アートテラー・とにスのそろそろ美術の話を。この番組は、私、アートテラー・とにスがアートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるポッドキャスト番組です。
本日は、Artist Live Talkの第6弾を配信したいと思います。
さあ、始まりました。番組が推した一瞬なアーティストを紹介するArtist Live Talkの第6回目です。今は2024年8月17日午後14時8分となりました。
あれ、なんで14時からなのに、みたいなことですけどね。
謎の8分があったということです。
今回は、千葉県立美術館から番組の公式Twitterで生配信です。
Xですね、今や。途中、機材や回線トラブルがあった場合は、ご容赦くださいと、改めてもう一度言っております。
ポッドキャストでお聞きのリスナーさんは、生配信のアーカイブとしてお聞きください。ということで、改めて今、生配信がスタートしております。
はい、ということで、では早速ゲストを紹介したいと思います。本日は2024年7月13日から9月8日まで千葉県立美術館と千葉港エリアでプロジェクト
海の上 茨城 康明 海風を開催中の 茨城 康明さんです。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
改めまして。
改めまして。ちょっとデジャヴ感ある。
そうですね。じゃあ簡単に自己紹介をよろしくお願いします。
えーっと、自己紹介。
はい、自己紹介。
名乗るとき、肩書きとかどう名乗るんですか?
普段はアーティストという形で言わせてもらってます。
どういうアーティストですかって言われたら、一言で難しいと思いますけど。
参加型のアートプロジェクトを国内外で展開していて、土地のリサーチに入って、
そこで歴史とか風土とか、そこの土地の人たちと一緒に風景を立ち上げていくような、
比較的長期で何年もかけたり、長いものだと15年続けているものとか、
土地と人に関わってみんなで風景を作っていくような、
そういうアーティストプロジェクトをいろんなところでやらせてもらってます。
僕も今回、自読初めましてでお会いするんですが、作品は何度も実は見てます。
本当ですか?
はい。瀬戸内国際芸術祭でもアミの作品は見ておりますし。
空アミ。
空アミも見てますし。
で、聞いた話だと、学芸員さん経由で聞いたんですけど、
なんと高校の先輩に当たるという。
ねー。びっくり。
いや、本当ですよね。
だから千葉県立八千代高校の、一応4期先輩になるってことですよね。
そうですね。直接重なってはいないんですね。
僕が卒業した後に、トニーさんが入学されたってことですね。
そうなんですね。で、うちの高校は体育家がすごい強いので、
最近だと角田夏実さん、柔道のほうが八千代高校出身ってことですもんね。
だからやっぱりどっちかというと、スポーツが強い。
しかも、この展覧会で僕が先にパーッと見させてもらったんですけど、
一室まるまる、いがらしさんの年表ゾーンみたいなのがあって。
そうそう。46年のいがらしがゼロから、ゼロ歳から46歳までわかる。
そこにも八千代高校の話が出てたんですけど、サッカー部って書いてある。
そうなんですよ。
3年間。
八千代サッカー部で、ゴリゴリ体育会系だった。
あったというか、なんなら今もそういう意味では体育会系だと思う。
そうですね。日に焼けてらっしゃるので、スポーツマンが来た感じ。
サスケに出そうな感じの方がいらっしゃった。
焼けやすくて、お日様の下に出るとすぐ焼ける。
でも毎年夏はここの頃も変わらずこんな色してましたね。
サッカー部ってことは、うちの科は要するに化精科と普通科と体科ありましたけど。
ありましたね。
私は普通科なんですけど、あまりにサッカーに熱中してたため、
後輩たちからは卒業式の日まで体育科だと思われてました。
じゃあ英知組と思われてた。
英知組だと思われてた。
英知組が体育科って。
いや、高校生しかわからない。
みんなわからない。英知組が化精科で。
そうですよね。
でもそんな感じだったんですね。
でもそこからどうやって、
だってこの業界で僕初めて会うんですよ。
八千代高校出身のアート関係者って。
私もです。
とりあえず初めて。
同胞感が急にね。
あの学校通ってて、アートの世界でお互い仕事して、
高校一緒ってね。
分部領土を立てた学校の割には、そんなに文化に力を入れてなかった。
そこまでね。
でも我々いるってことはやっぱりそれなりに文化があったのかもしれない。
でもその高校3年間は別にアーティストになりたいとかなかった?
そうですね。当時はむしろJリーガーになりたいみたいな。
3年生にして。
でもなんでまた急にアーティストの世界?
でも一緒にやってると言ったら、
みんながプロになっていったり、日本代表になっていったり。
やってるとやっぱなんか、こいつらすげえなみたいなね。
どっかで自分で自分に線引いたのかなと思うんですけど。
高校卒業して、でも高校サッカーって冬まであるじゃないですか。
中途半端で辞めちゃうと一生後悔しそうだなと思ったから、
もうやり切ったんですよ。
思いっきりやり切った後に、スポーツのトレーナーとか、
何かしらそういう現場で支える側もいいなって当時は思ってたんですけど、
でもなんか全然違う道じゃないけど、
18の自分が新しく何か挑戦していくっていうのも、
船の上で神楽を奉納したりとかっていうような時代もあって、ずっと昔ですけど。
そのイメージで、綿船が子どもオハマオリを扇動していって、
未来の千葉港の風景を展覧会の最終日の9月8日に作る。
それが展覧会の終わりでもあるけど、そこから先に、
年に一度じゃないけど、続けていけるような物語にしていきたいなというような。
海風の中で綿は船にもなって、お祭りの扇動役にもなって、
そのもともと土地の持つつながりとか、海を越えていくということか。
というので、アイコン的な役割を今後果たしていってほしいなと思っている植物という。
展覧会の最終日は、一般の方が見に来てもその儀式は見れるんですね。
そうですね。ちょうど9月8日が桟橋祭りというのが。
またいろんな祭りがあるんですけど。
すぐ隣のケイズハーバーがある。千葉港駅から歩いてくるとすぐ、あそこの港ですね。
あそこの港のところで桟橋祭りがあるので、桟橋祭りの会場で子どもたちに呼びかけたりとか、
というのを子ども大盛りの方たちがされて、海風のフィナーレと連携して、
フォートタワーの下の浜のところで、未来の風景をみんなで作ってみるというようなことに挑戦するという。
いいですね。それもあるし、綿を積んで糸になったものも、今回展覧会の会場ではいろいろなところに見ることができるということですもんね。
まず一つが、今糸が会場に張ってありますけど。
私たちが生中継している会場が、千葉県立美術館の第7展示室という空間で、
大高雅人という建築家の方が50年前に設計された美術館なんですけれども、
この第7展示室がすごい特徴的な空間で、高さが13メートル50メートルあって、
ピラミッドみたいな形をしていて、天高が高くて、横幅も20メートルくらいあるような広い空間なんですけど、
そこに2メートル40メートルの高さで、藍染めで染めた糸を3センチのピッチで空間全体に均一に張っていって。
ピリッと張ってますもんね。
糸を張って、言ったら水平線を1本ずつ張っていって海を作るみたいな。
で、来場した方は奥の方にある海のデッキに上がっていただくと、海面の上に出れて、スコーンと面が見えてくるという。
そうですね。最低限のルール、金属じゃないとか、人に危害を加えないとかっていうような約束とか、
あとサイズ感とか重さぐらいで、あとは基本的には皆さんご自身の古くて着なくなったセーターを解いてとか、
家にあって使わなくなった毛糸を使ってとか、いろんな方たちがそれぞれの素材を選んで糸の玉を作ってくれてっていうような。
ワークショップって人と会って、そこで呼びかけをしてキャッチボールの中で作っていくようなイメージがあると思うんですけど、
この糸の星、すごく面白かったのは、ワークショップ自体が自創していったっていうか。
それぞれ各ご家庭とか、学校とか、児童館とかで楽しみながら糸玉作りしてくれて。
小さい子とか、1個どうしても家持って帰りたいから、1個は顕微に送るけど、1個はもう僕が持って帰るとかっていうので。
鑑賞用途みたいな感じ、2つ。
だんだん自創していって、いろんなところで自然発生的にある種噂が広まっていくように、
糸の星のプロジェクトが広がっていって、ワークショップが広がっていって、各地から送ってきていただいたっていう。
糸の玉もよく見ると、色も違うし、形とか巻き方、きちっと真面目に巻いてる感じの人とか、
ちょっとポイントがあって。
ピロピロっとなってるやつとか、その人らしさみたいなのが形になってるなって。
見てると意外と見てられて。
鉛筆でキャンパスに線を引くこと、ドローイングとかいうじゃないですか。
でも糸って触れる線みたいなもんだから、巻いていくとその人らしさが立体化して玉になるみたいなふうに、僕も思うようになって。
それも本当に糸のプロジェクトをいろいろやっていって、お片付けしてたときに、
クラフト工房ラマノンのメンバーさんの一人の方が、お片付けしてくれて。
ありがとうって取りに行ったら、玉の形が、僕が巻いたらまんまるなのに、
うさみ君って男の子が巻いたら、ダイヤの形になってた。立体のダイヤ。
なにこれ。
なりますね。どうやったらそうなるんだろうと思う。
で、ブラジルのサンパウルの自閉所の施設に行って、ケント君が巻いたら、ケント君もダイヤの形になってた。
へー、たまたま。
地球の反対でね、ダイヤ型の糸玉を巻くうさみ君とケント君がいる。
また別でペルーのリマに行ったときに、そこも施設だったんですけど、マルセロ君が巻いたら、
玉子型になったんです。ダイヤ、ダイヤ、玉子が来て。
玉子の糸玉になり、インカ帝国とか昔の発掘調査をしてる方たちがあって、
ある遺跡の村から出てくる糸玉は、全部玉子型の村がある。
へー。
そんな話聞いたもんだから、糸の玉って内面的なものとか、
地域性とかもありそうですよね。
形になっているのは、自分の意図せぬ自分が出てきちゃう、みたいな部分があったり、
そのだけのドローイング、触れる線みたいなイメージもそうなんですけど、
その人らしさが形になっているんじゃないかなって思うようになったのと、
さっき言ったお浜折りで漁師たちがこの地で見てた満天の星空の眼差しと重ねて、
見てほしいなというところで、海折りの海面、海と糸の星の満天の星空を、
第7展示室の広い空間に空間インスタレーションさせてもらって、
大高雅とメタボリズム建築の権利を作られた設計・建築家の方の空間にも、
この点と線を通じて、もう一度空間にも改めて出会い直すというか、
こんなに高さあったんだねとか、あそこの針ってあんな形してたんだとか、
なかなかまだまだずっと見上げることないね。
意外とこの糸の星を見ていたり海折りを見ているようで、空間と人は向き合っているというか。
なるほど、しかも先ほど海の上から見えるという話で、ちょっと高さのあるデッキがあったんですけど、
あそこにさらっと望遠鏡みたいなのが置いてあったので、
よく気が付きましたね。
望遠鏡を使って自分を探してもいいんですね。
まさにそうで望遠鏡を使って自分の星を探したり、
小さい子とかも糸の星に参加してくれた子とかが来て、
じーっと上を見上げているしばらくみたいな。
あと参加してくださった方が、自分の星見つけましたみたいな方がいたり。
あと私自身、ヨットで太平洋をずっと航海していたこともあって、
その時の太平洋の水平、海面と満天の星空のイメージも、
あと望遠鏡もあって、ちょっと海の上を旅しているような仕掛けが。
望遠鏡があると、遠くに意識を働かせたり、遠くを望む感覚みたいなのが。
そっか、それで望遠鏡が用意されていた。
そうですね。
僕も実は1個作ったんですよ。
うそ!?
はい。
素晴らしい!
担当の学芸人さんで。
ほぼほぼ初期に作りました。
じゃあどっかにあるんじゃない?
あるんですけど、
トニーって書いてある?
書いてないですけど、
何か言われて、イカ玉作ってくださいって言われて、糸の星だって言われて、
いいですよって言って作ったんですよ。
だから頂いた、これで作ってくださいっていうので作ったんで、
さささっと作っちゃったんで、今来たらこんなにカラフルだから、
もう少し僕も個性出したかったんだけど。
その色で糸を染めてくださいというようなお願いをして。
それで、実際に染めていただいた草木染めのカラフルな糸とか、
黒い方に見える方も実は色幅が10トーンぐらいあって、
奥見ると色味の濃淡とか、感じ方によっては赤みとか青みとかっていうのも若干。
照明もグッと落としているので、見極めるってなかなか難しいんですけど、
実は絶妙な色味が入っていて。
それを奥から1本ずつ、あの2空間に関しては私1人で貼らせてもらって。
それで糸を貼っていくと、途中で自分がクールブレとか小堀の絵の中にいる感覚になってくる。
それも実際設営して空間を作っていく中で、面白い体験でもあったし、
大巨匠たちの作品と向き合わせてもらうという意味でも、
すごく贅沢な時間だったなというふうに振り返ります。
でもそれこそ最初のお話で、
井上さんはもう最初からフィールド、美術館ではないって言ったじゃないですか。
だからそういう意味では相当珍しいというか。
初コラボですか、こういう美術展示作品との絵画とのコラボっていうのは。
そうですね。
芝ケネツ美術館が近代絵画であったりとか彫刻であったりとかのコレクションをし続けている歴史ももちろん、
美術館としての歴史があって、実はその2つの空間も、
開館当初の頃にコレクションしたクールベーと、
少し時代が流れていって土地にゆかりのある小堀進むとかっていうコレクションの傾向の
50年の歩みじゃないけど、そこも少しあったりとか。
でも本当僕自身、さっきも言ったみたいに美術館でやるっていうのは初めてですし、
コレクション作品とコラボレーションするっていうのも、初めての体験で終わりました。
でもそんな一方で最後にこれだけお聞きしたいんですけど、
館だけじゃなくて実はこのエリアでも、最初千葉港エリアって言いましたけど、
外でも作品が行われているんですよね。
階遊型の美術展覧会の形式を持っていて、千葉港エリア一帯を使わせていただいて、
県立美術館を中心に、ターミナルみたいな役割で、
ここから三橋広場、千葉ポートタワー、千葉ポートパークと、
屋外にも作品が屋外インスタレーションという形で展開させていただいております。
それこそ僕が瀬戸内で見た空網、このカラフルな網、この作品も今回見れるんですよね。
あります。
これはどういう感じで作ったんですか?
先ほどもご紹介いただいた海風狂うホランティアサポーターの皆さんと、年内入ってからですかね。
3月ぐらいに見るのがあって、
18番。
素晴らしい記憶ですね。
確かに。いわゆる漁師編みみたいなものをカラフルな糸で作っているんですけど、
これは手編みなんですね。買ってきたわけじゃなくてということですね。
色のついた糸を、魚毛を編む手法で編んでいくっていう。
僕は世界、空網って作品なんですけど、網を編むことで糸を返したコミュニケーションの時間。
おしゃべりしながら編んでも楽しいし、実は黙々と黙っててもあっという間に時間が過ぎていくぐらい。
なるほど。
網の編み方って世界中実は一緒で、
遥か古代から使っている道具も洗練されてデザインが完成しているから、ずっと昔から変わってない。
変わりようがないんですね。
瀬戸内海だと竹で編み割りが作られてたりと、
ここの方に行くとその素材が菓子の木になったり、
ニュージーランドだったらマヌカハニーのマヌカの木で作られてたりとか、
だけどデザインはほぼ一緒。
僕は世界と繋がる海辺の書作って呼んでるんですけど、
網さえ編めれば、世界の共通言語じゃないけど、
色んな海辺の人たちと一緒に作業ができて、
空網自体は編む時間を楽しんで、最終的に空に掲げるんですね。
そうすると、網の目を通じてその途中の風景を捉え直すというような、
最終的にはインスタレーション作品になるという。
今も実際、編まれたやつがいくつかもう置かれてるんですね。
そうですね。開幕前に64メートル幅、高さ5メートルの網を編みまして。
これがどこで見れる?
三橋広場。
先ほどチラッと出たところですね。千葉港の三橋。
海域が始まってから、編む時間が楽しくて豊かだよねっていうのを、
クルーの方たちからご意見いただいて、
海域中もなるべく編むことに参加できる機会を増やしたいねというので、
今目の前にあるのはちょうど残りの24メートル分を、
海域が始まってからこの1ヶ月くらいの間に編んだ。
なので、今目の前にある24メートルが64にくっつ。
連結して88メートルになって完成するっていうような。
この完成がなんと今日この後。
この後完成させに行きます。
だからもしこれ今聞いてて千葉、この近隣の方は今行けば4時ぐらいからって言ってました?
人手が欲しいので。
三橋広場に集まっていただければ、一緒に完成できるということです。
お手伝い願います。
ぜひぜひ見ていただきたい。
これは期間中ずっとじゃあ、明日から88メートルの状態で。
屋外に展示させていただきます。