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2024-07-17 42:32

#232 時計だけが「時間」に非ず。アインシュタイン相対性理論キホンのキ

「それって哲学なの?」といった身近なテーマをきっかけに、哲学の楽しみ方を探求するラジオ番組です。



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サマリー

アインシュタインの相対性理論によると、高い場所や速く移動する物体の時間の流れは遅くなるという事実があります。また、現在や時間の捉え方には主観性があり、時計的時間や本質的時間という概念が存在します。宇宙の中に存在する無数の時間と、その時間のスピードについての話がされています。相対性理論に基づいた時間の捉え方の変化とアインシュタインの理論の応用について話し合われています。アインシュタインの相対性理論の基本について解説がなされています。時間の捉え方や過去と未来の区別について議論し、タイムマシンの可能性についても触れられています。

00:11
はい、それ哲ラジオ、今日も始めていきたいと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、現在時間をテーマにやっているということで、前回はあれですね、1600年ぐらい前のアングスティヌスの考えた時間というところを見てきたんですけれども、
素朴かと思いきや、ほど遠いですね。めちゃくちゃそんなことを考えてたんだっていう感動があったんですけども。
やっぱりね、そういう原理を教えても大事だと思うんですけれども、当然ね、これも1600年前の話とかなので、
現代の時間の捉え方が当然違うわけなんですよね。もちろんそのアイデアを引き継いでいるところはあるんですけれども、やっぱりもっと全然違うような理解に今はなっておりますよと。
あくまでも神が作った世界の中において時間はっていうものがあるから、やっぱそうになるんだけれども、ある種現代の物理学とか哲学においては神じゃなくて、
ある種その世そのものの法則っていうものを捉えに行ったときに、果たして時間ってどんなふうに捉えられるんですかということを考えたり、それを解明したりしようとするわけなんですよね。
今回はそこの話をしていくんですけれども、これもね、実はめっちゃ理解しにくいと思います。たぶん最初。
宇宙スケールの話が出てくるのはどうしても。
それを含めて、わかんないところがあったらまたわかんないって言っていただきながら、一緒に話をしてあげたらと思ってるんですけど。
まずね、急に時間とは何かとかって話をする前に、カテゴリーの話をしていこうと思ってるんです。
前回も時間の中にそれ自体としての時間と、私たち自身を受け継いでいる時間という2つがありますよっていうふうに言ったと思うんだけども、
やっぱり時間ってすごく複雑なというか、いろんな概念が含まれているので、それをちゃんと分けた上で考えていきましょうっていうのが基本としてあるんだよね。
それが大きく3つに分けられるんじゃないかって話があって、
1つがいわゆる本質的時間っていうのがまさに時間そのものみたいな話なんだけど、
それの他に時計的時間と主観的時間という2つがあるよっていうふうに言われてるんですよね。
本質的時間と時計的時間と主観的時間。
そうです。
一番わかりやすいのが時計的時間なんだけれども、
いわゆる僕らが普段慣れした心理で、1分とか1秒経ったよねとか、
1時間経ちましたとかっていう話なんだけれども、
ある基準とある時計があって、
それが時間分動きましたよねとか、その時間を指し示しましたよねってことで他ならないんだよね。
よく漫画とかドラマとかであるかもしれないけど、
時計が壊れてきて目覚ましがならないとか、
あるいはまだ6時だと思ったら実は8時だったとかで寝坊しちゃって遅刻するみたいなことがあったりするじゃない。
これもどの時計を基準とするかによって時間が実は変わるんですよね。
どういうことだ。
日本全国の時計が今は8時を示しているけど、
その人の時計は6時を示したわけじゃないですか。
その人の時計は6時だったんだけど、
世の中全部の時計は8時だったから8時が正しいっていうふうに言ってるだけなんだよね。
逆にその人の時計だけが本当は正しく8時を指してたんだけど、
日本全国の時計が6時を一緒に指したとしたら、
たぶん日本は6時になると思うね、その瞬間。
もちろん世界で見たら基準時とかがあるからそれはおかしいっていうのは言えるんだけど、
それも基準時っていう基準を立ててるから言えるというだけであって。
それがみんな知らない間にハッキングされて、
そういう人が出てたら誰も気づかないよねっていうね。
その通りです。
可能性があるよねと。
これはもちろん主観的時間の話なんだけれども、
明らかに夜の時間なのに時計が昼の時間を指してるとかっていうのはおかしいって気づくじゃない。
ある種僕らが日が長い短いとか、夜だ昼だとかってことで時間を別の観点でも捉えてるからっていう話はあるんだけれども、
ある種の時計的時間っていうのはそういうふうに何らかの基準の時計があって、
その時計に合わせて時間っていうものを捉えてますっていう考え方なんだよね。
その時計的時間においては時間っていうのがあるんじゃなくて、
時計が動いた結果それを時間と呼びましょうっていうふうな理解になるよねっていう話です。
逆なんだよね。僕らさ、時計って時間を測ってるって思ってるじゃない。
逆で時計があるから時間があるっていうふうな考え方になります。
というのがこの1個目の話で。
2つ目の主観的時間っていうのは、これ時間編の第1回でもお伝えしたんですけど、
ネズミの時間、ゾウの時間みたいな話をちょっとしたじゃないですか。
はいはいはい。
いわゆる生き物においても多分時間の捉え方って言ったら違うよね。
ある種楽しい時間は早く過ぎて、つらい時間は長いっていうのもすごく主観的な感じ方ですよね。
ある種時間の1つとしては言えるんだけれども、
これ時計的な時間っていうものをある種本質的な時間とか時間そのものっていうところに含めちゃうと、
いろんな不幸が生じちゃうんですよね。
いやまあそうだね、確かに確かに。
なので、それを切り分けたときに残る本質的な時間、時間そのものっていうものってどんなふうに捉えられるんでしょうねとか、
どんなふうに解明していけるんでしょうねっていう話なんですよ。
結構第1回でも高さ、要はスカイツリーの上と地面では時間の流れる速さが変わるんですよって話をしたじゃないですか。
でもあれは結構驚きだったというかね、
あ、そんなこと考えなかったよって話だと思うんですけれども、
今回ちょっと取り下げたい3つの事実があって、
こんなふうに言われたらどう感じますかっていう話なんだけど、
これ事実ね、事実。
事実なんだ。
事実。
前回も言ったんですけど、1個目は、ある種この現在、今とは存在しませんって話ね。
2つ目は、ただ1つの時間では存在しなくて、無数の時間が存在しますっていう話ね。
3つ目が、過去と未来の区別はないって話。
全部わかんない。
全部事実なんですけど。
事実なの?事実ってなんだ。
事実、事実。
事実なんだ、いいね。
だからさ、客観には全部反しない。
要は現在はあるだろうし、時間も1つでしょって思うし、
過去と未来はそりゃ違うでしょみたいな。
そうだね、よくわかんないね。
そこそこ定義論というか、
言葉遊びにも感じるし、こうと言えればこう言えるよねみたいな、
レベルの話だったらわからなくもないけどっていう、事実だ。
これが物理学的に証明されてますって言われても、
そうなるとどういうことってなるの?
そうだよね。
こういう話について書いてるのが、第1回でもお伝えした、
時間は存在しないっていう、カルロ・ロベリーさんっていう、
物理学者の人の本なんですよね。
気になることは、本当にこの本全部読んでほしいぐらいめちゃめちゃ面白い本なんですけれども、
今回その中でも、さっき言った時間は存在しないっていう話と、
無数の時間が存在するっていう話と、
過去と未来の区別はないっていう、この3つについて取り上げる中で、
時間って、物理学ってそんなことまで言えるんだとか、
そんな風に考えるのねって話をしたいなっていう風に思っておりますよ、という感じだと思います。
ちょっと文系からするとこはね、ただただ楽しみだね。
やっぱりわかんないからね。想像も及ばないじゃないですか。
アインシュタインの相対性理論
この中で重要になっていくのが、たびたび名前としては登場するアインシュタインなんですよ。
アインシュタインの特殊相対制度と一般相対制度っていう話があるんですけど、
これも解説とかはもちろん僕もできないし、
ある種の時間に関連してこんなことを言ってたんだよとか、こんな風に考えたんだよということが、
ずっとお伝えできたら面白いと思っていただけるんじゃないかという風に思っております。
早速その1つ目の、現在は存在しないっていう話なんですけど、
これね、まさけもお伝えした通り、高さ、スカイツリーの上と地面っていうところでは、
時間の流れる速さが変わるっていうことを言ったじゃないですか。
これが事実って話をしたと思うんですけど、
これはどっちかっていうと、アインシュタインの一般相対制理論っていう話から出てくるもので、
それを証明したのが一般相対制理論っていう話。
地球の中心地帯とか、ある種質量の影響を受けて時間というものが変化するという話なんですよね。
これがある種一般相対制理論の話なんですけど、その前に出したのが特殊相対制理論っていう話であって、
何かっていうと、すごい簡単に実例を話すと、
動いているものの時間っていうのは流れが遅くなるっていう話なんですよ。
さっきは位置だったじゃない。
今度は動きっていう話で、これも実は実験で証明されてるんですけど、
飛行機に正確な時計を載せて、地上に置いた時計と比べますと、
地球の南下を持つとか結構長い距離を走るんだけど、走るとか飛ぶんだけど、
そうすると明らかに飛行機に乗ってる時計の方が時間が遅れるってことが観測できるんだよね。
つまり、動いてる人の方が時間が遅いのよ。
そうなんだ。スカイツリーと地下だと地下の方が時間が遅いから、
飛行機の方が時計が速く進みそうだけど、
飛行機は動いてるから高いところにあるんだけど遅れるっていう不思議な状況が起きてる。
そうなんです。高さの効果を乗り越えてまで、
時計的時間と主観的時間
速く動くってことの方が時間を遅らせるってことに影響するんだよね。
ランニングしてる人の方が時間が遅く進んでるんだよね。
そうなるね。困ってる人の方が。
どうよ、この事実。
事実って言われてもちょっとよくわかんないですね。
神がいると同じくらいちょっとわかんないですね。
神と違って観測できるのって人もいるかもしれないけど、
速さが速い方が時間が遅いってのも観測もできるし、実験もできるし、計算もできるんですよね。
どんぐらい速いとどんぐらい遅れるのってこともね。
そうだよね。もともとはこうなるはずだって方が先にやってこの飛行機を実験してるわけだから、
あるんだよね。質量だったりとか何がしかの法則。
計算式も当然ありますよと。
これをまず事実として捉えていただいた上で、ここから話を聞いてほしいんですけども、
今考えてるのは、現在は存在しないっていう話でしたと。
現在の存在と本質的時間
現在の話をするのもちょっと大変なので、比較的に考えてみたいんだけれども、
兄貴に聞いてみたいんですけど、
どこですかって聞いてみたいのね。
ここはどこって言ったらなんて言う?
ここはどこ?今家にいますね。
家ですよね。
マルシュの岩手にある家じゃないですか。
僕からしたら、でもここっていうのは京都にある家だと思うんですよね。
つまり、ここはどこって言うのって、それは人それぞれじゃんって話じゃないですか。
じゃあ、今っていつって言われたらどう思います?
今っていつ?はいはい。
これはこの収録しているこの瞬間から。
例えば、今7月11日なんですけど、
例えば何時何分何秒とかって言えたりしますよね。
例えば、仮に今僕らは同じ日本で撮ってるけれども、
仮に兄貴が突然アメリカとか海外に出張しちゃいましたと。
今、いつっていうと、今は日本は朝10時だけど、
こっちは今夜の8時だよとかって言えますよね。
これってやはり時計的時間があるおかげなんですよ。
はいはいはいはい。
例えば、今って何?って言ったら、
こっちは10時、こっちは8時みたいなことは言えますよ。
これを本質的時間について適応しようと思うと、
現在の概念の限界
いろんな都合が生じるんですよね。
本質的な方面?
はいはいはい。本質的に時間そのものについて考えようと。
今、兄貴に海外に行ってもらったじゃないですか。
ここから発想を飛躍させてほしいんだけど、
兄貴が突然、地球から見て10光年先、
光で10年かかる距離の惑星に移住できてしまったとします。
10光年ね。はいはいはい。
めちゃめちゃ遠いよね。
はい。なので、10光年ってことは要は、
さっき言ったように光が届くまで10年かかります。
っていう時に、僕が今兄貴何してるんだろうと思って、
気になって10光年いる兄貴を見ようと思います。
うんうんうん。
っていう時に、見るって言っても、
例えば超高性能望遠鏡みたいなものがあったとして、
で、兄貴の姿を見るわけですよ。
今何してるんだろうと思って。
はいはい。
でも、これが天体観測とかでよく言われるんですけど、
10光年先だから、兄貴がやってること、
僕が見て兄貴がやってることっていうのは、
今から10年前にやってることなんだよね。
いやー、そうだね。はいはいはい。
ってことが、僕は今兄貴が何をしてるか知りたいんだけど、
どう頑張っても10年前にしたことしかたどり着きませんと。
うんうんうんうん。
ってことが起きるんだよね。
そうなの?はいはい。
うん。
ってことで、僕の今と兄貴の今って今では接続しなくなっちゃいますと。
うんうんうん。そうだね。
じゃあじゃあってことなんだけど、
僕が兄貴の姿を見たじゃないですか、
で、その10年後っていうのが、
それで10年前の姿なわけだから、今僕が見てるのは。
うん。
10年後に持ってることが、兄貴が今してることだって言えそうじゃないですか。
そうだね。ひるがえってこっち視点に移すとね。
そうそうそう。こっち視点に移すとね。
うん。
ただ実はそうは富屋が推しませんぜって話があって。
え?あ、そうなの?
そうなんで。
へー、なんでだ?
うん。
これはなんでかって言うと、さっきさ、早く動くと時間が遅くなるって言ったじゃないですか。
うんうんうんうん。
例えば、兄貴がね、ゆっくり先の惑星でずっと過ごしていればそうかもしれないんだけれども、
うん。
例えばじゃあ兄貴が、実はちょっと地球帰ってきたんだわってなってたとします。
おー、はいはいはいはい。
そうすると何が起きかって言うと、僕が兄貴の姿を見た、
ごめんけど覗いたその10年後、兄貴が地球に帰ってきてるって可能性があるんですよ。
そうするとね、何が起きかって言うと、めちゃめちゃ早く移動してるじゃないですか。
要は光の速さぐらいで進んでるんで。
あ、ごめん。えっと、どっちが?
兄貴が、兄貴が。
あー、もうすごい宇宙船早い。
もうすごい宇宙船に乗って。
宇宙船ね。
そうそうそうそう。
10光年先の天体から地球に帰ってきますと。
はいはいはいはい。
そうすると兄貴は10年、10年後何してたって、例えば僕が聞いたとすると、
え、なんか10年後、いやなんか今こうやって地球に帰ってきてるけどって言うんだよね。
うんうんうんうん。
でも僕からしたら、え、何言ってんの。
地球では今もう20年経ってるよってことが起きるのね。
つまり、この天体望遠鏡で見た10年後、兄貴は地球にいるんだけど、
それは僕からしたら20年後ですってことが起きます。
浦島太郎みたいなことが本当に起こるんだね。
そう、本当に浦島効果なんだよな、これが。
ほうほうほうほう。
はい。
ちなみにね、なんかこれなんか調べたら出てきたんだけど、
もし仮に光の速度の99.5%っていう高速、すごい速さで動くと、
止まってる人よりも時間の進みが10分の1になるんだって。
え、あ、そんなに?
そう、そんなに。
へー。
だから、仮に10年かけて帰ってきたとするじゃん。
僕が地球時間で10年かけて帰ってきたとすると、
兄貴からしたら体感1年しか経ってないように思うんだって。
へー、なるほど。
それはどっちも正しいです。
だから、僕が10年経ったじゃんっていう話と、
兄貴が言う1年しか経ってないっていう話が同じように起きる世界っていうのが、
実はこの世界なんだよね。
わー、わー、面白いね。
そうなると、あれか、最初言ってた時計的時間?
うん。
ここの概念がまた変わってくるんだ。
変わってくる。
高速みたいな概念が入ってくると。
変わってくるっていうか、時計が指してる時間が遅くなるんだよね、純粋に。
時計の進みが遅くなる。
遅くなるっていうのも、だからもっと言うと、
これは時間が1つしかないって思ってるから、
時間が遅くなるとかって言われると混乱するんだけど、
あれは実は2つ目の話をしてて、
時間っていうのは無数にありますって考えるとおかしくなる。
はいはいはい。
僕の1秒は姉貴の10秒。
あ、嘘、逆。
僕の1時間は姉貴の1秒だとか、
うんうんうんうん。
僕の姉貴の1年は僕の10年だっていうことが、
全然起こり得ちゃうんですよ。
うんうんうんうんうん。
なるほど。
かなりSFチックな話になるけれども、
だから例えばそういう話が10年かけて、
はい。
帰ってきました、姉貴がと。
ただこっちは1年で移動できます。
実行年を今1年で移動できる感覚で移動するんだけれども、
たぶん地球とか今の人間の感覚からすると、
どんだけこっちが1年で帰ってきましたっていう風に体感せたとしても、
しっかり10年分は歳とって、
10年分は老化して帰ってきてるわけね。
って話ではない。
そんなことはない。
え?嘘?
老化してない。
しないの?
しない。
あ、本当に遅くなってるから?
遅くなってるから。
体感がとかじゃなくて、
うん。
事実は遅くなってるから。
事実は遅くなってるから。
もちろんその時に人間の体がどう反応するかとかはちょっと分かんない。
もしかしたらあるのかもしれないけれども、
うんうんうんうん。
でも事実時間が遅くなっているので、
姉貴は1歳しか年をとってないんだけれども、
僕らは10歳年をとっている。
なるほどなるほど。
そっか、本当にその人間がね、
そのスピードの中でどう反応するかはまだ実験もできていないから分かんないけれども、
うんうん。
本当に浦島太郎になるんだじゃあ。
そう、本当に浦島太郎になる。
なんか早くめっちゃ年とってないってめっちゃ驚くわけか。
そうそうそうそう。
え、何言ってんの?もう10年経ったよ。
時間の遅さと速さ
ってなる。
うわー浦島太郎すごい。
ねーすごいよね。
だからあれは事実というか、
超高速で移動したとか超遠くの世界に行ったことを表してって言われたら、
まさに現実なんだよねあれって。
いやー予言書なのかもしれないね。
もしかすると。
すごいよね。
いつもお話しか知らんけど。
そうそうそうそう。
へー。
あ、ちょっと分かった気がする。
うん。
はいはいはい。
そうなんです。
なので、例えば地球上とか日本において今何してるって言葉は全然いいんだけど、
兄貴が10光年とか100光年先にいた時に、
今10光年先で兄貴は何をしてるんだろうっていう問いかけは、
本当は成り立たないんだよね。
わーそうだねー。
うん。
それは本に書いてたんだけど、
例えばそれって要は音符の重さってどんぐらいですかって言うと、
同じぐらい意味がない問いだっていう風に書かれてるんだよね。
あーなるほど。
その音符の例えに意味はなくて、
意味のなさいだけ意味があるんだね。
意味のなさいだけ意味がある。
はいはいはい。
カエルがどうやって出かけ先に行きますかとかって言うと、
同じぐらい意味がないナンセンスだっていう話を、
今10光年先で何をしてますかっていう問いには意味がないっていう風に言ってます。
なるほどなるほど。
やっぱり僕らは現在とか今って呼んでる時間っていうのは、
あくまでも自分たちと近い。
地球って地球も大きいんだけどそれでも近いんだよね。
時間的なスケールからすると。
なるほどなるほど。
基準が作れるぐらいにはね。
それぐらいにはそう。
宇宙の時間の事実
基準を作ったとしても、
不具合がないぐらいには近いんだよね。
だからこの地球という平仮名の中に置いてのみ、
現在とか今っていうのがある種意味を持つと。
うんうんうん。
使える概念であって、
決して宇宙規模で遠くまで広がる概念じゃないんだよね。
なるほど。
だから僕らが今とか現在現在って、
ある種当たり前に言ってるんだけれども、
単位を取られると現在っていうものは機能しません。
っていう風な話なんだよね。
えーわー面白いね。
はい。
ここまで話すと、実は途中でも話したんだけれども、
ただ一つの時間帯は存在しなくて、
無数の時間が存在するっていうこともほぼ説明することになるんですよね。
あ、そうなんだね。
確かにそうか。
そうそう。
さっきもう僕にとっての10年と兄貴にとっての1年っていうのが一緒だったみたいな感じで、
全然違う時間というものが僕と兄貴の中で存在してます。
中でというか。
はいはい。
これはもう完全にSFの話だけれども、
1光年、なんだ、光年レベルで移動できる手段が確立されてたとすると、
全然起き得る問題だってことだね。
そうそうそう。そうなんですそうなんです。
はい。
なので、えっとね、
僕らはやっぱり地球にしか基本的には住んでませんよね。
ベース、なんだ、宇宙ステーションとかあったかもしれないけど、
それでもある種近いんだよね。
なので、そういうふうに生きてる感覚からすると、
ただ一つの時間があるっていうので、こと足りるというか何も不具合がないわけよ、基本的に。
はいはいはい。
そうじゃなくって、もしね、宇宙のあちこちに人間が例えば散らばりましたってすると、
それぞれの現在を持って、それぞれの現在から過去とか未来が生み出されるっていうふうな、
そういうふうな方に変わっていくはずなんだよね。
うんうんうんうん。
つまり、それぞれの存在ごとに時間がある。
しかも、これがいわゆるさっきの一般存在性の話なんだけれども、
時間っていうのは質量の大きいもの。
時間は人が遅くなって、遠ざかると速くなるじゃないですか。
うんうんうんうん。
つまり、場所によっても時間の流れる速さっていうのは違うんですよね。
だから時間は無数にあって、かつてその時間のスピードとか、
流れるっていうのも本当は楽しくないんだけれども、
でも速さっていうのが違うっていう、そういう時間が無数に存在するよっていうのが、
実はこの宇宙の時間の事実だっていうふうなことが、アーレンシュタインが証明したことなんだよね。
アインシュタインと相対性理論
めちゃくちゃ複雑だしさ。
なんでそんなこと分かったんだろうね、本当に。
すごいね。そこもすごいわ。
いや、すごいんだよ。
えー、複雑すぎないか、ちょっと。
複雑すぎる。
これは、僕もちょっと詳しくないんだけど、まさに遠動説、始動説みたいな話と同じらしくて。
はいはいはい。
昔の人は地球が固定されて、他の星が回ってるって思ったことじゃないですか。
うん。
観測すると複雑すぎるし、ちょっと何かもよくわからんみたいな話があって、
これが太陽を中心に地球が回ってるとすごくスッキリするみたいなことから、
それを観測結果に応じて、実は地球が回ってるんじゃないかっていう風に概念を転換させたってとこから、
まあ、転動説、始動説が切り替わったわけなんだよね。
うんうんうん。
もちろん最初は常識的には間違ってるから、ある種手破りというかさ、
迫害されてしまったね。
迫害されるみたいな想像っていう風になるわけなんだけど、
ああいう時点であったらそれと近くって。
はいはいはい。
要は物理的なことをいろいろ考えたときに、どう考えても時間っていうものがたくさんあるという風に考えないと、
そう考えた方がスッキリするってことが起きますと。
なるほどなるほど。
始動説だとめちゃくちゃ複雑な他の星がね、めちゃくちゃ複雑な動きをしているようにしか見えないみたいなね。
見えないんだけど、
軌道がね。
でも普通の人はそう考えるわけ。
要は時間なんてそんなにいくつでもあるわけじゃないんだから、
時間っていうものに対して実行合ってるんだという風に考えるんだけど、
アインシュタインは、要は別に時間いくつあってもよくねって考えられちゃいましたね。
はいはいはい。
そこが大きな違いだったという風に湧いてるんだよね。
うーん。だし、ある程度実験でそこら辺も理論が証明され始めてるというか、
されてきているって話なんだね。
あれね、もう1970年とかの段階だから、
アインシュタインが時間ってもしかしていっぱいあるんじゃないって言ってから100年経ってるし、
実験で加速できてからもう50年とか経ってる。
はいはい。わー、そうなの。
でも僕らはやっぱり時間は一つだと思って生きているし、
そうやって時間っていうものがある種、今とか過去とか未来もあると思って生きてるんだよね。
そうだね。だし、そんな100年前50年前のことをね、そうなんだとめっちゃびっくりしてるしね。
そうそうそうそう。でもそれはもうやっぱそうなのよ。
なぜならわかんないし教わらないし、あまりにも直感と反しているから。
そうだね。別にその新しい発見によって新しい時計的時間が作られたわけでもないからってことだよね。
そうだね。
前もちょっと言ったんだけど、まさにこれを応用して動いているのがGPSなんですよ。
はいはいはいはい。
GPSって要は宇宙にあるGPSの衛星、人工衛星があって、
GPSの利用と時間の補正
それがある人の地球の位置というものを捉えて、
あなたが今こういますよとか、ここからここの距離はこのくらいですよっていうのを通信しているわけなんだけど、
人工衛星って要はめちゃめちゃ速いんですよ、動きが。
はいはいはいはい。
そういうのの周囲をぐるぐるぐるぐる回っているし、
あとは地球から質量的にも遠いところにあるんで、
時間流れが実は違うんですよね、地上と。
わー、なるほどね。はいはい、確かに。
だから地上の時間換算でいうと、通信のストーマーを受け取っても、
例えばどっちかな、多分この時間になっちゃうとか、
要はうまく通信、時間っていうのはずれちゃうんだよね。
まあそうだね、質量の影響も受けてるし、速度の影響もどっちも受けてるからね。
1日で1万分の何秒とかだけど遅れちゃうとかってあるらしいんだけど、
それをこのANSYの相対性理論で補正して、
ちゃんと地上と衛星軌道上の時間っていうのが合うようにしてるっていうのが使われてるらしいんだよね、本当に技術として。
わー、確かにそれ知らないと、さっきの飛行機の中の都電みたいな話の、
もっとすごいバージョンになっちゃうんだ、ずれがね。
そうそうそう、誤差が出ちゃうとか、うまく動かなくなっちゃうんだけど、
それをちゃんと数式で補正できるんですよ。
本当じゃないとね、だってね、1日に1回電波時計みたいに合わせましょうとかしてもずれ続けるわけだからね。
そうそうそうそう、はい。
そんなことがあるので、これはパッと聞くと、
何言ってんのとか、現在がないとかちょっとわかんないんだけどってなるんだが、
事実僕らはそういう宇宙に生きている。
そういう物理的な制限の中で生きてるんだよね。
はいはい、だからこれを踏まえるとさっきのあれだよね、
10光年先に移動して戻ってくると浦島太郎状態になってるっていうのは、
言えるって話にはなってるってことなんだね。
現実的にはまだできないからね。
現実的にはまだできないけど、理論的にはそうならざるを得ないっていう感じなんだよね。
はいはいはい。
そういうことがあるんで、事実はSFよりいきなりみたいな感じなんだけども、
時間は一つじゃないし、現在でも存在しない。
要は地球単位では存在するかもしれないけど、
宇宙単位で考えるときには、現在っていう特権的なものはないんだよね。
どうですこれ。
時間の基準と世界の捉え方
うーんとね、これはあれだね、あまりに、
こっちはそうそうそういうこと知らないっていうのもあるんだけど、
あとは直感と反視すぎているけれどもすごくわかったみたいなとこも踏まえてたけど、
うちは生活とスケール感があまりにかけ離れすぎていて、
明日からこうしようみたいな生活にうまくつながってこない感覚が面白いと思う。
じわじわとつながったら面白いなとは思うんだけど。
哲学の時にも時々言うけど、これがすぐさま明日へ下ちますとか、
やっぱり僕らの人生に大事ですかって言われると、
いわゆるパソコンの中では知らなくてもパソコンを使えてるらOKみたいな話と同じで、
時間の本質を知らなくても時間の中で生きてることができるわけだから、
それでいいじゃんっていう話も全然あると思うんだよね。
ただね、さっきみたいにGPSにも使われてるとかってなるとだいぶ密着してるからね。
知っといたほうがいい話だったんだなぁとは思うけど。
やっぱりこれを知っていることで、ある種時間って弱い対策の捉え方というか、
思っていると時間とか空間っていうものも実は固定されたものじゃなかった?
存在とかについて考えるときに、やっぱりまず空間っていうものがあって、
その中にものがあって、その相対的な位置づけで僕らはその存在を理解してますかって話をしたと思うんだけど、
相対性論ってまさに相対的だから、空間とかも相対的なんだよ。
空間が縮むとか歪むとかって全然ある世界で。
そういう無数にあるみたいな意味で相対性論っていう感じなの?
無数にあるっていうよりは、光っていうものを基準にすると時間も空間も歪みますっていう話なんだよね。
ごめん、全然もう知らなすぎて。ちゃんとそういう話は相対性理論っていうのはあるんだね。
ざっくり言うとね。
哲学的な一般的な幅広い考えとかじゃなくて、この理論みたいなものはあるんだね。
ごめんごめん、これはアインシュタインの特殊相対性論と一般相対性理論の話を踏まえるとそういうふうなことが言えますよ。
事実は僕らが、これはどう考えてもこうだとか、現在なんていうのは1個しかないんだって思ったとしても、
それは地球ではそうかもねっていう話しかなりませんよっていうことが結構大事だと思ってて。
でもこれっていうのが、仲間うちではそうだけど、一歩添えたら違うよねって話だし。
あるいは明らかにどう考えても、時間は一つでしか思えないから時間は一つだっていうふうなのも、思い込みですよっていうふうなことがあり得るんだよね。
ありがとうございます。ここまでやってやっとつながった。
つながった?つながった?
特殊相対性理論と人生がつながった気がしたよ。
すごい。それは大きな話だよ。
あまりにスケールが大きすぎてつながらなかったんだけど、やっぱりこの話をもとに考えると、さっきの十光年とか宇宙がっていう話もいくんだけども、
今のハイトーの話だと逆だよね。この話をもとに、よりミクロの方に行くとそうなるって話だよね。
確かに、自分を捉えている世界がどれだけ狭いのかっていうのを知らずに言うと、そういったコミュニケーションなり人と図形も同じだよっていう意味では同じだなっていうところをやっとつなげていただきました。
よかったよかった。だから、もっと言うと僕が基準として生きているもの、要はさっきの時計を基準とするのもそうだし、
あるいは僕らが生きている普段の空間を基準にするってもそうだんだけど、その基準って本当に正しいんですかって話したんだよね。
これは天動説、地動説もそうだし、地球は動いてない、地球だけが静止してるんだっていう基準で生きてた人と、地球が動いてるっていうふうに生きてる基準の人と、
あるいは時間点は1個しかないっていう基準で生きてる人と、時間点は無数になるっていう基準で生きてる人と、やっぱりその基準どこを置くかによって、
要は自分が世の中をどう捉えるかとか、相手をどう理解するかってやっぱりガラッと変わっちゃうんだよね。
人々は自分の町内が地球だとすると、例えば町外とか市とか町みたいな、そういう単位だったら一気に10光年先みたいなイメージになるっていうことも起きてるかもしれないしね。
そうそう。本当にそうです。やっぱり禁止化されて、今のグローバリズムでいろんなものが禁止化されてるよって話はあるんだけれども、
その中でも本当にその基準って正しいんですか?基準によって立つ、寄っていけるってことって本当にそれだけしかないんですか?
要は資本主義って思ったときに、社会主義も共産主義も独裁国家もあるよねって話。どれがいい悪いとかじゃなくて、どの基準で生きるかによって何が正しいかも違うよねって話だと思うんですよね。
だからやっぱりそういうようなこともある種感じるというか、時間っていうものですら揺らぐんだみたいな。ということはあれもこれも揺らぐかもねみたいなふうに捉えてくれると、結構応用編が聞きやすくなるんじゃないかなって思うんですよね。
はいはい。確かに面白い。やっぱりこの時計的時間っていうもののルールを破るとかじゃなくて、事実違う次元というかスケールでいろんなものが存在してますよって。人によってはもしかするとそのスケールで生きてる人もいるかもねみたいな。
そういう広がりだよね。
ちょっとね、光年帯の広がりで生きてる人みたいな、そういう人地球人じゃなさそうだけどね。
だからアインシュタインは天才というか、やっぱり明らかにおかしかったんですよね、たぶん。
そうだね。
そのスケールで生きてる。そのスケールで物事を考えちゃった人なわけだから。
考えちゃった人だね、確かに。
それはね、やっぱり違いますよというか、物事の問い合わせや見方が変わりますよっていう話なんですけど、
そんな感じでね、今回だけかなり時間の不思議な世界、ここにかなり身を浸せたんじゃないかなって思うんですよね。
まあそうだね、知ってる人からしたら今、何を言いますらみたいな話かもしれないけれども、面白かったかなと思う。
そうですね。もちろん聞いてる方の中で、僕なんかにもアインシュタインのことが詳しい方もいらっしゃると思うんで、
アインシュタイン相対性理論キホンのキ
全然そうじゃないんだよとか、ちょっと間違ってないってこともあるかなと思うんですけど、
それはぜひお問い合わせいただけると嬉しいんですけれども、
あくまでも時間を捉える基準の話とか不思議の話とかすると、
そういう現在というものは存在しないんだとか、時間というものはただ一つあるんじゃなくて、
無数に存在するんだということが、結構ね、関心いただけたんじゃないかなというふうに思っておりますよと。
うわー、こわ。確かに。今ね、っていう話をしてる時の今が違うって恐ろしいね。
そうね。
まあその可能性もあるっていうね。
ある。地球上ではええけどねみたいな話なんだけど、
次ね、残りの4つでいくと、過去と未来の区別はないってことを言ったんですけど、
次回これについて深掘りをしていきます。
あ、これは次回に。はいはい。
これは次回ですね。
さっきもさ、やっぱり時間が進むとかさ、時間が流れるとかって言葉を使ったと思うんですけど、
これってなんだろうな、要は無意識的に時間は過去から未来に流れるってやっぱり僕ら思ってるんですよ。
それ以外に何があるのって思ってるわけですよね。
いや、なんか逆流するイメージは全くないけどな。
そうそう。でも、逆流するとは言ってないんだよね。要は過去と未来の区別はないってことを言いますと。
区別がないね。
区別がない。要は過去も未来もない、ないじゃなくて区別できないってことを言います。
ふーん。
はい。区別ができなかったら当然過去から未来に時間が流れるとかってことも言えなくなるわけなんですよね。
はい。要は時間っていうのは一方向だっていう風に僕らは思ってるんだけども、そうじゃない。
要はタイムマシンっていうのがあり得るっていう風な話が僕ら出てくるんで、そういうことなのって思ってると思うんですけど、
これはですね、次回ちょっとまた楽しみに聞いていただけたら嬉しいなと思ってる。
はいはい。わー楽しみね。なるほど。今回の光の速さで移動すると時間がどんどん遅くなるみたいな話からすると、
バック・トゥ・ザ・フューチャーじゃないけど、デロディアンを作れるんじゃないかというタイムマシンが作れる可能性を密かに感じてはいたんだけど、
次回のこの話を、今回と次回の話を聞くとデロディアンが作れるようになるかもしれないね。もしかすると。
知れない知れない。でもそういう話もされてるんですよね。できるかどうかは別として、そういう可能性があり得るっていうのがやっぱりそういう考え方がありますね。
まあそうだよね。やっぱり今の技術じゃね、人を乗せて光の速さじゃ移動できないだろうしね。
そうそうそうそう。はいはいはい。わー。なるほど。ちょっとまたね、前回のアウムスというのとは違った観点でやっぱり面白いですね。
これが事実でまた証明されているというところもまたね、深めていく。
まあね。
次回はですね、またそういった物理学的な方の話を深めていくというところで楽しんでいきたいと思います。では次回もよろしくお願いします。
お願いします。今回もありがとうございました。
42:32

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