1. 志賀十五の壺【10分言語学】
  2. #273 コラボ回!むいむいさん..
2021-02-28 11:36

#273 コラボ回!むいむいさんとトーク!! from Radiotalk

#さがみ泥沼たかくRadio の企画で、職業中国人のむいむいさんとコラボさせていただきました!

むいむいさんラジオトーク
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#ゲストと一緒に配信 #落ち着きある #豆知識 #雑学 #教育 #さがみ泥沼たかくRadio

00:01
こんにちは、志賀十五です。今日の志賀十五の壺は、ゲストをお呼びしております。
では、自己紹介をお願いします。
みなさん、こんにちは。職業は中国人のむいむいです。よろしくお願いします。
いえい!
志賀さんだ!目の前に志賀さんが!
いや、むいむいさんがっていう感じですけど、実は、むいむいさんとコラボしてほしいっていうお便りは、むいむいさんの方にも多分来て
そうですね。
僕の方にも来てて、ずっと保留していたんです。
待望のコラボですよ。
こういう機会をいただいたということで、よろしくお願いします。
むいむいさんは、中国語母語話者ということで、日本語は第二言語というか。
はい、そうなんです。
ご出身は、何市町にいますか?
中国の石膏町っていう、上海のちょっと南の方ですね。
南部の方ですね。
プートンファもお話になるんですか?
それはもう学校で習うぐらいで、地元の方言ももちろんあります。
実質、三カ国語は話せるっていうことですか?
そうですね。たぶん、ややこしいんですけど、地元の方言、かなり中国のマンダリン語からかけ離れた語形なのかなって思います。
というわけで、せっかくなので、中国語母語話者の方がいるということで、そういったことをお聞きしていこうと思うんですけど、
今日のテーマは、中国語母語話者はどういうふうに母語であるというか、母国語である中国語を学んでいるかということをお聞きしたいと思っています。
そうですね。私も中国語を勉強されている日本人の方に、中国語の勉強法を聞かれたとき、まあまあ困っちゃうところが、
日本人に中国語を教える経験がないので、中国人が母国として中国語を勉強するのはやっぱりちょっと違うんですね。
でも最初の一番共通しているところは、ピン音っていう日本語でいうローマ字寄りの五重音があって、その発音とそれぞれの組み合わせとか、
中国語のあらゆる発音がそれによって決まっちゃうので、それを小学校の最初の頃に全部勉強して、そこから漢字を勉強したり、いわゆる文法にあたる部分が、私の記憶の中ではあんまり文法はこうだっていうのがなかったんです。
中国語はちょっと適当な部分があって、現在進行形とか過去形とかがないんですよ。なんとなく助詞でそれを表すので、あとは普通に国語の授業で漢詩とか古文とか、高校になったら古文とか現代文とか、それを言語として学ぶというより国語の文学的なところを勉強するのが普通。
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じゃあやっぱり中国語を母語話者であっても、ピンインからまずは全部あるんですよね。
そうですね。それも絶対です。
小学校上がる前に幼稚園の、あるいは、お勉強の歌、そのA、B、違う、それは英語だ。その全部、その組み合わせを覚えてから、じゃないと漢字の発音を習得できないので、そこも絶対条件ですね。
日本人だったら、最初はやっぱり仮名から入るので、日本人であってもやっぱり平仮名、カタカナが終わってから漢字に入れるんですけど、中国語の場合はもういきなり漢字っていう。
そうですね。いきなり漢字なので、なんなら多分そのピンインというのを勉強する前に、なんとなく多分普段生活してて漢字は目に入るんですよ。
でもそれはまず読めて、書けて、で、ちゃんとその発音のシステムというか、系統を学ぶというのがありますね。
日本の学校だったらまず、大きいっていう漢字とか、犬っていう漢字とか、1とか2とかもそうなんですけど、そういう画数の少ない簡単な漢字から入っていくんですけど、中国だとどうなんですかね。
それもちょっと共通してますね。あと、いわゆる常用漢字から学んでいって、で、だんだん本当に限られたシチュエーション、例えば古文の中にしか出てこない、難しい漢字を後々勉強していく感じですね。
漢字って本当にキリがないっていうか、永遠に出てくるんで。
読めないのもいっぱいあって。
日本人でもそう、だから中国だともっと大変かもしれない。
日本と1個違うところがあって、日本の場合って、仮に漢字書けないときって平仮名とか片仮名逃げる、逃げ道あるじゃないですか。
中国はもう小学校、高学年になっていくにつれて、漢字が書けないときってピンで代用しても正解にはならないですよ、テスト上では。
で、社会人になってくると、それともかなりダサいことで。
じゃあ知らないとダメなんだ。
そう、知らないと本当にあんまりよくないんだけど、5時で代用するとか。
別の発音が同じ。
でもそれも不正解なんですよ。
日本語だったら平仮名、片仮名で逃げれる。
まだギリギリセーフというところはあるんですけど。
なるほど。先ほどちょっとおっしゃってたピンの順番みたいなものっていうのは、日本語のあいうえお順みたいなものなんですか?
ちょっと似てますね。まず母音から、そっから親音とかになっていく。
ちょっとそれで思ったのが、2008年に北京オリンピックがあったときに各国の選手が入場するときの順番っていうのが、英語圏とかだったらやっぱりABC順らしいんですけど、北京オリンピックの場合は漢字表記にしたときの画数が少ない順で入場してたんですよね。
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それはあんまり聞かないですね。
すごいそこは面白いなと思ったんですけど。
でも普通学校とかで、全校生徒で、やっぱりいわゆる日本でいうあいうえお順、漢字にしてその発音のABCD順のが一部普通ですかね。画数はなかなか。
あれはやっぱり中国らしさを出すためにちょっとやってる。
なるほど、なるほど。それを考えたもんですね。
あとお聞きしたいのは、ピン音もそうなんですけど、日本語学者というか日本人が中国語を勉強するときにやっぱり成長っていうのにすごい影響するんですけど、成長もやっぱり中国の学校では教わる?
もちろんです。かなり重要です。
間違えるとまず別の言葉になる可能性もあるし、あとこれ本当に細かいんですけど中国の国語のテストの最初のところにやっぱりピン音が出てくるんですよ。
例えば漢字を書いてこの漢字の発音をピン音で書いてください。そのときの成長の複合も絶対書くし、
逆のパターンでピン音だけ書いて、いわゆる日本でいう漢字の書き取り問題が出るので、なので成長はめちゃくちゃ大事ですね。
ピン音を習うときに一緒に成長の複合を一緒に習う?
一緒に習います。あと発音もしっかりと。
そこはちょっと日本語とはちょっと違うかもしれないですね。
違いますよね。
アクセントはそんな学校では習わないので。
なるほど。あれ本当にアナウンスの勉強をしない限りはもう触れない領域ですもんね。
雨と雨の違いとかっていうのは、説明しろと言われたら本当にムイムイさんの方が説明できるくらいで、多分日本人はほとんど意識せずに喋ってるんで。
しかも外国人が日本語を喋ってるとき、多少アクセントが違ってもなんとなく意味は理解できるじゃないですか。
中国語の場合はちょっと無理がありますね。
絶対なんですね。
まず成長が違うと本当に他の全く違う意味になる可能性もあるから、まずそこはそれ何?ってなっちゃうんですね。
そこはやっぱり全然違うところですね。
でももう含まれてる。成長も大事な一部分なので。
そのあたりがどうやって中国語で教われてるのか。
もう暗記というか、この言葉の発音はこうで、成長はこうで、もうセットで覚えるしかないんですよ。
大変で、どの言語やるのも大変だと思うんですけど。
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このあたりで聞きたいことは大体聞けた感じになったんですけど。
よかったです。
よく聞かれると思うんですけど、やっぱり日本語を学習する上で苦労した点とか、本当に何回も聞かれてて申し訳ないんですけど。
そうですね。本当にもうざっくり言うと、日本語って結構入門は早いんですよ。
だからちょっとでも日本語をちょっと喋れるようになるのは結構簡単っちゃ簡単ですけど、そこから前に行くのがめちゃくちゃ難しい。
入門は簡単だけど、マスターするにはすごく難しいという。
例えば本当に細かいんですよ。
がとかはの使い分けとか、その辺は多分気にせず間違っても別に通じるから。
でもそれを完璧に使い分けるのはめちゃくちゃ難しいです。
細かいニュアンスの違いみたいなところはそうかもしれない。
そう、だから8点まで行くのはまあまあ頑張れば独学でもいけるんですが、8から10までは本当にもう道のりが遠いです。
なるほど。逆も多分あるんだと思うんですけど、我々日本語母会社が中国語を勉強するときも、
僕もちょっとだけ勉強したことがあるんですけど、すべて忘れてしまった。
何も言えないんですけど、成長とかあったなぁとか。
でもたまに中国語は逆パターンですね。
最初がもういろいろありすぎて、でもそれをクリアできたら、そこからもただ練習するだけでなんとなくいけると思います。
漢字使ってるからちょっと馴染みやすいような気はするんですけど。
そこも結構罠があって。
同じ漢字だと思いきやちょっと違った。
それもありますよね。台湾で使われてる漢字も違うし。
微妙違いしかない。
というわけで、今日はムイムイさんをゲストにお呼びしてトークを収録したということになりました。
もし何か告知等あればどうぞ。
告知ですか。この後ですけど、上がった頃にはもう終わった後だと思いますけれども、
毎週週5本ぐらいラジオトークのトークを上げていますので、よかったらぜひ聞いてみてください。
それとYouTubeも?
そうです。YouTubeもやっております。
URLは詳細欄の方に貼っておりますので、ぜひ皆さん聞いてみてください。
というわけで、今日のゲストはムイムイさんでした。どうもありがとうございました。
ありがとうございました。ムイムイでした。
11:36

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