1. そろそろ美術の話を...
  2. #018 美術の世界へいざなった..
2021-01-16 57:26

#018 美術の世界へいざなった知への旅(練馬区立美術館 小野寛子)

練馬区立美術館学芸員の小野寛子さんをお迎えして、学芸員になった経緯や美術以外に好きなもののお話を聞きました。

https://sorosoro-art.vercel.app/ep/018 番組の感想は、#そろそろ美術の話を でお願いいたします。

Guest Profile

  • 小野寛子(おのひろこ)
  • 1979年、東京生まれ。
  • 一橋大学大学院博士後期課程単位取得退学。2008年より、練馬区立美術館学芸員。現、主任学芸員。専門は、19世紀フランス美術史。

Show Notes

  • 練馬区立美術館
  • 東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO
  • 舟越 桂 Katsura Funakoshi Works: 1980-2003 | 展覧会 | 東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO
  • 35歳の少女|日本テレビ
  • MONSTER
  • 若桑みどり
  • 法経学部
  • 朝倉文夫賞彫塑展
  • 美学美術史学科 | 実践女子大学/実践女子大学短期大学部
  • 銀河万丈
  • エドゥアール・マネ
  • BURRN! | シンコーミュージック・エンタテイメント
  • 知への旅
  • とぶくすり
  • ボキャブラ天国シリーズに登場したキャブラー一覧 - Wikipedia
  • 十津川警部シリーズ
  • 女マネージャー金子かおる 哀しみの事件簿1
  • 鬼平犯科帳
  • 刑事コロンボ 
  • 名探偵ポワロ - NHK
  • 練馬区立美術館開館35周年記念展 35年の35点 コレクションで振り返る練馬区立美術館 | 展覧会 | 練馬区立美術館
  • 「電線絵画展-小林清親から山口晃まで-」 | 展覧会 | 練馬区立美術館
00:11
さあ始まりました、アートテラー・とにのそろそろ美術の話を。この番組は、アートテラー・とにがアートに関わる方をゲストにお迎えして、トークを繰り広げるポッドキャスト番組です。
今回は前回に引き続き、練馬国立美術館学芸員の小野ひろ子さんをゲストにお迎えして、美術の話をしていきたいと思います。
さあ今回も脱線をしながら、投稿していきたいと思っております。
はい。今日は私は元気ないです。
いやいや、なんでですか。
なんか自分のこと話せちゃった気がする。
いやいや、なんでですか。意外と僕らが伺ってないこともいっぱいあるので、ちょっと今日はそれを深掘りしていきたいなと思います。
深掘り。
まず、この前もちらっと出ましたけど、いつから練馬国立美術館でお仕事をされていますかと。
2008年からですね、なので12年前。
もう一回りしたんですね、江藤が。
江藤が一回りして、子供のね、よその子も大きくなるはずです。
そりゃそうです。最初に練馬国立美術館で働こうと思ったきっかけみたいなのあるんですか。
え?学芸員になろうっていう人か。選べないですよ。
でも練馬のとき、空きが出てたんですか。
空きが、募集が出てたんです。
募集が出て、それはあの、私その頃まだ大学院に在籍していたんですけれど、
友人がバンバン受けてる子がいて、その子は受けて決まったんですよ。
どことは言いませんけど決まって、練馬出てるよと教えてくれたんですよね。
じゃあ受けてみようかなって受けてみたんです。
じゃあ一回受けても一発で受けても。
いやいや、他も受けてはいくつか受けてましたけど。
練馬で働きたいなってのあったんですか、そのいくつか受けてる中でも。練馬大志望。
嘘でしょ。大志志望じゃないよね。
マジっすか。
入るまで練馬区立美術館に対してどんなイメージだったんですか。
ノーイメージですよ。
言ったら叱られますけど。
手堅くやってる区立美術館って感じですよね。独自路線でずっと手堅くやってる感じ。
イブシギンって感じですよね。
面接とかあるわけじゃないですか。
その時はこれ言ってやろうみたいな武器的なの持って行ったんですか。
全然です。
特に聞かれることってやっぱりその方々によってだいぶ違うこともあるけど、
毎回同じこと聞かれる。だいたい聞かれるなっていうこともあるので、その想定はしてきましたけど、
そこをね、もうちょっと容量よくやれる人間だと良かったなって振り返ると思います。
一応何館くらい受けたんですか。
10館くらいですよ。
でもその時は10館はそんなに多い方じゃなかったです。
じゃあみんなもっと受けるんですか。
人にもよるとは思いますが、その時はすごい少なくて。
03:00
募集が。
私たちの頃って結構苦労する世代なんですよね。
要するに段階の世代の方々が辞めされる前なんですよ。
なので、その数年後になるとバーッと募集が出た時あったんですけど。
普通の会社と違って毎年新人とるわけじゃないですからね。
なので基本的に学芸員ってもともと募集が少ないし、正規の職員になると非常にまた少なくなる。
そういう感じだったので、とにかく非常勤の職員でも募集が出たら受けるっていうのをやっていたので、
正規職員だけじゃなくて非常勤の職員合わせて10件くらいかな。
その10件目だったと思います。
でもそれで結局練馬で良かったなと思いますか。
そうですね。
合ってたなと思います。
合ってたなと思いますし、逆にある程度自分の意見とか、
あと聞いてくれることとかですね、
自分のやりたいことに関しての理解を持ってくれる上司がいたっていうことは良かったかなと思いますね。
学芸員としての基礎というか土台を教育してもらったなって感じはありますね。
練馬の前でどこかで研修したとか、他の美術館に関わったりはしてた?
アルバイトを大学院生の頃にしていたので、東京都原美さんとか原美術館さんとか、
近代美術館さんの資料室とかですね、
あと国立新美さんの展覧会、単発の展覧会でお世話になりましたかね。
そうなんですか。結構渡り歩いてるんですか。
結構アルバイトとしては、ご紹介をしてくださるんですよね。
皆さんがこれやりませんかっていう。
単発で。
大学生のときは大学何年くらいからやるんですか。
終始課程の最初が東京都原美さんなんですよ。
一番長くお世話になったのも都原美さんで、
終始の一年生の夏ぐらいだったかな、夏秋ぐらいだったかな。
船越勝ら展、船越勝らさんの展覧会のお手伝いをさせていただいたのが最初ですね。
これは恩師から、自分の後輩の方が都原美さんにいらっしゃって、
アルバイトを探してるけどどう?って言うんで声をかけてくださったんですよね。
具体的にどういう仕事をするんですか、アルバイト。
カタログの構成をしたりとか、何でもしますよ、本当に何でもします。
封筒にシール貼るとかもしますし、資料をコピーしたりとかもしますし、
郵便の仕分けとかもするし、展覧会に直接関係ないこともしますけど、
例えば、溶接展示のお手伝いさせていただいて、
そういうの嬉しかったですけどね。キャプション配ったりとかもさせていただいたことありますし、
あとは年表を作ったりとか、下のデータを作ったりとかですね、
06:04
そういうお手伝いさせていただきましたね。これは相当勉強になりました。
それが何年くらい前?
2008年に高校に入るまでやってましたので、
いやいやわかんないですけど。
5、6年はやってたと思いますよ。
5、6、7年はやってたと思います。
じゃあもう美術館で働くようになっても、そろそろ20年くらいになるってことですか。
そういうアルバイトの時期も入れるとですね、そのくらいにはなるかもしれないですね。
その頃の人たちとはもうつながりはあるんですか。
今でもお世話になってます。時々いらしていただいたり、私もお尋ねしたりするので、
そういう時に少しお話しさせていただいたりすることもありますし。
西洋美術じゃないですか、担当は。
だから都言美って実はあんまり競ってないかなと思いきや。
ジャンル的にはあれですけどね、やっぱり皆さんがどういうところで苦労しているのかとか、
どういうふうに展覧会ができていくのかっていうのを、アルバイトっていう立場ではありますけど、
それを身近で見られるっていうのは非常に良かったですね。
貴重な経験ですね。
貴重でした。なのでここに来て、はいじゃあこれやってって言われた時に、
もう大体の想像がつくっていうのは、その時のやっぱりあれが大きかったかなと思いますね。
でもそもそもなんですけど、学芸員になりたいというか、
美術館の世界に興味持ったのっていつからなんですか。
自分のことです。
もともと好きだったんですか、子供のときから美術館に行くのとか。
そうでもないんですよ。
きっかけはないですか、なんとなく。
だってまず大学は美術。
そんなにぐいぐい攻め込まないと。
なんでそこをミステリアスにしたいんですか。
逆に。
ミステリアスにしたいんじゃないんですけど。
物心つくのがめちゃめちゃ遅かったんですか。
最近ですもん。
最近やっと目が覚めた。
40歳過ぎてからです、目が覚めた。
ようやく。
長かったですね。
35歳の少女みたい。
ゾラもやってたけど。
もともと歴史好きだったんですよ、私。
そうなんですか、そっちだったんですか。
世界史の成績だけ抜群にいいっていう気持ち悪い子供だった。
高校生の。他は大したことないのに。
すごい歴史好きで、日本史もすごく好きだし世界史もすごい好きで、
私学部に行くか、法学部に行くか、美術史に進むかで迷ったんですよ。
今思えば法学部に行っておけばよかったなと思って。
法学部に行っても何にもなんない男がここにいますから。
俺は法学部ですから、もともと。
出た。千葉大の記載。
記載っちゃ記載。何人に役立ってないですからね。
09:00
でも法学部に行こうと思われたのは何でですか。
逆質問。
僕はだから大学生になるつもりはなかったんですよ。そもそも。
お笑いやりたかったから。
賢いから受かっちゃった。
僕はお笑いやりたかったから大学に行きなかったんですけど、
両親が、二人とも大学に出てないからどうしても大学に行ってほしいっていう考えだった。
いいご両親ですね。
学士保険入ってる。貧乏なのに入ってきたから。
素晴らしいじゃないですか。貧乏とか言わないよ。
聞いてるんですよ。うちの母が。
貧乏なんて言ったらダメよ。
この前初めて知ったからやりづらくなっちゃった。
これ主体だけなんで。古いでしょ。
そこがいい。
僕はお笑いやりたいってことを言ったんだけど、
どうしても大学に行ってほしいって言われて、
大学がどんだけ素晴らしいかコントみたいなの両親でやってた。
かわいい。
コントというか、僕は家帰るじゃないですか。
そうすると、家帰って手洗いとかしてると、急にお父さんが新聞広げて、
そうか、大学は卒業は高卒の給料1.何万円かって読み出して、
お母さんが料理してる手を止めて、
そうなの?大学行くとそんなに違うの?みたいな。
完全に俺に向けてやってる。
あれじゃないですか。一回練習してますよね。
たぶんやってると思う。
お母さんはその時、コンビニでパートしてたんですけど、
今日、うちの店長が大学の同窓会行ったんだって、みたいな話をしたら、
いいな、高校の友達とはそんなに合わないけど、
大学の場所で一緒の友達なんだ。みたいなこと。
かわいい。
だから、大学っていかに素晴らしいかっていうのを毎回やるから、
これはもう最後の親高校だなと思って、じゃあ大学行きますと。
で、うちの高校が一応ギリギリ新学校だったから、
それまでも二社面談部科の時に、
吉本行きたいって言うと怒られてたんですよ。
そりゃそうですよ。
書かなきゃいけないわけですよ。進路のところに。
みんな大学だけど、そこに就職したやつ、吉本工業の。書けるか?みたいに言われてたから、
最後の3年になるかならないかぐらいの、最後の二社面談の時に、
じゃあ大学行きますと。
で、うちはもうビンマンだったから国立しかダメだった。
全期しか受けられない。
もう一発勝負ってのはキイチさん。
で、自宅から通わないといけなかった。
一人暮らしはダメだよって。
するなら自分であったし、交通費も全部自分で出してたから当時。
えらいですね。
千葉大学しかなかったんですよ。千葉に住んでて。
で、千葉大学行きますと。
で、学部どうするんだって先生に言われたんですよ。
僕は大学行ってきなかったから、大学の仕組み全くわからないから、
入ってから決めるんで、今言うことじゃないみたいな。
高校って理系と文系って3年で決めれるじゃないですか。
だから僕は大学って入ってから好きなとこ選べると思った。
センター試験っていうのが大学入る試験のあれで、中で決めると思ってたから、
大丈夫ですって言ったら、いやそんなわけない。
お前に言う必要はないぐらいの気持ちで。
そしたら教育学部どうだって言われたんですよ。
先生になるとこですね。
お前の成績だったら教育学部だったら行けるよって言われたんですけど、
僕はその時に浦沢直樹さんが好きな漫画家で、
12:02
モンスターって漫画がすっごい好きなんですよ。
で、あの中で結構名シーンで、
ヨハン・リーベルと法学部の学生だよっていうシーンがあるんですよ。
1ページ。
それがパッと思い浮かんで、法学部ならあるだろうぐらいの気持ちで。
そしたらお前の学力じゃあ99%無理だからやめろって言われたので、
カチンと来て。
これは芸人としての企画だと思ったんです。
電波少年で坂本ちゃんが。
懐かしいこと言うな。
あんな感じで。
ずっと見てましたよ。
あんな感じでこれは企画だと俺の中で。
と思って頑張ったのが法学部だと。
入ったら全く興味なかったですし、
一応卒業したんですけど、今この仕事やってると千葉大学出身ですって言うと、
結構実は教育学部がしっかりしてるんですよね。
和画は先生という素晴らしい先生。
そこで教わった人と思われてるんですけど、
全く違うし、
なんなら今考えるとあそこで学んどけばすごい役立ったのにと思うから、
なんであの先生が教育学部行けって言った時に素直に、
こんな無理して受験免許もしなくて済んだのに、
俺何のために千葉大学行ってるんだろうって今でも思う。
じゃあいざサラリーマンになろうと思っても潰しが効くじゃないですか。
いやでももう今はどうなんですか。
もう今から就職できないからね。
自分の道を切り開いたから。
学んだことは、真面目にやってる学生もいっぱいいたんですけど、
法学部の授業って、
例えば憲法9条これに対してどう思いますかってどう解釈するか、
なんとか説っての、なんとかさんの説が出てくると、
次に別の学者がこういう説、こういう風に捉える。
最後説中説が出てくる。
毎回説中が出てくるんですよ。
右の人、左の人、真ん中の人ですね。
こればっかをずっとやってて、
この答えが出ないことをずっとやってるじゃないですか。
作った人に聞きに行けば終わるような話。
そういうわけでいかないんだろうけど、
こんな一生結論出ないことをずっとやってることに、
これ何やってんだろうっていうのを90分間聞き続けるという苦痛を学んだんで、
僕は今講演するときに90分とかの尺もらうと、
あの長さを人楽しませなきゃいけないんだなっていう。
大変ですよね。
4年間はそこで学んだことかもしれないです。
あと、今ずっといい格好して法学部法学部って言ったんですけど、
うちの学部は法系学部っていう法律と経済は一緒なんですよ。
男子ってあんまり言いづらくて、
法系ね。
どういう気持ちでそんな学部にしたのかわかんないけど、
たまに世の中に社会人が出てて、
学部どこですかって言った時に、
僕も法学科ですって答えるんですけど、
経済学科ですっていう人に会った時に、
もしかして千葉大ですかって言ったら、
そうです。
うちの学部出身の大学出身の法系学部の人間は学科で答えます。
15:05
言いたくないから。
言いたくないから。
法律学科か経済学科か。
なんで一緒にしたんだろうと思います。
法律経済学部っていう名前だったらいいんですよね。
か刑法学部でもよくある。
なぜ法系にしたのか。
本当最悪の。
なぜ法系かと。
なんでも言わなくていい。
意味が違うから。
だから4年間は一応行ってましたけど。
僕の話はいいんですけど。
納得しちゃった。なるほどな。
なんで法律と私学科と美術史があって美術史を選んだんですか。
美術史のことは正直言って、
そんなに世界史である文化史的な部分だなっていうニュアンスでしか理解してなかった。
それから学芸員になってどうのこうのまでは考えてなかったですね。
歴史を勉強する、美術史を勉強するって言ったら、
大学院に行かないといわゆる研究職的なものにはつけないんだろうなっていうのは、
高校生の時も認識があったので、
どっちかだなと思ったんですね。
法学部に行くと定理職だと思ってたんです。
なれるかなれないかまで考えてないんで、
弁護士さんになるとか、
そういう法律を道具とした職業につくって、
どっちかなっていう感じで、
でも六方全書を見たんですよね。
絶対勘でしゃべれないよねって思っちゃって。
読むわけじゃないのに。
しかもこれを理解して、
暑さもあるしね。
覚えたりして、
人様の善悪とか、
意気心理とかを裁量するのかと。
裁判官の本まで行っちゃったんですね。
もうなんかえらい色々考えたんでしょう。
すごい高校生ですね。
大学のよくああいう、
幕張みたいなところでやるような、
なんかあるじゃないですか。
いろんな大学がお店出してるやつ。
あれに行って、
法学部はこういうことを勉強するんですよっていうのを、
ちょっと聞けたりするんですよ。
それ聞いたらげんなりしちゃって。
刑事犯罪だったんですけど、
あまりにも内容がグロくて、
おえってなったんですよ。
もう無理だこれ。
聞いてるだけでおえってなるし、
すごい怒っちゃうと思ったんですよ。
もうこんなのダメ絶対にしてない。
死刑。と思っちゃうから。
こんなことするやつは人気人ですみたいに。
高校生ですからね。
女性がひどい目に遭う話で、
殺されちゃうみたいな話だったんで。
もうなんかそれ聞いただけて、
こりゃ無理だと思って。
もっとそういうのを俯瞰できるような、
感情の心境になっているかどうか、
自分でも自信がない。
今は子供だったらと思ったんですよ。
そういう分析だけ妙に入れすぎなんですけど。
でもそこを思って、
18:02
これは大変なことなんだなって。
法学部出たら就職するって話だって、
あるわけじゃないですか。
ありません。
それを考えてないところが、
まずちょっとおかしかったですよね。
裁判官になるか弁護士か。
そっちしかないって思い込んでるようなところ。
千葉大はどっちかっていうと、
公務員が多いですから。
そのままなる人。
一番就職先で多いのは公務員ですね。
公務員さんだとか、
いわゆる一般の会社に就職するっていう、
想像力がなかったですね。
そこはなかった?
なかったですね。
それはそうかな。
普通に会社に勤めするっていうのは、
子供の時からなかった?
なかったですね。
父親も会社勤めしてましたし、
祖父もそういう、
両方とも割合固い仕事をしてましたけど、
やっぱり女の子が世に出るには、
手に職じゃないかとか、
特殊なことをしてないと無理じゃないかと、
思う二人ではあったんですよ。
お父さんもおじいさんも。
だから就職しても、
思うようなことをしたいと思うんだったら、
遠回りしても何か勉強した方がいいんじゃないの?
っていう家ではあったので、
そこがちょっと、
土俵が割合広かったのがあるかもしれないですね。
でもあれじゃないですか、
僕これまでちらっと伺いましたけど、
小野さんアイスもね、
朝倉文夫賞を取る。
そうですよ、新道でしたからね。
彫刻の賞ですよね。
そうです、彫刻の賞ですよ。
それ小学何年取ったんですか?
小学何年か覚えてないけど。
でもまあ4、5年。
5、6年生です。どっちかだったな。
ムカデの親子を空き缶で作ったら、
大人が思いのほうが褒めてくれたので、
びっくりしましたね。
だからそういう才能があったわけですよね。
それ才能って今から。
朝倉文夫賞ですよ。
もう彫刻家を目指して、
今頃は。
嘘です。
だからそれがあったから、
なんとなくそのまま美術と繋がって、
じゃないですね。
その賞を子供の時取ったけど、
それはそれで行った。
そんなに頻繁に美術館に行く家でもないし、
節目節目では連れて行ってもらってましたけど、
ただ母親が芸術学部を出て、
絵を描く人なんですよ。
もちろん別にプロになったわけじゃないですけど、
なので後は父親が割合、歴史好きっていうのもあるので、
そういう意味では、
遺伝子なのかなと思ったことがありますけど。
でも結局美術士を取ったわけですね。
美術士の大学に行きました。
どこからこの仕事で行こうと思ったんですか。
実践女子大学に入って、
その実践女子大学の美学美術士学科というところに行ったんですね。
それで修士課程まで行って、
先生に言われたんですよ。
学芸員の免許は取っておいた方がいいよって。
それまで別に学芸員になるのはなかったんですか。
なれないだろうと思ってたんですよね。
だって職の数が少ないから、
21:02
すごいみんないっぱいいたら絶対なれないよねと思ってたから。
と思ってたんですけど、
なれるなれないじゃなくて取らなさいよって叱られて、
じゃあ取ろうと思って取って、
その時かな、学芸員になるとか、
ちょっと真剣に考え始めたの。
でも学芸員になりたいですっていう感じのあれじゃないんですよね。
ではなかったんですよ。
その延長線上にあって、
そのための努力はもちろん目の前にあるものへの努力はしますけど、
私はこうなって、ああなって、こうなるんだみたいなのを、
ちゃんとプロセスを持って展望を持っている方っていらっしゃるじゃないですか。
若い時から。
そういう感じではなかったから、
これになるとこうだろうなっていう想像はついてたけど、
そんなにうまくいかないでしょうねっていうのも思っているところがあったので、
そこで選択していくしかないなっていうことは思ってます。
でも今なってもう12年目じゃないですか。
途中でちょっと私向いてないなとか、
学芸員辞めようかな、これちょっとダメだと思う時ってあったんですか?
はないです。
向いてると思いました。
なってみたところ。
なってみたところ。
わりかし向いてる方なんだろうなと思いました。
学芸員さんに向いてる性質というか、
例えばどういうものだと思いますか?
わかんないですけど。
自分のどういうところが向いてる?
展示作業が好きとかね。
食じゃないとか。
動くのが好きとか。
小さいものをめでる気持ちがあるとか。
子供じゃないでしょ。
いいなとか。
研究とかちょっと置いておいて、
そのもの自体を見ていいなとか好きだなとか、
これよくできてるなとか、
そういうのを見る気持ちとか思う気持ちがあるなしっていうのは、
結構大きいんじゃないかなと思う。
それって無くならないですか?
例えば僕なんかもいっぱい手の中に見てるから、
慣れちゃうところあるじゃないですか。
それはありますよね。
慣れるのはあります。
それはあります。
展覧会考えるのが好きとか、
考えることが億劫だと向かないかもしれないですね。
ああ、なるほど。
考えてこういうのを借りてこれたらいいなっていうのが、
あるっていうのはあるのかもしれないですね。
じゃあ今、小野さんの中でまだ言えないと思いますけど、
やってみたい展覧会とかはいつも会いたい?
あります。
そういうのがなくなってくるときっとつまんなくなるんでしょうね。
今、無限に生まれる感じなんですよ。
無限に?
でも僕は結構意外と自分でいろんなブログに出たと考えてるけど、
無限に出てきます?
いや、なんとか絞ってる感じです。
だから不安です。
これが途切れたら終わるんだなと自分で思ってるから、
常に考えなきゃ。
だから自分の中で湧いてくる人が羨ましいです。
でも湧いてくるって言っても、
24:01
いろんなもののリミットがある中で湧かさなきゃいけないじゃないですか。
金ももう存分に使えてスペースも広くてとかって言うんだったら無限に湧くでしょうけど、
そういう限りのある程度みんな何かやるって限りあるじゃないですか。
その中でのリミットはもちろんありますよ。
まだこういうのやりたいなって漠然としてでも思うのがあるのはまだあるかなって。
今仕込んでるというか準備という展覧会というのはあるんですか?
ありますあります。
もう言えるやつもあるんですか?
言えないやつです。
がいくつ今?
言えないやつは3つあります。
そうなんですか。
でも一応これは5日のタイミングで練馬国際美術館で見れるってことですか?
たぶん。
ってことですよ。
たぶんですね。
これ何かの時にあったじゃないですか。
学芸人さん名前出ないじゃないですか基本。
でもなんか出した方がいいんじゃないかみたいな議論が一時期あったと思うんですよ。
なんか署名記事とかでも。
これだから僕小野さんがやる展覧会とか、
いろんな学芸人さん知ってるから出してった方がいい気がするんですよ。
そしたらこの展覧会面白いからこの人の新作見る。
要するに監督作品面白かったから次の新作見るってなるじゃないですか。
僕はこれ知ってるから前回の収録時のしすれい展も、
鹿島しげるさんコレクション展も19世紀パリも同じ人がやってるから、
なるほどテイストがこういうところが通じるなってわかるから。
なんかどっか学芸人さんが僕は結構名前が出た方が、
ついに小野博子新作。
カミングスーンみたいな方が。
もうまた叱られるじゃないですか。
でもこれ小野さんに限らずだけど、
全美術館が俺結構そうしてもいいのかなって思う。
なんかカタログだけですよね。
裏で見ると執筆とかでわかるけど。
でも恥ずかしい。
あんまり言いたくないですかね。
恥ずかしい。
あのしすれい展やったの私ですよ。
いや絶対言いたくないですよね。
そんな恥ずかしい。
本当ですか。
カタログ見てこの人やったんだ。
そういうもんなんですか。
モチベーションどこなんですか。
もちろんお客様がたくさん来ていただくのも
数字としてのモチベーションになりますし、
自分の尊敬してる先輩とか、
初先輩とか先生とかからね、
褒められたり頑張ったねって言われるのは非常に嬉しいですけどね。
それがモチベーションです。
なんで決め打ちみたいな感じ。
なんかよくわかんない。
CM、なんかのCM。
でも達成感みたいなものはあるかもしれないでしょ。
それは開いたときなんですか。
それとも終わったとき。
開いたときに始まった良かったと思うと
終わったって気持ちになりますから。
もうそこで終わる。
開いたときが終わったって気持ちになりますよやっぱり。
でもそれありますよね。
でちょっとすると借りてるものもあるから
お返しに行くこと考えなきゃと思って
もう一回一踏ん張りがあるなって感じになりますけど
27:00
始まった時はこのバタバタが終わったっていう感じはありますよね。
そこはだからちょっと
美術館の会が結構全体がそうだなと思ってて
そこが展覧会が盛り上がらない理由なのかなと思って
どういうことかというと
僕らは準備して例えば演劇とかもそうだけど
選集落迎えるまでが本番だから
開幕した時に
なるほどここの時はあんまり受けてないから
ブラッシュアップしていこうって
多分選集落まで色々と変えていくじゃないですか
結構小野さんがっていうわけじゃなくて
美術館って結構その
みんな開幕で終わったって空気になって
そこでお客さんがこの展覧会どう反応してるとかが
あんまり反映されてないことが多いなって思っちゃうんですよ。
だからあれがもう少しみんなが
終幕まで向かって何かやっていくと
結構そういうふうにもっと展覧会が盛り上がるのかな
っていうのを結構始めた頃に思ってたんですよ。
あったようになる頃が元々芸人から来てるから
今は仲の人と会ってきたから
あんまりそういうこと言わないようにしてるし
だけどプラス言わないプラス
結構前よりは美術館の人たちが
今この展覧会ちょっと入ってないから
何か途中で何かしなきゃとか
し始めてきたなって
数年間で僕は変わってきたなと思って
始まった後は受け身にならざるを得ないようなところは
気持ち的にっていうか
体制的にもあるかもしれないですね
発信できるっていうのがやっぱり
SNSとかはあるけど
それに限られるようなところがあるかもしれないですね
そうなんですよね最近
それはあるかもしれないですね
これでも例えば展覧会
自分の展覧会始めるじゃないですか
この展覧会もっと来てほしいなっていう時に
何かこうやったりするんですか
目を見開く
できれば多くの人が来てほしいわけじゃないですか
例えばショパン展担当して
その時に何かこういうことをしたいなとか
企画をしたりとか
前にあれなんですか
銀河番長さんとの
銀河番長さんはこれあれですよ
読み語り
これまた当時は若林さんですよ
そうなんですかそういう企画を
銀河番長さんと若林館長
高校の同級生
あれですよね何でも官邸団のナレーターで
素敵ですよ
かっこよくて声かけられないですもん
シュッとされてて
館長と同い年3度目みたいな
館長も館長で愛らしい方でしたよね
愛らしい感じでしょ
若林さんは愛らしい感じですけど
銀河さんは素敵なんですよ
名前まけしてないんですよね
名前まけどころか
直視できない
素敵ですよ
直視できないっていうのは申し訳なくて
同級生だから
お忙しいのに来てくださって
素晴らしい朗読をしてくださるわけですよ
展覧会に関連するものも
そういうのも展覧会に合わせてテーマで
30:02
本を選んでいただいたりして
こんなご苦労を
申し訳ない
今コロナの時期だから
そういうイベントってなかなか立てれないですけど
このやってる頃ってのは
どれくらいお客さんいらっしゃったんですか
講演会ですか
銀河番長さん
銀河番長さんもっと少なかったかな
人数がマックスで
部屋があんまり広くなかったので
そんなに何百人も呼べなかったんですよね
そのために来てくださる
そのために来てくださる
だから申し訳ないし贅沢だし
聞くのも楽しみだし
本当によくしてくださったなと思って
今は若林さんが
新しい幹事長になりました
引退されたので
ちょっと語弊があるかな
辞められたので
新しい幹事長になりました
なので来ていただいてはないんですけれど
そうですね
よくお受けくださったなと思って
感謝しかないですね本当に
こういうイベントも考えても
学園さんの仕事なんですか
それは若林さんが考えられましたけど
こういうイベントやって
講演会やったりだとか
そういうのはそうですね
本野さん的には
こういう人に来てほしいとか
若い人に来てほしいとか
そういうのとかあるんですか
お客様ですか
そうですね
勉強熱心な方って
年配の方が多いんですよ
若い人にも聞いてほしいなって思うんですけど
若い方はあんまりいらっしゃらないかな
練馬区立美術館の客層としては
講演会に関してはですね
逆に練馬でやった展覧会で
若い人結構来たなって展覧会ってありますか
それこそ鹿島先生とご一緒した展覧会とか
あとはゴーリー
エドワードゴーリーだとか
若い方や
あとサビにゃく
ポスター作家ですかね
とかは若い方結構いらっしゃいましたね
幅広い層が来たかな
シスレなんかすごく幅広かったと思いますね
そしてちょっとまた話を戻しますけども
西洋近代美術を学んでたということで
具体的にどの領域を学んでましたかという
真面目な質問
真面目な質問
そんなこと聞いてどうするんですか
いや気になる方もいらっしゃるんじゃない
世の中の99.5%が気にならない
いやいやそんな言ったら
僕のことがもっと気になってないですから
それはまずいね
そもそも気になる
私19世紀のフランス美術を勉強したんです
もともとだから世界史が好きだったわけです
その中でも19世紀
その時は世界史なので
なんかどこがどこを攻めてとか
そういうのが大好きだったんですよ
三国志のゲームとか大好き
そうなんですか
男子です男子
そういうのがすごく男子っぽいんです
そういうのが好きで
お父さんとしてましたもん三国志
私リューヴィね
ビビビビンとかやってました
そうだったの
どうしてこうなっちゃった
どうしてこうなっちゃった
こうなっちゃった
仕上がりは責任私もう分かんないですけど
33:00
うちの親に言ってください
フランス
19世紀フランス美術
日本美術とも迷ったんですけども
最初はイタリアルネサンス勉強しようかな
イタリアルネサンスのその時の先生と
19世紀のフランス美術の先生とお二人に相談をして
イタリア美術の先生はイタリア美術は大変で
そのイタリア美術の絵が好きなら
本当に好きなものは研究しない方がいいって言われたんです
距離を置いた方がいいってことですか
研究する以上
本当に好きなものは距離を置いた方がいいって言われました
だからって19世紀のフランス美術が嫌いってわけじゃないでしょ
じゃあ2番目に好きなものは何かなとか
思ったら歴史的背景と結びついて
歴史のことと結びついて
この辺の時代が面白いなと思ったんですよね
今とも近いから
今とも200年ぐらいの話じゃないですか
しか違わないんで
これは面白いなと思ったんですよね
一番好きな画家というか一番得意な画家って
19世紀フランス美術の中でも
得意とか聞いちゃうんですか
恥ずかしいですね
日曜美術館とかで何とか談義の時に
小野さんが満を持して出れるやん
そんなのちょっとだって
いろんな研究の先生がいる
でもこの番組出てくれた渡辺さんは
シャラクの時に出てました
別にシャラク研究でもないのに
渡辺さんと爪の顔もらいたいな
小野さんだったらこの人だったら
この人だったらというよりも
マネで卒論と修士論文を書いたんです
両方ともなんですか
マネで卒論と修士論文を書いて
それからひとつ橋の博士課程に行くんですけど
そこでもマネの研究をして
もっと違う方がいいんじゃないって
ひとつ橋に行った時には
先生にアドバイスを頂戴したんですけど
自分不器用なんでぐらいな感じで
マネの魅力ってなんですか一言で
なんか私高校生の時に今思えば
その時に無意識だったんですけど
地の旅とかいうNHKの番組があったんですけど
それを見てえらく感動したんです
それが確かにリンダ・ノックリンとか
欧米の研究者の女性の先生が出て
マネのオランピアだとかの
女性の視線の話とか
今では割合美術好きの方だったら
知ってるようなことに
フェミニズムの要素を加えて
話されてた特番があったんですけど
それを夜中に見て
すごいと思ったんです
この番組
これすごい
NHK受信料払ってて
36:01
よかったねお母さんと思いましたよ
そんなに思ったんですか
それぐらい感動した
そんなに思った
ピュアですね高校生で
それですごいな
こういうふうに絵って見るんだっていうのを
確かに思った感覚はあったんですよね
だから美術史っていうのも選択肢には入ったんですけど
まさかそういう
マネのそういうのを見たからって
そこで自分がそれを選択しようとまでは
学生の時は無意識状態でしたけど
考えてみると
考えてみると繋がって
その時にやっぱり社会性とか
フェミニズムだとか
そういうことと関連付けて
絵を見る見方っていうのを
知ったのが高校生の時だったんで
そう考えるとやっぱり繋がってるんですよね
大枠では
ひすれと工学を結びつける
マネとフェミニズムって別の視点
そういうのが面白いなと思ったのが
たぶんきっと背骨のところにはあるんだろうと思うんですよ
だからそれがマネじゃなくても
絶対そういう接点を見つけようと思うとか
そういうことはそこにあるのかなと思うんですけどね
なんか初めてちゃんと学芸員らしい
素晴らしい
これをもしかしたら高校生が聞いて
このポッドキャスト番組無料だけど聞いててよかった
って思う人がいるかもしれない
ひすれの時に高校生
高校生と思い出したんですが
ひすれの時に高校生の男の子が来たんですよ
事務室に
わざわざ
全然知らない子なんですけど
最初高校生かどうかわからなくて
私服だったので
学芸員の方いらっしゃいますかって
いきなり事務室に訪ねてきて
私100%叱られるんだけど
クレームが来るなと
クレームが来るなって
そしたらうちのね
その時の副官庁が
ご余計は何ですかって立てて
一応
聞いてくる
男子だしね向こう
男子ですね
わかんないじゃないですか高校生って
私服着てると大人っぽい子は大人に見えるし
なんかされるんじゃないかと思って
私もまた叱られるのかな
夏休みの発表じゃないかみたいな
怒られるのかなと思って
しょぼくれてたんですけど
ちょっとお伝えしたい
言いたいことがあるって
まだ完全に叱られると思って
言いたいことがあるらしいのよ
いい?とか言われちゃって
しょぼくれて出たんですけど
僕感動しましたって
何かって思うじゃないですか
そして何かこういうふうに
絵画を見たことはなかった
こういう視点をくれて
ありがとうございます
もう生きててよかったと思う
いや素晴らしいですね
だから多分それが私に
地の旅で起きたんですよね
NHKの
でもその子がもしかしたら学院になってるかもしれん
だって5年前ですもんねこの展覧会が
もっと立派なものをやろう
いやいやいや素晴らしい
本当なんかね
そういうふうに思ってくれるものだったっていうのが
一人でも嬉しいと思いました
もうつなげたみたい
39:00
いや嬉しいですね
こういうのが一番嬉しい
だからちょっとでもこれ今聞いてて
本当に感動した展覧会があったら
クレーム以外だったらいいにっていいってことですね
いやちょっと控えてほしい
その子はちょっとグイグイくるパターンだったんだけど
この人は高校生だったし
なんかこっちも広い気持ち
知らんおっさんが
良かったよ良かったよとか言ってくれたら
もうしんどいじゃないですか
もうそんなこと言って
他の人の展覧会の時に良かった良かったって言ったら
ものすごい感動した時だけオンリーにしましょうね
もう本当に人生観
一応受付通してましたね
一応ちょっといきなり来られるとびっくりする
確かに確かに
あの時はまだ平和な時代だった
いやーなるほど
ちょっと全然違う話なんですけど
たまには美術以外の話もということで
美術以外にハマってるとか好きなことっていうのはありますか
トニーさんに聞かれて
事前
一番困ったんですよね
でも僕も分かる
僕もこんな仕事やってるけど
美術以外何?って言われたら
ないでしょ
だから仕事が趣味みたいな延長線にあるから
あえて何が得意ですかとか
何が趣味ですかって言われても
趣味ってすごいものって思うんです私
なんかみんな例えば
週に何回かはやってるとか
サーフィン週3でやってますとか
そういう趣味じゃないですか
料理が趣味とか
料理が趣味って
完成度が高くないと
言えない
言えないじゃないですか
料理が趣味って得意な方なんて
もう天に星を仰ぐようにいるんですよ
その人たちに対して私は料理が趣味ですかって
おこがましくて言えない
それを考えると一番困りましたですね
でも絞り出すと何になるんですか
好きなもの
昔を思えば音楽はよく聞いてました
音楽とか映画とかテレビはよく見てました
テレビだと何ですか
テレビは
世代はほぼ一緒ですから
中学生の時とかはお笑い好きなので
飛ぶ薬とか見てました
飛ぶ薬の時からも知ってるんですね
深夜の
あれを見るか見ないかは親との攻防戦ですよ
深夜だからもう寝なさい寝なさいで
それが中学生ですか
中学生です
そうか少しちょっとだけ違うんですよね
僕は中学校がだからボキャブラなんです
ボキャブラ長くなかったですか
長かったです
でも多分中学校の時が多分ボキャブラが
急にそれまでのダジャレみたいなのから
キャブラって切り替わりだったんです
そうでしたね
トニーさんと私4つ違うんでしたっけ
3つでしたっけ
3つじゃないですか
僕は82年度
じゃあ3つですね
で僕はボキャブラ見てだから
お笑いの道行きます
オンエアバトルとか
あれ面白かったですもんね
すっごい面白かったですね
でも結構その時のお笑い見てるわけですか
見てます見てます見てますし
ヤスさんキオスさんも見てます
いやそんなに歳変わんないです
そんなことないです
42:00
多分
親が見てるってことですか
昔ので見てるんですよね
あーなるほど
懐かしの
そういうのを見た時に
友達はみんな理解できないって言うんですよ
早いしゃべりが
全部頭に入ってきたから
多分好きなんだと
なるほどなるほど
音楽だと誰になるんですか
音楽だと私は
誰ですか
洋楽から入った人なんですよ
その頭になるんですよねそういうパターン
バーンを買ってました
知ってますバーン
知ってます知ってます
バーン買ってました中学生から
バーンでいそいそと歯書き書いてましたもん
何の歯書き書いて
なんかくれるってやつ
誰かに会えるとか
もらえないですね
もう皆さんすごいんですよね
あれに出す方って
大人がすごい絵描いて出すの
子供かなわないんだもん
朝倉文夫賞持ってしても
じゃあ向かっての親子送れば
立体だし立体だし
切って貼れないみたい
そうなんですね結構
だってそれで
三国志も好きでとかだったら
あんまり当時クラスメイトと
盛り上がりました
盛り上がらないですよね
ちょっと話題違いますよね
でも飛ぶ薬は流行ってたんで
流行りものを抑えてるんですよ大体
そこも一応
そこを抑えつつの
自分の好きなもの
帰国史上の男の子がいたんですけど
なんか私がなんかのチケット取ったって言って
話してて
その子が
それいいねって取れたんだみたいな話して
そういうことしかその辺は合わなかったです
音楽の話はね
でも映画は結構その
洋画の映画が好きっていう子は
結構女の子とかいたので
レオナルド・ディカプリオの大ファンとかいたんです
はいはいはいだからちょうど
タイタニックの時代ですよね
そうです
タイタニックかな
タイタニック小6だったな
そうかも
たぶん中3
そうですね中3
なので
そういうのは結構好きな子いたので
だって洋楽が好きですっていう子は
いたから結構あれだったんですけどね
それを聞いてからだとあれなんですけど
2時間サスペンスが好きって
2時間サスペンスも好きですよ
真逆じゃない
真逆じゃない
あの2時間の中に
あんなにうまいことハマってるんですよ
わかります
あの技術すごくないですか
思います思います
私神回っていうのがある
どれどれですか
あの戸塚和刑部あるじゃないですか
戸塚和刑部って
テレビ朝日さんとフジテレビさんで
両方やってるんですよね
もちろんキャスティングは全然違うんですけど
再放送をお昼にやってたじゃないですか
今もやってるのかな
でも2時間はやってないですよね
やってないですよね
昔やってましたよね
その時に
同じ話題同じストーリーのものを
同時にやってる回があったんですよ
これすごいと思って
テレ朝とフジテレビ
そうですよ
高1ぐらいの小6は
なんか平日休みだったんですよね
すごいすごい
ザッピングしながら
ただザッピングしたところで
45:01
同じタイミングでやってないから
ずれて
話題はずれて
話題はずれるんだけど
こういう解釈かみたいな
なるほどなるほど
同じ原作で
ここでは亀さんがこう言ってたけど
ここは亀さんじゃないんだ
こういう感じ
何歳の時ですか
高1ぐらい
めっちゃ嫌な幸運をつけて
だから2時間ドラマは
僕はうちの両親が好きだから
いつもつけてたんですけど
今はないけど
結構当時別途シーンやりましたもんね
昔は
昔やりました
昨日に奈々がお風呂入ってましたよね
ああそうそう
古谷彦さんとの
それで日野翔平と
そうそうそう
あれはもう平気で出るやつだった
やつなんですよね
そうそうそう
かさずが結構出てるなって印象
ああそうなんですね
印象はあります
最近上品ですもんね
だから減りましたよね
減ったし
もうちょっと前までやってた時は
そういうシーンが一切ないんですよね
うんうんうん
みんなシートベルトするしね
そうそうそう
急いでんじゃないのみたいな
そうそうだからそう
あれ謎ですよね
だからそう今のあれでしょ
守んなきゃいけないじゃないですか
じゃあもう殺人をなくさなきゃダメですか
そうですね
シートベルトする人が人殺さないと思いながら
そうそうそうそう
人は殺すんだと思いながら見てますけど
そうですよね
どうですかね
そういうのが面白い
僕はだから2時間ドラマが好きだったから
なんか大学の時に
映像作るサークルだった
この番組はプロデューサーだった
でその時に
一緒だったんですか
そう
えーすごいな
で僕後輩のために
なんか作りたいって言ってたから
脚本書いてあげたのが
2時間サスペンスの解決編だけ作れば
こっち撮んなくても
なんかそれっぽく見えるっていうので
解決編だけ作るっていうのをやったんですけど
それで結局殺害シーンとか
もう全部インサートで入るから
結局最後の20分だけで
2時間やったように見せれるっていうのを
見せれる
作ったことがあって
あれは結構自分らに面白い
あれだってみんなその動機を
全部解禁してから捕まるじゃないですか
そうそうそう
あれさえあれば
そう
大体そういうことだったんだ
そう
あの20分だけで
実は単にいけるんですよね
でもあの
だから自分で脚本書きながら思いましたけど
やっぱ芸人だから
ネタ作る立場だからだけど
毎回こう人集めて犯人が喋って
それがドラマでは回想シーンになるじゃないですか
どんだけ魔術があるんだろうと
犯人が
犯人がね
しかもこの淀みなくて
この追い詰められてるはずなのにね
回想シーン終わった後に
みんながうーんって言ってるけど
たまにはそうじゃない犯人もいるわけだから
話がさ見えてこないんだけど
それ何人目の殺人の時の話なの
それ来たのとか
それどこのシーンとか
あるはずなのに
毎回回想シーンの後
みんながうーんみたいな
泣いたりとかしちゃって
それでも音がつくね
その技術でなんかお前やってけんだろう
っていうやつ
しかもなんで崖に行くまでに殺さないんだろうね
人質言うときね
いろいろありますけどね
面白いですよね
2時間ドラマ話
48:01
でもこれなんか
どっかでそういうのなんか一回
展覧会やってほしくないですか
尾野さんの担当じゃないかもしれないですけど
2時間サスペンスを
2時間サスペンスの展覧会だったらもう
譲らない
私やりたいですよ
面白いもん
だって2時間サスペンスのやつやったら
だって俺の中で思うのは
石野真子さんが出てたら多分大体犯人だから
キャスティングで大体バレーになりますよ
犯人っぽく見せて
すんごい不幸な目にずっとあってた
オカミとかね
これも1回
もうこれ2時間サスペンスの話ばっかりしてますけど
1回衝撃的だったのが
まちゃみさんが
マネージャー
なんかのマネージャーっていう設定の
2時間サスペンスがあって
これが一番衝撃的だったんですよ
っていうのは
なんとかの
名前がついてるじゃん
なんとか探偵
マネージャー探偵何々
シリーズ1みたいな感じだった
最後の最後で
犯人が実はまちゃみだった
シリーズものと見せかけて
実は主人公が犯人だったっていう
これやられた時に
サスペンスってこんな裏切りあんの
本当ですね
まさかですよね
まさかのみたいな
でも考えたら今ヒットの相棒も
もともとは2時間ドラマ
そうそう
その時から見てましたから
そうですもんね
そうなんですよ
そういう広がりはやっぱあるんですよね
だっていまだにあれらしいですよね
霊柩者の女
赤い霊柩者は
視聴者さんらしいですもんね
あれも大好きですけど
なんでいつももみじさんは
おまんじゅう2つ食べるんだ
しかもなかなかもみじさんが
小娘役から脱線
そうそう
卒業させてあげてほしいんですよね
ずっとあれ
もみじさんって犯人役やんないですよね
やんないですよね
あんなに出てても
ねえもみじさん
もみじさん私好きなんです
安心する
でも2時間3スペースでやったら
もみじさんが多分音声ガイドかもしれない
もみじさんですよねやっぱりね
で船越さんとかもしかしたら船越さん
船越さんもいつまでも青年役ですから
確かに
船越さんも大体大人だろうなと思うんですけど
でもなんかやっぱその犯人役ベストみたいな
なんか全員犯人役の人が出てくれたら面白い
そうですね
多分誰かわかんない
わかんないわかんない
中山忍さんとかも結構犯人役多い
中山忍さんもすんごい不幸な女の人か犯人か
でも中山忍さんが犯人役やるときは超悪いわけじゃないんですよ
何か事情があって
はーっていう感じ
でもいいですね2時間3スペースでちょっとやって
文化ですよ多分
私あと時代劇も好きなんですよ
時代劇も
時代劇と2時間3スペースは好きです
時代劇だと何が好きだったの
池上翔太郎さんですねやっぱり
鬼兵犯課長が許せよってちゃんと入ってきました
許せよって
結構テレビ見てますね
結構テレビ見てます
今見てます?
今そんな見てない
今ニュースぐらいしか見ないですね
やっぱりもうこんな仕事が
もう多分大人になると疲れてきちゃって
51:02
ドラマを見る気力がないなと思う
2時間3スペース
なんかね本当に相棒は見てますよ
僕も見てます
相棒とニュースぐらいです
おじさんみたい
おじさんですよねこれ
相棒とニュース
仮装剣は見てないですか仮装剣
仮装剣は真剣には見ないですけど
ついてるとそのままにします
沢口さん安心するから
わかりますわかります
そうですよね
いつまでも綺麗だな
お綺麗と思いながら見てます
僕たぶんね2時間ドラマ好きになった理由は
先にはまったのがケージ・コロンボなんですよ
金曜ロードショーでたまにやってたんですよ
何ヶ月に1回ぐらい
今全然やんないけど
ケージ・コロンボ今BSでやってますよ
本当ですか
僕高校時代にバイトしてたんですけど
するしかなかったから
稼いだお金ケージ・コロンボのビデオVHS買ってた
当時1本4千円とかで
すごい高いですよ
高かったんですよ
それを買い集めたんだけど
いいですね
最終的にDVDが出ちゃってそっちには入ってたんです
落としてもらえばいいじゃないですか
いやでももう全部処分したい
ケージ・コロンボも面白かったけど
ポガロさんとか見てましたよね
NHKの
NHKのああいうの見ますよね
見ます見ます
全然違う話ばっかりしちゃって
もういよいよ終わりだって
どうでもいい話ばっかりしちゃって
あれですよこの番組が
多分収録が1月ですから
今やってる展覧会とか
ぜひ練馬クリス美術館さん
何やってるんですかね今
35周年の
そうそうそうです
35年の35展っていう
展覧会をちょうどやっておりまして
これはですね
35展しか出ないですか作品が
多分そうです
多分そうです
多分そうです
これちょっと未来の話を言いましてるから
そうですね
じゃあそうです
35周年
35周年なので
その年々で代表的なというか
独断と偏見で
担当者がピックアップした
過去に展覧会に出た
その年に出た
2008年2020年とか
そういうことで出るんですね
それでその時に出したものを
展示して
35年の展覧会をちょっと
一個ずつだけれども振り返ってみましょう
しかもなんと入場料は無料
無料でございますよ
ですよね
本当にこのコロナで財政難の中
本当ですね
本当に
ぜひ遊んでほしいですよね
そうですね
たくさん来ていただいて
コレクションを見る機会というのが
練馬区立美術館に
常設のコレクション室というのがないので
こういう機会に無料ですし
見ていただけるとありがたいかなと思います
そうですね
その次に伝染展というのが
2月から始まります
ちょこちょこと話し始めました
加藤さん
そうです
上司になされる
大変尊敬する上司の加藤さん
伝染は伝心柱とかの伝染ですよね
伝染する方じゃないですよね
54:00
電線マンの伝染
また古い
いろんな伝染が描かれた絵が出てくる
そうですね
ちょうど担当者じゃないので
うまくできるか分かりませんけれど
要は江戸末期ぐらいから現代まで
現代だと伝染とか電柱とかって
邪魔者扱いされますけども
文明開化の頃とか江戸末期の頃っていうのは
当然科学技術最先端の
科学技術の象徴であったわけだから
その象徴がどのように描かれたかっていうのを
江戸末期ぐらいから明治経て大正昭和
そして今の時代現代のアーティストが
どう捉えてるかっていうのを
俯瞰してみていこうというような展示で
これすごく面白い
これ何月から今ですか
これ2月から
2月からですので
ぜひ皆さんチェックしていただけたら
というふうに思います
他にリマクリス美術館さんとして
告知したいこととかもしくは小野さん
個人的に
個人的に告知って
まあおかしいじゃないですか
おかしくはないけど
なんかやりますよとかが
あればというものだけ
なければいいんですけれど
美術館はずっと多分あると思いますので
でも小野さんが担当する展覧会は
2021年度は
ありますあります
まだちょっと発表されないですけども
まだ発表できないですけどね
それも楽しみにしていただければ
ありがたいなと思います
あっという間の収録でしたけれども
どうでした振り返ってみて
怖いですね
自分が何話したかあんまり覚えてない
あとで聞いた時に
赤面すること間違いないなと思う
ちょっと今までにない
結構異色の会議になった気がします
撮り直すなら撮り直してもいいですから
言ってくださいね
これはこれで配信して
まただから足りない話は
また別の時に改めてゲスト
足りない話は何ですか
いやいやあると思います
まだまだまだまだあります
だってこれ
ねえあの
ここオンエアするかわかんないですけど
あれもありました
江戸白でのトイレ事件とか
それ聞いた話です
そうそうそうそう
そういう話とかね
そういう話ありましたね
渡部さんよりも先にね
そうですよ
あれもあります
あれね皆さんね
多目的トイレって言いますけど
多目的じゃないですよ
多機能トイレですからね
多目的に使ってるのは約1名の話で
多機能ですよ
トイレの名誉のために言います
何の立ち位置なの
まあだからその話とか
まだ小野さんが仕入れた
いろんな話あるじゃないですか
小野さん
意外と情報量があるから
小野さんからのなんかそういう
発信企画もいつでやりたいな
情報量あっても知らないふりします
そういうのが得意なんですか
なんかそんなのもやれたらな
というふうに思っております
小野さんどうもありがとうございました
ありがとうございました
はいこの番組は不定期配信です
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報読をお願いいたします
感想はハッシュタグ
そろそろVizの話を
今後聞きたいテーマやゲストは
番組ウェブページにお願いいたします
だいぶリクエストに応える番組ですので
ぜひぜひお書きいただければと思います
ということでお聞きいただきまして
57:00
どうもありがとうございました
57:26

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