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#52 自然とデジタルの境界のない世界【草とか石とかのラジオ】
2026-06-28 12:05

#52 自然とデジタルの境界のない世界【草とか石とかのラジオ】

自然と対極にあると思われがちな「デジタル」。大阪・関西万博やチームラボの展示体験を入り口に、砂や植物とデジタル表現が交わる瞬間をたどります。0と1の世界が、なぜ波や花、生きもののように見えるのか。CGや科学研究、アニメの話題も交えながら、自然とデジタルの境界が溶けはじめている今を考える回です。


【参考】

「魔法の世紀」落合陽一

「人類を前に進めたい チームラボと境界のない世界」猪子寿之 ・宇野常寛


#草とか石とかのラジオ #デジタルネイチャー

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サマリー

本エピソードでは、自然と対極にあると思われがちなデジタルが、砂や植物、雪の結晶といった自然現象と融合する様相を探求します。大阪・関西万博やチームラボの展示体験を例に、プロジェクションマッピングやAI、CG技術が自然の美しさを引き立て、あるいは模倣する様子が語られます。最終的には、デジタルと自然の境界が曖昧になりつつある現代社会の姿が示唆されます。

自然とデジタルの境界線
はい、今回も始まりました。草とか石とかのラジオ。このポッドキャストは、自然界で好きなもの、気になるものについて深掘っていく番組です。よろしくお願いします。
さて、今回のテーマは、自然とデジタルでございます。
皆さん、デジタルと聞いて何を思い浮かべますでしょうか?
自然とデジタルという概念は、自然と最も遠くて、完全に人間が作った人工の概念で、自然と対立するものなのかなというイメージが僕はあるんですよね。
今回このデジタルというものを話してみようと思ったきっかけは、大阪関西万博に行きまして、その中に関西パピリオンの中の鳥取県が出している展示があったんですけれども、それが非常に面白くてですね。
鳥取県の部屋は360度ガラス張りの部屋なんですけれども、その床に鳥取砂丘の本物の砂がいっぱい敷いてあって、そこにいろんなプロジェクションマッピングが投影されるという展示があったんですよね。
その敷いてある砂というのは当然デコボコしていて不規則な形をしているんですけれども、その砂に映し出されるいろんな映像もその砂の形に伴ってぐにゃぐにゃ曲がっていてですね。
特に波の映像とかが映し出されると本物の波みたいに見えて、すごい面白かったんですよね。
このように自然を利用したデジタルアートとかってすごい面白いなというふうに思ってですね。
それをきっかけに自然とデジタルの融合みたいなものがすごい興味深いなということを持って今回改めて調べてみました。
デジタルとは何か?チームラボの体験
改めてデジタルって一体何かと言いますと、本来はデータの形式を表す言葉ですね。
0か1かではっきり分けて考えるデータをデジタルデータと言いまして、例えば電気が流れている場合を1として、流れていない場合を0とする。
こういう1と0の2つだけでいろんなものをコンピューターが考えられるわけです。
一方で連続的なデータをアナログデータって言うんですけれども、
例えば音の大きさがちょっと大きい小さいとかを滑らかに表すようなデータをアナログデータと言うんですね。
ただこのデジタル技術というのはもう少し広い意味で、デジタルデータを扱うためのいろんな技術なんですけれども、デジタル技術を使ったアートというのはたくさんありますよね。
例えばゲームの中のコンピューターグラフィックとかもその一つなのかなと思います。
こういった幅広いデジタルアートの中の一つとして、自然を存在にしたデジタルアートをやっているので有名なチームラボという会社があるんですけれども、
この会社は日本を問わず世界各地にいろんなデジタルアートの展示をしている会社なんですね。
その中でこの間、大阪にある永井植物園で夜になるとやっているチームラボボタニカルガーデン大阪というところに行ってきました。
ここはですね、永井植物公園はとても大きな植物園なんですけれども、その植物園が夜になったら屋外ミュージアムとして使われているということなんですよね。
その中にはいろんな植物がライトアップされていたりとか、植物の中に混じるように光るアート作品が置いてあったりして、すごい面白かったんですよね。
ただライトアップされている木とか植物ってよく見かけると思うんですけれども、ここがちょっと特徴的なのは人が近づくとセンサーによって光の色が変わったり、植物の近くに流れている環境音みたいなものが変わったりするので、
この音の変化でより植物の存在に注意を払うみたいないろんな仕掛けがあって、自分の股間を使って植物の存在を確かめるみたいな、そういう工夫がたくさんあって面白かったですね。
ライトアップされている植物も物にもよるんですけど、それ単体ではそんなに目立つ植物ではないんですけど、光で照らされているとこの植物の形がこんなに不規則で美しい形をしているんだなということがわかって、すごい面白かったですね。
自然そのものってすごい美しい、面白いものだと思うんですけれども、この自然そのものだけじゃなくて光で照らされることで、より普段注目しない植物も注目してみることができるっていうのはすごい面白い工夫だなと思いましたね。
ただデジタルアートってそれだけでも結構美しいものだとは思っているんですけれども、デジタルのみで表現できる情報量って限られているなと思っていまして、一方で自然というのは圧倒的に変数というか情報量が多いんですよね。
なので自然が持っている情報をそのまま活用することで、このデジタルアートというものがより面白く感じれるのかなと思いました。
チームラボプラネッツ東京とAIによる生成
チームラボの大阪の植物園の方もかなり面白かったので、他のところも行ってみたいなと思いまして、他に東京の豊洲にあるチームラボプラネッツ東京というところにこの間行ってきたんですけれども、ここは敷地面積が非常に広くてですね、総敷地面積が1万平方メートルっていうかなり広いアート空間で、回るのに2,3時間ぐらいかかりましたね。
ここは自分はあまり知らなかったんですけれども、海外の方からすごい人気で、順番待ちの列も外国人ばっかりで海外みたいな感じでしたね。
ここ入ると本当にいろんな展示があってすごい面白かったんですけれども、こっちは大阪と違ってどちらかというと自然を素材にしたデジタルアートというよりは、自然を模倣するデジタルアートみたいなものが多かったですね。
例えば面白かったのは、裸足にあって水が張ってあるプールみたいなところを歩く空間があるんですけれども、膝まで水で浸かるみたいな空間があって、その水面には光でデジタルの鯉、魚の鯉ですね、が映し出されていて、それが泳いでいるって空間があったんですよね。
それにバシャバシャ人間が近づいていくと本物の生き物のようにセンサーで反応して逃げていったりしてですね、この水が不規則に動いているところにデジタルで鯉が投影されていると、その映像が鮮やかなこともありますけれども、まるで本物の鯉に見えて思わず触りたくなるような感じで面白かったですね。
あとはデジタルアートでできた花の展示も面白かったですね。
これはめちゃくちゃでかいドームみたいな空間がありまして、そのドームに花が浮遊している映像が延々と投影されている展示があるんですけれども、その花は本当に本物の花のように見えまして、すごい綺麗でしたね。
これはAIによって自動で延々とその場でリアルタイムに生成されているらしいんですけれども、これがかなりすごいなと思いまして、というのもちょっと前まではAIの映像というのは不自然な不安定さがあったんですけれども、そういうのは全然なくてヌメヌメ動いていて、そういう技術が実用化されているっていうのがすごいなって思いましたね。
CG技術と自然科学の融合
ここまでチームラボのデジタルアートめっちゃ良かったなっていう話をしてきたんですけれども、最近は自然をモチーフにしたコンピューターグラフィックスというものがすごい発達しているなと思っているんですよね。
例えば2014年に大ヒットした映画、アナと雪の女王では雪の粉が出てくるんですけれども、あれすごいリアルなんですよね。
あれは粉といっても結晶ですけれども、雪の結晶はどうやって作っているかと言いますと、そもそも雪の結晶をどうやってできるかということを雪の研究者が自然科学分野の研究として研究されていたんですよね。
その研究結果として雪の結晶は温度とか水蒸気の条件によって形が変わるんだということがわかってきておりまして、
その研究成果を基に雪を演算するパーティクル演算技術というものがあるらしいんですけれども、
その数式を用いて計算すれば極めてリアルな雪の結晶が描けると、そういう技術がこのアナと雪の女王の映像には使われているんですよね。
そういう自然科学の研究がコンピューターグラフィックスにも利用されているというのはすごい興味深いなと思いましたね。
こういったアナと雪の女王の話とかチームラボのいろんなデジタルアートというのは非常に発展したシミュレーション技術だなと思っているんですけれども、
高度に発展したデジタル技術というのはもはや自然に見えてしまうというのはすごい不思議だなと思いましたね。
デジタルが溶け込んだ未来
最後に少し話は変わるんですけれども、昔2007年に放送されていたアニメ電脳コイルというものがあってですね、
このアニメは現実世界にAR眼鏡、拡張現実が現実世界と重ね合わせて見える眼鏡が普及したちょっと未来の日本の世界を題材にした内容なんですけれども、
子供たちが普通の日本の街中でデジタルの生物と遊ぶ姿とかが描かれているんですよね。
デジタル技術というと昔は最先端の未来の技術みたいに思っていましたけれども、最近は非常に身近な技術になっているなと思っているんですよね。
この電脳コイルというアニメの中では人間の社会と自然にデジタルが溶け込んだような世界が描かれていて、
そこにはもう明確な境界というのはない不思議な世界だなというふうに思ったんですよね。
このアニメはできた2007年というのはAR技術とか全然言葉としても広がっていない時代だったので、
その時代にこのアニメが作られたということはすごい先継の命があるアニメだったなというふうに思うんですけれども、
今回この自然とデジタルについていろいろ調べていくうちにですね、
この自然とデジタルの境界のない世界というのが近い将来できていくんじゃないかなと思いましたし、
ひょっとしたらもう既に来ているのかなというふうに思いました。
エンディング
以上、草とか石とかのラジオ自然とデジタルについてでした。
お聞きいただきありがとうございました。
12:05

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