源頼朝の奇跡の始まり
本番です。今日も日本の歴史のお話をしていきたいと思います。
日本通史681回目。歴史を見ていたら、何か不思議なことがあってですね。
自分の意志じゃないところ、何かに動かされて動いているような、大きな力に動かされて動いているような、そういった人がいるわけですよ。不思議な運命の人。
本人はそんなに強い意志を持っていたかどうかわからない。でも、強い意志を持って人生を切り開いた人もいますよね。
その代表は誰だろう。豊臣秀吉とかじゃないですかね。でも、強い意志もなく、なんとなく大きいことをやった源頼朝ですよね。
宮の元の頼朝が強い意志を持って幕府を作ったかというと、違うと思うんですよね。その時々を一生懸命生きた結果。
そういったと言ったら、なんとなく聞こえはいいんですけど、そんな気がするな。特にギラギラした感じじゃないんですよね。
宮の元の頼朝はギラギラした感じじゃなくて、そんだけのことをできる。すごいですよね。すごい人なんですよ。
すごい人に訪れる不思議なこととして、奇跡がいっぱいあるんですよね。どういう奇跡かというと、まず殺されなかったことですよね。
どう考えても、殺されるのが世の強い。負けた日本という国は皆殺しというのはないんですよ。一族みんな。ただ、そのトップの息子なんかは絶対殺されるわけですよ。
なぜなら、その子が大きくなったら叩きを取りに来るのわかってますからね。でも許された、生かされたということがまず奇跡ですよね。
ただ、後で殺すつもりだったかもしれないですね。あとで、とりあえず平野清盛は殺そうとしたら、平野清盛の義理のお母さんがあの子を生かしてあげてみたいなことを頼みに来て、義理のお母さんだから断りにくかったんでしょうね。はいはいという感じで。
でもまあまあ、後でちょっと殺そうという感じかもしれないですね。でですね、送られた先が伊豆。そこで北条さんと出会うわけですよ。北条一族。北条一族。地方の豪族というか地方の武士ですね。
で、監視しとけという感じで監視つけられるわけですよね。で、北条一族と出会って、北条雅子さんと恋に落ち二人が結ばれるわけですよね。
で、これも決してなんか打算的なもんじゃないと思うんですよ。お互い打算的なもんじゃなくて、純粋に好き同士結ばれたという感じかなと思うんですよね。お互いこっちを利用してやれとかそういうのはなかったような気がするんですよね。
で、ある時ですね、北条氏のお父さん。お父さんがこれがお父さん。あと北条一族っていうのがこれがかなり優秀な人で、時代を見てたんでしょうね。兵器はもうちょっとダメでしょう。
で、なぜダメかというとですね、贅沢ざんまい。贅沢ざんまいで、いろいろなところから恨まれる。恨まれる。恨まれる。デモンクが出てる。そういうのを見てたわけですよね。
で、北条氏はちょっとこれダメだろう。で、その時代ですね。貴族の時代は終わりつつあるわけですよ。貴族の時代は終わりつつあってあるんだけど、平家と源氏と奥州藤原氏。この三つがあったわけですよね。
で、源氏はもうダメでしょ。で、平家の時代ですよね。平家の時代。で、一旦平家をやっつけて源氏復興するんですよね。で、まだ源氏復興だけ。平家をやっつけてない状態が続いて。ただ平家って西側にいるわけですよ。京都中心。京都関西の方ですね。
で、そっちに攻めて平家をやっつけたらいいんですけど、強いんですよ。やっぱり平家ってね。平家って金持ち集団ですから。で、金持ちの方法として、商売のやり方が上手かったわけです。
で、当時の中国と貿易してお金を作ったり、あとですね、根田永年資材の法という、自分で耕した土地は自分のものにしていいという、そういう法律ができて、だから日本というのはそもそも天皇陛下の土地なわけですよ。
ところがそれだと労働意欲が湧きませんねということで、耕した畑は自分のものにしていいよというところで畑を、田んぼをガンガン作っていったんですけど、それがですね、田んぼというのは、田んぼを作ったらいいだけじゃなくて、水路の問題といろいろ揉め事が起きるわけですよ。
で、それを上手くまとめるということで武家というのが誕生したんですけど、ということでですね、上手いことでもないな、上手いことでもないな、全部兵器の下に組み込まれようとしていたわけですよ。
自分が耕して新しく作った田んぼにも関わらず兵器がですね、お前ちょっと使用料をよこせみたいな、じゃないと水止めるぞみたいな、なんかわかんなくて嫌がらせをしたんでしょうね。
で、そんな感じです。でも東の方の、せっかく俺らが自分で作った田んぼを渡してなるものか、武家が起こったわけですよ。
だからですね、本当はですね、源頼朝で源氏が復活しました、めでたしめでたしで、日本はここから三国時代に入るはずだったんですよ。
はずっていうか、力関係的に見ても、源氏があって平氏があって、奥州藤原氏がいて、割とバランスが取れてるんですよ。平家も負けたとはいえ、西の方じゃ負け知らずですからね。
で、源氏も復活したけど、別にそんな大した力もないし。で、奥州藤原氏も、別に東北の方で一大勢力だけど、ちょっと距離があるし。
そんな感じで三戸萌えだったわけですよ。日本の武家階級ってね、本当は。
権力争いの結末
でもですね、源氏の天才源義恒が登場したわけですよ。
だから、源氏が復活したけど、やれやれじゃなくて、まだまだ平家も強いし、で、奥州藤原氏もいるし、で、お互い牽制し合ってる状態が長く、本当は続いてもおかしくなかったんだけど、なぜか軍事の天才源義恒があれよあれよっていう間に平家を潰してしまいました。
めでたしめでたし。
なんですけど、ところがですね、もともといた貴族、貴族天皇家ですよね、天皇貴族。
ここがですね、この源義恒にですね、お前はよかったということで感触を与えたんですよ。
ちょっとじゃあ位を上げようみたいな。
で、それを最も嫌っていたわけですよ、頼朝という人はね。
なぜなら、それで平家はダメになったわけですからね。
そういうこと知ってるから勝手にもらうなよって言ってたのにも関わらず勝手にそういうのもらいやがって。
で、ちょっと注意したけど、なんか言うことも聞かないしみたいな。
で、兄弟喧嘩が始まるわけですよ。
で、義経はこれやばいということで、もう一つ奥州藤原氏って決して弱くないんですよ。
そこに逃げ込むわけですよ。
ところがですね、奥州藤原氏のその課長というかリーダーが亡くなってしまうわけですよ。
息子の代になって。