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日々お伝えしているニュースや話題の中から、 一つのテーマに絞って専門家や当事者に話を聞く
週替わりの特集コーナー、Weekly Close Up。
先月21日、高市総理が上野厚生労働大臣に対して、 労働時間の規制緩和を検討するよう指示を出しました。
このニュースには、過労死につながることを心配する声が上がる一方、
収入増につながることを期待する声も上がっており、 波紋を広げました。
そこで今週は、規制緩和どうなる働き方改革というテーマでお送りします。
今日は、働き方改革で業績を上げた企業に迫ります。
JR九州システムソリューションズ株式会社企画本部経営企画部部長の
水木幸寛さんです。
水木さん、おはようございます。
よろしくお願いします。
JR九州ソリューションズは、どういう業務を行う会社なんでしょうか?
はい。弊社はJR九州のグループ会社になりまして、
JR九州とか、あとはそのグループ会社の様々なシステムを開発したり、
運用を行う会社になります。
その中で働き方改革を実践されたということなんですけど、
実践される前というのは、社内はどういう雰囲気だったんですか?
会社としても伸び悩んでいる時期ではあったりしたので、
社員の満足度というのも低い状態で、
停滞感があったという感じですね。
その停滞感を打破したいというタイミングでもあったということですかね?
はい、そうですね。
いつ頃から取り組まれているんですかね?
会社が実施される2019年以前からもやっていたということですね?
そうですね。システム会社ということもあって、
なかなか残業もその頃多かったというのもあったんですけど、
そこから取り組み始めたということです。
具体的にどういうところから働き方改革を実践していったのか、
教えていただけますか?
取り組んだのは、残業もしない、残業ゼロというのを徹底するようにしました。
残業を前提としない、決められた時間内で
いかに成果を出すかということを徹底して取り組んでいって、
それからはスーパーフレックス制度とかハイブリッドワークみたいな制度も
取り入れながら、社員の自律的な働き方を推進するような仕組みを
整えていきました。
出社時間というのも割と自由にできるような制度なんですかね?
そうですね。コアタイムも設けていないので。
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皆さん大体何時ぐらいに出社しているものなんですか?
なんとなく昔の名残から
9時、18時というのは
みんなその時間に大体動き出すというのはあるかもしれないですけど、
8時があればみんな自由ですね。朝も早く入社員もいますし。
なるほど。ラッシュアワーは避けたいなというので
少し遅れて出社したりとか、あるいは育児の都合もあって
早めに退勤できるように出社を早めるとか、そういうことも可能ということですかね?
そうですね。そうなります。
事前に何か明日は何時に出ていきますというのを言うんですか?
そうですね。クラウドサービスを使ってみんな共有しているので
これに入れておきましょうというようなやり方です。
なるほど。実際こういう働き方改革を実践されて
社内ではどんな変化がありますか?
そうですね。社員の嬉しい声としては
前はこの会社やったもん負けみたいな言い方をしている社員もいたりしたので
そういう状況が悪かった時は
いろんな制度を整えていったことで、会社としても
良い働き方をやってくれているというふうに
社員も思ってくれるようになってきたので
例えば子育てをしている大変な社員などからも
この会社なら働くことを諦めずに続けられるというような
声ですよね。実感もこもっていて。意識もだいぶ
社員の皆さんも変わってきたということですかね?
はい、そう思います。
他にも何か新しい取り組みというのは今なさっているんですか?
これまで働き方の部分と子育て支援みたいなところに
注力してきたので、今後は働きやすさというよりも
キャリアとかそういったところを支援できるような
施策を入れていけるといいかなと考えています。
労働時間も時間外をしないようにしていくと
業績は下がるのかなと思いきや
業績が伸びたというお話ですが、具体的にどのくらい
効果が出たのですか?
今は1.5時間まで下がってきています。
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逆に業績としては売上高は
この10年で2倍ぐらいに伸びています。
そう考えると働いている時間というよりは
働いている中の質を高めていくことが
すごく大事ということなんですかね?
そういうのもモチベーションとかチャレンジスリップ
みたいなところも変わってきていると思います。
そういうふうに取り組んでいくと、今は人手不足
とどの業界も言われますが、そういう部分では
人も入ってきやすい環境になっているのですかね?
新卒採用に関しても、10年前はほとんど応募も
できなかったのですが、今はものすごく
1000人とかエントリーしてくれるように
働き方に関して、会社として取り組んでいるという
作戦を見てくれているのだなという気がします。
政府は労働時間の規制緩和を
打ち出してきているという流れがあるわけですが
新卒採用に関しては?
5年くらいで500人くらい新卒採用の面接も
やっているのですが、若い人と話していて
もっと働きたいと言っている人はほとんど
いたことがない感じがします。
ワークライフバランス重視、どれくらい
労働時間があるのか、そもそも会社として
残業緩和して社員を働かせるのはどちらかというと
楽だと思うのですが、むしろ残業を抑制して
業績を上げていくのが大変なのです。
会社としてはAIを活用して生産性を上げる
取り組みをするほうが大事だと考えています。
小池さんが入社した頃は、どんどん働くぞと
思っていた世代ですよね。
私もシステムエンジニアとして社会人になって
帰れない、夜中帰るという感じです。
今も現役では現役ですが、その頃の感覚と
今の若い世代の感覚ってギャップはあると思うのですが
自分のマインドチェンジはどうされているのですか?
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今は会社でも若い人がいっぱい入ってきてくれているので
自分を基準に考えないというか
昔の自分を基準に考えちゃうと
今おっしゃったような感じになっちゃうところがあるので
自分も考え方を変えながらやっているというところがある。
キャリアを積めば積むほど自分の中の考え方は固まっていきがちですが
そこを柔軟にしておくこともすごく大事なんですね。
今日は色々な貴重なお話を聞かせていただきまして
水木さんありがとうございました。
今朝はJR九州システムソリューションズ株式会社
企画本部経営企画部部長の水木幸寛さんにお話を伺いました。
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