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『森川美穂のシンプルライフ』
皆様、いかがお過ごしでしょうか。森川美穂です。
さあ、今週もやってまいりました。『森川美穂のシンプルライフ』。
さて、今日はですね、お便りいただいているので、このお便りからちょっとね、お話をしていこうかなと思うんですけれども、
虹野森さんからいただいております。
こんにちは。こんにちは。先日、たまたまYouTubeでこの番組を見つけ、ずっと頑張って歌手活動されていたんだと嬉しくなりました。
若い頃は森川さんの曲やラジオをたくさん聴いていたのに、結婚や子育てで環境が変わり遠ざかってしまっていました。すみません。
久しぶりに聴いて、まず驚いたのが声が若いということ。私は森川さんの一つ舌ですが、同年代とは思えないです。やはりずっと歌い続けていらっしゃるから保てているんでしょうね。
これからも楽しい番組、楽しみにしていますということで。
そうか、声ね。今日はちょっと声についてお話ししていこうかなと思うんですけど、
多分、皆さんね、声が一番老化遅いと思うんですよ。私。思いません?
例えば、最近どうだろうな。私も今ね、一人で暮らしているところって、家の電話ないんですけれども、スマホで全部携帯で電話しちゃうんですけど、
昔ほらよく、親戚のおばさんとか、おじいちゃんとかおばあちゃんとかから電話が張ってきても、久しぶりに聞いた人の声も、声ですっとわかったりしません?
声ってね、多分一番変わりづらいと思うんですよ。
だから、使ってる使ってないっていうことって、関係あるかもしれないけど、声の老化ってね、すごい遅い気がするんですよね。一番。
だから、声が若いとか言われたりするかな?どうなんだろう?
あんまり変わらないですねとかっていうのはよく言われるんですけど、実際のところ結構変わってます。本当はね。
本当はね、すごく変わっていると思うんですよ。
例えば、10代とか20代、最初の頃に歌ってた楽曲を今自分で聞くと、もうなんて言うんでしょうね、キラキラ感っていうのがやっぱりあるんですよ。
で、同じ音を出しても、今の私の年齢で同じ音を出しても、そのキラキラ感っていうのはね、あんまり出ないんですよね。
どう頑張っても、まあ頑張らないんですけど、私全く頑張らないんですけど、やっぱり出ないんですよ。
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それが良いとか悪いとかではなくて、だからね多分ね、声が若い変わらないですねっていうのって、きっとね、印象じゃないかなって思います。
で、よくその、何て言うんですかね、昔の、若い頃に歌ってた当時のキーで、結構歌うことって私すごく多いんですけどね。
ただ、私ね実はね、一時期ね、もっと前ね、昔は、いやなんかこの曲をこのキーで歌えなくなったら、もう私ダメかもとかって思ってた時期もあったんですよ。もっと若い時。
でも、なんか自分のね、その声の変化っていうのがね、自分でわかるようになってから、あんまそういう考えはなくなってしまって、逆に、どう言ったらいいかな。
今、この曲をどのキーで歌うのが一番しっくりくるかとか、どのキーで歌ったらこの曲が一番よく聞こえるかっていうところを一番大事にしてるかな。
デビュー曲とかの教室なんていうのは、もう私そのままのキーでずっと歌ってるんですけど、恥ずかしながらずっと歌ってるんですけど、極端に下げちゃったりとかすると、やっぱりその楽曲が持ってるメロディーというか、
楽曲が持ってる、そのものを持ってる魅力っていうのがちょっと軽減されたりとかすることもやっぱりあるのでね、楽曲によっては。だからその辺はね、あまりその楽曲が聞いた時に変わらないようなキーで、時々ね、ものによってはね、ちょっと半音下げたりとか、一音下げたりとかっていうことはあります。
キーを変えたからどうとか、高い声で歌えるからいいとか、なんかその辺の価値観って、私ちょっとあまりそういうのはなくて、どっちかって言ったら、倍音が出てくるような声で歌いたいなって思ってるんです。今、実は。
だから、その高い声でキーって歌うのっていうのはもうちょっと、自分が最近、自分の声で痛いなって思う時がやっぱりあるんですよ。これ何でかわかんないんですけど、なんかこう、でまぁ私、癖というか、もともと私の歌い方もあると思うんですけど、結構その叫んだりすることって結構あったりするじゃないですか、曲によっては。
あれがね、自分ですっごいなんかね、違和感あったりとかすごく痛く聞こえちゃうんですね。で、昔よくね、ドミノ歌ってた時、今思い出したけど、ドミノって、母音のイで伸ばす音っていうのがちょっとあってね。で、そう、99ジェネレーションとかドミノとか、その辺りかな。
で、その辺りのね、ミックスをしてる時にね、当時のエンジニアがね、「痛っ!」って言うんですよね。私の声で、「痛っ!来た!」みたいな。美穂ンさんのこのイってすごいなんか特徴的ですよね。ここ刺さり、耳に刺さりますよねって言って、言われたことがあって。で、その時は、「あ、そう?」って思ってたんですけど、やっぱり今聞くと、「確かにな。」みたいな。
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「あ、痛っ!」みたいな感じがするんですよね。だからそれが良いとか悪いとか好きとか嫌いとか、もう本当結局好みというかね、好みの世界になってきちゃうので。
ただ私、今の私は、キーンってしたりとか、イーって言っちゃったりとかするのは、もうちょっと自分自身が歌いながら、声を出した瞬間に耳とかで捉えるじゃないですか。その時に、「あ、嫌だな。」ってちょっと思ってしまうことがよくありますね。
ただ真剣に、特にアジサイとか歌うと、あれ必死にならないとやっぱり歌えないんだよね。そうすると、必死になりすぎると、ちょっと後から聞くと、「いやいや、そんなに叫ばないでお願いだから!」っていう気持ちになっちゃうんですよ。
いかに叫ばずに感情が出る歌い方ってないのかなとか、っていうのは最近ちょっとね、よく考えたりしますね。
私は基本的に性格的にそうなんですけど、変化をしていくっていうことがすごくやっぱり大好きで、大好きって言ったらおかしいかもしれないんですけど、変化がないと飽きる。飽きちゃうんですよね。
だから自分が、若い頃ってとにかく無我夢中で歌ってた。
例えばライブで歌いすぎたりとか、リハーサルとかで歌いすぎて声が枯れちゃったりしたこととかっていうのも、私何回も経験してるんですよ。
リハーサルで歌いすぎて、バンドメンバーとかスタッフが、「もうお願いだからそんな歌わなくていいから!」みたいな、今でも多分そうだと思うんですけど、スタイルは変わらないんですけど、リハーサルでもそこまでそんな真剣に歌わなくてもって、周りは多分きっと思ってると思うんですけど、
そういう経験で実は若い頃から何度もあるんですよね。だからそこでどうやったら声が枯れないようにとか、以前ちょっとそういうお話をしたと思うんですけども、そうやってやってるうちにどんどんやっぱり声帯っていうのは強くなっていったりとか、体勢ができてきて強くなっていったりするので、
枯れるっていうことっていうのも、ほぼあんまり最近はなくなりましたけれども、それでもやっぱりこう声の質感とかっていうのは、やっぱり年とともに変わってるんですよね。だから声が変わらないですねっていうのは本当によくよくよく言われるんですけど、その時はあそうですかーって言ってるんですけど、実際はすごく変わってると思います。
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で例えばこうやっぱりこう、地声で今までこうカキーンと出してたところを、今地声で出そうとしたら多分出るんだけども、そこをあえてその地声でこう一生懸命顔しかめて、必死に喉を振り絞って声を出すっていう歌い方も当然しなくなりましたし、
なんかいろんな意味で、どこに今響くかなとか、この声でどういうふうに響いていくかなみたいなことのその自分の体の変化とか声の変化っていうのをなんか自分で感じられるようになって、歌うということっていうのがすごく楽しくなったなあっていうふうには思いますね。
でまた一番大きな変化で言うと、低音がねとにかく出るようになったんですよ。もともとそんなにすごく低い声っていうのってあんま気にしたことなかったんですね。若い頃ってね。どっちかっていうとほらこう、上の高音をどこの音をトップに持ってくるかみたいな感じでいつもキーとか決めてたと思うので、
あんまりその低音域とかっていうのはあんま気にしたことなかったんですけど、最近ねすごい低音がね、出るようになってきてるんですよ実は。なんかよくわかんないですけど、
あのアカペラを一人で、一人アカペラっていうのは私2曲ぐらいなんかちょっと自分一人でやってるんですけど、コーラスとかをずっとやってくださってた方にアレンジしていただいたりとかして、女になれとかね、そういうのもそうなんですけど、
一人アカペラっていうのをやった時に、ベースラインを歌うのにね、こう起きてわーって人とこうやって喋っちゃうと、もう声がこう出来上がっちゃうじゃないですか。そのベースを取る日っていうのはもう朝ギリギリまで寝て、
もう無言でスタジオに行って、誰とも喋らずにブースに入って、ベースラインを歌うみたいな。そうすると、低いところを、声帯をとにかく動かさない状態でそのスタジオに入って、ベースラインを歌ったっていう記憶はあるんですけど、今はそんなことしなくても、下はすごくどんどん広がっていきましたね。
だからこそ、今回ちょっとね、11月にリリースするミニアルバム、カバーミニアルバムなんですけども、このアルバムの中の1曲でね、もう私15歳ぐらいの時にすごく大好きになった楽曲があったんですけど、いつかどっかで歌いたいなと思いきや、ちょっと私自身も忘れてたんですけどね、
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ちょっとリクエストとかいただいて、あ、そうだった、こんな曲があったと思って久々に聞いてみると、え、こんな音域広がったの?みたいな感じで、でも下がすごく出るようになったので、歌えるようになったっていうことが、ここ最近ではもうめちゃくちゃ嬉しかった出来事です。
あと、えーと、仙台かな、今年仙台のライブをやった時に、ちょっと洋楽のね、カバーを何曲か、3曲だったかな、歌わせてもらったんですけども、あの、その時にまあ、あの、アデルのMillion Years Agoっていう曲をね、ちょっとライブで歌ったんですけど、あの曲って、あのー、なんていうんですかね、すっごい低いところからスタートするんですよ。
で、ずっと歌ってて、途中で1オクターブ上でそれを歌うっていうね、なんともアデルらしいというか、すげーみたいな感じの曲なんですけど、あれも、まあ、以前、2,3年前に歌った時より低音が楽になってるんですよね。
だからそういうね、発見があるっていうのが、もう本当に楽しいし、でもこの発見があるっていうことっていうのは、やっぱこう、ずっと歌ってきてたからこそ、自分で気が付くっていう発見だと思うんですね。
なので、すごいそれがなんかね、楽しいというか、だから毎回こうちょっと、なんかいろいろ歌ってみて、あの、変わっていってる自分っていうのがすごく面白いなと思いますね。
ただね、やっぱ高音っていうのはね、どうしても若い時に一番最初に今日お話したみたいに、キラキラ感っていうのが出ないので、キラキラさせなくてもいいんだけどさ、いいんだけど、やっぱね、例えば若い頃の歌ってた楽曲を皆さんの前で歌う時に、なんかさ、テンション上がらない状態でさ、聴かされるのって嫌じゃないですか。
皆さんがですよ。私がじゃなくて。だからやっぱりそのキラキラ感は出さないにも、出ないっていうことも含めてそうなんですけど、そのオリジナルのキーで歌って、その頃聴いてくださってた方たちが、自分の青春自体にちょっとそのね、一瞬タイムスリップするみたいな。
やっぱ音楽ってそういうところってあると思うので、だからまああの、無理しない程度に、同じキーでね、そのままのね、昔のキーでね、こう歌おうかなぁとは思ってるんですけど、でもやっぱライブ来てくださる方は多分おそらくわかると思うんですけど、
なんかここもっと叫んでたのに、今も叫ばないでこういうふうに歌ってるんだなぁ、ずっと見てきてくださった方っていうのは多分おそらくその辺気づいていると思うんですけど、だからそういう変化をね、お互いに楽しめるっていうのがやっぱりいいなって思いますね。
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さあ、ちょっとここで1枚ね、お便りが来ているので、松本マイケルたかしさんからいただいております。
えー、姉さんいつも我々の気持ちを癒してくださりありがとうございます。癒してるかなぁ。
さて、近年つくづく感じること、それは歌は生き物だということです。
以前はCDバージョンがベストだと思っていましたが、ライブ参戦を重ねていくごとにこのような思いに変わりました。
確かにカバー曲も何回も登場すると新鮮味はありません。しかしながら、おそらく何回歌ってもゴールはないわけですから、我々もその時その時の感想を持ち帰ればそれでいいと思います。
確かにそうですね。ゴールがないっていうのが正解かもね。
その日歌ったものがその日のゴールだったりするわけですよね。
だからまた何ヶ月が後に歌った時っていうのは、またその何ヶ月前に歌ったものとは違ったりするんですよね。
それがやっぱり音楽の面白さなのかもしれないですね。
ありがとうございます。そう言っていただけるとすごくいいですね。
あとよく聞かれるのは声のためにね。
何かやってることってないんですか?とかよく聞かれるんですよ。
でもあの私ね本当にね、何もやってないんですよね。
一番嫌いなのが喉雨なんですよ。
喉雨ってね、一時期、舞台の経験して、長い舞台とかやってると、いわゆる出演者の方とかに教えていただいたりとかすることってあって、
結構プロポリスが喉にいいとか、そういうのでプロポリスキャンディーみたいなのとかを舐めたりとかしてたんですけど、
甘い飴とかを舐めると、喉の調子が悪い時に甘いの舐めると引っかかるんですよね。余計に絡まるっていうかな。
だから私は喉雨っていうのはもう一切食べないんです。
なので皆さん差し入れ喉雨結構ですので気を使わないでくださいね。
あとだから、やってることって本当にあんまなくて、喉のためにやってることって、
喉シュッシュとかもしないしなぁ、マスクもほんとつけないしね。
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甘やかさないっていうことですかね。
甘やかさないで生活するっていうことが一番大事なんじゃないかと思ったりするんですけどね。
あとだから寝る時とかに強力に冷房、暑い時とか冷房かけないとか、寒い時に暖房をガンガンに入れないとか、そういうことはしてますね。
それくらいかな。やるとしたら。
それくらいかな。だから夏、今年もすごい暑かったでしょ。
私ね、今年の夏ね、実はね、私寝室でね、エアコン一回もつけてないんですよ。
このくそ暑いのに。大変でしょ。
だから毎日、ほとんど2日に1回くらいシーツ洗うみたいな。
もうそれくらい。でもね、扇風機はずっとね、顔面に扇風機。
顔面に扇風機かけて寝てました。
冬は何やるかっていうと、靴下履いて毛布をやって、うもう布団でしょ。その上にもう1回毛布ですよ。
重たいやつを。そしたらもう完全に暖かいですよ。
なんなら真冬になると、自分のシーツの内側に1枚ホット、カーペットじゃなくて、ホット、足にかけるようなやつ。
あれを敷いて寝ます。なんなら。
だからたまに体がカサカサして痒くなったりするんですけど。
それくらいかな。
自分のリビングにいる時とか、エアコンもちろんつけるんですけどもね。
そうなんですよ。つけないで寝ましたね。
今年の夏、なんとか乗り切りましたね。
すご!すごいですね。
そんな感じで生活しております。
逆にこう、皆さんどうなんだろうと思って、喉のケアとか。
一般の方々って皆さん喉のケアとかするんですかね。
あんまりなんか、そんなあれがないんですけど。
でもね、私ちょっと一つ思うことがあって。
あまり神経質に気にしすぎると、なんかそっちに行っちゃう。
だからね、大丈夫、大丈夫って思う。
だからあんまり神経質に、こうしてないと喉がとか、こうしてないと体がとかって思っちゃうと、
余計にそっちに意識が集中しちゃうので、なるべく考えないっていうことですかね。
それが多分一番の健康法だと思います。
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わかんないけど、適当なこと言ってますけど。
そんな気がします。
はい、ということで今日はそんな感じで、声についてちょっとお届けしたんですけれども。
何かご意見とかありましたら、ぜひメールフォームからお便りいただきたいなと思います。
なんかこういうことがいいですよ、みたいなのがあればね。
でも、やらないかな。やらないからいいや、そういうことは。
はい、ということで、毎週水曜日午前中に新しいエピソードを配信しています。
森川みほのシンプルライフ。
番組メールフォームからのお便り大大大募集しておりますので、番組の感想なんかでも結構です。
たくさんのお便り落ちております。
そして私の最新情報は森川みほ公式ホームページをぜひぜひご覧ください。
それではまた来週この時間にお会いしましょう。森川みほでした。