古代の儀式と言葉の重要性
【徒然草ミニッツ】
さあ始まりました、【徒然草ミニッツ】。
この番組は、【1日8分で600年分の知恵をポケットに】をコンセプトに、
吉田健康の徒然草を1日1段ずつサクッと味わい、
通勤・家事の隙間時間で個展チャージしていこう、という教養ショートラジオです。
よろしくお願いします。
さて今回は、第23段ですね、を見ていきましょう。
今回、難しい漢字がたくさん出てくるので、つっかえつっかい読んでいきたいと思います。
では早速、現代語訳です。
世がすっかり衰えた末法の時代といえど、
九重の九虫が放つ神さびた雰囲気は、
世俗を離れ、やはり荘厳だ。
魯大浅がれい何度の何問。
その名を聞くだけで、宮美沙が漂う。
田舎屋でもこじとみ、
こいたじきたかやりど、
と呼べば不思議と立派に響く。
夜影を命じる人に夜の儲けを。
や、夜の音ど。
の、早く明かりを灯せ。
というのもまた素晴らしい。
情景が陣頭で儀式を進める姿は優に及ばず。
下役、下人ですね、下役たちが得意気に手馴れた様子を見せるのも面白い。
極寒の夜あちこちで船を漕ぎながら、
徹夜待機する様子に微笑ましさを覚える。
特大寺大臣曰く、
ないしどころのみすずの音は、
みすずの音こそ優雅でこの上ないと言っていると。
現代語訳終わりです。
現代ビジネスへの応用
吉田さん、吉田さん難しい言葉めちゃくちゃ使ってますね、今回。
1回ここら辺でいいとこ見せようって思ったんですかね。
吉田さんも辞書めっちゃ引きながら書いたんじゃないでしょうか。
当時辞書があったのかわからないですが。
さて要点3つです。
名と儀式が空間を掻き上げする。
序列の演出は下働きも輝かせる。
相言とユーモアは同居する。
現代への示唆、なぜ今も刺さるのか。
ホテルがクラブラウンジターンダウンと呼ぶだけで高級感が湧く。
健康のネーミング理論は令和のブランディングにも直結。
日常&ビジネスの応用ネタです。
予備なアップグレード。
社内チャットの資料欄をアーカイブ室と呼ぶだけで片付けモチベアップ。
儀式化スイッチ。
終時ミーティング冒頭10秒を鈴の音のSEにする。
そして一例に変える。
無駄らないが集中度が段違い。
裏方スター化。
イベントのスタッフTシャツに侍に従うと書いて。
なんて読むんだろうこれ。ちょっと調べますね。
自重。
天皇や主君のそばに仕える人のことを言うそうです。
自重にしたり、
守殿僚。
読み方違うんだろうな。
おもやのおもに。
殿と寮生活の寮ですね。
殿、母寮。
殿母寮、守殿寮。あ、あってましたね。
代理、天皇の住む場所の建物、
御殿や天皇の生活に必要な物資を管理供給する役所、
守殿寮って言うそうです。
イベントのスタッフTシャツにこんな感じの役名をプリントすると
当事者意識がマックスになるっていう風に書いてあります。
ちょっと見ていきますか。
予備のアップグレード。
これはね、なんか面白かったですね。
社内チャットの資料欄、資料棚をアーカイブ室と呼ぶだけで片付けモチーフアップ。
これはなんか面白いですね。
呼び方ちょっと変えるだけでね。
これは使えそうですね。
何かに転用できそうです。
その何かは思いつきませんが。
儀式化スイッチ。
中時ミーティング冒頭10秒、鈴の音をね。
鳴らす、鈴の音。
チリンチリーン、チリンチリーンって鳴らしてみんなで一礼するっていう。
いいですね。
いいですね。
くだらないですね。
そのくだらなさが集中度を上げると。
めっちゃいいな。
みんなくだらねえと思いながらこれやるのいいな。
楽しそうだな。
で、3つ目が裏方スターカー。
これは何だっけな。
何かであったな。
これはこの通りにスタッフディーチャスとかしなくても
役割がしっかりあることの重要性みたいなのは何かで見た気がするんですが。
パッと思いつかないですがセルフラベリングみたいな感じのと近いのかな。
ポジティブなラベリングをするとね。
自社意識もマックスになる気はしています。
というわけでぜひ皆さん日常&ビジネスに応用してみてください。
僕のおすすめは儀式がスイッチです。
週次ミーティング冒頭10秒鐘のいや鈴の音のSE鳴らして一礼しましょう。
めちゃくちゃくだらねえですが。
いいですね。
やってみてください。
というわけで今回はここまでです。
また明日お会いしましょう。さよなら。
