱいいるのよ。
あのー。
野次さん曰く患者にエイトがいるっていうイケメン二人いますんで。
前回の展覧会の学芸員さんですよね。
前々回か。
前々回か。
まるさんがすごいね、選んでくれた正道記のね。
はい、正道記の。
会の学芸員さんなんてもう正道記について詳しいしね。
めちゃくちゃ詳しい。5本まで出されて。
そうそう。
すごいわかりやすかったですね、あれね。
ね、確かに出てほしいな、この番組。
ぜひぜひ。
ぜひぜひ。
はい、ということでウェブページへのお便りや
ハッシュタグそろそろ美術の話し合いの投稿を引き続きお願いいたします。
美術に関わるメッセージであれば何でも受け付けますのでよろしくお願いいたします。
アートウォッチングニュース。
はい、さあこのコーナーは直近で話題になった
アートに関連するニュースを紹介してコメントをするコーナーとなっています。
はい、いろんなニュースありますけども、
まず最初のニュースはこれですね、美術手帳さんで発表されてるやつですかね。
ポーラ美術館の新館長
ポーラ美術館の館長が交代し新館長にホテル業界から野口博子が就任ということでございまして、
木島さんが退任して新館長にホテル業界における女性創始家にの先駆者的存在である野口博子さんが就任することになりましたということでございます。
はい、珍しい。なかなか珍しいですよね。
ホテルの方は。
美術館の人事ではすごく珍しいんじゃないですか。
だからやっぱり基本的には美術関係者がなるか、その企業の美術館だったら企業に関連の人がなるか、
公務員が地方の美術館だったら館長とかなるかみたいな感じですけど。
全くの異業種というか。
おもてなしの精神に基づいてって書いてありますね。
実際、先日展覧会、今、ジャパニーズペインティングで展覧会が始まって、
初日にプレスマネーテの日があったんですけども、そこにちょっとお招きいただきまして、野口さんにもお会いしてきましたけれども。
本当に柔らかい感じの人。
バスが到着するプレスの小田原からバスが到着した時に、一番最初にバス停にいたのが館長だった。
で、おもてなしみたいな、遠いところありがとうございますみたいな感じで。
だからちょっと美術館変わるのかなと思ったし、これはちょっと裏が撮れてないのであれなんですけど。
ポーラ美術館なんて、それこそもう10年ぐらい通ってるしね、仕事もさせてもらってるし何度も行ってるんだけど。
今回行ったら、見たことないイケメンの高身長男性が3人ぐらい黒服でいました。
アバクロみたいな感じの、なんかあれもおもてなしなのかなーってちょっと思って。
もう触れるに触れる。
だからほら、館に入るとエスカレーターで降りるじゃない。
エスカレーターでスーッと降りて行ったら、その下にイケメン黒服高身長がいらっしゃいませんって。
おもてなしなんかなーみたいな感じ。
おもてなしなのか。
おもてなしなんだと思うよ、ホントモデルさんみたいな方がいらっしゃって。
あーそうですか。
サービスなのかな。でもどうなんだろうね。すごい面白いと思うし、多分そういうおもてなしなんだと思うけど。
モデル圏なんじゃないですか?
プレスでだから写真に写ってもいいよみたいな。
いいよな、確かに。
だからあれもちょっとおもてなしなのかなと思ったのが、カフェコーナーがあるでしょ。
そこのところになんかボードみたいなのがあってなんだろうと思ったら、ケーキ売り切れのやつはマークが付いてる。
だから売り切れですよって先に分かるようになったりとか。
だからこういう細かいところがすごくホテル的なおもてなしだなって思ったので、
そう、ポーラさんが変わってくって。
なんか売り切れって付いてると食べなきゃって思わせるんじゃないですか。
売り切れちゃうから早く売り切れる前に食べなきゃって。
売り切れてないやつを食べなきゃみたいな。
そういうのもありそうだね。
でもホテル業界で学んできたノウハウがかもしれないですよね。
かもしれない。
ちょっとポーラ美術館さんには今後期待したいなと思います。
続いてのニュースでございます。
国立西洋美術館のイベント
みんなでアートを楽しもう!おしゃべりOK!にぎやかサタデー!
というものが国立西洋美術館で8月26日に行われるそうでございます。
常設線企画展それぞれにおいて年齢を問わず、
また初めての方もリピーターの方も展示をもっと楽しめる企画を実施いたしますということで、
国立西洋美術館にある構造を休憩室として開放し、
キッズスペースや授乳室、おむつ交換スペースを設置いたしますということで、
子どもたちが楽しんで一日いれるような美術館になるということでございます。
どうですかこの試みは。
いいじゃないですか。いいじゃないですか。
いいと思いますわ。
結構ね、いろんな美術館がやっぱり夏休みの期間なんで、
子ども、親子向けとか子ども向けのイベントやってますよね。
サントリー美術館さんからもお便り来てて、
キッズで子どもだけの美術館の日っていうのをやるって書いてありましたし。
国立美術館が連携して7月から9月まで子どもパストトラックということで、
近備屋工芸館、京都国立近代美術館などでも子ども向けのサービスが行われるということですね。
子どもが来館しやすいようにしましょうということです。
素晴らしいですよね。
いや、本当に素晴らしいし、素晴らしいんだけど、そこを縦箱の隅を突くようであれなんだけど。
びっくりしたのは、国立西洋美術館でおむつ交換スペースと住人室がなかったんだっていうのはちょっとびっくりしました。僕はね。
横浜美術館にはもう前からあったから、一番最初に行った日は横浜美術館で、2004年とかに行った時にはあって、
美術館にはもうあるものだって思い込んでたから、自分は別におむつも交換しないし、住人室も交換しないから意識しなかったけど、
国立西洋美術館って何回もリニューアル工事してたのに、まだないのっていうのはちょっと正直国立美術館なのに、びっくりはしてますって感じ。
8月26日はいい試みなんだけど、これ常設しないの?ってちょっと思ったかな、俺はね。この子育てしてない人間が言うのもなんなんですけど。
常設してください。西洋美術館さんお願いします。
そこはね、思ったかなっていう気はします。いい試みなんだけどね。だからこれをきっかけに皆さんがやっぱ必要だってなってくれればね、変わると思うんで。
8月26日はね、ぜひぜひお子様、これまで美術館連れていけなかったっていう人は、ぜひこの機会に行くことによって、美術館がこういう需要があるんだってなってくれるので、ぜひぜひ足を運んでいただきたいなというふうに思います。
不登校に向けた展覧会の関連ツアー
それからあれですね、ちょっと関連と言いますか、東京都現代美術館で今開催中の、「あ、教館とかじゃなくて。」という展覧会の関連プログラムが攻めていますよということで、
アーティストと一緒に作品を見るツアー、不登校編というのがあるそうです。
はい。これね、展示も素晴らしかったんですけど、渡辺篤さん、アーティストさんの展示なんですけど、
渡辺さんご自身が引き込みでだった方で、そういうまつわる展示で結構感動しました。
見ました見ました。
そうだね、なんかすごいいい展覧会だなと思ったし、気持ちもすごくわかるんだけど、そこってやっぱり俺が不登校になったこともないし、学校は楽しい方だったから、
そういう意味では本当の本当の共感はできてなかったんだけど、でもこの展覧会が俺はすごい素敵だなと思ったのが、
展覧会の始まる前にギャラリートークがあった時に、これまで夏休みは、やっぱりそれこそ今のキツネのように子供たちに来てほしいみたいな。
子供たちにわかりやすい楽しい展覧会みたいなのを東京都現代美術館さんもやってきたし、他の美術館さんもやってるじゃない、結構子供向けに。
でも今回の展覧会は子供たちってそういう人たちばっかりじゃなくて、不登校の方とか、学校通ってもなんか居場所を感じられない、
そういう人のための美術展になりたいっていうのは、自分にはその発想がなかったからこそ、ハッとさせられたって気がする。逆説的にいうか。
それをね、公立の美術館でやっぱりそういう取り組みをするって大事なことだなって思いますよね。
なんかね、この不登校の方がツアー、8月28日に10名程度ツアーするんでしょう。美術館休みの日にね。すごいよね、それは。
すごい。なんか私不登校じゃなかったですけど、不登校にならなくても、なんか学校居づらいとか、変わったやつだみたいに見られたりとか、
そういう子っていっぱい予備軍みたいな子いっぱいいると思ってて、そういう人たちにも見てほしいなって元気出るなって思いました。この展覧会は。
もうこれ埋まっちゃったみたいですけど、10名は。普通に見に行っていただけるといいなと。
確かに渡辺さんのコーナーもすごい良かったし、あと印象残ってる展示ありますか?
竹田力さんの移動図書館みたいな車が詰まってて、そこで誰かが昔使ってた教科書が並んでて、自由に読めるよみたいな車。
電話がついてるんですよ、横に。それか通りかかったらいきなり鳴り出して、撮ってくださいって書いてあったから撮って。
撮りました。子供の声で質問が来るんですよね。
それが100パターンぐらいあるらしくて、作家さんと喋ったんですけど。
ちなみに丸さんが聞いたのはどんな質問だったの?
正直ちょっと何言ってるか聞き取れなかったんですけど。
子供だしね。
ちょっと下からだったのか。
みたいな感じでちょっと分からなかったんですけど。
そのパターンもあるんだね。
でも重要な質問っぽかったので、答えてあげたかったな。
でも実際に本当に子供がそこで電話越しにいるわけじゃなくて、録音だもんね。
だからもう一回言ってって言っても伝わらないわけだもんね。
でもあの空間いいなと思って、昔移動図書館大好きだったんで、それを思い出したりもしてました。
巨大な吹き抜けの空間のところに軽トラみたいなのがあって、そこに昔の教科書がたくさんあるっていうね。
教科書カフェでしたかね、名前がついてました。
こういう展覧会もあります。
ちょうど8月これからなりますのでね、お子さんいらっしゃる方とかは。
そういう意味では8月、いろんな美術館が子供向けの展開をやってますけど。
単純に楽しいだけじゃなくて、居場所を感じられ、居心地の悪いさを感じている子供たちにも
手を差し伸べている美術館が効率にあるっていうのは、俺はすごい良いことだなと思いました。
最後に直近で見てきて良かった美術展について話していきます。
じゃあまるさんからいきます。
私、デビッド・フォックニー展が良かったです。
これも東京都現代美術館ですね。
そうですそうです。
教館とかじゃなくて展との差がすごいんですけど、全然別ジャンルというか。
まあまあそうだよね、そりゃそうだよね。
これフォックニー展、確か今年注目の展覧会でも出してたかなと思うんですけど、
期待しすぎて、実際見たら残念だったなみたいな展覧会っていくつかあったと思うんですけど。
ありましたね。
わざわざこの番組では取り上げないけどってことね。
ありましたんですが。
あるよね、そういうことはね。
フォックニー展はすごい良かったです。
どんなところが刺さりました?
私もフォックニー大好きだったから、
ずろくで、ずろくというか作品集でずっと見てた初期の名作とかから直近の2020年とか、
20何年とかのiPadで毎日描いているらしいんですけど、
その大作とかもあって、100点以上今回、
美術館さんとかからお借りしているのが来てます。
90メートル以上のiPadで描いたやつが、
長くインスタレーションみたいに張り出されているお部屋とかもあるし、
そこは確か撮影も皆さんかだったと思うんで。
武蔵野のイギリス風景画
そうだね、一般の方はできたのかな?
メディアは人を入れないとダメみたいなルールが。
ありましたね。
多分当日はね。
最初の展示室はダメなんですけど、一回は確か一般の方は撮影かだったと思うんで。
特に良かったのが、
ウォーター近郊の大きな木々またはポスト写真時代の戸外製作、
という2007年の作品なんですけど、
これが、カンバスが50枚組で、壁一面ドーンとなってるんですよ。
すごい素晴らしい油彩画で。
そのメイキング映像が同じ展示室の中に流れてるんですけど、
それを見るとどうやってこんなに大きな絵を北国が仕上げていくかっていうのがわかるし、
最初に写ってた景色って本当に近所のちょっと木がたくさん生えてる場所。
冬だったから木も色がなくてっていう感じの普通の景色なんですけど、
それを北国が切り取るとあんな色使いで魅力的な景色になるんだなっていうのが、
改めてさすがだなって思いました。
あれ北国今年85歳って言ってたっけ?
何歳だ?何歳だ?何歳だ?
だから意外とゲルハルト・リヒターよりも若いんだよねっていう。
リヒターが90歳だから、リヒターが就任時まだ小4みたいな感じ。
1937年生まれ。
だからデビッド・ホックになんて本当歴史上の人物なのかなと思い込んでたから、なんとなく勝手に。
でゲルハルト・リヒターはやっぱ現役の人みたいな印象があったんだけど、
リヒターよりも若いんだっていうのは結構単純に作品がじゃなくて驚いたのと、
あとやっぱりiPadで描いてる作品が若々しいのよね。
若いですよね。
それこそ逆に昔描いてた肖像画とか、なんかプール描いた作品の方がちょっとこうベテランみがあって、
なんか若返、逆に今のが若い感じがしちゃったなと思って、
そこが一番俺は発見だったというか驚いたところだったかなっていう。
そうですね。
なんかこうスタンプみたいの作って、それで葉っぱポンポンポンって木を作ってたりとか、
近くで見ると面白いですよね。
こんな風に描いたのかなとかっていうのがわかる。
やっぱりすごく大きな作品が多かったので、やっぱ都原美の天井高が日本の美術館で一番高い、
東京都現代美術館でやる意義というか意味をすごく感じられる展覧会だったかなっていう。
やっぱ天井高で見れたのが良かったかなって思ったかな。
でかいからね、作品がね。
いやすごい迫力ありました。
ね。
これ意外と長いんだよね、11月5日まで。
はい、11月5日までやってますので、私もあと何回かは見てみに行きたいですね。
はい。じゃあ僕行きましょうか。
すいません、長く撮っちゃって。
いや全然全然。
今年の前半に、俺結構美術館番組とか出させてもらった時に、今年のキーワードフランスですみたいなことよく言ってたんですよ。
マティス展やるし、南仏展やるし。
そうですね。
この夏になったら急にデビット・ホックニーテン、このイギリスの人でしょ。
それから帝都美術館展が今話題でしょ。
なんかね、今フランスからイギリスにシフトしてきてるなって。
本当ですね。
急にたまたまね。
その中で地味にとか言ったらすごく失礼なんですけど、
茅ヶ崎市美術館でイギリス風景画と国北ドッポって展覧会がやってて、どういうことなんだろうみたいな。
茅ヶ崎と国北ドッポってね、武蔵野というね、小説で有名な人ですけど、イギリス風景画とどういう関係あるんだろうと思って、すごい気になって。
茅ヶ崎市美術館って結構、キュレーション面白いことやるじゃない、あの美術館って。
その開館25周年展だからこれは絶対面白いだろうと思って行ってきたんですけど。
非常に良い展覧会でした。
良いというか、こういう切り口があったかみたいな。
どんな感じなんですか?
国北ドッポが36歳で亡くなってるんだけど、その最後に亡くなった場所が東洋1のサナトリウムと言われたナンコインってのがあって、この場所が茅ヶ崎らしいよね。
なので茅ヶ崎には一応ゆかりはあるということで国北ドッポを選んだんだけど、
その国北ドッポに大きな影響を与えたのがイギリスの知人のワーズワースっていう人で、
この人は自然を愛して自然と共に暮らして、自然を称える詩を次々と発表して、
ここに国北ドッポを感銘を受けて、それで実際に武蔵野を散策して、その情景とかそこで出会った人を描いたのが武蔵野っていうものだった。
その時にワーズワースが活躍した頃の18世紀末から19世紀のイギリスは、ちょうど文学だけじゃなくて絵画の世界でも、
それこそターナーとかコンスタブルとかみたいなイギリスの風景画の表彰たちが頑張ってたと。
国北ドッポはイギリスに行ってないんだけど、おそらく国北ドッポがワーズワースの詩を読んで、
こういう世界を思い浮かべてたんだろうというものが、おそらくターナーやコンスタブルなどイギリスの風景画の人たちが描いたものだと。
きっと国北ドッポはこういうものを思い浮かべてたんだろうというイギリス風景画を見せるんだけど、
これは面白くて、福島県の郡山市美術館のコレクションがまとまってきてるんだけど、
実は結構日本屈指の、もしくは世界でもトップレベルのイギリス風景画コレクションを郡山市が持ってるらしくて、
その名品が今回ごそっと来てるという。それを見てほしいという展覧会で、
ターナーとかコンスタブルとか、あと全然聞いたことないイギリスの風景画の巨匠とかもあるんだけど、
サミュエル・パーマとか、リチャード・ウィルソンとか、ジョン・クロームとか、ちょっと知らん人がいたんだけど、
そういう作品がもし普通にイギリス風景画展で言ってたら、もしかしたら見過ごしてたかもしれないけど、
それを国木田どっぽが見たかもしれない。そして国木田どっぽはこの武蔵野を生んだ、みたいなね。
なんか、リフレーションの面白さというか、これはよくぞこんな企画を思いついたな。
で、もう一つのコレクションが、不中止美術館からも日本の明治期とかの風景画を持ってきてるのね。
それはやっぱりイギリスの画家に影響を受けた人たちも、実は武蔵野の地を描いてましたよ。
美術館はやっぱり武蔵野の地にあるので、そういうコレクションも結構持ってて。
だからこの展覧会のすごく面白いところは、茅ヶ崎市美術館の25周年なんだけど、
茅ヶ崎市美術館のコレクションではなく、国内にある郡山市と不中止のコレクションを組み合わせて、
でも国木田どっぽという切り口で見せてくれるっていうね。
なかなかない切り口だなあと思って、面白いなと思って紹介。すごくよかったです、展覧会として。
呪いの人形
いいですね。神社でいろんな各地の神社が集まってる神社ってあるじゃないですか。一気にお参りできるみたいな。
ちっちゃいやしろがあるやつね。
なんかあるあるある。
茅ヶ崎行けば郡山も不中もみたいな。
ちょうどね、帝都美術館店でもターナーの名品来てるし、コンスタブルとかも見れるんだけど、実は国内にもあるんだよ。
見に行きたくなりました。
俺、うっすら噂で聞いてるのが一個あって、郡山市美術館にめちゃくちゃイギリス風景家に詳しい学芸員さんがいるって言ってて、
それはね、大野さんから聞いたの。
ダリ好きでお馴染み、もろはしきになりそうな大野さんが、私だってまだまだです郡山にもっとすごい人いますからっていうのをなんか昔言ってたから、
多分その人も絡んでるんだと思う、この展覧会には。
大野さんが言うなら相当でしょうね。
相当の人がいるってのは知ってたから、いつかこの番組にも出てほしいなと思ってますけど。
なかなかね、意外と見る機会のないイギリス風景がこれをまとめて見られるっていうのがね、いい展覧会かなと思ってちょっと紹介させていただきました。
テイト美術館と合わせて是非。
今イギリスweekだ、weekだ、イギリスmonthlyなのかわかんないですけど、見ていただきたいなと思います。
攻めた展覧会
じゃあ丸さんは。
私たちは何者?ボーダレスドールズ展。
ショート美術館でやってたやつ。
渋谷区のショート美術館で開催中で、8月27日まで開催してる展覧会ですけど、まあまあ攻めた展覧会でしたよ。
まず展覧会、ドールズ人形ですけど、人形って言っても幅広いじゃないですか。
一番最初に展覧会が平安時代の呪いの人形から始まって。
そうそうそう、一番最初がね。
一番最初が。
衝撃だったよね。
木の木彫りのね、なんか小さめの人形があって、なんかかわいいのかなと思ったら、お腹のとこに名前書いてあるんですよ。
藤原のとこでしたっけ?藤原のね。
なんか名前書いてあった。
なんか名前書いてあって、顔もちょっとヒゲとかついて、似せてあって。
似せてるんだよねきっとね。
似せてるんですよ。呪い殺すために作った人形らしくて。
呪い殺したい人の、そうそうそう、家のね。
家の井戸とか、井戸から発掘された人形なんですけど、井戸とか園の下とかに入れて、呪い殺すっていうやつです。
なんか女性のやつもあったんだよね。だから男女の2つが今回あって、その2人がもしかしたら関係してたんじゃない?だから2人まとめて呪い殺されたんじゃないかみたいなね、話とかもあったけど。
いやなんか恐ろしい。
恐ろしいしさ、今回のポスターのメインビジュアルにそれが使われてるんだもんね。
よかったかな。
その呪い殺された人もさ、どういう気持ちなんだろうと思うよね。
自分を呪い殺した人形が遠い未来でね。
まさか、こんな風に展示されてるとは。
ね、衝撃的な話。
なんか呪いは成功したんでしょうかね、どうだったんでしょうかね。
確かにね、そうだよね。
でもそれだけじゃないもんね、展示されたのは。
それだけじゃなく、そこから始まり、有名な安本貴八。
生き人形の人ですね。
人形とか、いろんな人形が、さまざまな人形があって、マネキンがあったりとか。
で最後、村上隆のココちゃんで終わるという。
あとラブドールも出てますね。
海洋堂のね、造形師と一緒に作ったやつね。
5分の1のサイズのものです。
で、そうそう、ラブドールも。
ラブドールはあるんだよね。18歳以下に見れないんだよね。
そうなんですよ、そうなんです。下からだったらチラッと見えるかも。
渡り廊下みたいなとこにあるから、そこの入り口がね、18歳未満は行っちゃいけませんってなってる。
何がすごいってさ、夏休みにこれやるのがすごいよね。
ココちゃんもちょっとパンツ見えてたしね。
ちょっとっていうかかなり見えてますね。
なんか球体人形みたいなのがあったりとか、わりかし攻めてますよね。
法律美術館でこれをやってる。
だから批判、いや、こういう攻めていただくのは本当に俺は、もっとやれやれってタイプだからあれなんだけど。
やれやれ。
だいじょうぶかな、うちの小道地区の皆様とかが。
だいじょうぶ。
いろんなものを見せる機会を提供するのが美術館の役割ってことで。
なんかすごく俺はその展覧会で一番感銘を受けたのが、オーダレスドールズって言ってて、結局リカちゃん人形も展示してあったりとか、
マルさんが今言ったように生き人形の作家とか、村上隆さんもあれば彫刻家が作った作品もあるし、人形で人間心を取った人の作品とかもあって、
マルキ美術館での原爆の図展
この展覧会が一番伝えたいのは、じゃあ美術と美術じゃないものの境どこなんでしょうっていうのを考えさせようという展覧会っていうのが、すごくそこは夏休みっぽいというか。
そうですね。
みんなに課題を与えてるっていうのは、単純にね、変な人形がたくさんあってとか、なんかトリッキーな人形あってインパクトあるでしょうじゃなくて、
そういうのを置くことによって、じゃあどこまでがアートなんだろうとか、どこまでがアートじゃないんだろう、そこを自分でアートじゃないって決めつけるのは何なんだろうって考えさせるっていうのは、非常に僕は面白い展覧会だなと。
本当そう思いました。最近はSNSで自称アーティストみたいな人も増えてるし、どこからどこまでがアートなの、何がアートなのみたいになって。
あと俺一番印象的だったのがさ、津軽地方に伝わる三助っていう人形。
はいはい。山に入るときに12人で山に入るんだけど、13人いないと呪いが起こるとか言って。
だから12人で入っちゃダメなんだよね、山に。だから12人で入るときには三助を持ってくと、その三助は13人目の人だから、
わらでできた人形なんですよね。
そう。呼びかけて、13人目だから神様12人じゃないよってするための人形だって言ってたんだけど、その12人でしか行かない状況って何なのみたいな。
だったら66に分かれていけばいいじゃんと思うし、そんなにしょっちゅうあるの、12人ジャストのって思ってさ、どういう需要なんだろう。
どういう需要なんでしょうね。12ももはや眼かけみたいな。
なのかな。すごい謎だったよねっていう。
だから三助が結構まあまあの大きさで、犬ぐらいは、ちっちゃい犬ぐらいありますよね。
小畑けんぐらい。でも犬っぽいのもあれば単純に木の棒みたいな三助もあって、いろんなパターンがあるような。
そうですね。
いやー面白かったですね。
面白かったです。
展覧会はいつまでですか。
8月27日まででます。
夏休み企画ですね。
はい。
はい、じゃあ最後僕ですね。
僕はですね、この番組にも出演していただきました富谷津山さんの最新古典が、
富谷津山影に臨むという展覧会が原爆の図、マルキ美術館で開催されているので行ってまいりました。
この美術館はマルキ都市、マルキ入りというね、ご夫妻が原爆の悲惨さを訴えるための原爆の図というのを書いて、
それを紹介するための美術館として作った美術館なんですけど、ここに行ってきました。
場所もずっと知ってたし、いつか行かなきゃなと思ってたんだけど、ちょっと一貫線遠いので、
できたのが1967年、だからもう歴史はあるんだけど、
最寄駅が東武東上線の月ノ輪駅っていうところで、
森林公園の一個先みたいな感じの場所なんです。
そこまで遠いし、月ノ輪駅タクシーがいないから、月ノ輪駅から行ったら歩きで行くしかないんですけど、
徒歩30分ぐらい。
めちゃくちゃ遠いじゃないですか。
民家の中もずっと行って、行きました。
でも見たかったのもあって、今回ちょっと覚悟を決めて行ってきたんだけど、
本当に畑とかのところを歩いて行って、民家はあるんだけど、民家を通って行って、
最終的には川沿いのところなのかな、に到着するんだけど、
板橋クリス美術館とかも遠い遠いって言ってるけど、
言っても近くにお店とかコンビニなんてなかったしね、その30分の間に。
自販機もあったかな。
なんでそこなんですか?
お住まいがあったとか。
そこにお二人はこの場所がすごいいいって思って、そこに住んで、
時川っていうのかな。
時川っていう川がそば流れてるんだけど、
それが丸木入さんの故郷である広島県の大田川の風景に似てたっていうので、
この地にしようってことでそこに住んだらしくて、そこで行ってきたんだけど、
まず原爆の図も初めてちゃんと見て、
とにかく当時といっても第二次世界大戦後なんかは、
やっぱりアメリカに気を使って、日本のメディアなんかは原爆のことなんて言えなかったらしいんだけど、
それを美術の力で一人でも多くの人に届けたいってやってたご夫妻の作品なので、
見ててやっぱり、骨とかもあったり顔が焼け殻られてる人とかがね、
本当に見ててやっぱ悲惨なんですね。
それがたくさんあって、20図ぐらいあるのかな、で見させてもらったけど、
やっぱりすごく当たり前のこと言うようだけど、やっぱり戦争って悲惨だなと思って、原爆ね。
なんでこんなことを人間するのかなって思って、
やっぱりすごく感銘を受けたんだけど、やっぱりそれは、
俺は今回本当に歩いててよかったなってすごく思ったというか。
これが東京都現代美術館とか、わからないけど東京都美術館とかで、
もう駅から近いところでスッと見れたら、感動はするかもしれないけど、
まあこういうもんだよねってもしかしたら思ってたかもしれないけど、
やっぱり自分、原爆で亡くなった方とか被害にあった方に比べたら、
その30歩歩いたことなんて大した、全然大したことないけど、
遠天間なんか歩く方がなんだろうか。だけど、やっぱりそうやってこう、
わざわざ行ってみる作品なんだなっていうのをすごく感じたかなって気がしてて、
それは学芸さんともそういう話したんだけど、これが表参道とかでさっと見れたら、
このなんか向き合い、だからそのなんかこう長いアプローチもなんか向き合う気持ちになったし、
今から原爆の図を見に行くんだみたいななんか。
で、実際見たらそうなったし。で、それを見た後に企画展示として、
今回ね、その富谷さんが作った作品なんだけど、これは富谷さんがですね、
実は富谷さんが被爆産生、おばあちゃんが被爆の経緯。
で、これまで多分そういうことは積極的に言ってなかったと思うんだけど、
まあ今回そういうことを言って、それでその実際に被爆経験ある方にインタビューをして、
15人ぐらいに聞いたって言ってたかな。で、その手形をとって、その手形を石膏で上からたくさん吊るしてるような作品。
もう広い空間に上からこう吊るしてあって、下向きの手がたくさんある状態、白い手があって。
それが光のバージョンが3バージョン変わって、例えばものすごい強い光が当たると、
その手の影が壁とか床に強く白い壁に映るのね。
それは原爆の時に、ほら影になっちゃったみたいな、そういうイメージだったりとか、
それから手の石膏が上から吊るされてるんだけど、その上の部分が鏡面になって、ミラーになってて、
で、上から照明が当たるとそのミラーが反射して、天井になんかこうゆらゆらゆらゆら光が飛び回るシーン、瞬間も出てくるのね。
で、照明がまた変わると。それは当時原爆が落ちた時に、ひと玉が見れた。
リンとなんかが反応したらしくて、そういう話から着想を得て空中をふわふわふわふわ光が飛んだりとか、
で、あとは普通の光になって、手だけと向き合うシーン。で、これがループで回ってるんだけど、
やっぱり原爆の図を見てから見ると、原爆の図はもう明らかにね、原爆の状況を描いてるんだけど、
富谷津山影に臨む展覧会
富屋さんの場合はそれを匂わせるというかね。で、実際にそうでもないんだけど、やっぱりそれがちゃんと感じられるし、
あとは富屋さんの作品、これまでね、ポルターガイスト的な作品が多かったけど、
もう全くこれまでと違う系とフェーズに入ってるなと思ったし、音楽もあえて今回は使ってなくて、もう無音なのね。
それは集中してると外の川の流れの音とか、美術館の外の音が聞こえてきて。
なんかそれも一つのインスタレーションになるようにしてるんだって。
なんかだからやっぱり本当にあの空間に行かないと見れない作品だったなと思って。
めちゃくちゃ大変です。行くの大変ですけど、この夏やっぱり行った方がいいんじゃないかなと俺はなんか思った点。
なんかやっぱり美術って楽しいばっかりじゃないなっていうね。やっぱこれも一つの美術の役割だと思って。
なんかそういう場所がこういうところにあったんだっていうのは、なんか存在はしてたけど、今回改めて。
富山さんのおかげでね。機会できましたけど、すごく感銘を受けました。
であとは、なんかこれはちょっと上手い言葉で言えないのかもしれないけど、すごい感動したのね当然。
でその富山さんの作品すごい美しく感じるし、でも内容は辛いもんなんだけど、
その本当だから、当然心がえぐられるじゃないけど、やっぱり戦争ってバカなことやってるなとか悲惨だなとも思うし、
一方で作品としては美しいんだけど、なんか作品を美しいと思った時に、なんかすごく複雑な環境になったというか、
美しいものが、だって本当はあっちゃいけないものな気がしたのね。現場がさえなければこの作品は生まれないし、
原爆の図もないんだけど、でもなんか一方でそういうものに感動を人としてしてしまうっていうことが、
なんかすごく悪いわけじゃないんだろうけど、なんかすごく複雑な気持ちになって。
なんかいろんな犠牲があった中で、一方でこういう芸術家がこういう美しいものが生み出せるってどういうことなんだろうなっていうのも、
ちょっと考えてしまったかな。だから別にね、そのなんか鎮魂の意味ももちろんあると思うし、だから
見れて感動した一方で、現場さえなければこんなものは生まれなかった、こういうものは生まれなかったのにって思う、なんかすごく
アンビバレントな感情になったし、それをこう帰り道の30分ずーっと歩きながら考えるというね。
アートの役割と戦争の悲惨さ
そういうことができる場所なんだなっていうのが、なんかすごく僕はいい経験をさせてもらったなっていう気がしました。
アートは確かにただ綺麗とか楽しいだけじゃなくて、考えるきっかけになるっていうところがいいところというか、だと思うんで、素晴らしい展覧会だったんですね。
これはちょっと遠いからなかなか行きづらいと思うけども、ちょっとね、行っていただきたいなと思います。
はい。これはいつまでやってるんですか?
ちょっとですね、これ期間が意外と長くて、9月24日まで。やっぱりね、学園さんもおっしゃってましたけど、やっぱり暑いので、熊谷の近くなので。
とにかく暑いので、8月いっぱいにしちゃうとさすがにね、年配の方も見に行きたいっていうのもあると思いますのでね。
熱中症になっちゃいますからね。
そう、なっちゃいますから、涼しくなってからぜひ来ていただきたいというのもあって、9月24日まで開催しているそうです。
はい。
はい、ということで見どころのお展示が目白押しでしたね。リスナーの皆さんも良かった美術生の感想をこれからもぜひ教えていただけたらと思います。
はい、そして8月はちょっと夏休みをいただこうということで、次回のアートウォッチングの配信は9月になります。
はい。
そうか。次9月ということで、1ヶ月また寂しくなりますけど。
うん。8月はでもどっか行く予定とかはあるんですか?
8月、頭に福井に行きます。
おー。
漆の作家さんの工房を訪ねに行ってまいります。
そんなお話がね、聞けるかもしれませんね、ということでね。
美術館は多分行けないんですけど、行きたいな。ついでに金沢とか寄って帰りたいな。
そうだよね。
なんて思っています。
8月はどうだろうね、広島行きたいな、さっき言ったけどね。
広島行きたいです、私も。
アルフレッド・ジャーテン行きたいなと。
アルフレッド・ジャーテン行きたい。
広島はほぼ行ったことないって。
夏休みの旅行
遠いんだよね、広島ね。
はい。
新幹線で行くのも遠いし、飛行機で行くのも遠いので。
ぜひね、皆さんも多分夏休みはいろんなところに行かれると思うので、
いろいろといただいたものは9月に発表できるといいなと思っておりますので、
ぜひぜひ夏休みこんなとこ行きましたよ、みたいなものもお寄せいただけると嬉しいです。
では本日の配信はここで終了させていただきたいと思います。
53:23

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