1. そろそろ美術の話を...
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2023-08-12 1:00:49

#089 玉田多紀の段ボール物語 後半(造形作家 玉田多紀)

造形作家 玉田多紀さんをゲストに段ボールを使った制作について伺いました。

⁠⁠https://sorosoro-art.vercel.app/ep/089 番組の感想は、⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠#そろそろ美術の話を⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ でお願いいたします。

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Guest Profile

造形作家 玉田多紀(たまだ たき)

  • 1983年兵庫県生まれ 2007年多摩美術大学造形表現学部造形学科卒業
  • 古紙ダンボールのみを使用し生き物の造形美や性質をユニークに捉えた立体作品を制作。
  • 国内外の展覧会、ウインドウディスプレイ、TVメディアやワークショップでも精力的に活動。
  • ダンボールの強度と柔軟性を生かした独自の技法を美術教育の現場でも広めている。

Show Notes

玉田多紀さんについて

美術館での展示

サマリー

玉田多紀さんがゲストとして迎えられ、アートに関するトークを行っているポッドキャスト番組です。玉田さんは湿気に弱い段ボール作品を制作し、湿気対策をしないことで作品と段ボールの特性を尊重しています。また、玉田さんは一人で作品を完成させることにこだわり、仕事を断ることがない姿勢を持っています。段ボール箱を肋骨にする技術が考案され、体の中を完成させる方法が見つかります。その後、玉田滝は自立するブラキオ・ザースを完成させ、美術館で展示する機会を得ます。玉田多紀の段ボール物語の後半では、子供たちが美術館を楽しめる場所を作るために、絵本をテーマにした展覧会を企画した話や、絶滅危惧種をテーマにした作品の制作背景など、展覧会の裏話が語られています。2日では足りないというギャラリークルーズで喋りたがる作家、玉田多紀さんの新しい展示会です。音声ガイドやキャプションも充実しており、作家自身が初めて人間をテーマにした作品を制作しました。子育てと作家活動の両立についても話されています。私がアップすることにより、子育てについての思いや感じが深まり、一つの作品が生まれました。ワークショップも開催されており、参加者は5歳から80歳までです。ミッドタウンでもワークショップや展示が行われています。また、作品集も出版されており、展示風景も収めましたのでご覧ください。

00:03
はい、アートテラー・とにのそろそろ美術の話を、私アートテラー・とにがアートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるポッドキャスト番組です。
アーティスト玉田多紀さんの経歴
今回は前回に引き続き、アーティストの玉田多紀さんをゲストにご経歴を交えつつ、美術についての話を続けていきたいと思います。
はい、ということで前半お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
毎回自分でも前半お疲れ様でしたって言うんだけど、こんなに疲れてるのは初めてかも。
すげー疲れた。
ヤバー。
玉田さん全然疲れてないっていう。
乗ってます。
乗ってますよね。
初疲れさせるゲスト。
記念すべき初ゲストです。
初を取りました。
よろしくお願いします。
話したいことがまだまだあったわけです。聞きたいこともいっぱいあるわけですから。
湿気に弱い段ボール作品の制作
段ボールの作品が湿気に弱いことに気づきました。
強制終了だったら。
知ってたよね。きっとね。湿気に弱いのはね。知ってたよね。
いやいやいや、言われてみたらですよ。
それはもう今は湿気は対策はできるようになったんですか?
いや、できないですね。湿気対策はしないってことになりました。
結果として。
結果は受け入れる。
で、湿気ででも吸っちゃって、でも夏に出す。
その時にちょっと形がまたちょっとだけ変わる。
そうやって呼吸することによって生きてるっていうのが段ボールを尊重するやり方だから、対策しないほうがいいんだって思ったんです。
でも日本の木造家服もそういうもんね。そういうことだよね。
呼吸してるからそれで同じように生きてるし、そうすると呼吸させるとやっぱり劣化してく。経年変化してく。
で、太陽の光浴びると紫外線で薄くなるし、そういう結構早くから薄くなっていく色が。
そういうことも分かって、だから一緒に過ごしてるんだっていうか、老化してるっていうか年を重ねてるっていう風に受け入れるしかないって思った。
それを食い止めようとすると何か塗りたくらなきゃいけなかったりとかするから、そうすると色が変わっちゃったりとか、
段ボールらしさがなくなるし、段ボールを使う作家としてなぜそれを使うかっていうところをもうちょっと考えなきゃいけないってなったときに、
この腰段ボールが呼吸する、劣化していくところを作品として受け入れて作品化していくっていうことが一番綺麗な形かなっていうのにたどり着いた。
僕もこの前、いわゆるギャラリークルーズですか?
友田さんのギャラリートークの中で色々な話を聞いて、うんうんって聞いた中で印象的だったのが、メンテナンスは私が生きてるうちやりますからっていう人。
それは作家としてのすごい力強さな感じだった。
嬉しい。木造とか神社とか寺とかもやっぱり直すじゃないですか。
そのまま保存するっていうことをしないっていうことでできないとも言えるし、そういうものであっていいのかなって。
だから私もあんまり売買されないんですけど、作品。
これは大きな特徴です。
なるほど。
メリットでありデメリットであるんですけど、売買しないから全部自分で収蔵してるんだけど、
だからなんでされないかっていうと、美術館にも収蔵しにくい。
どうなるかわからないし、そんなに何年保存できるんですか?
わかんない。15年しかやってないから。
確かにね。
でもなんかおばあちゃん家に昔からあった段ボール引きずり出したら、そのまま形は保ってて、でも虫がちょっと食ったりとか、場所によってはかびたりしてる。
あれと同じですよっていうことだから。
よっぽど換気がされてる収蔵庫だったら全然大丈夫だと思うんだけど、学芸術館はもちろん怖い。
怖いから受け入れられないっていうことなんでしょうね。
そうか。でも依頼としては、そういう企業とかから作ってほしいっていう依頼は結構来るってことでしょ?
そうなんです。その時にどう対応するかってなって、呼吸するんで壊れますからなんて言えないし。
そうなると、段ボールの造形の特徴は大きなものが結構手早く作るんですよ。
早い作るの。それが最大の特徴で、大きなものでも空洞だし、作り方がわざわざ詰める必要がないっていうものだから空洞になってるんだけど、
そうすると大きなものを短時間でどんどんどんでできる。
でも時間をかければかけるほどやっぱり手が入るから段ボールの厚みが出てくる。
そうすると頑丈になって重くなる。
動かそうか倒そうかなんでもないって頑丈なものができるんだけど、手早く作れば作るほどやっぱりちょっと運ぶときにビリッとなったりっていう。
かけた時間と、時間というかどれだけ手を入れたかっていうので頑丈さが決まるってことがわかった。
だからもう納品するってなったら結構ちゃんと手を入れてガチガチに作るっていうことになるっていう。
そうやってガチガチに作れば結構な強度は保てるんだ。
だから全然大丈夫。
ちょうどね、2011年ですよ。作ってたの。3月の12日納品。
あらあら。
そう、まさに。で、あ、うそ、14日。
すみません、14日。
前半で言った、とある会社に頼まれた像を作ってほしいだとかキリンだとか。
納品日が決まってて、さあもう納品だって言ってキリンのお尻だって立てかけてて。
で、地震があったから、わーって見に行ったら倒れてたんだけど、全然平気。
へー、そんなに強くない。
だから、深度5度に耐えられるっていうお墨がついたの。
なるほどね。
これね、全然大丈夫だったって。
だから強度バッチリっていうことがわかった。
へー。箱舟って重さはちなみにどれくらいなるものですか?
重さはやっぱり入れれば入れるほどだけど、自分が持てるぐらいでは止めてて。
だから、何キロ持てる?100は持てないかな。
まあ、そりゃそうでしょうね。
でも、持ち上げるというよりかは、毛布引いて乗せて引きずる。
で、台車に乗せて何とか斜めにすればトラックがズルンとかって行くんですよ。
全然いけんの。
持ち上げられないって言うけど、全然いけんのね、テコの原理使えば。
うんぽんみたいな話で。
一人での作品制作と仕事の姿勢
作家だからできるわけで、業者さんがそれやったらちょっとえ?ってなるよ。
なんか何でも一人でやらなきゃいけないって思ってるから、そういう作を見出して全然できるっていうことがわかって。
これがチームとかでやってたら重い。石とかだったらチームじゃないと動かせない。
そうなると、そもそも一人で運ぶって考えじゃないから、いろんな運び方の手段があるけど、
そもそも一人でやってるから、一人で運ぶ手段は知ってる。
あー、そっか。
でも、郵送の時にはちゃんと運ぶスタッフの人が、2,3人でひゅーって。
一人で引きできるとか思うけど、みんな丁寧にどこ持っていいんですか?みたいな。
その辺でとか言いながら、ちゃんと運んでくれるっていうね、そういうことができます。
でもだってもう15年もやってて、仕事もそれなりにいろんなところで呼ばれてるから、アシスタント雇うはなかったの?
いやー、なんかね、ないかな。
じゃあ今後も一人でやってる?
なんか雇うとなると、その人の面倒を見るし、やっぱりどうなるかわからないし、
っていうかその必要性がまなくって。
へー。
なんか自分のできる時間の中で、これを完成するための方法を考える。
だからできないことがない。
なるほどね。
で、この恐竜を作ってくれって期限は2ヶ月ってなったら、じゃあ2ヶ月で作るために考えればいいだけで、
だってやったことないから、基本的には5ヶ月なんてできませんってことはなくて、
じゃあ2ヶ月ですねってミッション。
え、じゃあ結構仕事は全部断らないタイプ?
だし仕事は断らない。
おおーすごい。
基本的に全部受けて、どうしてもかぶっちゃって、バッティングしたときは、
日程変えてもらって、全部をやる。
それが全部多分課題で、私のミッションでやることによって成長してきたから、この15年が。
だって断る理由がないっていうか、できませんは言えないし、
だったらやるしかなくって、できますとりあえず言う。
そこから考えるみたいな感じのやり方ね。
なんかそこはわかるっていうか、
俺も1回も仕事断ったことないし、無茶振りされてもやりますだったんだけど、
最初のときに自分の気持ちが湧き立つからやれるみたいなのあったじゃないですか。
俺はそこは意外と自分が気乗りしなくても、まあいいかやるかって思えるんだけど、それは大丈夫?
そこはやっぱりあるときやってくる。
やっぱり?
それはやっぱりそろそろもう造形方法確立して、
これはいける2011年になってる。
そこからはだって、もう1回いくらかで売れてるから、値段がついちゃってるから、
そこから先はやっぱりお金とも相談になっちゃうんだよね。
そうだよね。
でも質的に名前知らない、ダウンホール立体作ってる子で、
安くやってくれるだろうって来るから、それに対してどう立ち向かうか。
すごいね、なるほどね。
プロフィール並べたところで、知らないでしょ、美術界隈じゃなければ。
たまび出たくらいしか何の取り柄もないっていう。
そんなことない。
何のある賞もらってるわけじゃないし、
いざ行ってみたら途端の屋根だったりとか、
いざ行ってみたら隙間産業みたいなことをずっとやってきて、
それをミッションとして技術上げてきたから、まだまだ断るはできないけど、
それでやるの?みたいな時はありますけど、
でもその課題を自分に寄せる術はある。
それは偉いね。
言ってきたことをやったことない。
恐竜が一番大きいけど、恐竜作ってほしい。
恐竜は一体持っておくといいなって思った。
武器として?
武器として。
恐竜作れるっていうの?
作れるっていうこともあるし、
一個大きいの持ってたら、これはちょっと食っていけるなって。
一番大きなネタなんですよ、私の。
一本持っておくといけない、絶対受けるやつ。
それを作らせてもらえるチャンス。
鉄板ネタね。
鉄板ネタをビビタル予算でも出て作らせてもらえるなら、
後じえの沈力でなると。
なるほど。
なるから、じゃあやる、やります、何でもいいって言うから、
じゃあ難しいやつだってなって、
首長竜だって、ブラキオザウルスだって。
それで作るようになるんだ。
ブラキオザウルスなんて絶対難しい、長すぎるし。
首はどうやって自立させるんですか、そしたら。
どうしよう、私。
とりあえず細長いんでしょ、っていうやつ。
段ボールをこんなもんかな、それを棒にして顔みたいに細長いものはできる。
尻尾、細長いものができる。
同じ足、細長いものが6本できて、さあどうしようってなるっていう。
胴体がやっぱり2メートル超えのでっかい筒を作らなきゃいけない、胴体の部分を。
それに差し込んで立てるってことは結構なしっかりしたものじゃなきゃいけないから、
そこで初めて中の骨組みを作るってことになったよ。
首の中のってこと?
胴体の骨組み。
首はただただ段ボールの筒状のものだった。
筒にすればいいから。
肋骨としての段ボール箱の技術
それで顔つければ首なんだけど、
体の中はどうこの塊作ればいいか。
段ボールを重ねていったら大変だし。
肋骨的なものが必要になってくるってことだ。
その時に段ボール箱を肋骨にするっていう技術が編み出された。
これは誰もやったことがないでしょうね。
背骨もないから。そもそも恐竜作ってないからわかんないんだけど。
こんなことは段ボールを握った人にしか思いつかない。
多分言わなきゃ誰も気づかない。
しかも見れないんだもんね。
今聞いたところで背骨があるとか肋骨があるとかわからない。
中だけの話だよね。
中だけの話だよ。
これもういけるじゃん。
きっと何でも作れるって。
立てる時に胴体できた、はめてみる。
全部で全長6メートルだから。
その時は私はでっかいアトリエに引っ越してます。
6畳ではありません。
どや顔だったな今の。
誰か見せたかったわ今のどや顔。
200平米のアトリエを手に入れております。
だから出すのも楽だし。
中で作れるし。
使いちゃった。換気がちゃんとできてるところで。
足場みたいな机を置いといてその上に乗って良い衣装とか。
とにかく立てるだけでも1日がかりみたいな。
立ったよし机離した首ドーンみたいな。
何回も繰り返す。
結局首はどうやって打ち入れるんですか?
重いんだって。
首は空洞。
尻尾は詰める。ぎゅうぎゅうに。
尻尾は下に行っても良いから。
重さのバランスを取らなきゃいけないってことがそこで分かる。
足は詰める。
自立させなきゃいけないから。
首からの骨は長めみたいな。
長くさせば軽い首がちゃんと立ち上がるみたいな。
首の骨も長めにしておいた方が良いって事?
それもぎゅうって入れなきゃいけない。
すかすかだと首がブルンってなって下に落ちちゃうから。
それこそ別に中は見えないんだから、
段ボールじゃなくても良いじゃんってちょっと思っちゃうんだけど。
そこは段ボールにこだわる。
ブラキオ・ザースの自立
それ以外の仕組み使えるのにどうやっていいか分からないし。
プラスチックのとか針金とかでやれば良いと思うけど。
そこは段ボールにこだわる。
100%段ボールですって言ってたけどこの通り。
考えなかった。
その場であるもので何とかするっていうのがコンセプトにあったから。
段ボールしかないし。
でもそれは今でもそうなの?
今でもそうです。段ボールだけで。
それが立った時に夜中にデカいアトリエで
立ったのブラキオ・ザースが。
うわー立った!
インデペンデンスっていう自立っていうタイトルがついた。
その自立は彼が自立した。
ブラキオ・ザースが自立した。
私いけるな。これが本当にサッカーとしての自立だって思った。
その日、その夜。
感動的な。
感動的な自立だった。
クララが立った以来の自立の感動の日ですね。
立ったってもう。
いけるなって。
本当ビビタル料金のミッションだったけど
私にはかなり大きな成功だった。
それが2010年?
12年だった。
でもそこからちょっと不思議。
その12年じゃ。
今回、ひらつかし美術館の話してあげたいなと思ってはいるから。
今このブラキオ・ザースひらつかし美術館のエントランスにいますから。
この話聞いてから見に行って。
あの首ねーって思うから。
自立したやつだってみんな見るからね。
ちょっと今回首つってますね。
11年経つとやっぱりね。
同じく年取るんだねって。
手ぐすみたいなので。
本当は立つんだよ。
でも途中で頭下がっちゃうんでね。
やっぱりちょっともう10年経つと。
回帰があるからね。
危ないしね。
触りたいから。
危ないから一応首つってますけど。
ちゃんと自立するからねって。
ここに置いておきますよ。
それは言っておいてください。みなさんにね。
そこは無料で見れますからね。
700円払うともっとすごい世界が見えるっていうね。
美術館での展示
お話をお送りしたいと思います。
始まったよ。
じゃあさらっとでいいんだけど。
美術館に呼ばれるようになったのはどのタイミングだったんですか?
初美術館は10周年の2016年のタイミングで。
岡崎世界子供美術博物館。
あそこからの依頼で古典だったの。いきなり。
すごい。
いきなり古典だ。
あそこも結構広い。
奥の展示室も全部使って。
いいって言うから。
ありったけの作品持ってって。
そこのために大きいのを作らなきゃいけない。
さらに作ることになるんだけど。
初でいきなりバテキされて。
しかもその時期は岡崎市市政100周年。
すごい。岡崎市の方でしたっけ?
違う違う。
縁のゆかりもないんですが。
たまたま100周年何やろうで沸き立って予算ありますの時に。
たまたまテレビなんか出てて。
そのテレビを見た岡崎市で色々仕切ってる校長先生が。
この人だってなって。
学芸師さんとかじゃなくて校長先生?
校長先生が岡崎市の子供美術館にこの人をやってって。
すごい力を持ってる人がいたんですよ。
その時期に野外で造形パラダイスっていう岡崎市内の小中学校全員の野外展。
それも格下のことになり。
そうこうしてたら。
市政100周年で何やって欲しいかってミッションがあって。
小中学校の野外展全員展は岡崎っ子展っていうのがとても有名で。
何十年も続いて大々それがとても有名な愛知県で。
なんだけど幼児の部がないっていうのがずっと気になってて。
やりたいって。そこやってくれって。
じゃあ幼児何人いるんですか?
年長さん?3300人。
ちょっと桁が違ったな。
3300人?
聞いたことない。
じゃあやりましょうって。
3300人と玉田滝手にしようって。
すごい。
やりますって言ったの。
すごいね。やっぱそれはすごいわ。
さすがに俺でも3300よ。
300でもびっくりしたけど。
言ったんだ。
でもよく考えたらそこが所属している保育園に幼稚園があって。
それが結局何十円かある。60円ぐらいあるかな。
その先生たちにレクチャーしてそこから持ち帰ってもらって各子供たちに作ってきてもらうっていう形にしようって。
先生ワークショップをやるんだけど。
一緒に展示するから。
一人分の大きさはどれだってなって。
一人分がはがき台ってことになった。割り出すと。
とは言っても3300枚のはがき台が。
でかいでかいでかい。
それで壁を使ってくださいって。
それこそ立ち戻った大学生のときに作ったレリーフ状の作品。
あれをやってもらおうってなって。
園児一人はがき台ぐらいので。
レリーフ状で好きに作ったものを園児一つの形にしてまとめて鯨とかでもいいから。
で海だった。
でイカとか何でもいいのでそれにペタンっていう平面で出してくださいって。
それを60何点を壁にとにかく貼りまくるって。
へー。
それで収まったの。
すごい。でも圧巻だった。
圧巻でした。
でも自分も寄っては見たもののどうなるかわからないわけじゃない。
出来上がったものを見たら感動的でした。
いくらもらえるのかなーってちょっと思ってたのさっき。
私はこのミッションを一旦いくらでやらされるんだろうかみたいな。
美術館っていくらくらい?
2年前から抑えられる。
2年前からもう。
予定やね。
2,3年前からこんなことやりますのミッションの。
もうそうなると岡崎市の担当者がついて。
その人が事細かくスケジュールを管理してくる私の。
それのためにマニュアル作りをやってくれたりとかずっと来る。
それをずっと管理して。
私はいったいいくらもらえるのかわからない。
そんなにいくらですかなんて言える立ち位置でまだ2016年なんて。
まとまった額もらいました。
よかったよかった。
ほんとによかった。
もらった?
もらった最後。
ちょいちょい聞いた。
4世紀100周年ってやっぱり予算大きいんですかね?
よかった。
最初的に岡崎市の闇を斬るみたいな回になるのかと思っちゃったよ。
違う。
番記者みたいな回になるのかと思った。
なんか怖かった。
よかった。
でも何を隠そう。
その時の学芸員がすごかった。
全部託してくれて。
でもそれはいいね。
この勢いで仕切りたがりの感じだから。
玉野先生全部どうぞやってください。
好きにやってくださいみたいな。
なんもやらないんだねみたいな感じですけどね。
やるもんなんだって初めてだからビジネス学校。
確かに確かに。
やるもんなんだって図面から全部書いたもんね。
でもそれはなかなか効かない。
だって今回の展覧はさすがにやってくれたでしょ?
私が書きましたけど。
書いた?
学芸員さんちょっとこんな配置かな。
そんなんじゃダメだなと思って。
結局自分でいられて全部書いて。
でも自分でやるほうが合ってるんでしょ?
合ってる。
それをやることで空間作りがあってイメージをして。
じゃあどんな雰囲気でどんなテーマで。
でタイトルどうだって。
全部込みでじゃないと。
作品を作ってそれを置くだけじゃない。
私の展覧会の特徴は作品を綺麗に置くことじゃなくて空間をどのように味わってもらうかっていう。
空間作り全部が作品だからやっぱり全部のイメージが入らないと何も思い浮かばない。
どのラインナップでどんな環境で見てもらって最後どんな気持ちで出てってもらうかっていうのを全部計算したい。
それを作ってて初めてタイトルがふっと思い浮かぶみたいな。
じゃあ今回の展覧会のコンセプトがまず先なんだ。
うんコンセプト先です。
今回のコンセプトはちなみに。
今回のは一つ一つの作品が部屋なんだけどその部屋を絵本のページをめくるようにめぐっていってほしい。
この部屋ではこれする。この部屋ではこれする。
ちょっとミッションとかあって。
ちょっと体験できる。
体験して注文の多い感じだったりとか。
いきなり山かな森かなと思ったらザブーンと海の中に入るとか。
最後なんか作家の部屋でこんな人だったんだって終わるみたいな。
完全スプラッシュマウンテンをイメージしてるわけですよ。
落ちるの一回。ジャングルクルーズじゃなかったの。
ワーってなって最後ワー楽しいって帰るって。
子供たちのための美術館
もう一回乗りたいみたいなんで何回もしてもらうみたいな。
そういう絵本のページをめくっていくような展示にしたい。
その設定がもう絵本だから子供たちとかがとにかくこの美術館ってものを好きになってほしいし
美術展ってものの初めてこれ大好きみたいな何回も見たいっていうものにしたかったの。
美術館とか美術展しかも美術館っていうところだと遊び場じゃないし肩苦しい。
敷居が高い絶対あって大丈夫かな連れて行って。
うるさいけどうちの子。
お子様連れの方は迷惑気にするって言いますもんね。
ベビーカン入れるのかなとか抱っこだったらしんどいなとか触っちゃったらどうしようとか
絶対あるのに全部大丈夫ここなら大丈夫を作りたかったの。
それがまず初めにあって子供たちが絶対的に自由に美術を堪能して体感して
気持ちを抑えられる触りたいとかあるからそういうことも全部できて
美術ってなんだろうみたいなどういうものかって入門編でありたいと思って
そのためのやつを考えたら物語って言葉が出てきて
ダンボール物語っていうタイトルになった。
でも確かに展覧会のロゴもちょっと絵本っぽい。
言われればそうだ絵本っぽかったなって思った。
展覧会とデザイン
それに全部合わせてもらって。
今回はチラシってすごい重要じゃんビジュアル。
ビジュアルを結構いろんな展示やってきたけど
デザイナーさんと会ったこともないし伝えきれないこともあるし
出てきたものに対してあんまり文句言えないっていうか
じゃあ自分でやると思っちゃうから。
でもやっぱデザインって持ち合い持ち合いで絶対できない。
出てきたものしか文句できないから言えなくて
でも今回だけも絶対に一からやりたいと思って
自分でデザイナー指定してこの子でいきたいって
自分の思いを伝えてこの雰囲気っていうので考えて
タイトルも全部その子と一緒に作って。
これめちゃくちゃいいよね。出来上がりどうでした?
もうこれこれみたいなこれよって
これ着るわみたいな感じにしてよ私。
それくらい?
それくらいこれと一緒に寝ますみたいな感じで
本当に一番目指せたもののビジュアルができた。
でもこのビジュアルは3年前に思いついてて
ふとこの話が来て決まった。
2年前から作り始める時に
絶滅危惧種でいこうって思って。
絶滅危惧種のテーマと作品制作
作品のテーマとして?
絶滅危惧種でその動物たちが
この孤島の中で集まって
ふわっと人間たちを冷ややかに見るとか
なんかちょっとそういう現世と来世とか
そういう曖昧な位置に動物たちがいるって
イメージがパッてあって
スキッチしたの珍しく。
描かないでお馴染みの?
描かないでお馴染みなのに
一応絵描けますって感じで描いて
これだっていう日付ちゃんと2021年の月って
入れといたんだけど
そこからイメージがどんどん変わっていくんだけど
そのイメージのままこれとここまで。
今回メインビジュアルでオラウータンダとか
カメレオンとか
ハシビロコンもいたりしましたけど
絶滅危惧種にしようと思った理由って何かあったんですか?
絶滅危惧種とのテーマとの出会ったのが
2020年なんですけど
その時に依頼があって
絶滅危惧種展をやるんだけれども
タンダさんって絶滅危惧種作られてますよねって
言ってくれたんですよ
どういう依頼?博物館的なところですか?
ハンキュウ梅田さんから
企画の人から問い合わせがあって
絶滅危惧種作ってませんけど?
絶滅危惧種オンリーではないし
ゾウとかシマウマとかライオンとか
動物の代表格をとりあえず作ろうとなってるし
私のテーマは
ダンボールをどれだけ自分のミッションか
だから作る媒体は
そんなに何でもよかったりしてきて
そのうち作ってる生き物が自画像なんだなって思って
自分に隠された性格を動物に投影させるとか
って言って作ってたんだけど
動物っていう代表的なものが
大体全部絶滅危惧種だったっていう
人気のあるやつはってことね
じゃないものって言ったら
猫、犬、豚とか家畜じゃみたいな
そういうのは非絶滅というね
そういう風に大体絶滅危惧種だってことに気づいたの
あんま猫とか犬とか作ってない?
だからサイズの問題もあるんだよね
前半でそう言われてたけど
大きなものを作る傾向になると
それが絶滅危惧種なんだ
特徴的な性質を自分の性格と絡ませるから
サイダーとかそういう風になってくる
変われないやつばっかり
変われないやつばっかり
そうなってくるとそっちに行って
そこで初めて
私すごい失礼なことしてたと思って
動物に対して
だから軽い気持ちで動物をテーマにして
乗っかってやってきて
分かりやすいしとかニーズあるしみたいなところで
ちょっとお金もらってみたいな
なってたところでガッツーみたいな
動物テーマにやるのに
その動物が抱える問題を全然リサーチしなかった
初めてちゃんとした社会問題とぶつかるタイミングだった
で、絶滅危惧種調べれば調べるほど
いや、やんなきゃダメじゃんって
で、もう時はSDGs
あんま言えてなかったけど
で、もう段ボールになっちゃって
私は昔からやってますけどみたいな
そうそう、だからSDGsの作家さんって思われてるけど
12年やってるんだもんね
やっと時代がついてきたみたいな話で
今は聞いて分かったけど言えてないんだもん本人
全然だからとかでもなくて
その場にあるものをなんとか臨機応変に
作り変えるっていう精神がSDGsだったんだ
言葉は知らなくてもやってたわけですもんね
そう、だから
その中の一つにやっぱり生物を守るっていうものもあったりして
何かが組み合わさったっていうか
自分がやってきたことと
自分が立ち向かなきゃいけないテーマと
与えられたミッションっていうのが
ガッチってハマったの
あ、ここかってなって
じゃあ今後のテーマは絶滅危惧種だってそこから決まった
その時に一番最初に作ったやつ覚えてますか?
そのなった瞬間から
なった瞬間は
サイ
サイ本当に何回も作る
サイは代表格絶滅危惧種の
調べるほど人間が原因過ぎるってところにやっぱり行き着いちゃう
人間がほしさ、角ほしさとか薬ほしさとか
トロフィーにしたいとか
そんなんで生き物たちをすごく傷つけてるし
自分たちの暮らしやすさのために地球を傷つけることによって
生態系に全てに原因が行くから
人間っていうのが完全に害じゃんって
人間なんていらないよみたいな
っていう答えしか生み出せなくって
でもそれを人間である私が
どんな風に何を発表していいか分からない
だからひとまず2020年の時は
知り得た情報を形にするまでしかできないっていう
そこから先私はここから20年かけて
答えを出していくっていうテーマになって
だからサイは代表格で作って
その角っていう部分に何か手を加える人工的なもの
そもそも段ボールが人工的なものなんだけど
さらに人工的になるわけなんだけど
そこに段ボールで花を作って
花っていうのはフラワーの花を作って
紙のペーパーフラワー
綺麗だしなんだけどものすごい人工的なもの
それを角にたくさん添えて
そのイメージとしては灯らうみたいな感じがあって
観音家の中に花で敷き詰める
そんな感じで生き物たちを最後に灯らう
自分たちのせいでいなくしたくせに
自分たちが最後に花を灯らう
ものすごい何やってるのって話なんだけど
でもそれが人間なんだ
人間ってあるものみたいなものの集合体にしたくて
人工物で作った際の角の部分に
人工物の花で灯らうっていう作品ができた
そこから何か動物の中のきっかけとなる部分
人間がすごく気にする部分好きな部分を
そういう花とかそういうものを加えて
なんでそこに花があるか
なぜならばその模様が可愛いって言ってるんでしょ
人間ってやつはみたいな
そんな風に加えていった
ハシビロコなんかも背中にいっぱい花がついたりしたのも
そういう視線を浴びてるってこと
そういう視線をたくさん浴びて
人の目みたいな
数奇な目みたいな感じ
ハシビロコのとってはただただ邪魔でしかないんだけど
すっげえプレッシャーだ
いつ動くかいつ動くかみたいな
今じゃないだよとか思いながら
ジーとなってるみたいな
そんな感じの背中に背を合わすっていうので
信仰的な花を添えるっていうのをやったりとか
そういうテーマで一致して
絶滅危惧種の中で一番重要なのが
今までコシダンボールって言ってきたのに
コシらしさを隠すっていう
コシの特徴といえば
買ってきたダンボールと違うことは
印刷されている
ジュースの名前だとかメーカーの名前
ああいうものさえ出せばコシってすぐわかるけど
裏返して全部消してきた
これまではね
消すことによって
ダンボールの中の微妙な色の違いとか
質の違いを見せる
見る人が色塗ってるのって言ってくるわけですよ
それくらいダンボールに色の違いがあることを
塗ってないけど見えるっていうことがわかったから
やっぱり印字面を隠して
ダンボールの素材の
もっと目を超えさせたいっていうのがあって
やってきたんだけど
いつこの印字使おうかなってずっと思ってて
実験してる時に
人工物っていう人の手
消費っていう答えにたどり着く
人間の消費が地球の原因
消費だって
それが印刷
なるほど
私で初めにやったのは
うちで出てきたダンボールを
水とかウーロン茶とか
アマゾンだとかおむつとか
そういうのの外ずつ見せると
うちで出てきた消費の跡
なるほどね
それをしまう間に背負わせるとか
そういう風に初めて
コシダンボールっていうのと
作品とテーマと私のやりたい
目指すものがガチっとしたのが
やっぱり絶滅危惧種っていうテーマ
でもそのタイミングがちょうど
この古典であってよかったよね
ここからまた進化していくんだと思うけど
ほんとここに向かってたんだなって
運命感じちゃうみたいな感じ
やっぱりコロナであって
スケジュールが前後してもダメだった
今だった全部
確かにね
今やりたいことを全部詰められたのが
この平塚集日館
このイメージしてた
ギャラリークルーズの新展示会
絶滅危惧種っていうエリアも作れたし
本のページをめくるように
換気を持たせて
部屋の設定も全部できたし
ライティングもちゃんと思い通りに
やってもらえたし
さらにこの喋りたがりの作家の
この話をお届けするには
ギャラリークルーズの2日じゃ足りないって
2日じゃ足りないんだけど
どうする?
ずっと張り付いていようかなって
あの2週間の時のように
横浜の2週間の時
ボタンを押してもらったら
喋ろうかなみたいな
音声ガイドがあるじゃないかって
音声ガイダンスって
みんなヘッドホンで説明を聞くんだけど
あれをもうちょっと
作家で全部作ってやると思って
書く部屋10本
QRコードあってね
QRコードを順番に読み取ると
こんにちはって
本人が喋るね
今回はラジオ感覚で聞いていただければ
と思います
ではどうぞみたいな
すごいよね
作家自らやってるの初めて見たもん
それをやろうって
私がそこで喋れば
いらない人は聞かなくていいし
見たい人は見る
さらにキャプション
キャプションも結構書くよ私
テキストの分量を読んでほしいし
伝えたいし
説明じゃなくてその物語を書きたい
作家の背景や
愚痴なんかも書きたい
それを読んでくれた人は
さらに面白く見てくれるし
さらに音聞いたら
より楽しい
音声ガイドとキャプション
何回も何回も楽しめるっていう
そういう仕掛けを
たくさん作ってやるっていうのも
完成形
完成形なの
あともう一個
これは絶対言っておきたかったな
たぱなさんって動物の作家さんって
印象が強かったから
今回人間もね
ありがとうございます
すっかり忘れてました
動物しか作ってない気になった
俺もイメージがあったけど
今回人間をテーマにしたものも
実はこれまで作ってはいたって言ってたけど
ありがとうございます
最後の部屋に一つだけ
うって変わって
すごい美術家みたいな感じの
作品をきちんと展示する
って部屋が出てきます
今までは森かな海かな
最後いきなりカチンみたいな部屋があって
ミニコテンみたいな感じで
見れる
ハスタローってシリーズがあって
人間をテーマにした作品と子育ての両立
今まではやっぱり
いきなり段ボールと出会っちゃって
テーマも何も持たないまま
タマムシってのを絞り出して
素材と自分の技術を
鍛えるために
ちょうどそこに
お仕事が来て
大きなテーマと出会って
作家がちゃんと仕上がった
っていうところまで来たんだけど
その15年の間に
結婚と出産があって
出産のタイミングで
やっぱりノリに乗ってきてるところで
一回ちょっと
ペースダウンするっていう
これは女性作家
あるあるだし
それを持ってくるかっていうのがある
じゃあ今年だって言ったって
作ろうと思ったらできないとか
偶然できちゃったとか
そればっかりはどうしようもないんだけど
なんかいい感じで
10周年の時にちょうど
できて
初めての公立美術館で
3300人やってやったぜ
の時に妊娠したの
そのタイミングなんだ
ちょうど妊娠して
なんて子だって
妊娠したみたいに言わないで
良いタイミングで
素晴らしいなって思って
一回も私の中で着地してるから
そこで
休むでもない
結局健康帯だったので
入院もせずそのまま
前日まで仕事して
すごいね
ちゃんと伊勢丹に納品もいくし
こんなお腹しながら
賃料の納品もいくし
オーダーの作品も作って
そしたら人数が来たの
なんて子だって
偉いね
きちんと生まれて
生まれて欲しい日に生まれたの
そこも
素晴らしい子だよ
素晴らしい子が生まれて
その子をただ産んでみて
産まれるまでは
良かった。産んだら大変
やっぱりね
人の子だねって
育てなきゃいけないから
成らない
いく自分通り
とも言うし
いく自分通りにもならないとも言うし
世間のお母さんたちがみんながぶち当たる
問題にきちんと
ぶち当たって
寝ねえなとか
なんで風邪ひくのかなとか
飲まないねとかね
起きて寝るだけ
子供好きだったので欲しかったし
ちょうどタイミング良かったけど
こんなにもつまんないもんかって思っちゃって
期待値が高かった
つまんない
どんな遊びしようかって
いっぱい絵のことを教えて
美術付けにすっちゃうかなとか
いやいやとか
いろいろ考えたのに
生まれてから2年くらいって
別にそんなことできない
彼はとりあえず生きることが大変だって感じ
生きることが大変だから
生まれてこれ来るわけないじゃん
これが0年目に出てくるわけないでしょ
俺まだ子育ても経験ないけど
それは分かるわ
なんでこれがいきなり出てくると思ったの
たまたまに
そりゃ2年は静かよ
びっくりしちゃって
飲んだら寝る
寝たら出す
出したら飲む
飲んだら寝るの
4時間起きくらいに
毎日やる
つまんないって
大変とか
寝不足でとか
つまんなくてしょうがない
早く大きくなれって思って
いっぱいミルク飲ませたら
まるまる注ぐ
そういうことじゃない
早く大きくなれって
サイズ的な話じゃないもんね
サイズ的に大きくなっちゃったんだ
大きくもなるし
全然喋らないし
聞いてるのか聞いてないのか分からない
私一人で漫談やってるし
でもそんな大きな
大病もなく生まれてきたから
やっぱり余裕がある
すぐ寝ちゃうし
余裕があってやっぱり作りたい
けどすぐ起きる
2時間ぐらいずつしか余裕がない
やっぱ作品ってできないんだな
って分かって
ふつふつとストレス的なものが
たまる2年間で
2年ぐらい経った時にようやく
これ1回出そうって
ストレスになった部分
ストレスっていう記憶は
良くない
つまんなかったっていう記憶も良くないから
1回この2年間私ちゃんと
母やりましたっていう記録を
とどめておこうと思って
初めて動物じゃない
子供をテーマにした作品
シリーズを作ろうってなった
その時に今までは
自分の性格を動物に例えてたんだけど
この生き物どんな動物に
しようかってなった時に
何でもない
何にも例えられないから
この子でしかない
動物に例えようがないんだ
人を作るしかない
人そのものを作ると気持ち悪いし
リアルすぎる
どのサイズで
何かに例える時に
人の顔を持った何かにしよう
仏のような寝顔
っていうのがある
仏っていうのがあるなら
あんなにギャンギャン泣いたら仏さんやね
って死んだ人に言う言葉やけどね
ギャンのような寝顔っていうね
仏なんだなと思ったから
じゃあ仏はすの上に立つ
みたいなイメージから
ハス太郎が生まれた
息子さんはハス太郎じゃないって
名前違う
このキャラクターとしてハス太郎
本人えらい怒ってる
ハス太郎って
会うたびに誰かにハス太郎って呼んでるから
もうそのうち
名札とか這い出しちゃうみたいな
俺ハス太郎じゃないぞって
プライバシーあるから
でもね
ハス太郎シリーズは唯一
今まで主人公
テーマは私だった
だけど初めて他人の
他人がテーマになったっていうのが
大きな出来事だった
だから自分じゃないものを作るときに
えらい客観視できる
その目が
作家玉だったけじゃなくて
母としての目だ
母としての作品
っていうときに全然マインドが違って
だから作り方変えないとなって
ふと思って
グッと小さいものを
ハス太郎シリーズで
一つの絵本
ハス太郎が生まれて
2歳で旅立つまでの
絵本を作って
そこで一回完結したんだけど
ハス太郎は
あそこから2歳でね
一応あそこから喋れるし
やり取りできるし
漫才できるんだけど
すごいな
英才教育がえぐいな
できるんだけど
また次の問題にぶち当てるときが
去年からあって
楽しく
保育園に行ってたのに
急に行きたくなくなる
っていうタイミングのときに
すごい話し合いがあって
どうやらこの子が幼児から
少年に変わってきてる
っていうタイミング
まだまだ幼い子いるけど
うちの子は成長が早いのかなって
思うけど
あんなに大きくなる
大きくなる言っちゃったから
いろんなことが
わかっちゃう
頭は育ってるのに
体と心はまだ幼い
体は大きいんだけど
心はまだ幼い
ギャップで
自分の精神的に合わなくなってきてる
自分の中で自分の心を追いつかせる
っていうのに
毎日感触を起こして
暴れるみたいな感じ
ぶつかった
と思って
これは作品じゃない?
いやいやいや
これは作品じゃない
これは来たみたいな
待ってましたって
次のフェーズが来たぞ
2年間は大変だったから
一回本にまとめて
後々見たら
生ぬるい
あんな何でもない
普通のことしかテーマにしてない
こんなんじゃないじゃん育児
その子のことを
よくある悩みでしょ
こんなことあるでしょ
共感の中でしか作れてなかったけど
子育ての本髄っていうのは
自分の分身みたいに
思っちゃってるところから
その子が
彼として
初めて始まる
そういうタイミングだった
言ったことをやらせたいし
言ったことをそのまま繰り返して
食べさせたものがそのまま形になるし
分身みたいな感じだったんだけど
彼がぶつかりだすときに
違う人種なんだって
自分と違う
ちゃんとわかって
性格も似てると思ったけど
全然違う
作品の誕生とアップによる思い
初めてその子の本質を知って
私が今まで見てたものと
違うものだったはずなのに
今まで
自分の分身として見てたことに
ハッってガツンってきて
これは作品だ
なるべく
だからあれからさんね
みたいな感じの作品が
今回新作として出てます
サイズもだから
本当のハスタルトと同じくらい
まさに同じサイズ
だから110cm
120cmくらいの
ハスタロウがそこに佇んでる
でも今後ハスタロウくん
いろんな問題があるわけじゃないですか
問題って言ったらちょっとあれかもしれないけど
北の国からみたくなってる
フラノ編と東京編
みたいな感じになるんだと思います
初めて恋愛して
思春期が来て
クソババアと呼ばれた日
来たーみたいなね
来たーってなるんでしょうね
ハスタロウくんの
それ青年期まで
できたい感じなんだ
ずっと見れるかなそれは
彼が今度は親になる立ち位置
で私がそれを
背負わせてもらう時まで
作家として長く扱うテーマが
またもう一本できた
こうやって私がアップすることによって
子育てっていうものを
きちんとしていけるな
っていう感じが思って
そういう作品が
一つあるんです
すごいね
作り方も今まで変わったって言ってたでしょ
そうです
今までは紋で
中に芯を入れてとかあって
だいたい作ってから
肉付けして削ってみたいな感じの
やり方だったんだけど
足の裏から順番に
作って頭のてっぺんまで
下から作って
足の裏、足のかかと
首、ふくろはぎ
お尻、背中って
順番にきちっと
形に合わせて
完成させていく
スキャンしていくみたいな感じで
下から
ずっと立ってる
足はずっと存在してるんだ
上を作っても立たないじゃない
立つように
その子をどのように丁寧に育てていく
きちんと触るように
丁寧に育てたい
っていう気持ちと
自分の反省と振り返りを
作り方がこれかなって思って
きちっと順番に作っていくっていう
また面白い
物資さんとかが物を作るとき
多分上から掘っていくじゃない
塊だから
ゼロから作るタイプのものだから
下から作っていかなきゃいけないんだね
これだから
全然ない作り方だ
なんか空洞
彼の形の空洞が入ってて空気が
そこに全部
きれいに空気が入ってて
それが魂みたいな感じもするし
だから
すっごく軽くて
今にも倒れそうなのに絶妙なバランスで立ってる
でも次作るときに
アイデアなんだけど
物資さんとかって中に入れたりするじゃん
だから
5歳のファスタロークのなんか
出てくる
よく食べてたものとか
入れとくとかすると
せっかく空洞だから
何年後とかに
そんな思い出が入ってるって面白いかもしれないな
それいいですね
ワークショップの開催と展示について
忘れちゃうから
やっぱり記憶って
すぐ忘れるんだってことにも気づいて
だから記録であったし
具体的なものは今回は
全然ないけど
彼の
的オーラみたいなものは
出せたかなって思う
これもぜひ見てほしいなと思うんですけど
たまたま2回目の残念なお知らせなんですけど
また50分経ったんだ
20分くらいのイメージなんだけど
これは絶対
言っときたいというのがあったじゃないですか
前回の前半の時には
ギャラリークルーズありますよって話をして
これが8月19日で
配信が8月19日ですから
今から開かないといけないよって人もいると思うんですけど
ワークショップもされてる
ということで
ワークショップはとても私の重要な
食い口をしてくることじゃないよ
柱の一本で
作品を作るだけじゃなくて
私こんな風に
教えるのが大好き
喋りながら教えて
それをワークショップで
15年やってきたから
ぜひこれに参加してほしいですよ
ダンボールといえば
みんな作ってみたいになる
簡単相談から始まるから
一緒にやらなきゃいけなかったんだけど
じゃあやってみと
できないでしょ
いざやってみるのね
だから出来させないっていうワークショップなんだけど
私すごいだろみたいなの
そう
失敗させるみたいなワークショップになっちゃう
実際
2時間
長いかな
時間足んない
2時間で一体どんなものができるのか
そこで体験してもらって
もちろん私がやってると同じ
秘密の技法も全部教える
一個一個もちゃんと教えていく
20組くらい全部手厚くやるんだけど
2時間で
作って出来上がる
あ、なるほど
それから作品を見てほしい
やってみた上でね
見え方がガラリと変わる
このところは
あの技法だとか
粘土のあれ使えば
これどうやって
作ってんのって見方にもなるし
だから美術会話の人が
美術館に行くと
空間をとりあえずちょっと一回裏見ちゃう
近寄ってこのキャンバスの
キャンバスどうなってるの
どんな絵の具かとか
そういう目で見ちゃう
ワークショップやった人は
作り手の目もできる
やっぱりそうだよね
木帳とか粘土像のものは
なんとなく作ったことあるから
なんとなく見てこう作ってるのかな
作家さんやっぱすごいなと思うけど
そもそもやったことないんだもんね
段ボール彫刻を
絶対触ったことないし
でも触ったことあるような気がする
小学校でやったりとか
小学校中学校もわかんないけど
ちょっと触って工作してたら
あの段ボールでしょ
迷路の段ボールでしょって聞いて
恐竜どうやって立ってんの
なんでこんな色がでる
形がすごい
段ボールに見えないって
さらにワークショップやってみて
これは子供だけですか
子供がいる親
大人まで大丈夫
一般まで大丈夫
一般ってのはおじいちゃんおばあちゃんでもいい
本当だ
5歳から80歳まで
すごいね
これは平塚市美術館
8月26日
10時から12時の回と
14時から16時の回があります
でもさらにあれでしょ
ミッドタウンでも
事前申し込み制で
なんと4倍ぐらい
中戦制
中戦なので
調べていただいて
締め切りまでにご応募いただけると
中戦で当たるかなっていうのが
8月26日平塚市美術館での
ワークショップでございます
ミッドタウンでの展示について
そしてただいま開催中なのは
東京六本木にあります
東京ミッドタウンで
さらに大きい
10メートルの恐竜の展示
やってます
この収録日の今日からなんだよね
今日から
俺たまたま昨日ミッドタウン行って
行ったらなくてと思って
収録途中で聞いたら
この収録の前の
深夜2時
昨日やってたんでしょ
2時間ぐらいでここ来て
すごいよね
深夜2時から搬入してて
今だから見れるわけですね
8月27日まで
2階の
ガレリアっていう
ショップとショップの間の踊り場
行けばすぐ分かるんで
恐竜何体くらいいる?
1体です
それは見た方がいいよ
面白い恐竜で
触っちゃいけないって書いてあるのに
ちょっとなんか近すぎないみたいな
穴開いてる
穴開いてると人って覗きたくなるでしょ
覗くと赤くなんか光ってて
顔突っ込むと
音が聞こえるっていう
触っちゃいけないけど顔突っ込めるぐらいの
はいけるってことですか?
ちょっと触ってもいいんじゃない?
いいって言いましたから
この番組聞きましたって
もし水戸田さんが怒られたら
田村さんがいいって言いましたってことにします
これでワークショップもやってるってこと?
8月の11、12、13、14
4日間
お盆の4日間を
連日
午前午後2時間のワークショップをやります
こちら参加費2000円
事前申し込み制でございます
はいそしてこれ残念ながら
8月19日配信予定ですので
今回のところの注釈に
ワークショップのことは
載せておきましょう
ぜひぜひ
ご参加ください
このような感じで
喋りまくりますので
でもしっかり2時間で
一つの作品を作り上げる
心配させないから大丈夫です
今後もでもワークショップは
可能性はあるでしょ?
絶対ありますなので
ホームページ見ていただいた瞬きで
ぜひご参加ください
ホームページには最新情報を載せます
ワークショップ展覧会
SNS配信から
YouTubeまで
やってますので
ワークショップやってみないと
やった方が
見方も変わるだろうから
この機会無理だとしたら
今後にチェックしてください
いつも
美術以外の趣味とか聞いてるんですけど
それのコーナー
来たかったのに
大学時代
9月の回ですかね
もう
逆キャスティングされます
また来てください
次の展覧会決まったら
即連絡ください
こちらは
準備しておきますので
とはいえ
これだけ最後に言っておきたい方
あれば来ますよ
喋り足りないけど
喋れないな
何これって言われると難しいですね
何だろう
何もなかった
何もなかった
意外と
これだけ
とりあえず今日は
他人のフォントション借りて
美術家の宣伝をさせてもらえる
っていう
本当そういう回だったので
そこは喋り切ったかなと思います
通用だった
これだけは言わせて
私出版があって
これ重要だった
重要だよ
なんで忘れてるの
危ない
もう発売されてます
8月には
もう発売されてます
九龍堂から発売されますので
造形作家玉田ときのダンボール物語
玉田多紀の段ボール物語 後半
この展覧会の
図録兼作品集
作品集が
出版されてます
2800円税別です
これだから
6月24日に出た時には
展示風景も納めたいから
まだ美術館では
売ってなかったもんね
めっちゃ売りたかったのに
8月になっちゃって
ちょっとこだわりすぎちゃいまして
展示風景がちゃんと
納められた作品集
内容もあるし
知りたいこと喋りたくしてるし
玉火の恩師である
教授と
松浦教授と一緒に
対談も入ってるし
初期の卒制の作品を
出しちゃってるし
結構盛りだくさん
初作品集としては
ちゃんと一般書籍は初
待望のなんだ
これがやれるならやる
みたいな
なんで忘れてたの
忘れてた
喋りすぎて忘れてた
貴重ですよ
そうなんです
想定もめちゃくちゃ可愛くて
本棚に絶対1個置きたいって
中見なくていいかも
たぶん
化け替えできると思う
オブジェとして
本屋でもきっと
平積みしかされないと思うな
可愛すぎて
家に置くだけで
1冊は鑑賞用で
もう1冊は中身見てもらって
あと2冊は
両親に送ってください
鑑賞用って中身見るわけじゃなくて
ジャケットを見るって
鑑賞用が必要ってこと
ダンボールで表紙ができてるんですか?
そこはちょっと内緒なんですけど
ぜひね
書店また展覧会場で
サイン展
私がいる日は
サイン展待って
おりますので来てください
もうよろしいでしょうか?
すみません
もう帰れって言われております
楽しかったです
またぜひぜひ
次回の視点もお待ちしております
よろしくお願いします
ありがとうございました
次回のゲストは番組ウェブページまで
お願いいたします
チャンネル登録お願いします
チャンネル登録よろしくお願いします
チャンネル登録よろしくお願いします
チャンネル登録よろしくお願いします
01:00:49

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