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2022-09-11 18:03

#46|アクセサリーブランド「SRS」のデザイナーが遊びにきた (前編)

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SLOW&STEADY Podcast [Backyard To Closet] by OKAZAKI / YOHEI / SARASA

【今週のメニュー】

▪️ 「SRS」とは?

▪️ 「SRS」誕生秘話

▪️ 当店別注ブレスレットについて

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00:03
ここはとある町にある小さなセレクトショップ SLOW&STEADY。
国内外からセレクトされた洋服に囲まれた店内は、今日もたくさんの人で賑わっていましたが、閉店間際、今はBGMだけが響いています。
いや、店の奥から誰かの声が、そう、今日も店主の岡崎が残業がてら、ああでもない、こうでもないと、洋服話に鼻を咲かせているのです。
フィッティングルームのさらに奥、STAFF ONLYと書かれたその先にある狭く小さなバックヤード。
今日もこのバックヤードから、あなたのクローゼットへとお届けします。
今日はね、先日当店のブレスレット、別注させていただいたチェーンブレスレット、シルバーのね。
を作ってくれたデザイナーさん、SRSっていうブランドのデザイナーさんである梅村さらさちゃんが、
お盆なんかこっち帰ってこれんかったからって言って、このタイミングで帰ってきてて、今ちょうど今日遊びに来たんで一緒に話してみようってことでね、
いろいろ話聞いてみようかなと思います。
よろしくお願いします。
お願いします。さらさちゃんお願いします。
よろしくお願いします。
ちょっと待って、めっちゃ緊張しとるな。
はい。緊張してます。なんかあの、私これいつも聞いてるんですよ。
ありがとうございます。
なんか毎回、毎回じゃないけど、なんか会うたび聞いてます聞いてますって言ってくれて。
僕ラジオもともとすごい好きで、作業の時とか聞いてるんで、めっちゃちょっと来ちゃったみたいな。
ついに。
ついに来ちゃった。
だから僕らもこう言ってるんで、奇跡的に。
そうやな、このラジオに女の子が喋ることって、もう奇跡やで。
そうですね。
お邪魔していいんだろうかっていう。
いやもうね、僕の正面にね、座ってますけど、モデルさんをしよったこともあってね、
もう直視したら僕喋れんようになっちゃう。
お綺麗な方で。
はい。ありがとうございます。
ブランドの話に行きますね。
SRSっていうブランドをね、まだ知らない方も多いと思うんですけど、
もともと徳島出身の梅村さらさちゃんが作ったブランドなんですけど、いつから始めたんですか。
2016年の展示会がデビューということになってます。
6年前。
それまでは?
それまでは一切ジュエリーとかチョーキンとかはやったことなかった。
チョーキンって知ってる?
全然知らないです。
チョーキンって何ですか?
ホルニー、金属でチョーキン。
あ、イメージできました。
本当ですか?ジュエリーメイキング。
03:03
英語にしたらね、ジュエリーメイキングと。
それまでは全然やってなかった?
そうですね、全然。
趣味でもやってなかった?
チョーキン歴は何年くらいなんですか?
チョーキン歴とブランドを始めた歴がほぼほぼ一緒。
あ、あれか。それまで大学がたまびっていうか、その美術の専門学校ってこと?
大学でした。
大学やもんね。
理大では油絵専攻だったんです。
そっか、その時もやってなかったってことか。
やってなかった。
チョーキンとか彫刻とかもやったことなかったし、
素材を触って物を作るってことは一切経験がなかったです。
油絵が専攻だったんですけど、
油絵は小さい頃は描いてたけど、大学入ってからは一切やらなくなって。
大学では何やってた?
写真とか映像を使って、それでインスタレーションとかをずっとやってました。
そんな大きくかじって切れるもんなんですか?
単純に僕も大学生の疑問だったんですけど。
じゃあまたその映像とか、実際に触れるものを作るってことでしょ?
ずっと興味があって作ってたものが、光を使った表現をしたくて、
なんで光かっていうと綺麗だと思ってて、私は。
一番綺麗なものってなんだろうって考えた。
光じゃん。
万物で。
一番綺麗な光だよなって思ってて。
しかも、触れないもの。
手で触れないけども、そこに存在していて、消えてしまうものでもある。
そのものが一番美しいんじゃないかなって思ってて、
じゃあ私もそういう美しいもの作りたい。
そういうことがしたいって思って頑張ってた。
写真とか映像をやるってことですね。
そうですね。プロジェクションとか使ったりとか。
じゃあそこから今のアクセサリーを作るきっかけは?
卒業してからも、ちょっとだけそういう美術というか作り続けたいなと思ってたんだけど、
疲れたんですよ。疲れちゃって。
制作することに疲れたってこと?
なんで疲れたかっていうと、
辛くなった。辛くなったのは多分、触れないかな。
06:03
うまく言えないけど、自分が綺麗だなって思って作ってるものって、
なんか触れない?
それがきつくなった?単純にそういう感情?
作り始めた時は、そこにあるけども触れないものが一番美しいじゃんってなって、
そういう作品作ってきたけど、それを作り続けていく中で、
美しいと思ってたものだけど、触れんっていうことに。
そういうテーマを覚えたりする。
だって難しいよね。自己矛盾というか。
それで精神的に苦しくなった。
それで、ジュエリー作るってことに興味はあったんですよ。ずっと。
でもやり方なんかわかんないじゃないですか。材料とか売ってるけど、
そういうのじゃなくって、金とか18金とか宝石とか、そういうの使ってやってみたいとか、
漠然と思ってたんですけど、ずっとやる機会もなく過ごしていて、
ちょうど大学を卒業した後、フラフラしてたんですけど、
暇だなって思って、ジュエリーやってみようかなって。
それで作り始めたってこと?
そう。ホームセンターに行って、
ホームセンターって真鍮の板とか銅材とか売ってるじゃないですか。
それ買ってきて、
そのやり方ってネットかなんかで?
YouTube。
素晴らしい。現代工芸。
YouTube見て、見てたら全然これ私できんじゃんって思ったんですよ。
それで材料買ってきて、みようみまねで作ったら、できちゃうんです。
楽しいってなって、いっぱい作って、友達に見せたら、
可愛いとかってみんな言ってくれたんですよ。
いいじゃんって。技術やってるように、
褒められるし、楽しいじゃんって思って。
じゃあ、みようみまねでやってみたら、
意外とめっちゃできたみたいな感じ。
なるほどね。
それで作り始めて、どうせやるならブランドとしてしっかりやろうみたいな。
せっかくやるんだったら、ちゃんと人に見せられるようなものまで、
持っていきたいって思ったので、
そこでこれ仕事にしようって思いました。
でもすごいね。
あってたんですよね、素材。
09:02
自分にね。
きっと実際あるもの、木を掘るとか、粘土をこねるとか、
そういうの向いてないと思ってたんですよ。
やったこと、粘土あったかな。
粘土、ほんとなんか悲惨な。
素材と仲良くなることがすごく難しくて。
でも金属はいけたんですよね。
仲良くなれた。
なんかキャプテン翼みたいな。
素材によるんですよ。
バスケはかんかったけどサッカーいけた。
あーなるほどね。
でもあれじゃない、それって、
僕もわからんけど、その現代、大学時代、
油絵から始まって、いろんな経緯があって、
光を表現したいっていう、そういう蓄積もあって、
きっとたぶんその素材が目の前にあったときに、
なんかすでに完成しとった何かがあったんかもしれないよね。
そうですね。
なんか自分の中にきれいなものとか、
いいものっていうのが漠然とあって、
それをひたすら素材に向けて落とし込んでいくっていう感覚なのかな。
なんか今聞いたら、
全然貯金とかやってなかったにしても、
アイテムを作るデザイン力だったり、
そのフィーリングとかそういうものっていうのは、
準備期間として結構あったんかもしれないよね。
そうですね。
表現するメディアが違うだけで、
たぶんやりたいって思ってることはずっと変わってはいなくて、
たまたま貯金が合ってたっていう、
自分にしっくりくるものに出会えたっていうことなのかなって。
僕今までアクセサリーって、
レディース・メンズとかっていう括りの中で、
男っぽい女の子っぽいっていう考え方が結構強くあったんやけど、
サラサちゃんの作品とか見ると、
そういうところすらもないっていうか。
確かに。
誰がつけても、どうつけても成立するような、
結構そぎ落としながらもインパクトありながら、
ちょうど間みたいな表現が印象的にあるんやけど、
やっぱりそういう部分もサラサちゃんの好みというか。
好みっていうか、
作ってるうちにそうなる。
もちろん狙ってるんですよ。
自分の中にその形に対して、
こういう重さが適切だとか、
サイズ感とかボリューム感が。
明確に言語化できないけれども、
自分の中にそういう何かない一定の基準があって、
12:03
それを多分表現したい。
それに向かって作っている。
だから自分の考え方としては、
私が綺麗って思うものは、
みんな綺麗と思うよねって。
だって私が綺麗と思ってるんだもん。
それすごいわかる。
すごいわかる。
やっぱり自分が、
ほんまに真っ直ぐかっこいいよねとか、
美しいよねって、
本気で思えるものを表現せんと、
人には届かんような気がするから。
それはなんとなく僕も分かって、
そういう経緯もあって、
いつかのタイミングで帰ってきた時に遊びに来てくれて、
サラサちゃんが付け取ったのかな?
チェーンブレスレット。
正月ぐらいですね、確か。
チェーンブレスレットを付け取って、
これなんか作ったんですって見せてもらった時に、
かっこよくて、
可愛らしいと、
なんていう表現が適切なのかも分からんけど、
僕の中ではすごい理想的なブレスレットを付け取って、
それに一目惚れして、
そのまんまで販売しても全然OKやったんやけど、
どうせやったらしっかり打ち出したいから、
うちなりの表現も足して、
成立したデザインにしてくれるかなっていう話をして、
試行錯誤してチェーンブレスレット。
めっちゃアイテムこういう風なの作りたいっていうのは、
サラサさんに言ったんですか?
サラサちゃんと僕がすごい共通しとったのが、
繋ぎ目がない。
繋ぎ目がはっきり分からんブレスレットが僕も好きで、
サラサちゃんも好きで、
分かるってなって、
その繋ぎ目がないっていう、
円になるっていうか、
綺麗に円になるのがいいよなっていう話から、
僕のお店としては人と人との繋がりとか、
永遠とか、
そういうのがやっぱりテーマとしてあるから、
新しいパーツとして作ってもらったっていう。
繋ぐところの別注パーツ。
そうそうそうそう。
でもその繋ぎ目ができるだけ分からん円になる。
っていうので作ってもらってたんよね。
なんかチェーンっていうモチーフに対して、
思い入れが元々あって、
鎖って何かを繋ぐために存在してるじゃないですか。
でもジュエリーに使われる鎖、
チェーンって何も繋いでない。
自己完結している形。
っていうのがすごく自由で素敵だなって思っていて、
15:01
なので途切れ目のない形のチェーンブレスレットっていうのに
すごくこだわりがあって。
もともと別注作る前からそういうコンセプトで作ったんですって聞いたときに、
僕そのコンセプトがすごい好きで、
僕の好みというか、
僕もそういうのが大好きやから、
やっぱりコロナもあったし、
そのお店を続けていく上で、
やっぱりその目に見える力とか、
信じてやっぱりやっていきたいよねっていうことを願いも込めて。
ちょっと重なってる感じ。
かなりそこの部分が結構がっつり重なったから、
作ってもらいたいなって結構買っていただいてますけど、
やっぱりさっきも言ったみたいに適切な重さというか、
ストレスにならんぐらいの適度な重みも感じながら、
丸っこすぎにし、角ばってなさすぎにするっていうか、
なんかちょうどいい感じがすごいかっこよくて。
僕は毎日つけてるけどね。
お店にはずっと常駐で展示してて、
オーダーして作るっていう感じかな。
これからいろいろ展開もしていくんだろうけど。
あれ?ポップアップするんよね?
はい。
いつからやっけ?
10月の5日ですね。
来月もあまり時間がないんですけど、
10月の5日から11日まで。
ちょうど1ヶ月後ぐらい?
そうですね。
場所は?
新宿の伊勢丹です。
10月の5日から11日。
はい、1週間。
時間とかも決まっとるんでしょう?
営業時間に準じる。
準じる。
準じる。
そこで新作も少し入れつつのラインナップ、
SRSのラインナップがそこで結構見えると。
お取扱いを常設で見れる状態が今ないので、
実際に手に取ってご覧いただける機会ってなかなかないので。
結構アイテム数もあるもんね。
そうですね。
興味ある方は是非。
よろしくお願いします。
お願いします。
お願いします。
スロー&ステリープレゼントポップキャスト、
バックヤードズ・クローゼットさん。
お話はまだまだ続きますので、
そろそろ閉店の時間です。
ラジオの卒業を見た後、
クローゼットの洋服たちが今よりきっと好きになる。
来週もあなたのご来店、お待ちしております。
18:03

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