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朗読しますね。朗読というか、成功する音楽家の新習慣。
今は無文章に読んでいるだけですけど。
音楽という旅は、どこを目指すにしてもそこに至る道はただ一つ、練習だけだ。
自分にはその才能があるだろうかと不安に思う人もいるかもしれないが、
音楽的な成長は才能よりも練習によるところが大きい。
才能は自分が秘めている可能性を象徴するもので、その可能性を現実に導くのが練習だ。
だが、むやみに練習すればいいというものではない。
本集の第1部では、練習上手とは何かという根本的なテーマを掘り下げ、
総合的に音楽性を高めるにあえどのような練習をすればいいかを探る。
この章では、皆さんが練習の基礎となるしっかりとした土台が築けるように、
基本的な考えを体系的に見ていくことにしたい。
第2章から第5章では、練習のスキルを磨くための作戦について解説し、
曲をコンサートで発表できるレベルに仕上げることを目標にする。
第6章では、他の音楽家と一緒に活動するときに気をつけるべきことを扱う。
第1部では、どこを目指すに関わらず、創造性を育む上で役に立つはずだ。
練習とは何か。
練習は苦行ではなく洗礼された芸術であり、本能、霊感、忍耐力、優雅さ、明瞭さ、バランス感覚、
そして何よりも、動きと表現にさらに磨きをかける方法を追求するものだ。
動きと表現のようなことね。
練習は音楽家の生活にとって極めて大切な勢いを占める。
それなのに練習が苦行扱いされることがあるのは何だろう。
著実家のエディ・ハミルトンがこの疑問に答えてくれる。
辛く感じるのは苦行ではなく表面的な作業である。
練習を楽しく楽器あるものにするには有意義な練習を行うことが必要だ。
そこで練習の習慣をどうやって含めるかという問題の革新に迫るため、まず練習とは何かという根本的なことから考えてみよう。
真剣に練習するときは気軽に楽器を兼ねたり歌ったりするのとは違って、基本的にはレパートリーを増やしたい。
演奏技術を高めたいと思ってテクニックの練習などに取り組んでいるはずだ。
そして曲を習得したりスキルを磨いたりするうちに、技術家としてのレベルも上がっていく。
忍耐力・優雅さ・明晰さ・バランス感覚は身につくのだ。
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こうして芸術家としての高みを目指す者は果てしない道を登り続けることに。
だが個人的な達成感も去ることながら、練習の目的は何といっても本番に備えることだ。
音楽という芸術は演奏者と聴き手の相互作用を中心として成り立つものだからである。
つまり芸術家に言えば、練習とは自分の持つ音楽性を高めると同時に、曲をマスターして披露するために行う。
意識的で想像性に溢れたプロセスなのだ。
この定義を通してみると、練習上手になるためには、
芸術的な面と実践的な面の両方に引いていなければならないことがお分かりいただけると思う。
表現的豊かな音楽を奏でるために必要な動作力を鍛えると同時に、様々なテクニックも身につけなければならない。
また、他の音楽家との練習を充実させるためにはコミュニケーション力も必要だ。
さらに安定感のある演奏をして聴衆を魅了するにはどうすればいいかという問題もある。
したがって練習は単純な行為ではない。
いくつもの要素の集まりなのだ。
第一部ではその要素を一つ一つ検討していくことにしたい。
だがその前に、どこで練習するかという問題から、
まずは練習環境を整えるという話ですね。
スタジオは芸術家が人生の多くを託す場所である単なる仕事場としてではなく、
インスピレーションを得る場所としても重要であることは言うまでもない。
最初に述べておきたいことが二つある。
第一に練習場所は自分の生産性を最大限に発揮できるように整えなければならない。
スタジオや練習室が立派なら完璧な音楽を奏でられるというわけではないが、
ないと困るものはいくつかある。
第二に練習場所がスタイリッシュでもごく平凡でも、
その場所をインスピレーションがみなぐる想像性の神殿にすることができる。
練習室の環境が整っていないとどうなってしまうだろうか。
椅子のサイズが合わないと腰が痛くなる。
部屋が暗いと目が疲れる。
メトロノームがないと正しいリズム感が身につかないかもしれない。
お分かりいただけると思う。
表1-1は楽器以外に練習室に欠かせないもののリストである。
ただし、演奏する楽器によって必要のないものもある。
ここで理由を言っていただこう。
例えば、ピアニストに電子チューナーはまず必要なもの。
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1.体に合った椅子。
2.譜面台。
3.ノートとエンピック。
4.電子メトロノームとチューナー。
5.時計。
6.鏡。
7.動きの癖が分かるように。
8.レコーダー。
9.楽器のスタンドホルダー。
10.燃料水。
11.水分をしっかり補給する。
12.適切な照明温度。
13.ある程度静けさとプライダシー。
14.耳を守る。
練習室を創造の神殿とするには、練習のたびに根拠を整えることだ。
練習を始める前に、家でも学校でもあるいは座席でも必要なものをきちんと揃えよう。
同時に気が切る要因を取り除くこと。
携帯電話の電話を切り、パソコンをシャットダウンしよう。
次に、練習に入る前に少し時間をとって、自分が素晴らしい機会に恵まれていることを温めて意識しよう。
経験が真珠が礼拝堂に入る前に儀式を行える前に、練習前の習慣にするといい。
ウォームアップして深呼吸してリラックスして、芸術に関われることに感謝しよう。
日常生活のトラブルはひとまず忘れ、音楽を生み出すという素晴らしい世界に足を踏み入れよう。
はい、ちょっとのんびりこの本を読みながらですね、音楽とどうやって向き合っていこうかなということをですね、のんびり考えてみたいと思います。
はい、失礼します。