1. 【10分言語学】志賀十五の壺
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2025-05-27 10:21

#759 新時代のかなづかい!? from Radiotalk

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#落ち着きある #ひとり語り #豆知識 #雑学 #教育

サマリー

現代のかなづかいの歴史とその変遷について考察されています。特に、古いかなづかいとの違いや、新しい提案として長音や助詞に対する仮名の在り方について議論されています。

かなづかいの歴史
始まりました、志賀十五の壺。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ベンジャミンバトンです。 日本語には書き言葉があります。
一応そのルールみたいなものがあるんですよね。 いわゆる読み書きっていうかね、そういったものを学校で習うわけですが、
ただ、話し言葉の方がどんどん変化しやすいっていう側面があるんですよね。
話し言葉に比べると、書き言葉っていうのは、
前の時代というかね、古い時代の特徴を残していたりするものです。 現在日本語で使われている
書き言葉っていうのは、現代かなづかいっていうものなんですよね。
実はこの現代かなづかいっていうのは 2つあって、このかなづかいっていうのを漢字で書くのか ひらがなで書くのかっていうものがあって、
ひらがなの方は 1946年に交付されたものです。
一方、漢字で 現代かなづかいと書いた場合の 現代かなづかいというのは 1986年に交付されたものなので、
一応2種類、現代かなづかいっていうのはあるといえばあるんですけど、 その2つの現代かなづかいは今回はあんまり区別せずに、
歴史的かなづかいに対しての現代かなづかいというね、 そういった解釈でやっていこうと思います。
最初の現代かなづかいっていうのが交付されたのが、さっき言ったように 1946年、昭和21年ですので、
戦後すぐということですね。 そのタイミングで、
今みたいな書き言葉になったわけなんですが、それ以前は歴史的かなづかいを使っていたので、
ある意味古文的なかなづかいだったわけですよね。 それこそ我々は国語の古文という時間でそういったものを習うわけでございます。
例えば歴史的かなづかいでは、 和行のイイとエイというものを使っていました。
これは昔の発音ではウィートウェイという発音で、 これについては関連エピソードがあるので合わせて聞いていただきたいんですけど、
なんて言うんですか、ルーに似たやつですね。 両方ね、ルーがちょっとくるっとしたやつと、下にうねうねっとあるやつと、
それぞれイイとエイというのがあったんですが、 それが現代かなづかいではなくなっています。
要は発音の区別がなくなったから、廃止していいだろうという判断ですよね。 あるいは、
ハギョテンコと言われる、 語頭以外のハヒフフェホがワイウエオと読む場合であっても、ハヒフフェホと書かれていたんですよね。
川とかね。 リバーの川っていうのはカハと書かれていました。
これは歴史を遡ればカファとか、あるいはカパーみたいな音だったわけなんですけど、
話し言葉の方はどんどん変化して、結局川になっているので、 発音上はワーと一緒ですから、
語頭以外のハヒフフェホはワイウエオと読む場合はワイウエオと書こうということになったんですね。
他にもいろいろ、現代かなづかいでは使われない表記が、歴史的かなづかいでは使われていて、
チに点々とかツに点々とかのジーズっていうのが多く使われていたりとか、
新しいかなづかいの提案
あとはケフと書いてキョウと読むとかね。 こういったものも、
ケフって読んでないのにケフって書いているわけなので、 より発音に即した表記体系に変えていくということで、
現代かなづかいになったわけです。
さて、ここからは勝手に新しい現代かなづかいを考えようというね、
試みをやっていこうと思います。本当に勝手ですよね。 個人的にはね、まずは
超音ですね。超音。 例えばオオサマとかエイゴとか、こういったものはオウサマとかエイゴと
現代かなづかいでは書いているわけなんですけど、発音上は超音ですので、 オオサマ、エイゴ、これは伸ばし棒でいいと思いますね。
まあ相当抵抗あると思います。現代かなづかいに慣れきってしまっている我々にとって、 オオサマとかエイゴっていうのを伸ばし棒で書くというのは
ふざけた感じに思われるかもしれませんけど、 ただ歴史的かなづかいから現代かなづかいになった時も同じような感覚はあったと思いますね。
この超音記号というか伸ばし棒っていうのは実質的にはいろんな音を表すわけですよね。 エイゴ、オオサマ、
まあエイでありオウであり、他にもいろんな母音を表すわけですけど、 そういういろんな音を表しているのに一つの文字でいいのか、
まあこれはいいんですね。 実際、現代かなづかいでも
んーとかね、あるいは小さいつで書かれるような音、それぞれ 発音と促音と言われますけど、こういった音っていうのは実質的にはいろんな音の
バリエーションがあるんですけど、文字としては一つしか用意されていません。 なので平気なんですよね。
ですので超音は伸ばし棒で書けばいいではないかと思います。 これが提案の一つですね。
まあその方がより発音に即した表記となっているわけなんですが、 逆に
文字を増やすっていうこともね提案してみたいなと思いますね。 例えばさっきの話だと、現代かなづかいで
語頭以外の は、ひ、ふ、へ、ほ、は、わ、い、う、え、おに
変わったとかね、あるいは和行のかなっていうのは和以外は使われなくなったわけですが、 それぞれ例外があって一つは
助詞の和ですね。僕はといった時の和。 もう一個の例外もこれも助詞ですけど和音のおで、
僕おーといった時のおですね。 僕はねこの助詞っていうものには別個のかなを用意していいんじゃないかと思いますね。
つまりおーみたいなものを他の助詞にも用意すると。 で和っていうのもはで書くんじゃなくて
別個のかなを用意して、あとはにとかね、
でとか、 まあそういった助詞と言われるものには
あるいはもうとかもそうですかね。そういった助詞と言われるものには 和音のおを使うように別個のかなを用意するといいんではないかと思います。
絶対その方がね読みやすいと思うんですよね。 もし日本語の
その和音のおっていうのがなかったとしたら、助詞の方にもあいうえおの方のおを使っていたとしたら、
相当文章っていうのは読みづらくなっていると思います。 この助詞のおっていう、和音のおっていうのは音を表しているだけではなくて、
それが助詞であるっていうことも同時に表してるんですよね。 だからこれは標音文字というよりは標語文字に近いと思います。
なので日本語の助詞はおと同じようにね、全部標語文字的なものを用意した方が
文章っていうのはかなり読みやすくなるんじゃないかなと思いますね。 まあ例えばですけど、彼に会うとか言った場合に
現代の仮名遣いでは助詞のにっていうのもそれ以外のにっていうのも区別しないんですよね。 で、もし助詞のにに専用の仮名があったとすれば、
彼に会うっていうのと彼に会うっていうのが字面の上でパッと区別できますので、
これは現代の仮名遣いでおうがやっていることですね。 例えばお話っていうのを
あいうえおのおで書いた場合と和音のおで書いた場合は、 前者の方はお話っていう一単語ですけど、和音の方を使うとお話っていう風にそれが
助詞であるっていうことがパッとわかるんですよね。 そういったことがすべての助詞でできた方が
読むスピードは相当上がるんじゃないかなと思います。 というわけで今回は現代仮名遣いに変わる
新しい仮名遣いをね、勝手に考えてみました。 まあ一つは長音をもう全部異色単にしてしまおうということですね。
英語とか王様っていう発音じゃなくて英語王様と言ってるんだから、 全部長音記号でいいんではないかということです。
もう一個は 助詞にはそれぞれ別個の仮名を用意して
標語的な機能を 担わせてもいいんではないかというお話でございました。
次回のお知らせ
勝手なお話でございましたということで、それではまた次回のエピソードでお会いいたしましょう。
番組フォローも忘れずよろしくお願いします。 お相手はシガ15でした。
またねー。
10:21

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