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2025-11-08 58:00

#166 科学を発展させた金属”インバー”、100年目の謎解き〜なぜ熱膨張しないのか〜【科学系ポッドキャストの日】

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📌 要約
「鉄は1度温度が上がると、1mあたり12ミクロン伸びる」これ、ものづくりの世界の常識です。でも、もし温度が変わっても全く寸法が変わらない金属があったら?今回は、そんな夢のような金属「インバー」のトリビアを深掘り!実はこのインバー、ノーベル賞級の大発見で、現代の科学技術はこれ無しでは語れません。熱膨張という身近な現象から、科学の歴史を動かした大発明まで、明日誰かに話したくなる「へぇ~!」がたくさん詰まった回。あなたの常識が覆るかもしれません。

⏱️ 目次(Spotify対応)

() オープニング・科学系ポッドキャストの日3周年
() 今回のテーマ「科学を発展させた金属インバー」
() トリビアアワード音源紹介「温度が上がると縮む金属」
() 熱膨張とは何か?身近な実験から学ぶ基礎知識
() 製造業の魔法の言葉「1度1メーター12ミクロン」
 () インバー発見の歴史とノーベル賞受賞の背景
() インバーが科学技術の発展に与えた革命的影響
() 100年越しの謎解き!インバー効果の原理が2023年に解明
() リスナーからのお便り紹介コーナー
() クロージングトーク・イベント告知と3周年記念企画
() エンディング・各種配信情報のご案内

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科学系ポッドキャストの日/インバー/ノーベル賞/熱変位/材料/鉄/製造業

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サマリー

インバーという金属の不思議な性質について解説されています。熱膨張しない現象やそのメカニズム、さらにインバーが精密機械において不可欠な材料である理由が語られています。インバーは熱膨張しない特性を持つ合金で、1897年に発見され、精密機器の発展に寄与しました。この金属は特に温度変化による寸法変化がないため、測定機器や時計などにおいて重要な役割を果たしています。インバーの熱膨張しない特性が100年経って明らかにされ、その原理が解明されています。この特性は温度変化に伴う磁性の変化によって実現され、多くの科学技術に重要な影響を与えています。エピソードでは、インバーの特異な熱膨張特性とその歴史的背景について探求されています。特に、100年目で解明される謎やインバーの科学への貢献が考察されています。このエピソードでは金属「インバー」の特性とその科学的発展に注目されており、特にインバーがなぜ熱膨張しないのかという100年の謎について解説されています。今回のエピソードでは、金属インバーの特性やその熱膨張しない理由について詳しく解説されています。

科学系ポッドキャストの日の紹介
どうも、しぶちょーです。
ものづくりのラジオは、産業機械の現役エンジニアである私、しぶちょーが、
ものづくりに関するトピックをザックバランに語るポッドキャストです。
この番組は、株式会社フレアオリジナル、グラフテスターデザイン株式会社の提供でお送りします。
本日はイベント参加会、今回はですね、科学系ポッドキャストの日の企画に参加しております。
この企画は、科学系のポッドキャスターが集まって、
毎月10日あたりに共通のテーマについて、それぞれの専門分野の視点で語るという取り組みです。
毎月テーマを決めるホスト番組があるんですけども、
今月はですね、皆さん大好き、科学系ポッドキャスターの星、
サイエントークさんがホスト番組となっています。
毎月この科学系ポッドキャストの日、私参加してますけども、
今月はですね、結構特別な月なんですよ。
なんとね、この科学系ポッドキャストの日という企画が、
今月で3周年らしいですよ。おめでとうございます。
本当にすごいよね。3年続いてる企画なんですよ、科学系ポッドキャストの日って。
ポッドキャスト系のこういう企画でね、3年続いてるのって、
他にあるかなってなかなかないんじゃないかなと思いますよね。
今月はね、そんな特別な3周年記念会でございます。
ちなみに、このものづくりのラジオ自体も、
実はこの11月で3周年を迎えます。
100年目の謎
またね、この3年間の振り返りみたいな会は、
今月のどっかでやろうかなとは思ってます。
それはさておきですね。
今月の科学系ポッドキャストの日の共通のテーマはこちらです。
トリビア。
うなりたくなるような意外性のある話をしてくださいということです。
今回は連動企画として、サイエントーグの方で
トリビアアワードっていうものも開催されるんですよ。
1分間で人の耳を奪えというテーマで、
各番組が1分間のトリビアの音源を送っているんですよね。
私も送りましたよ。
今日は、私が送ったものづくりトリビアに関する深掘り会です。
というわけで、今日のテーマはこちら。
科学を発展させた金属、インバー。
100年目の謎解き、なぜ膨張しないのか?
科学系ポッドキャストの日。
インバーの特性
ということで、まずは私がですね、
サイエントークのトリビアアワードに送った音源を聞いてください。
どうぞ。
温度が上がると縮む金属がある。
小学校の理科の実験で金属は
温めると体積が増えて冷やすと体積が減ると習いますよね。
これは温度が上がると原子の振動が大きくなって原子同士の間隔が広がるためです。
しかし中には温めたのに縮むなんて金属もあるんです。
その金属の名前はインバー。
鉄とニッケルの合金で温度が変わってもほとんど寸法が変わりません。
この不思議な性質はインバー効果と呼ばれます。
インバーの中では温度が上がるにつれて原子の磁力が乱れて
原子同士が引き合う力が生まれます。
この力が振動で広がろうとする力と釣り合って見かけ上寸法が変化しないんですね。
さらに条件によっては原子間の磁力の方が強くなって
温めたのにかえって縮むなんて現象も起きます。
インバーは精密機械や時計など
僅かな寸法なズレが影響する製品には欠かせない材料です。
金属は温めると膨らむというのは実は当たり前ではないんですね。
こういう音源でトリビアアワードに挑みました。
これがアワードに輝くかどうかは置いておいて
今回このトリビアの中で紹介したのはインバーという金属です。
最初に誤っておくとちょっと誇張してます。
温度が上がると縮む金属ではなくて
インバーは厳密に言えば温度が上がっても寸法が変化しない
そういう金属なんですね。
ただ条件によっては温度が上がったのに縮むというタイミングがあるので
そこをちょっと切り取ってインパクトがあるようにそういう表現にしております。
温まれば温まるほど縮むということじゃないからここはご注意ください。
今日はこの不思議な金属インバーについてのお話です。
熱膨張の原理
これ本当に面白い金属なんですよ。
ちょっとこのインバーという金属の凄さ
こいつが生まれたことで何が起こったかとか
そういうことを今日は語りたい回でございます。
そもそもあなたは熱膨張はご存知でしょうか。
このテーマねチラッと夏にも語ってますね確か
シャープ156設計は熱との戦い交差機械の冷却という回で
金属の熱膨張みたいな話を確かしてた気がしますね
まあそこでもね色々とこの厄介事があるんだよって話をしてますけども
やっぱものづくりとこの熱膨張って切っても切れないんですよ
あなたもね多分体験したことがあると思います
多分中学校とかそれが小学校ぐらいですかね理科とかの実験でよくやりますよね
例えば機体とかねあのねするとどんどん体積が大きくなるよっていう実験
やるじゃないですかあと金属でもやりますね
あの金属の輪っかと鉄球を使った実験やったことないですか
通常の状態だと輪っかに対して球が通るんだけど
アルコールランプでこの鉄球をね熱するとその輪っかに対して球が通らなくなるみたいな
いやさっきまで通ってたのにみたいな実験です
これがとてもわかりやすい熱膨張の例ですよね
アルコールランプで球を熱したことで寸法が大きくなって
さっきまではスルスル穴通ってたけど通らなくなったと
これは熱で膨らんだよっていうことなんですよ
そもそもなんで熱すると膨張するかといったらですね
それは原子の振動が原因です
温度が上がると原子が激しく振動するんで
隣り合っている原子同士の隙間が大きくなると
金属だとすごく綺麗に原子が並んでいるんで
熱すると原子同士が激しく影響しあって
原子同士の平均距離が大きくなるんです
その結果熱膨張が起こるという原理なんですね
あらゆる個体が熱膨張というものを起こすんだけど
金属は原子が金属結合という形で緩やかにつながっていて
電子を全体で共有しているという構造をとっています
この構造だと原子が振動したときに
お互いの距離を変えやすいんで
個体の中でも比較的金属というのは
熱膨張を起こしやすい材料とされています
ただ膨張膨張言うとりますけども
別に目で見て分かるほど膨らむというわけではないです
いやー今日暑いね
暑いから金属でっかいねなんて日は当然ないからね
非常にわずかな変化ではあります
覚えてほしい文言としては
よく製造業なんかで使われる魔法の言葉があります
それはこちら
1度1メーター12ミクロンという言葉です
これは呪文のように何回も唱えて
ぜひとも覚えてください
そうすれば金属の膨張がすぐ計算できるようになりますから
これは熱膨張の長さを覚えるための言葉で
鉄系の材料は温度が1度上がるたびに
1メートルにつき12ミクロン大きくなるよということです
だから1度1メーター12ミクロンと
こうやって覚えましょうというね
語呂合わせでもなんでもないですけど
製造業の世界ではよく言われる言葉です
12ミクロンというのは12マイクロメートル
ミリメートルに直すと0.012ミリメートルと
って言われてもなかなか長さ的にしっくりこないかなって
思うんですけども
当然目で見て分かるほどではないと
すごくわずかな寸法です
1度1メーター12ミクロンなんで
当然なんですけども
材料の元の長さで伸びるよっていうのは変わって
じゃあ2メートルの材料だったら
1度温度が上がったら12ミクロンの倍
24ミクロン分だけ寸法が伸びますよということです
こんな感じでこの言葉を覚えておくとですね
いざという時に
この金属どのくらい伸びるんだろうっていうのが
パッと計算できるようになりますから
ふとね見た金属
この部品温度が5度上がったら
どれくらい大きくなるのかな
って気になる時あるじゃないですか
その時に1度1メーター12ミクロンから
逆算してもらえれば
すぐに熱膨張を計算できるようになります
いやー便利ですね
皆さんもねパッと目についた金属
どのくらい伸びるのかなっていうのをね
すぐに計算してみてください
とまぁね熱膨張の寸法を覚えたところで
0.012ミリメートル
12ミクロン
これだけ聞いたらさっきも言ったけど
すごく小さい寸法だなと思うと思います
ただ私機械設計者なんでね
この数字決して小さいとは思いません
10ミクロン寸法変わるって言われたら
結構変わるなっていう印象ですね
ここら辺はねやっぱ製造業に携わってるか否かで
結構感覚変わってくる部分ではあると思います
逆に身近なもので言うと
分かりやすいかもしれないですね
例えば電車のレールとかね
レールの定着っていろいろあるんだけど
25メートルっていう長さもあるんだよね
レール1本ね
夏の場合さ
昼間は日光でちんちんにレールが熱されるわけです
これを仮に60度としましょう
夏日が当たってる部分レールは60度になります
夜日が落ちた状態のレールが25度になりますと
そういうふうに仮定したら
朝と晩で60度と25度
だから朝昼で35度の温度差があると
こう仮定できるわけですね
さっきも言ったけど
1本のレールの長さが25メートルだとしたら
これ昼と夜でどれだけ寸法変わるかっていうと
10.5ミリ変わるんですよ
だからね25メートルぐらいの長さになってくるとですね
平気で1センチぐらい伸びたり縮んだりするわけ
12ミクロンだって言われるとね
別にそんな日常生活関係ないなっていう感じするんだけど
1センチ伸びたり縮んだりするよって言われると
結構やっぱ熱膨張って影響あるんだな
という感覚が少し持てるかなと思います
ちょっと極端な計算をしたんですけどね
これがでも金属の熱膨張というものです
条件とか金属の長さによって
目に見えるほどの変化もある場合があると
当然金属の種類によって伸びる量っていうのは変わります
一度1メーター12ミクロンっていうのは
あくまでも鉄系の材料の話で
アルミとかマグネシウムっていうのはもっと変化します
同じ温度でもアルミマグネシウムは
鉄の倍ぐらい膨張するんですよ
これは材料ごとに線膨張係数っていうものが定められているんで
正確の伸び量は材料の初原表っていうものからね
線膨張係数持ってくれば計算ができます
機械設計者っていうのはね
この熱膨張の量を計算に入れながら
機械の設計をしていくわけですよ
仮に温度が上がって寸法が変化したとしても
問題がないようにあらかじめ作っておくわけです
また温度が上がらないように冷却を工夫したりとか
これがね結構大変なんですよ
1回とか1回じゃないんだけど
何回も熱で失敗したことがあってさ
特にベアリングね
機械の中にベアリングを埋め込んだんですよ
ベアリングっていうのはね
ベアリングの発熱問題
回転を支える機械要素部品なんだけど
ベアリング回転するとね
摩擦で発熱するんですよ
これまあ当たり前ですね
で発熱するんでね
温度上がるでしょ
そうするとベアリングってちょっと大きくなるのよ
でもそのベアリング機械の中に埋め込んでるから
ベアリングは発熱して一気に大きくなるんだけど
そのベアリングをぐるっと囲っている周りの部品には
熱がすぐに伝わらなくて
その大きくならなかったんですよね
やっぱ温度が伝わるのにはちょっと時間差がありますから
ベアリングは膨らんでいこうとするんだけど
周りの部品がそれに追いつかないということが起きたんです
そうなるとどうなるかっていうと
ベアリングだけ大きくなるのよ
で埋め込んじゃってるから
ベアリングの周りはねほぼ壁みたいなもんですから
ベアリングはぐっと大きくなるんだけど
周りはそのままで
そうなるとどんどんね
ベアリングが壁に押し付けられていくような
自分が大きくなっていくから
そうすると何が起こるかというと
ベアリングに負荷がかかってですね
摩擦が強くなってさらに発熱するんですね
そうするとどうなるかというと
さらに発熱したんでさらにベアリングが大きくなって
さらに壁に押し付けられると
そうするとどうなるかというとですね
さらに押し付けられたことでベアリングの負荷がかかって
摩擦が強まってさらに発熱すると
さてさらに発熱するとどうなるかというとですね、さらにベアリングが大きくなって負荷がドゥドゥドゥドゥっていう感じでですね
もう発熱スパイラルが起こって一瞬で壊れるみたいなことがねありましたね
負のスパイラルですよ
発熱するから大きくなって、大きくなるから発熱するっていうのをずっと繰り返してね
破損に至ってしまうと、まあそういうことが実際あったんですね
インバーの特性
まあそれだけやっぱね、温度のコントロールと寸法のコントロールって難しいわけ
一応設計の時に計算するんですよ
でも熱の計算ってね、めんどくさいし
熱解析は難しくてあんまりうまくいった試しがないと
非常に悩みどころなんですけども
あーなんか熱膨張を起こさない材料があればなー
というところで
テッテレテッテッテーッテッテー
インバー
ということなんですよ
ここで登場、今日の主役
インバー
なんとこいつはですね
熱膨張を起こさないと
素晴らしい材料なわけです
こいつがね、本当に面白い材料なんですよ
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インバーはどんな金属かといえば
合金の一種です
インバーっていう原始があるわけじゃなくて
インバーはいわばあだ名みたいなもんです
合金っていうですね
一種金属同質を掻き合わせて作られた材料です
ベースとなっているのは鉄で
そこに36%のニッケルと微量のマンガン
炭素を加えたものがインバーです
インバーっていう呼び名は
インバリアブルスチールっていう
名前から付けられています
インバリアブルっていうのは変わらない一定の不変の
という意味の単語です
の鉄なんでインバリアブルスチール
直訳すると変形しないスチールですね
インバリアブルスチール略してインバーです
日本語だと不変硬なんて呼ばれたりします
寸法が変わらない金属ですよ
っていうことで不変硬なんですけども
不変っていう名前
インバリアブルっていう単語ついてるんだけど
熱膨張を絶対にしないかと言われると
そうではなくて厳密に言うとですね
千膨張係数っていうのが鉄の十分の1以下と
非常に熱膨張しにくい材料になってるんですね
しないってわけじゃないんですけど
非常にしにくい材料なんです
この材料ね
最近見つかったものではなくて
歴史古いんですよ
発見されたのは1897年
もう100年前以上に発見されたんですね
発見したのはフランスの物理学者
シャルル・エドワール・ギオームさんです
このギオームさんは鉄とニッケルを
およそ64対36の割合で混ぜた合金に
温度を変えてもほとんど膨張しないという
特別な性質があるということを発見したんですね
そしてこの合金を彼はインバ
インベリアブルという単語から取って
インバと名付けたわけです
ちなみにこのギオームさんはですね
この発見によって1920年に
ノーベル物理学賞を受賞しています
実はね
インバってノーベル賞級の発見なんですよ
級というかノーベル賞を取った発見なんです
当時温度変化によって長さが変わらないという
金属が存在しなくてですね
時計とか測定機器の精度を保つというのが
非常に大きな課題だったんです
精密機器って精度が命です
ちょっと寸法変わっただけで正確に動かなかったり
壊れたりしてしまうと
だからすごい頑張って精密な機器作ったとしても
温度変化で寸法が変わってしまったら意味ないんですね
それで壊れたり機能しなくなってしまうと
例えば寒いと時計止まっちゃうとか
暑いと正しく測れないとか
そんなことが実際起こってしまっていたわけですよ
当然その1920年とか
あとインバが発見されたのは1890年代ですけども
そんな時代にエアコンなんて存在しませんから
機械の使用環境の温度変化っていうのは
外気と一緒ですねほとんど
夏は暑くて冬は寒いと
やっぱそんな環境で精密機械なんて
使えたものではないんですよね
しかしこのインバの発見によってですね
それが解消されたんです
温度が変化しても寸法が変わらないと
この金属の登場によって
精密な懐中時計とか天体観測用の望遠鏡とか
測定機器などが一気に発展して
後にはあらゆる科学技術の実験装置
電子機器などの発展にも寄与していくんですね
たかが材料たかが金属
いないな
今の科学技術の発展を従さえした
すごい発明なんですよインバは
あらゆる精密な機器が
このインバの恩恵を受けてるんですね
その後さらに広く使われるようになって
インバは精密工学の革命と呼ばれるようになりました
だからインバがなかったら
今の科学はなかったんじゃないかなと
言ってしまっても過言ではないほど
すごい発見だったんですよね
インバーの加工性と価格
このインバっていうのは
どうですか金属すごくない
なんかこう仕組みとか技術じゃなくて
材料そのもの金属そのものの持つ特性っていうのが
科学を発展させたんだよと
これなかなか面白ポイントですよ
と厚く語っておきながらですね
実は私インバなんて1回も使ったことないです
っていうかほとんどの設計者は
多分使ったことないんじゃないかな
それこそ測定機器とか時計とか
そういう精密機器の設計開発に携わらない限りは
ほとんどインバっていう金属は使わないと思います
一般産業機械レベルだと
なかなかインバなんて効かないよね
だからこそ1回自分の設計で使ってみたいんだよねインバ
なんかこう自慢したいよね
これね俺が作った機械
ここさ何の材料か分かる?
これインバみたいな感じでどやりたいよねちょっとね
インバ使ってんなっていう
設計者だったら分かってくれるんじゃないかなっていうこの感覚ね
ちょっと珍しい材料使って機械作りたいっていうのがね
割とあるあるだと思うんですけど
いつかねちょっとインバ使ってみたいですね
と思うんですけども
まあねちょっと色々調べたんだけどね
やっぱ使いにくい理由は多々あってさ
なんとなく予想はできていたんだけど
やっぱインバ恐ろしく高いです今でもね
ネットで調べた限りね
インバの厚さ10ミリね
厚さ10ミリで縦横200ミリの鉄板
インバの鉄板があったとしたら
それ値段いくらかっていうと
10万円ぐらいです
これクッソ高い
これはクッソ高いよ
この材料の見積もりを見たら私は多分裸足を出しますね
まあね製造業関わらない人だと
そもそも金属の値段っていくらぐらいなんみたいな
そういう裸感覚ってあんまりないと思うんですけども
ちなみにじゃあもう同じサイズの鉄の板
S45Cの磨き材っていうね
まあ一般的によく使われる材料だとすると
多分ね3000円もしないと思う
2000円ちょっとなんじゃないかな
10ミリの厚みの200、200ぐらいであれば
2000円もしないかもしれないな
そのぐらいの価格帯なんですよ金属ってね
片屋2、3000円、片屋10万と
まあそりゃインバー安々と使えんわなっていう感じよね
あとまあ大事なのは材料の値段だけじゃなくてさ
材料は材料だから
そのままじゃ何も何にもならないわけ
だから部品にするためには加工をしなければならないんだけど
この加工性っていう概念あるのね材料って
つまりどういうことかというと
加工しやすいかどうか
硬かったりとか逆に柔らかすぎたりするとね
結構うまく加工するの難しいんですよ
そうなるとその金属を加工するためのお金もすごくかかってくると
材料自体高いのに加工するのも高いと
泣きっ面に鉢ですよね
そして高い材料って往々にして加工しづらいと相場が決まってます
でインバーも例に漏れず加工性は悪いんです
軟削材っていうね難しい削る材料って書いて
軟削材って呼ばれるカテゴリーがあるんだけども
削るのが難しい材料ですねそのままなんですけど
この軟削材にインバーは含まれます
軟削材っていうと加工業界ではインコネルっていう
ジェットエンジンとかに使われる合金が非常に有名なんですけど
そのインコネルはもう軟削材の王様みたいな感じなんだけど
そこまでにないにしろインバーも負けじおとらじ
加工性が結構悪い材料です
だから熱膨張しないっていう素晴らしい特性を持つ反面
広く実用化していくにはなかなか難しい材料ではあります
まさにここぞっていう時の秘密道具って感じですね
道具というか材料なんですけども
長々と語りましたけども
ここからまた最後の面白ポイントがございます
実はこのインバー
インバーの熱膨張の謎
熱膨張しにくいという特性は
もう100年前以上に発見されてたんだけど
なんでインバーってこんな熱膨張しにくいのっていう原理って
実は明らかになってなかったんですよ
でその原理はずっと謎とされてたんですけども
しかしこれがですね最近明らかになったんです
最近ねその原理が解明されたのが
2023年なの
これめっちゃ最近じゃない
1920年にノーベル賞取ってる
そういう発明なんですよインバーって
でも原理が解明されたのが2023年
100年以上前に開発されて
科学技術に多大な影響をもたらした材料の原理が
100年越しにようやく明らかになったんですよ
これなかなか面白いよね
オーダーメイド試験機ならお任せ
グラフテスターズデザイン株式会社
冒頭でも話したんだけど
そもそもなんで温度が上がると膨張しちゃうのかって話だけど
これは温度が上がると材料の原子が激しく振動するから
その振動によって原子と原子の空間が拡大すると
その隙間が積み重なって材料全体のサイズが変化すると
これがざっくりとした説明ですね
じゃあなんでインバーは熱膨張を起こさないのかと
これは実はインバーが持つ磁石の性質
強磁性っていうのが関係してるんですよ
金属の原子の中には電子っていう小さな粒があって
それぞれがスピンっていう状態を持ってます
このスピンの状態によって磁力が変わるんですけど
インバーはまず温度が低いとき
インバーの中の電子たちはみんな同じ方向を向いてるんですね
この時電子同士は押し合うような力が働いていて
金属全体がほんの少し膨らむ方向に力がかかってます
これはインバーに限らず
普通の鉄とかでも同じ状態なんですけど
インバーの特徴ってここからで
温度が上がってくると
電子の一部が反対向きにくるっと向きを変えるんですね
こうやって温度変化によってスピンの状態が変わるっていうのが
インバーの特性で
これが起こると何が起こるかっていうと
今までは電子同士が押し合っていたのが
その力が弱くなってですね
温度が上がると
磁性で原子と原子が近づいてくる方向に力が働いていくんですね
温度が上がるほど原子と原子が引っ張り合う
お互いに引き合うっていう力が発生してくるんです
ただ温度が上がれば当然原子の振動も大きくなりますから
振動によって原子と原子の隙間を作ろうという力も働くと
インバーの面白いところは
この磁性による原子同士が引き合って縮む力と
熱による原子の振動で原子同士の隙間が広がる力っていうのが
ちょうど打ち消し合うように働くっていうことなんですよ
その結果温度が上がっても
何も変化が起きていないように見えると
ほとんど寸法が変わらないという特性が発現しているんですね
中では綱引きみたいに
引っ張ったり押し合ったりっていうのをすごくしてるんですけど
それがいい感じですごいバランスが取れて
表には出てこないと
これがインバーの中で起こっていることです
インバーの科学的発展
原子が暴れて膨張しようとする力と
磁性で原子同士が引き合う力がぴったりと釣り合っていると
これがインバーの魔法みたいな性質なんですね
この特性をカリフォルニア工科大学の材料科学者である
ブレッドフルツシラの研究チームが
2023年に明らかにしたんです
2年前に明らかにしたと
その時のニュースの記事はまた概要欄に貼っておきますので
気になる方はぜひとも見てください
これ面白いよね
本当に今わかったんだと思って
そういう熱変異しない材料があるんだなっていうのは知ってたんですけど
まさか原理がわかってないっていうことを知らなくて
今この時代にそういう根本的なことを発見するんだなっていうのが
そのニュースを見た時すごい驚きで
面白いなって思いましたね
こんな感じで今日はインバーを紹介しましたけど
材料の進化ってやっぱりものづくり
といえば科学技術に直結するんですよ
実際にインバーが発明されたことによって
様々なものが生み出されたし
波及効果によっていろんなことが起きてるんです
例えばメートル原器っていうね
1メートルの長さを定義した棒っていうのが
昔あったんですけど
それ自体ではないんですけど
二次元器っていうね
そのメートル原器を複製して
実際の現場の作業で使用する基準の棒みたいなのがあるんですけど
その材料としてインバーっていうのは広く使われてました
これ非常に重要な役割ですよ
メートル原器っていうのは
これが1メートルですっていう定義した大元なんですけど
それをそのまま現場に持っていくわけにはいかないからね
ちゃんと実用に落とし込む時に
二次元器っていうのが必要で
そこの材料としてインバーっていうのは大活躍したんですよ
実際の現場に正確な寸法を届けていたのはインバーなんです
天体望遠鏡とかの性能向上にも寄与して
高精度な光学測定とか天体観測が可能になったのも
インバーのおかげですし
振り子時計とか懐中時計の精度を向上させて
時間の狂いっていうのを大幅に減少させたのも
インバーの功績なんですよね
そういうものに直結してるんですよ
科学の発展に直結していると
意外なところで言うと
実は地図の作成ね
これの精度向上にインバーがめちゃくちゃ貢献したんです
よく言われるのが
インバー製の測定器を用いたところ
測量精度が1キロメートルにつき1ミリ以下
っていう誤差になったとか何とか
こういう逸話もあるんですよね
これ数値的なソースは不明なんですけど
よく言われることです
数値の信憑性はさておき
実際に地図の精度に影響したっていうのはそうで
測量の機器とか機械って外で使うじゃん
だから一番外気とか気温とかの影響を受けやすいんですよね
実際に外に出て長さを測ろうと思ったとき
測ろうとして使う機器っていうのは
やっぱ気温の変化の影響を大きく受けると
さらに地図ってすごい広い範囲を測るんで
ちょっとの誤差が非常に大きな累積誤差になってくるんですね
すごい長い距離を測らなきゃいけない上に
温度変化がすごく大きい環境という
そういう2つの要因があったんですけど
そこにクリティカルに効いたのがインバーだったわけです
インバーの温度によって長さが変化しないっていう特性が速攻的に効いて
インバーの影響と未来
地図の精度向上に相当役立ったんですよね
意外ですよね
なんかこれ風が吹けばおケアが儲かるじゃないですけども
いい金属ができたら地図が良くなると
一見繋がらなそうなとこが繋がるって面白いですよね
てかあれだな今喋ってて思ったんだけど
トレビアアワードこっちにフォーカスすればあったな
地図が良くなったのは金属のおかげみたいな
そっちの方が引き合ったな
でもちょっとインパクト薄いから
Googleマップは金属によって作られたぐらい誇張しても
それはだいぶ嘘なんだけど
そのぐらいなんかちょっとそっちにフォーカスすれば
もっとインパクトあったかなって今思いましたね
ちょっとミスったな今思いついちゃいました
後悔先に立たずですけども
これが今回の話のトリビアですわな
材料だけじゃないにしろ
良い特性の材料があって
それを欲しい形に加工する技術があって
それを生かす設計があって
あらゆる機器や機械っていうのは作られてます
そしてそれが社会でいろいろな形で活躍して
社会を発展させていくと
その流れで考えると
一番技術の根底にあるのはやっぱり材料の技術なんだよね
今日の話でわかる通り材料が変われば技術って変わりますからね
材料分野って本当にすごいんですよ
今ってやっぱりAIとかIT技術が注目されてますけども
こういう昨今であってもやっぱり材料分野とか
根本の部分重要だよなと思いますよね
地味だと思われるかもしれないですけど奥深いんですよ
2023年にインバーの特性が解明されましたと
こういうものが出てくるぐらいですから
まだまだいろんな発見の余地がある面白い分野ですよ
この話を人に話す時にどこをトリビアとして聞いてますかって
このインバーの話ね
なかなか難しいところではあるんですけども
科学を大きく発展させた一つの材料があると
これをトリビアとして皆さんの記憶に刻んでいただけたら
幸いでございます
本編はここで終わりなんですけど
ここからずっとやれてなかった
お便りの返信とコメント返しをしていきたいと思います
まずこちらフィリックスさん
160は161を拝聴しましたということで
スポンサーであるグラフテスタデザインのヤグさんとのコラボ会ですね
試験機メーカーという業態を初めて聞きました
お話を聞く限り製造業における試験機は
かなり大きな需要があるように感じました
個々の顧客のニーズに合わせたオーダーメイドの試験機を
一人で製作されているのはすごいと感じます
一度製作した試験機のノウハウというのは
他の案件へ応用がどれほど可能なのか気になりましたということで
確かにどのくらい利用できてるんですかね
結構装置メーカーとかだと
一定もの装置メーカーとかだと
あんまり具体的な技術の横展開
設計の横展開ってできてないんですよね
もうやるたびに一から起こすみたいな感じなんだけど
ヤグさんの場合は試験機っていう括りが一応あるから
ある程度ユニット化したりとか
横展開してそうな感じもしますよね
一人でやってるからそういうとこ結構効率化してそうな気がしますね
今度話すときにこの話聞いてみたいなと思います
続きやりますね
そんなヤグさんのお仕事内容もさることながら
ヤグさんの情報引き出し力にも脱望です
今回の話で支部長さんの解像度がかなり上がったように思います
他にも一人語りのポッドキャスト番組を拝聴していますが
支部長さんがスクリプトをしっかり制作されて
配信に挑まれていることを全く気がつきませんでした
他のポッドキャスターの方を聞いている限りは
即興で言葉を紡ぎ出している感があります
週8での配信でかなり準備をされて配信に臨まれていることを知り
これからはより心して拝聴したいと思います
そんなに気を張って聞いていただくといいですからね
お互いに出てきたアイデアで
いつかノーベル賞を受賞されることを
これからの配信でも楽しみにしていますということで
ありがとうございます
この回はすごく引き出されましたね
ゲスト回ってやっぱり聞き手に回ることが鉄板なんですけど
かなり珍しくこのコラボ回ではしゃべり手に回りました
ヤグさんの素晴らしい引き出し力に引っ張られた感じですね
後半は情報量で殴るみたいな展開になってましたけど
ヤグさんのポッドキャストの方でもね
いろいろと感想を語られてましたので
ぜひともそちらも聞いてみてください
ありがとうございます
続きまして牛田ポリスさん
ヤグさんめちゃくちゃMCスキル高いですね
支部長さんがここまで掘られる側なの珍しいと
ポッドキャスト聞きに行きますと
支部長さんがここまで掘られる側なのも珍しい
掘られる側ってなんかこう響きが感動的ですね
まあそれはいいとして続きやりますね
これも細部までこだわるタイプなんだろうなというのは伝わってきます
だけど仕事だと納期との兼ね合いで
どっかで見切りをつけないといけないタイミングもあるかと
世の中の設計者の方ってどういう風な感覚で
そこに折り合いをつけているんだろう
ということでねありがとうございます
そうですね
折り合いは納期とコストですよね
一番はやっぱ納期です
設計するたびにさ思うんだけど
あと1日あればとか
あと1週間あればもっといい機械が作れるのに
と設計するたびには思うんですよ
でもそれってさ結局再現内から永遠にできてしまうわけ
結局のところ納期も仕様なんですよね
納期も大事な機械の仕様です
だから折り合いをつけるというよりは
仕様を満たすように設計しているという感じかな
納期が間に合わなかったっていうのは
機械がちゃんと動かないっていうのと同義と
求められたものを満たせなかったよということですから
そういう要求仕様の中の一つとして
納期を見ているんでね
折り合いというよりは
それを満たすように設計をしているという感じです
やっぱ結局最も苦しめられる要求仕様は
納期っていうのには変わりはないんですけどね
ということでありがとうございます
続きましてまたまたフィリックスさん
165話まで拝聴しました
前回ですね
メーカーフェア東京
MECT 2025
そしてものづくり系ポッドキャストの日
MECT 2025
お疲れ様でした
まさに四肢粉塵のご活躍
ごからだ無理されないようにお願いします
おもちゃの旋盤の全滅
そして爆上がりの復活劇を聞いて感動
普段こんな非常事態が発生すると
立ち直れなくなるぐらい息承知したり
運搬していた方に激怒してしまうところ
こんな悲劇をさらなる躍進につなげる
支部長さんが
なんと大人のことだろうと感じました
支部長さんの地道な活動が
若者のものづくり離れからの回帰を
引き起こすと思います
これからも応援しています
ということでありがとうございます
この話はね
自分の会社におもちゃの旋盤を貸し出したら
車の中に放置されて
全部溶けちゃったよっていう
だから一から全部作り直してましたよ
みたいな話の感想ですね
ありがとうございます
結局
物なんて壊れてなんぼだと思ってます
人が怪我するようなね
故障はよくない
絶対ダメなんですけど
そうでなければ別に
物なんていくらでも直せるから
直せばいいんですよ
涙の数だけ強くなれると
いうわけじゃないけど
壊れた数だけやっぱり
よくなれるんですよね
ものづくりっていうのは
やっぱりそういうものです
あとおもちゃの旋盤はね
壊され慣れてるっていうのも
だいぶありますね
子供ってマジで奇想天外なんですよ
絶対にその力でひねってほしくないところを
ひねったりとかして
バキッと持ってきたりするんですよね
結構はちゃめちゃに使ってくれるんで
そこはやっぱね
ありがとうっていう感じで感謝してます
あ、そうするよね
そこそういう形状になってたら
引っ張りたくなるよね
みたいなやつを
子供を観察しながら見てさ
じゃあこういう形にしなきゃいけないねとか
ここもうちょっと太くした方がいいよね
みたいなやつをブラッシュアップしてきましたから
子供が壊したってことは
そこは足りなかった部分
自分が配慮できてなかった部分
っていうことで
結構ね壊してくれるのは
ウェルカムだと思ってますから
そういう感覚だからさ
車で溶かされたところでね
これもしも本当にさ
このおもちゃの旋盤を商品化した後に
子供が買ってくれて
じゃあおもちゃの旋盤できた
車でどっかに持ってくんだって
車に乗せて溶けちゃった
みたいなシチュエーションがあったら
それは誰が悪いかって言ったら
設計した方が悪いじゃん
車に乗せた方じゃなくてね
それも対策しなきゃいけないよね
ってことが分かったみたいな
そういう視点で見たらやっぱ
ありがとうって感じですよね
ということでありがとうございます
続きましてまたまたフェニックスさん
シャープ159
生成AIで画像から物を作ろう
というエピソードにいただいた
お便りです
ここ最近
AIで製作したであろう
オリジナルフィギュアの画像が
SNSをにぎやしています
ナノバナのやつね
これを見た時おそらくフィギュア画像をもとに
3Dプリンターで自作のフィギュアを
作成できるだろうと思っていました
まさに3Dプリンターの普及に
弾みがつきそうですね
クレーンゲームの景品になっているものから
トイ・サピエンスで販売されるような
高額なフィギュアまで
ユーザーが自分好みに合わせて
自由にフィギュアを創作し
創作のみならず
ネットを通じて個人販売できるようになるでしょう
既存のフィギュア販売の仕組みは
根本から揺らぎ
フィギュアメーカーや
販売店は大きな打撃になるのでは
フィギュア市場が
手軽さと低価格に流れてしまうのかと
真に成功なフィギュアを作る職人や
技術が失われてしまうのではないかと
他人事ながら危惧しています
そんな事態になる前に
ある程度何らかの規制が
働くと思いますが
既存のキャラクターの無断使用や
模倣品の氾濫は
発生したような気がします
ということでありがとうございます
フィギュア製作ね
確かに画像を入れたら
フィギュアの3Dモデルが
自動で出てきて
それを3Dプリントすれば
フィギュアができますよ
っていう流れではあるものの
これ物作りあるあるなんですけど
作って分かる
市販品の安さね
自分で作るより
買った方が全然安いし
クオリティ高いんですよ
だからこの
生成AIの3Dモデルの作成と
3Dプリントの組み合わせってさ
フィギュアビジネスを揺るがすほどの
インパクトはおそらくないし
そこに到達することは
多分ないと思います
自分で作るより
絶対買った方が安いしいいからね
その模造品を作られるとか
著作権を無視されるみたいなことは
結構あるとは思うんですけど
そういう権利関係はちょっと怪しいけど
実際にその
フィギュアビジネスを揺るがすほどの
ことには私はならないかな
と思っています
光造形方式の3Dプリンターはね
その3D生成との
相性はすごく良くて
フィギュアをね
かなりクオリティ良く出力できますけど
やっぱそれでもね
買った方がいいですね
正直なところね
ただ新しい形としては
ここはこう
カスタムすることを前提とした
フィギュアみたいな
フィギュアは生まれるかもしれないかなと思います
生まれるかもしれないというか
既にあるんだけど
ちょっと待ってね
ラグナロイドっていう
ロボットフレームの
プラモデルみたいなやつがあるんですよ
それはもう外骨格
だけなんだけど
部品を付けていくと
オリジナルのロボットになるっていう
そういうロボットのフレームなのね
ロボットといっても
あくまでもフィギュアとしてのロボットで
それは自動で動くわけではないんだけど
外装を取り付けやすいような
いっぱい穴が開いてて
そこにオリジナルの部品を取り付けることで
ロボットになるよみたいな
あとはオープンソースで
いろんな設計データが公開されてて
それを印刷して取り付けることで
いろんなロボットにカスタマイズできますよ
みたいな
そういうプラモデル2.0っていうね
新しいタイプのプラモデルが
それはね
結構面白いなと思ったし
この生成AIで形が作れるっていうのは
そういう
カスタムプラモみたいな文化には
かなりいいんじゃないかなと思いましたね
ラグナロイド
ぜひとも調べてみてください
リンク貼っときます
今買えるんかな
クラウドファンディングでやってただけだから
市販されてないかもしれないけど
結構イケてますよ
めちゃくちゃ高かったから
時間あればぜひとも見てみてください
ラグナロイドね
ありがとうございます
続きまして同じ回にコメントいただいてますね
牛田ポリさん
熱い!
私も先週ハイテム3Dで
子供の写真からモデルを作って印刷しました
単色だとどうにもなぁと思い
AMSライトを買ったところです
子供の成長を写真や動画だけではなく
フィギュアで残せる時代なんですね
部品のモデリングは自分でできますが
こういった自由局面系のモデリングは
これまで手をつけてなかったので
なんだかできることが一気に広がった感を
感じています
これほんとそれよね
設計用のCADだとやっぱ
フィギュアとか
局面を作るのが
なかなか難しいんですけど
実際そういうフィギュアのモデリングってね
機械設計用のCADだと
できないんですけど
それを生成AIがパッとやってくれるから
非常にいいですよね
ただあくまでも本当にね
フィギュア的なものしかできないから
これをもっと機械的なものづくりにも
つなげていけたら面白いなと思いますよね
あとあれですね
子供のフィギュアいいですね
俺もやってみよう
ハイテム3Dだと
ポートレートモードっていって
人のフィギュアを作る専門のモードが
あるんですよ
まだ私ちょっと使ったことないんだけど
それとさらに普通に写真を入れるよりも
人の造形を
作るのは得意みたいなんで
そっちで試してみようかな
と思います
せっかくハイテム3Dっていう
話をしたんで話させてもらいますけど
ハイテム3Dっていう
画像から3Dモデルを
作るAIのサービスが
あるんですけど
前回
シャープの
159か
でその話をしてるんですけど
この話をしたところですね
ハイテム3Dさんから
お仕事を
いただきました
是非ともハイテム3Dをブログで紹介してください
SNSで紹介してください
ということを公式さんから
いただきましたんで
ブログ書きました
ハイテム3Dの
私部長のアフロのアイコン
私が今普段使っているアフロのアイコンを
そのままフィギュアにするっていうことを
やってみたっていうブログ書きましたんで
結構いい出来になってますから
手前見せながら是非とも読んでください
クリックしてもらえると嬉しいです
概要欄に貼っておきます
あとハイテム3Dさんへの
リンクも直張りしておきますんで
こちらも是非ともクリックしていただけると
嬉しいですね
よろしくお願いします
続きまして同じ回にいただいてます
早坂マキコさん
喋りの相談師の早坂さんです
ありがとうございます
新しい番組スタートなんですね
毎日音声配信だけでもすごいってなってるのに
今後ストロングスタイルにも
期待ですということでありがとうございます
ちょうどシャープ159で
新しいポッドキャスト番組
落ち着きAIラジオ始まりました
ということを告知しましたからね
それに対するコメントですね
ありがとうございます
今ね私落ち着きAIラジオ
っていうポッドキャスト番組は
毎週火曜日金曜日
このものづくりのラジオが
毎週土曜日と
そしてボイシーの方でやってたものづくりの支店
っていう音声配信も今
その方にも展開するようにしたんで
今この3番組をやっているんですけど
これ全部合わせると
週に9本ですね
番組を更新しているということになります
どういう生活になるんだと思いましたけど
意外といけるね
意外といけるもんなんですよ
音声配信週9ね
生活は成り立っております
睡眠時間は減ってますけど
今後もどんどんいろんな変化をさせていきながら
ストロングスタイルで
頑張っていきたいと思います
ありがとうございます
ちょっと長くなりましたけど
シャープ157
二刀流の回ですね
副業のお話をさせてもらった回にいただいた
コメントでございます
クルリスさん
はじめまして
二刀流のお話に頷き共感しています
1円稼ぐことの重みを痛感しています
人生一度きりです
私も支部長さんと同じく
現職は好きで励みつつ
副業に一歩踏み出します
今回の配信
心に響きましたありがとうございます
ということでこちらこそありがとうございます
さてね私の配信を聞いて
なんか行動を起こしてくれるとか
行動を変えてくれるっていうのがやっぱ
音声配信者病につきますからね
本当に
行動変容みたいなものを
起こしてもらいたいなって思って
番組やってますんでそういうコメントいただけると
非常に嬉しいですねありがとうございます
本業一本全集中
でももちろん悪くないんだけど
自分が今持っているスキルを
別の角度で使うっていうのも
すごく大事ですよ本当に
ちょっとネガティブな話をすると
最近黒字リストラも非常に多いですからね
早期退職を求められるとか
普通にリストラされるなんてことも
日本でどんどん起きてます
だからやっぱ自分の力で
稼ぐっていう経験は
どんな形であっても生きると思いますし
今後の社会にとっても
すごく必要なスキルになってくると思います
だから会社に軸足を置けるうちに
まず自分で
1円稼ぐっていう経験を
積んでみるのがいいと思います
会社から離れてさ
よし稼ごうってなると
生活を背負っちゃうわけだから
結構そのまずは1円みたいな
感覚ではできないですよね
そこはちょっとね
土台があるというか軸足は
あくまでも会社に置きながら
試せるっていうのが
やっぱ自分の精神衛生上もいいと思うんで
そういう状態で
1円を稼ぐと
これやってみてください
1円稼げればもうあとは
2円稼ごう3円稼ごう
それスケールさせていくだけなんでね
そんなにめちゃくちゃ簡単ではないんですけど
01が一番やっぱ
すごく難しい部分だと思いますんで
そこさえできればもう無敵です
是非とも頑張ってください
私もね
1円は稼ぐことができるようになりましたけど
それをスケールさせていく
っていうところにね
あまり力を入れて来なかったんで
ちょっとね
おもちゃの旋盤とか色々と
作りたかったりとか
販売に関して
お金が必要になってくるんで
お金を稼いで
持続可能な活動をするっていうのは
もうちょっとこだわってやってもいいのかなって
最近すごく思ってまして
今年末来年ぐらいから
そういうところにも力を入れていこうかなと
思っておりますんで
その時のね成功体験失敗体験
みたいなのもまた発信の中で
色々とね
報告させていただければなと思います
ということで頑張っていきましょう
という感じで
めちゃくちゃコメントとかお便り溜まっちゃいましたけど
皆さん色々といただきまして
本当にありがとうございました
以上お便りの紹介でございました
というわけでクロージングトークです
まず
イベントの告知させてください
今月11月29日
ジャケギキ
というイベントが東京であります
このジャケギキのイベントの
最中に
私がやってるもう一つの番組
落ち着きAIラジオの方で
公開収録を行います
場所は
ジャケギキの会場東京原宿
原門
ジャケギキのイベント会場の中にある
JWAVEっていうね
スタジオがあるんですけども
そこもめちゃくちゃイケてる
スタジオなんだけど
そこで落ち着きAIラジオの
公開収録やります
11月29日の土曜日
18時から20時までの
2時間です
これは有料イベントになりまして
チケット制になります
スタジオの中には入れて
15人と
椅子ありが10人の立ち見5人で
計15人っていう感じかな
チケット販売は
小型のカネリンが今準備してまして
料金は大人3000円の
学生が
1500円
小学生以下は無料みたいな感じです
それはスタジオの中で
入って聞くみたいな
人たちの料金で
一応スタジオの外にも画面とかスピーカーはあって
そこから様子見れたりとか
音は聞けるみたいです
私下見行ってないんでわからないんですけど
そんな感じみたいですよ
そっちは別に無料で
一緒に収録聞くっていうのが
有料となっております
もし良ければね
ジャケ劇を見に来るっていう人結構いると思うんですよ
ポッドキャストファンの中でも
ちなみにジャケ劇っていうイベントは
東京の原宿の
原門っていうめちゃくちゃイケてる施設に
ポッドキャストのアートワークを飾るっていうね
非常に面白いイベントです
今回2回目となる
イベントなんですけども
前回よりもまた規模を拡大して行われると
このものづくりのラジオも
アートワーク
クラファンで支援させてもらって
展示することになっておりますんで
是非ね
原門行く人は見つけてみてください
そしてこの公開収録で
もし興味ある方とか
来たいなっていう方がいたら
是非ともよろしくお願いします
チケット販売開始は
落ち着きAIラジオの公式のXの方だったりとか
落ち着きAIラジオの中で
告知させていただきますんで
そちらも是非チェックしてください
是非よろしくお願いします
それともう一つ
お願いというかできればやって欲しいことがあって
今月さっきも言ったんだけど
さっきというか冒頭に言ったんだけど
ものづくりのラジオ
3周年でございますこの11月で
ありがとうございますおめでとうございます
3周年記念会で
いろいろと振り返りの会をやりたいなと思ってるんですけど
1年目と2年目はね
自分自身でひたすら振り返っていく
っていう感じがあったんですけど
3周年目はリスナーの皆さん
巻き込み方でやりたくて
もしよければお便りください
あなたの
おすすめエピソード
ものづくりのラジオの中で
これ面白かったよとか
ここ気に入ってますとか
このゲストの方もう一度呼んでほしいですとか
あとこんな話してほしいとかね
リクエストでもいいですよ
そんな感じで
ご意見ご感想とともに
もう160本以上エピソードありますけど
その中から好きな1本
教えていただけると非常に嬉しいです
そういうので
これ人気なんだなとか
こんな会あったねっていう振り返りを
11月下旬ぐらいに
3周年記念会としてやりたいなと思ってて
なんで
原稿作る前
11月16日ぐらい
ちょうど
1週間後ぐらいまでに
お便りをいただけると
嬉しいです
もしよければよろしくお願いします
ギリギリになっても全然いいんですけど
16日ぐらいまでに
送ってもらえると原稿に盛り込みやすいな
っていう感じだけなんで
お願いします
もしもいただけなければ
また一人で振り返っていくという
一人の誕生日になっちゃいますからね
よろしければお便りいただければなと思います
金属インバーの特徴
お便りフォーマー概要欄からよろしく
お願いします
というわけで今回も1時間の会になっちゃいましたね
一人喋りで1時間喋ってるやついるんか
って感じですけどいますね
私はここにおります
というわけで今回はここまでとさせていただきます
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
私は
そしてフォローや星5評価をよろしくお願いします そしてそしてやっぱこのものづくりのラジオも評価してほしいなということで番組のフォローがまだの人
フォローしてください各ポッドキャストアプリいて評価の方をよろしくお願いします 星5評価まあこれはですね皆さんが2秒でできる私への応援になりますからね
モチベーション爆上がりしますんで落ち着けラジオの方もそうですし ものづくりのラジオの方もぜひぜひよろしくお願いしますあとものづくりの視点も方もね
まとめて評価フォローしていただけると嬉しいです まあでもなの心に正直て言ってほしいですねいいなぁと思った場合のみで ok
なんで よろしくお願いしますというわけで今回はここまで以上
支部長でしたではでは
58:00

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