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2024-01-23 15:49

43 アドバイスおじさん(後編)

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サマリー

アシスタントコーチからの手紙に書かれたアドバイスに対して、彼は拒否反応を感じました。そして、その経験について話しています。彼は現代社会が変わりつつある過渡期であり、コミュニケーションのやり方が重要だと述べています。彼は自分自身も関わりたくないと思いながらも、フェードアウトする生き方を望んでいるアドバイスおじさんとの会話に興味を持っています。

アドバイスによる拒否反応
シーズンが終わった後に、昨シーズンですね、アシスタントコーチから手紙をもらったんですよ。
その手紙の中に、もっとこうしたら、もっと長くプレイできるよ、みたいなことが書いてあったんですよ。
アドバイスが。
アドバイスが書いてあったんですよ。
で、その内容が、トレーニングをやりすぎだから、いつも疲れてる状態になってるから、試合でも疲れてるから、実習トレをやめなさい、みたいなことが書いてあったんですよ。
でも、私がその実習トレを意図的に多くやってたのは、私なりに理由があって。
で、私自身もそれでパフォーマンスが落ちることは承知の上でやってたんですね。
それは、一人の時間に、練習後に自分でフォーカスする練習をすることが、自分の中での瞑想みたいな、メディテーションみたいな感じで、自分を落ち着かせる方法の一つだったんですね。
それはチームの練習がストレスでしかない。
っていうのでやってたんですけど、そういうのを分かってないでそういうことを言ってくるから、またそこに拒否反応が出てる。
だから結局、自分のことを分かってない人にそういうことを言われると、拒否反応が出るんだなっていうケース2ですね。
そうなんだ。分かんないね。何なんだろうね。
何なんでしょうね。それで最後にその手紙をもらってイラッとして、その人にイラッとして終わったんですよ。結構好きだったんですよ。
あれかもね。序列かもね。男性女性って今言っちゃったけど、いわゆるこの社会の序列みたいな感覚で、その人は指導者みたいな立ち位置を、ただの機能としてじゃなくて、ちょっとなんか上から目線で言っちゃったんじゃない?
それはちょっと感じたんですよね。すごいその練習のうち、人と関わってるときはすごいリスペクトしてくれる感じで、あまり何もそういうこと言ってこなかったんですよ。
で、最後手紙でそういうこと言われたんで、本当はずっと何か言いたかったんだろうなっていうのは最後伝わってきたんで。
最後それしなかったら、あなたのこと尊敬して終わったんだけどなって。
多分、こうコミュニケーションのやり方みたいなのが、今すごく変わりつつある過渡期なんだと思うんですよね。
今までやっぱり、上から下に押し付けるものじゃないけど、分かってる人が分かってない人に伝えますみたいな世界だったと思うんですよね。
アドバイスとコミュニケーション
仕事とかもそうだし、もしかしたらサッカーの指導みたいなのもそうだったかもしれないけど、
今は一方的にその与えられるものではなくて、一人一人が感じてることとか考えてることがあって、それを踏まえたアドバイスをするみたいなふうに変わりつつあるときなのかなって思うので。
そうですね、確かに。
それがコミュニケーションとしてはできない人っていうのが、煙たがられていくんだろうなっていうのはすごい感じてます、最近。
煙たがれる人を見てるって感じですか?
そう、それが最近のよく言われるおじさん問題とか、おじさんとおばさんの根底には凝り固まっていく、自分の思ってるものが正しいことだっていう、もう狭くなっていくみたいな感じに起因してると思ってるんだけど、僕は。
なんかそれによって、押し付けるコミュニケーションみたいなのをやってきたから、今まで。やられてきたから、それをそのままやってるっていう、それが煙たがられるっていう、当たり前のことが起こってる感じがするっていうか。
そこになんか年齢とかなさそうな気がしますね。そのアシスタントコーチの人は私より年齢が一つだけ上なんですよ。一つだけしか上じゃないんで。
早い人はだから早いと思いますよ。よりその、自分の経験の外側のものを見ないようにしていけば簡単に多分狭くなっていくんで。
下手したら学生の時から凝り固まってるみたいな人いますもんね。親の言うことだけ聞いて、親も凝り固まってるみたいな家庭のおじさんみたいな子供とかいますもんね。
いますね、確かに。
だからその視野の狭さみたいな感じがしますね。で、そこの持ってる経験値みたいなものが、おじさん的なものなのか、おばさん的なものなのかで、おじさんかおばさんかに分岐するだけで、もうちょっといろいろあると思うんですよ、ジャンルとしては。
ただ一般的にはおじさんとか言われ方で、おばさんとか言われ方するのは、そのような経験値、そのデータベースがおばさんデータベースになってるかおじさんデータベースになってるか。
本来、もっと多様なはずだからさ。いろんなものに触れるから、おじさんとかおばさんでは分類できないぐらいの、いろんな、そこそこ多様性があるはずなのに、そこには、内面のね。でも、自分がもう、そこら辺のシナプス切っちゃってるから。
確かにそうだな。
存在しないことになってると思う。
そうですよね。それがまた、私が20代前半とか10代とかだったらまた全然違う話なんですけど、そのアドバイスをおじさんが現れたとしても。
だから今だと、観察から始めるとか、もしくは関係があるんだったら、その質問から始めるとか、そういうことな気がするんですよね。理解することから相手を。アドバイスからは始まらないと思うんですよ。
始まらないですね、確かに。
コミュニケーション。何を分かっていってんのってなるから。
そうだな。そうですね。若手の選手とか社とかで喋ったりしても、急にアドバイスなんてできないですし、仲いい選手がいたとしても、やっぱりその関係性がちゃんと作れてないと、アドバイスしようなんていうふうにも思えないですし、逆にそのアドバイスをすることによって、関係がやっぱり崩れるっていうリスクがあるじゃないですか。
アドバイスの安全なやり方
ありますね。
そうすると、周りの人からもっと若い選手にアドバイスしないよみたいな言われるんですよ。
うん。
私、絶対したくないんですよね、そういうアドバイスって。
求められたらアドバイスをね。
そうなんですよ。だから、求められたらしますけどみたいな感じじゃないですか、普通。で、私自身が求められて、求めてないのにそういうアドバイスをされたら、こういう反応を起こすっていうのが分かってるって。
結局、拒否反応を起こして終わるだけだよなっていうのがあるので、本気でその人との関係を築いてアドバイスをしたいんだったら、確かにまずはコミュニケーションをとって、その人のことを理解することから始めて、最終的に本当の最後の最後でアドバイスできるかどうかっていうのが決まってくるじゃないですか。
うん。
だってやっぱり長い年月かけないと私は無理だなって思いますし、何か数ヶ月とかそこらの関係性だけでは何かそういうことができないなっていうのを感じますよね。
とにかくやっぱりその大きな社会の流れとしても、そっちに来ちゃってるから、迂闊にアドバイスすると本当にトラブルが起こっちゃう。
になりますよね。
昔やっぱり言ったもん勝ちっていうか、言っといて嫌だなと思っても10年後とかにあのアドバイスって本当だったなとか、やっぱりあるじゃないですか、そういうことも。
だから全然アドバイスされることが必ずしも良い悪いではないんだけど一方的に。
でもその傾向として、分かってない人間が今アドバイスするってことが今は危険な時代で、過去は安全な時代だったっていう。ただそこの仕様が変わってるから、それだけな気がする。
人にアドバイスをするかと空間に向かってアドバイスをするかの違いだと思うんですよ。今って多分空間に向かってアドバイスをする、特定の人に向けてではなくて、空間に対してアドバイスをするっていうのがすごく安全なやり方だなっていうのは思いますね。
で、そのアドバイスを必要な人が拾ってくれればいいよね。
だからそれの最大のものがこういうポッドキャストとかYouTubeとかマスに言って拾う人が拾えばいいみたいな。で、間違った拾い方をする人が勝手に怒ってるみたいなことが起こるんだけど、拾わなかったらいいじゃんって話だからさ、それは。あなたに言ってないからさみたいな。
で、そこで感化されたり勉強になるみたいな人はそれは拾うべくして拾ってるから、良かったねみたいな、たまたま。
あなたに言ったわけではないけど、あなたのような人に一回拾ってくれてよかったみたいなやつだからさ、みたいな感じで。場に投げるみたいなのが最近の主流な企画がしますね。
で、そこで関係ができて、個別にアドバイスが欲しいとかでアドバイスをする。だと信頼関係ができてるから、アドバイスとして成立するみたいな感じがしますけどね。
難しいね。だからアドバイスはおじさんに限らずだけど、自分が伝えたいこと、伝えたいことって大変だな。相手のことを無視して、相手の状況とか考えたことを無視して自分の伝えたいことを一方的に伝えるみたいなコミュニケーションをしてる人は無視されていくと思うんだよな、これから。
間違いないですね。多分だからそのおじさんは私に話しかけてきたんだなって思うんですよ。
どういうこと?無視されてると?
無視され続けてる。
喋る人がいなくて。
そうか。そうかも。
人と関わりたくない生き方
そういうおばさんにならないように私も気をつけないとな。
いや、もう本当そうですね。なんか僕もこうやって言ってるけど、自分自身も結構、なんていうのかな、自分の考えとかを持っちゃうタイプだから、余計に気をつけないと他の意見は聞けなくなっちゃったりするんで。
またまさにそうです。
意識しないとなって思ってますね、常々。
他の意見とかって聞く必要あると思いますか?
聞き、なんていうかな、受け入れる必要はないけど、受け止める必要はあるなって思ってますね。
共感する必要はないって思ってるけど、何を言ってるのかを理解する必要はあるなってそう思ってます。
え?何?何?何ですか、今。
うるせえって感じですか?
いや、そんなことないですよ。
うるせえって感じ。でも、やっぱり人と関わりたくないって思っちゃいますね、そう考えると。
どのレベルのことを言ってますか、人と関わりたくないと。
僕、レベルに言ったら、もしかしたら分かるって感じかもしれないし、ちょっと何言ってるか分かんないってレベルかもしれないし、ちょっと分かんないですね。
楽なんですよ、人と話をしてない武器の方が。
はいはいはい。
こういう話をするときは面白くていいんですけど、そうじゃない話の方が多いじゃないですか。
そうですね。
基本的には。
そういうのがすごくめんどくさいなって思っちゃいますし、そういうアドバイスおじさんとかが現れたりだとか、それに近い人たちとかと関わらなきゃいけないってなったときに、
私はどうしても集団の中で生きていくのにふさわしくない人間性の持ち主なんだなっていうのを思ったりとかしますし、そういうのを避けたくなっちゃうんですよね。
そうですね。
結構こみ入った話というかね、こういう話をするのは確かに楽しいけど、僕も日常からはむずいですよ。あんましてないかもしれない。
最近冷めちゃうんですよね、そういう会話をするときに。
参加するんですか?参加してるけど冷めてるとか。
参加も会話には入らないですよ。聞いてるだけっていうか、人が増えれば増えるほど別に参加しなくても大丈夫じゃないですか。
一対一とかになったらね、話さなきゃどうしてもいけないけれども、なるべくそういう場にならないようにっていうのは気をつけてますけど、基本的には。
でもね、いいんじゃないですか。キャラとしてあんま喋んない人みたいになっておけば、別に感じが悪くなければいいと思う。
感じ悪いな。
なんかフェードアウトするのが好きなんですよね。バレないように。
もう私のことは誰も気づかないでいいよっていうぐらいな感じで、さってこうフェードアウトするみたいな生き方をしていきたいんですけど、
それだとね、失礼な生き方なのかなーってたまに思ったりもしますし。
そうなのかな。僕結構フェードアウトへの憧れありますよ。飲み会とかフェードアウトしたりするもん。
私いつもフェードアウトします。
フェードアウトなの?帰り回すじゃなくてフェードアウト?
フェードアウト派です。
おーすごい。憧れるんですけどそれ。
え、ちゃんと挨拶して帰るんですか?
いや僕帰れないから最後までいるんですよ。
あ、そういうふうに言うのもできない?
そう、言うこともできないしフェードアウトもできずに最後まで行くし、なんだら二次会行こうよとか言ったら、あ、自分は帰りますって言えなくて二次会まで行っちゃうみたいな。
今なんか酒飲まないから、もう全然帰りたいんですけど一次会で。帰りたいってのは面白くないって意味じゃなくて、もう満足したから。
これ以上行ってもそのより満足は多分しないから。
しないですよね。
もうマックス行ってるんでこれ以上行くと疲れるみたいになるから、一次会で帰るってのがベストなんだけど、二次会行きませんかーってなった時に、
帰り方の講座
戻れないですね。
なんかね、僕は帰りますって言うのが目標です。
じゃあそれ、2024年の目標。
目標の一つですね。断る。二次会を断るっていうのが目標。
結構簡単ですよ。
フェードアウトが簡単?
フェードアウトもしますし、じゃあ帰るねって言って普通に帰ります。
1時間とか2時間ぐらいいて。
もうなんか顔出しただけでもうOKみたいなところが自分の中にあって、顔出したんだからいいでしょみたいな出席したことがもう二重丸みたいな。
そう思う。ほんとそうなのと思う。
このご時世に尚のことそうだと思う。顔を見れたってことが大事で。
だってどうせさ、3、4人の飲み会だったら別ですよ。
でも10人とかになってくると、マジで顔を出したことがほとんど全てみたいな。
そうだと思います。ほんとに。なので普通にフェードアウトして帰りますね。
すごいな。
ちょっとまた別の機会に伝授してください。帰り方の講座。
いろんなパターン僕が提示するんで、このパターンでどうぞ帰ったらいいですか?
OKです。
ケーススタディちょっと。
いいですね。
帰り方講座、ぜひお願いしたいと思います。
じゃあ今日はこんなところですかね。
はい。
番組のご意見ご感想、こんなテーマで話してほしいなど、ハッシュタグしそふれをつけて、ぜひXにポストしていただけると嬉しいです。
それではまた来週。さよなら。
さよなら。
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