1. 志賀十五の壺【10分言語学】
  2. #104 ユニクロでオリジナルT..
2020-06-07 09:54

#104 ユニクロでオリジナルTシャツが作れるらしい from Radiotalk

#新しく見つけた楽しみ #落ち着きある #ひとり語り
現在はスズリで販売しています。
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自作言語の文法書
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始まりました、志賀十五の壺。皆さんいかがお過ごしでしょうか。志賀です。
今日のトークは、新しく見つけた楽しみというお題トークでやっていきたいと思います。
これをパッと見て思いついたのは、ユニクロでオリジナルのTシャツを作れるんですよね。
Tシャツに限らず、カバンとかパーカーとかもあるんですけど、
ひとまず自分でデザインできるんですよ。
あれは期間限定なのかキャンペーンなのかはちょっと分からないんですけど、
僕もやってみました。
この間デザインして、オンラインで。
申請して審査も通って、無事出品されました。
出品されましたと言っても、完全に自分用なので、
もし心優しい方とか、いいなと思ってくれる方がいれば、
そして買っていただければめちゃくちゃ嬉しいですけど、
全然そういう収益はね、僕の場合目的としていません。
そのデザインというのが、この番組が志賀十五の壺っていう番組なんですよね。
だから壺です、壺。
壺をバーンとTシャツやらパーカーやらにバーンとはつけてるだけです。
僕は全然そういうデザインの勉強とかしたことございませんし、
美術的センスがあるとも別に思ってませんから、
自分の好きなようにやっただけっていう感じなんですよね。
っていうことをちょっと考えてて、他に何かデザインできるものないかなとか考えてたら、
これ過去にお話ししたこともあるんですけど、僕趣味で言語を作ってるんですよ。
人工言語を作ってて、その人工言語の文字をデザインにすればいいじゃないかと思ったんですよ。
これはかなりオリジナリティがあるし、誰にも真似ができない。
上手くいけばかっこいい風に仕上がるかもしれないと思ったんですけど、問題はですね、
僕の自作言語に文字がないんですよ。
じゃあもう何なんだこの話ってことなんですけど。
だからこれを機に逆に文字を作ってみようかなと今思ってるんですよね。
これを聞いてちょっとえっと思った方もいらっしゃるかもしれません。
言語を作ってるのに文字がないのかと。
実際僕はもう半年ぐらい前だと思いますけど、言語を作り始めてですね。
いつか文字を作ろうと思って、もうずるずるここまで来ちゃってますからね。
もうやる気ないんじゃないかと自分でも思っちゃいますけど、文字がないんですよ今。
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文字がない言語なんかあり得るのかとか思う方いらっしゃるかもしれませんけど、
これは一つの神話というか誤解というか、文字っていうのは言語の本質じゃないんですよ。
おまけと言っちゃうんなんですけど、やっぱり言語の本質は音声で、
手話言語っていうのはありますけど、やっぱり音声でしょうね。
文字は義的というか副次的なものです。
これはよくいるんですよ。文字イコール言語って考えてる方がいるんですよね。
それは間違いであるとはっきり言っておきます。
ただね、人工言語を作る人、僕みたいなの中には文字から入る人もいると思います。
自分なりにかっこいい文字を作りたいとか、むしろそういう文字の構想があってから、
後から単語とか文法を作るみたいな人もいらっしゃると思うんですよね。
僕の場合は文法から入っていったっていう立ち位なものですから、文字なんか後回しになっちゃってるということです。
ただね、文字を作るって結構難しいんですよ。
文字って結構借りてきてる場合が多いんですよね。
これは現実世界のお話ですけど、
なかなか自分たちで文字を開発したっていう言語よりも借りてきたっていう言語の方が圧倒的に多いです。
日本語を考えればわかりますよね、それは。
漢字は当然中国からだし、ひらがなカタカナは漢字が元になってるからそうだし。
あるいはですね、マレーシアとかインドネシアとか、
東南アジアの、あとフィリピンですね。
東南アジアの東書部の言語は全部ローマンアルファベットを使ってますけど、
当然あれは借り物の文字ということですね。
一方、東南アジアの大陸部の方のカンボジア語とかビルマ語、あとはタイ語とかですね、
あの辺の言語も元々は南インドから由来している文字を借りて使っています。
そういうこともあってですね、やっぱり文字っていうのは言語の本質ではないんですよね。
ということでTシャツのデザインに自分の文字を使ってみようかなとかちょっと思ってて、
まず文字って二種類に分けられるんですよね。
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その標音文字と標語文字に分けられるんですよ。
標語っていうのは標意とも言われますけど、標語の方が多分いいんだと思います。
まず標音文字からいきましょうか。
標音文字っていうのは音を表すと書いて標音ですけど、
代表的なのはアルファベットですよね。
ラテン文字、キリル文字とかのアルファベットが標音文字ということになります。
あるいはヒラガナとかカタカナも標音文字の一つですけど、
アルファベットを音素文字っていうのに対して、
カナの場合はシンとボインを一色たに一つの文字で表しているので、
カだったらケーとかね。
こういうのは音節文字と言ったりします。
韓国で使われているハングルも音節文字です。
韓国語を勉強したことある方はご存知だと思うんですけど、
ハングルはすごいですよ。めちゃくちゃ合理的な文字ですね。
こういう標音文字に対して標語文字っていうのは漢字が一番わかりやすいですね。
漢字以外にもマヤ文字とかトンパ文字っていうのもあるんですよね。
すごい可愛らしい文字があったり。
エジプトで使われていたヒエログリフとか、
あとセイカ文字っていうね、これもかっこいい文字があるんですよね。
っていう風に漢字以外にもいろいろ標語文字はございます。
自分の言語でどうするのがいいかなと考えた場合、
標語文字は大変だろうなと思うんですよ。
漢字をイメージすればわかると思うんですけど、
数が膨大にならざるを得ないので厳しいなってことで、
やっぱ標音文字かなと思うんですよね。
標音文字もアルファベットタイプにするか、
カナタイプにするかっていうことなんですよね。
どうしようかな。
たぶん今後文字を作るとしたら標音文字になると思うんですよね。
個人的には音節文字のほうがいいかなと思っています。
でも音節文字作ろうとすると、
どうしてもハングルの真似事みたいになってしまいがちなんですよね。
やっぱオリジナリティを出すって難しいですね、文字で。
今言ったのは文字の機能みたいなところを言ったんですけど、
見た目の問題も大事ですよね。
デザインがかっこよくないといけない。
いけないわけじゃないですけど、どうせならかっこいいほうがいいし。
あるいはどういう道具を使って書くかとか大事ですよね。
例えばひらがなとかは筆順というか、
ああいう形になっているのは筆で書いていたから、
特に縦書きだったからというのが大きいですよね。
あるいはくさび型文字なんかも、
足の枝で粘土板に押し付けるように書いたから、
ああいう形になったということで、
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道具も非常に表記というか文字と密接に関わっているということなので、
そういうこともいろいろ想像を膨らませていくと楽しいですよね。
そういうわけで、
Tシャツのデザインにしたいという変な理由で、
今自分の言語で文字を作ろうとしています。
もしできたらお知らせします。
でも途中で挫折してしまいそうな気もしないでもないです。
あと先ほど言った壺のデザインの方は出品されているので、
もし買ってもいいよという方がいらっしゃったら嬉しいですけどどうかな。
一応リンクは貼っておきたいと思います。
そういうわけで、今日のお話は新しく見つけた楽しみということで、
文字のお話も交えつつということでした。
ではまたお会いしましょう。ごきげんよう。
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